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2018年7月~12月の指導日記

 


12月31日

平成30年も終わろうとしています。

そこで毎年恒例、年末の無駄話などを幾つか。

 

★28日、門下のK池君が貸してくれた『下町ロケット』巻1・2を読みました。

こういうドラマが放送されたのは知っていましたが、見た事はありませんでした。

毎週、同じ曜日の同じ時間にテレビの前に座らないかん、というのは

ちょっと面倒なので見た事がないのです。本だと自分のタイミングで読めて都合が良いですね。

なるほど、こりゃあドラマ化されるだろうな、という感想。

こういう弱者が勝つって話は胸がすくもの。

でも、3日で2冊読んだので、アタマん中はあの世界観で一杯。寝たら夢にまで見そう(笑)。

 

★今年の道場稽古は22日で終わったのですが、門下生が自主的に集まり、

28・29日も道場で稽古した様です。寒気が流れ込んで寒い晩にです。

教える者として、こんなに嬉しい事はありません。

 

★振り返れば、この数年、新規入会者が少ないようです。

「入会者が少ない」というよりは、「見学者自体が少ない」と言うのが正しいかも。

ワタクシ近年、「本気でやる気のない奴は習いに来なくて良い」とサイトに書いているし、

実際そう思っているしで敷居が高くなったのかと想像しております。むふふ。

ですが(その分と言いますか)、入会した人達・復会した人達は一様に熱意のある方達でした。

入会者数が多い年もありますが、大人数入ってもその殆どが2~3ヶ月しか続かない、

下手すると入会した翌週から来ない!(笑)というよりも、

新たに入る人の数は少なくて構わないから、熱意があって年数が続き、継承の可能性の高い人達、

こういう人が有難いのですね。武術は秘伝・口伝のある芸事、技術ですから。

 

★12月26日(水)ソギャル・リンポチェ著/『チベットの生と死の書』再読す。

20代に読んだ本。私の人生残り時間を考えれば、新しい本へを手を出すよりも、

若い頃に読んで幾分なりと刺激を受けた物を再読すべきだと思う次第。

当時と比べれば、多少は理解も深まったよう。遅々たる亀の歩みだけれど(笑)。

 

↑で、こういう本の「理解」というのは、当然、アタマの理解ではなく体での理解です。

武術の技術書の理解と同じで、技術や、体の処理などが出来ないと解らない。そう『体解』という奴です。

初心者には本の良し悪しは解らなくても、それが出来るレベルの武術家には解り、

クソみたいな本もあったりするもんです(書名は挙げられんが)。

そういう意味での“理解”です。・・・う~ん、蛇足だな(笑)。

 

★30日の夜、ミーシャが出るというんで『日本レコード大賞』を見ました。

いや~長い長い。しかもミーシャは最後。もう眠気との戦いでしたわ。

・・・で、色々見ててふと思ったんですけど、AKBちゃんのほうが、「セクシービーム!」の

人達(ゴメン、今名前を思い出せない)よりも振り(踊り)がかわいいんじゃありません?

AKBちゃんは“かわいさ炸裂!”みたいな。

勿論、どちらも全部の曲を見た訳じゃないので、違ってる可能性は高いですし、

アタシの勘違いかもですが・・・詳しいかた、どう思われます?(笑)

 

★新年を迎える準備として本堂を掃除するのですが、私のミスで高価な塔を壊してしまいました。

ワタクシは物に対する執着が少ないのですが、父である住職が大変肩を落としたので、心苦しいばかりです。

当院の塔が壊れた事で、願わくば私の直接の友人達も、そして、会った事のない全ての方々も救われますように。

一つのマイナスが大きなプラスへと、せめて変わりますように。

平成最後の歳を送り、新しい歳が始まるに当たり、世界中の人々が幸福でありますように。

私が、多くの方の業を引き受ける強さを身につけられますように。

 

・・・なんて、奇跡的に坊さんらしいコトなど言ってみました。

こういうコト書きますと、「キレイゴト言いやがって」と思うでしょうけど、

いや~修行ってのはエライもんでっせ。他人の事なんざど~でも良かったアタクシが、

こんな風に思う様になるんですもんねぇ(笑)。

 

それでは皆さま、また来年! 新元号になるこれからが皆さんにとって幸福な年月であります様に!

 

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12月22日(土)仙台教室・武器クラス&打撃クラス

1コマ目/武器術クラス

K池君が参加。先ずは神道流剣術の復習と、新たに1本。

この剣術は本数が少ないので今年中に一通り覚えよう・・・というのが当初の目的でしたが、

稽古数の都合でイヤハヤ来年の目標となりました(笑)。ま、「楽しみ先送り」ってカンジで悪くないかしらね。

他には、形意拳の刀と剣の套路を復習。

彼は次週28・29日も道場に来て自主的に稽古するそうです。開始時間は8時じゃないらしいので、

参加希望者は連絡を取り合って下さい。熱心で何より。

 

2コマ目/拳法(打撃)クラス

H田さん、T田さん、S木君が参加。

①準備体操 ②基本各種 ③防禦・攻防練習 ④外家拳技術

⑤歩法 ⑥約束組手 ⑦スパーリング ⑧整理体操

で2時間15分程の稽古。

 

★さて、これで平成30年の仙台教室は終わりとなりました。

今年も一年、稽古に励んだ皆さん、お疲れ様でした。

「出来なかった事が出来る様になった」りしたでしょうか?

稽古(道場)は終わりになりますが、今年はまだ一週間ほどあります。

ヒマだから石巻で飲みたいって方がいれば、30日までは歓迎します(笑)。

31日から3月末位までは飲んでる暇がないので、宜しくです。

 

 

12月21日(金)仙台教室・套路(型)クラス

異常にモタモタ走る車もなく、余り信号にも止められず、金曜なのにスンナリ到着した今夜。

いつもより10分以上早く着きました。

 

私が道場に着いて間もなく、H田さんが来たので専作伝心眼流を復習し(大雑把ですが)初伝の7本を教えました。

専作伝を一通り憶えると稽古開始の20時は過ぎたので、そのまま正宗太極拳の練習に突入。

H田さんは若い上に、身体を動かす事に慣れているので覚えが早い。良いペースで進みました。

※憶えの早い人の中には、動作を憶えるとその後は練習しなくなる人もいます。一通り憶えてから、が、

練習の始まりです。そこんとこ、皆さんもご注意あそばせ(笑)。

正宗太極拳の套路の進みを「今夜はここ迄でいいか」という頃に、丁度T田さんが来たので、

今夜教えた部分の用法例を説明しました。

ついでに「何故初学者に套路の用法を教えない方が良いのか」にも触れました。教えといてなんですが(笑)。

基本対錬でも行なう正宗の基本練習を行なって、身体の使い方の理解にあてました。

 

稽古の後半は攻防型(2種)から始めた所へM子さんが来て、一緒に練習開始です。

それが済んで各自套路練習。形意拳の手の位置やタイミングなど、使用法に基づいて指導したついでに、

幾つかの拳訣も解説しました。

M子さんの八卦掌に対する質問の答えに刀を使った(これまた)ついでに、武器使用時によくある動作の意味について説明。

今夜の道場は10時15分頃に終了。

途中、Y田さんが体調不良を圧して顔を出し、月謝とお酒を置いて行ってくれました。有難うございます。

・・・年末になると何処も仕事が立て込むので、金土の参加者は少なくなります。これは止むを得ないこと。

Y田さんとM子さんはひと月振り位の道場で、久し振り!な感じでした(笑)。

 

★套路(型)の違いについて。

同じ流派の同じ系統でも、人によって套路の細部や風格が随分違います。

これは日本の武術でもそうで、宮城県北の心眼流もそれぞれ大分違っています。

今時はユーチューブなどという便利なモノがあるので、検索してみて下さい。

例えば、少林拳で基礎的な套路や、形意拳や、太極拳などの、同じ套路名でも、

“これ、同じ套路なの?”と感じるような物もあるでしょう。

「細部にこだわらず核を掴む」事が重要です。套路は道具ですから。

 

 

★今使っている、会のML(メーリングリスト)には

①参加者全員に一斉メールが送れるもの

②掲示板

とがあります。②はMLサイトの中に入らないと見られません。

で、②で技術的な説明をする時があります。会員は時々入って確認して下され。

 

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12月16日(日)石巻個人教授・Hさんご家族

本日の稽古者は1名お休みで2名でした。お大事になさって下さい。

①準備体操 ②基本(手技・足技)数種 ③防禦練習 ④手解き ⑤歩法(八卦の物)

⑥三穿掌 ⑦套路(単攻防)⑧護身の杖術1本 ⑨整理体操(自分で行なうマッサージ)

等で1時間20分程の稽古。

同じメニューを行なっても必要時間が随分短くなりました。なので幾つか新しい事も練習出来ました。

次回の稽古は年が明けてからになる予定ですが、ご家族で練習を重ねて更に動ける様になって下さい。

運動の効果が出て来たようで、お父さんが「体重が減った」と言っておられました。何よりです(^^)

 

 

【連絡】

今年の仙台道場は22日(土)で終了とします。

来年は1月11日(金)から始めましょう。勿論、今月の28・29日も、

来年4・5日も道場自体は当会に使用権利がございますので、「稽古したい!」

って奇特な方は遠慮せずにどうぞ(笑)。

 

 

12月15日(土)仙台教室・武器クラス&打撃クラス

今夜の武器術クラスは参加者がおらず中止。なので稽古は20時の打撃クラスのみ。

参加者はH田さんとT田さん。

①準備体操。

②基本。いつもは防禦、手技、足技と様々な物を行ないますが、今夜は衝錘にしぼって稽古してみました。

これがあらゆる素地になる事が理解して貰えたら、時間を割いた甲斐が有るというものです。

③防禦練習。

④外家拳技術。使用頻度の高い、又は体得しておくと有効な攻防の技術を練習。

⑤約束組手。

⑥スパーリング。

で約2時間の道場。

 

★現代武道出身の生徒さんが「ドアを開けるにも身体の使い方が気になるようになりました」

と先週話しておりまして、「それは何より」でした。

そういった“気をつける”のがより精妙な動きをモノにする第一歩です。

 

 

12月14日(金)仙台教室・套路(型)クラス

日に日に冷えて来ました。雪も降りました。

そんな寒い中、道場に来たのはH田さん、K池君、N君、T田さん。

①準備体操と基本功

②対錬。シンプルな物を何種類か。シンプルな物とはいえ疎かには出来ません、如何な技も基本の上にあります(笑)。

③套路。一度皆で揃って正宗太極拳を(第一十字手迄)。その後、各自練習。

④用法練習。形意拳のヘキ拳の実用法を何種類か。

⑤推手。

⑥推手を利用した太極拳使用法。ついでに推手を応用しての(例えば胸取や締め等への)技。も一つついでに、

同じ状況からのエグイ八卦掌(笑)。

⑦やはら。初伝合気の10本。

などで10時35分頃に今夜は終了。

長く大阪に出かけていたH田さんからお土産に日本酒を頂戴しました。私もまだ飲んだ事がない物ですし、

楽しみにご馳走になります。どうも有難うございますm(__)m

 

★昔同じ先生に就いたN君が来ると柔術の稽古が深まってよいですな。彼は私より柔術に深い(と言うと謙遜するけど)、

又、同じ先生に習ってもお互い見る所や理解が違ったりするものなので、刺激になりますよ。

 
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12月8日(土) 仙台教室・武器クラス&打撃クラス

1コマ目(18~20時)・武器術のクラス

参加者不在で今夜の1コマ目は中止。昼間忙しかったので、出発時間を遅らせられたのは助かりました。

 

2コマ目(20時~)・拳法(打撃)クラス

今シーズン初めて雪が降りました。スタッドレスタイヤを新品にしたばかりでしたので、

雪道での効果は如何ほどか!と楽しみに走り出しましたが、積もるほどではありませんでした(笑)。

 

今夜の稽古はT田さんとマンツーマン。一つ一つを少々丁寧に稽古しました。

①準備体操 ②基本 ③ヒ掛掌の基本技(まだ教えていませんでした) ④攻防練習

⑤外家拳技術 ⑥やはら(初伝逆取・投げ) ⑦スパーリング(軽くね、軽く)

最後に⑧整理体操をし、10時過ぎに今夜の稽古を終えました。

寒くなって来ましたが、今夜程度の気温なら動けば汗もかきます。

 

 

12月7日(金) 仙台教室・套路(型)クラス

20時になれど誰も来ないので一人でいつも通りに準備体操と基本功を開始し、終わった所にT村君到着。

久し振りで一緒に形意拳の四大兵器を一通り練習。

兵器の套路が終わった辺りでT田さんが道場到着したので、そこから各自套路練習。

推手を何種類か行ない、太極拳の推手を利用した戦い方も少し解説。

10時10分頃に今夜の稽古は終了。お疲れ様でした。

 

 

中国の武術でも日本の古武道でも、そして恐らく空手でも、同じ流派であっても、派によって異なります。

動き、解釈、力の出し方まで違っています。

ですので、「●●拳とはこう云うものだ」と語るのではなく、あくまで「私の学ぶ系統ではこうである」と語るべきだろうと思っています。

それが“真に知っている者”の語り方であるような、気がしています。

 

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12月2日(日) 石巻・個人指導(Hさんご家族)

前回までは一つ一つ時間をかけてやっていた、準備体操と基本の突き(手技)蹴りを一気に通してみました。

皆さん、ついて来る事が出来、動ける様になって来ています。蹴りも一種足しました。

単攻防も揃って通し、穿掌対錬。

手解きを復習し、新しい物も一つ。

防禦練習も慣れて来たので、コンビネーションの攻防もサービスで(笑)。

最後に自分で行なうマッサージと整理体操で1時間半ほどの稽古。

全体に稽古のペースも上がり、同じ内容を行なってもより短い時間で済むようになりました。

確実に動ける様になって来ています。進歩です(o^-')b

※次回は16日の予定。

 

 

11月30日(金) 仙台・套路(型)クラス

仕事で仙台まで来ていたY田先生が道場に遊びに来て下さり、N君に杖術を指導してくれました。

私もその内、N君から習おうと思っています(笑)。

Y先生の動きを見ていると(と言っても私も指導しながらなので横目でチラチラ状態ですけど)

後ろ足の利き方、腰の入り方など、日本武術ここにあり!な感じです。機能美すら感じます。

凄い先生だなぁ・・・と毎々思いますね。習ったほうが良いですよ、近くにお住まいの皆さん!

 

T村君、K池君、T田さんは中国武術の練習。

主に八卦掌を。後半、T田さんは単攻防対錬を練習。

単攻防は初学の型だけれど、深めればその蹴り一つにも学びがあるものです(ここでは詳細秘密ね)。

型の練習ついでに蹴りの変化や攻防について説明。練習すると身につきますので、頑張って下さい。

ついでに十字脚の練習の目的、その使用法も解説しました。

武術に限らず技芸は何でも同じで、初歩の練習だと軽視しているとその中に予想外の深みがあったり、

それが身についていないと出来ない技があったりするものです。

ケンカ自慢や競技者であれば、苦手な技や出来ない技は無視して、

得意な技がどんな状況でも通用する様に練り上げれば良いのですが(昔の武術家はこうでした)、

将来教える立場になるのであれば、苦手な技を苦手なままにしておく訳には行きません。

 

今夜の稽古も(教えている私も)楽しかったです。八卦掌も今日の2時間で上手になりました。

道場に来て修正されると矢張り目に見えて上手くなるものです。家でも練習を重ねて、

ポイントをしっかり身につけちゃって下さい。 独学?無理無理!習えばこそ、ですよ(笑)

 

10時に稽古を終了。皆さん、寒い中お疲れ様でした。

Y田先生、ご指導有難うございました!m(__)m

 

 

読んでみた

11月25日 真言宗名著集成①『印融法印 真言句義鈔』

印融さんっちゅう、昔の優秀な学僧サマが真言に訳をつけた古書の刊行(新刊)。

こういう本は、1回読んで「嗚呼、面白かった」では済みませんで、

辞書のように参照するとか、正誤を研究するとかに使うものですね。

一度読んで全部が頭に入るような秀才なら兎も角、アタクシのよーなボンクラには

長い付き合いになるのでしょう(笑)。

 

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11月23日(金) 仙台・套路(型)クラス

当会では11月の末に、その年最後の審査会が行なわれます。

以前は最終土曜に一度に行なっていましたが、近年は夫々仕事の都合などあり、

最終土曜周辺の“受検希望者の都合が良い日”に合わせています。個人道場ですからね、その辺は

融通が利きます(し、効かせて上げなきゃ小さい道場のメリットがない)。

審査は通常の稽古時間帯に行なうので、受検しない人はいつも通りの稽古をしていて貰っています。

前々から言う様に、受検した方がレベルが上がりますが、あくまで自主的な物で強制ではありません。

 

さて、今夜はK池君、T村君、T田さんが稽古に参加。

準備体操と基本功の後は、攻防型(2種類)を練習し、各自套路に取り組みました。

中間で希望者の審査を。

後半は攻防型の復習とやわらを一本だけ練習。

今夜は10時過ぎに道場を出ました。寒い中、お疲れ様でした。

にしても11月の審査は寒い! 審査日の私は動く事が出来ませんので(見るのが仕事ですから)、

今夜のよーな寒さは身に堪えます(笑)。

 

 

★打撃力が強い、つまり強力なパンチ力を誇る流派に形意拳や八極拳が挙げられますね。

けれど、これは他の流派のパンチ力が弱いという意味ではありません。

(勿論、同じ流派の中にもパンチ力の強い人とそうでない人がいます)

例えば、少林拳の弓歩での突き、あれはかなり強力です。

 

で、ついでに述べれば、打撃は相手の意表をつく所へ打ちます。

準備の出来ている所へ少々強いパンチを放っても耐えられます。

でもノーマークの所に打たれたら、少し位弱いパンチでも効きます。

その為に仕掛け、フェイント、コンビネーションなどがある訳です。

戦術なくして、如何な強打も効果を奏しません。

 

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11月17日(土)仙台・武器クラス&打撃基礎クラス

宮城県古武道協会の演武会関連で、今夜の当会稽古はお休みの予定でしたが、

急遽、当道場は稽古を行なう事になりました。夕方に大慌てしましたが、

稽古開始の20時迄には間に合いました(笑)。

 

今夜はS木君とマンツーマン。「これまで習った武器術については不安はない」

との事なので、7時50分頃から打撃クラスをスタート。

準備体操。基本各種。防禦練習。外家拳技術。歩法。約束組手。やわら。

スパーリングなどを稽古。

S木君は南方心眼流のメンバーとして演武会に出場したので、疲れているだろうな、

という事で、最後に軽い整理体操をして、今夜は9時半頃に稽古を終了しました。

いや~今夜も楽しく身体を動かしました。

 

ところで。

ちょっと小耳に挟んだのですが、今期から大雪警報(?)が発令された時は、

国道や高速などを走る車に、タイヤチェーン装着が義務づけられそうだとか。

夜間に仙台道場まで行き来するワタクシも買わなきゃならないかしら・・・

でも、大雪の時ってどうせ仙台まで行けないんだよね。途中から進まなくなって。

大雪の時は結局行けないのだから、どーしようかなぁ?と思ってる最中です。

あ、そんな訳で、今年も事前に言っておきますが、積雪の多い時は道場に行けません。

そんな日は、道場に辿り着けた人達で稽古をお願いしますね。宜しくです。

 

 

11月16日(金)仙台・套路クラス

流石に道場用の灯油を買いました。朝晩だいぶ気温が下がってますものね。

 

さて、今夜道場に来たのはT村君、K池君、M子さん。

①九鬼神流棒術(東京版)の復習

②準備体操・基本功

③正宗太極拳と老八掌を揃って。

④套路練習。今夜はほぼ全員、八卦掌を練習しました。細かい点も色々と。

10時15分頃に稽古を終了。

 

実は先週、太極拳の用法を解説した際にもちょいと話をしたのですが、

形意拳が得意な人と、八卦掌が得意な人とでは“正宗太極拳”は違うと思いますよ。

そういう所も楽しいワケです(笑)。

 

★無駄な力(つまり力みだね)が抜けて来たら、姿勢を低くして練習してみましょう。

きっと興味深い感覚が出て来ます。それだけ理解も進むでしょう。

力みが抜けない内に低い姿勢で練習するのはお薦めしません。

胸も肩もガチガチでロクでもない、否、みっともない拳法になっちまいます(笑)。

 

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11月11日(日)石巻・個人指導(Hさんご家族の場合)

今週も稽古の流れは大体同じ。

準備体操。

手の技。復習と新たな物を2つ。

足の技。復習と新たな蹴りを1つ。これが慣れないと案外に難しく、初心者は少し苦戦する。

防禦。攻撃を防禦する練習。まだ軽く。

手解き。復習と新たに2つ。

三穿掌。これは復習のみ。だいぶ憶えて来た様子(笑)。

套路。単攻防。手の位置など少しずつ細かい部分にも言及。

整理体操。一人で出来る足のマッサージと、伸び。ネイセンを一種入れたが、これがナカナカ苦戦(笑)。

でも、最後には出来るようになりました。

1時間半少々の稽古時間でした。終われば外は真っ暗。お疲れ様でした。

 

 

11月10日(土)仙台・武器クラス&拳法(打撃)基礎クラス

今夜の道場は参加者一同の都合がつかず休みになりました。

指導のない夜はいつもお酒を飲みますが、金・土は基本的に休肝日にしているので、

今夜はお酒を休みましたとさ(笑)。

 

基本では(例えば突き)身体を真っ直ぐに立て、肘・肩を落とし、

下半身を安定させて行ないますが、実闘の際にはワザと肘を上げたり、

身体を倒したりはテクニックとして普通にあります。ま、わざわざ言う程の事じゃないすけどね。

 

 

11月9日(金)仙台教室・套路(型)クラス

終日降ったり止んだりだった宮城県。雨の中稽古に来たのはY田さん、K池君、T村君。

 

先ずは大雑把に準備体操をし、専作伝、単・連攻防、正宗太極拳、天の型を一緒に行なう。

対錬はサイ脚を復習し、套路の各自練習へ。

後半は正宗太極拳の開太極を利用して力の伝達を確認(勿論対人)後、

上歩打擠の実用法を数種類指導・稽古。ついでに面白いパンチも一つ。

私ももうそろそろ技術を(自分の為に)秘匿しておく年でもなくなったので、少しずつ伝授。

教わった方が、それを自分の身につけるかは各人の意思と努力次第。

最後に大和流の初伝逆投10本を練習し、10時20分頃に今夜は終了。

皆さん今夜も楽しそうに練習しました。何より。

 

★先週の更新で「?」になってる技名。原稿の段階ではちゃんと漢字を入れていますが、

アップロードすると表記できないよーです。ほれみろ、やっぱりあっちの技名は厄介厄介(笑)。

 

 

読みました

11月8日/瀧城太郎著・『賢者の説黙~理趣経の智慧』

真言宗で読誦する理趣経には『理趣釈』という解説書がある。筆者は不空。昔の坊さん。

この『理趣釈』の貸与を巡って、空海(弘法大師)と最澄(伝教大師)の間に確執が生まれました。

いわく「理趣経(密教経典)は修行という実践を通してしか理解は出来ない。なのに最澄師は

書物だけで理解しようとしておられる。理趣釈を借りたければ私の弟子になって修行しなさい」

という空海の意向があったと言われています。

さて、この本。理趣経とその理趣釈の和訳、執筆者(瀧氏)の簡単な解説が述べてあります。

第一部には戯曲風の理趣経も。

しかし、まえがきに「愛する母を失って・・・」と母親との思い出なんかが書いてあったりしまして、

そんなオセンチな話は専門書にはいらねえ、と正直思います。全体に少しばかりオセンチな臭いがする。

そんななぁ安い本でやってくれ。5000円もする本でやらんでくれよな。だぁほ。みたいな(笑)。

 

11月10日/『空想非科学大全』を読んでみた。

『空想科学読本』の続編。

一作目を20代に読んだ時にはマコトに面白がったものだが、

やはり「2作目は1作目を超えられない」とのジンクスなのか、はたまた、

どーでもイイことを面白がる力が枯れて来たワタクシ、の側に責任があるのかは判然としない。

ここで一作目を再読してみれば、きっとどちらに責任があるのか解るんだろうが、そのガッツはない。

“あとがき”が、アタシには最も面白かった。

 

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11月4日(日)石巻・個人指導(Hさんご家族)

前週までの復習と、大体出来ていれば新しい動きを1~2個増やす、という感じで稽古を進めています。

個人指導の場合はそういう流れ(指導)が多いです。

①準備体操。今夜は仙台道場で行なっている準備体操を一通り全部やってみました。

身体を動かす事に慣れていないと、準備体操だけでも結構ハードに感じるものです。

②手技。冲捶、掌打、手刀、鉤捶(フック)、?(拳槌)の復習(的に当てました)をし、

当天炮(アッパー)を新たに増やしました。※PCで出ない漢字は雰囲気の似た文字で誤魔化してます。

③足技。分脚(足甲での前蹴り)、端脚(横蹴り)、側弾腿(回し蹴り)、里合腿の復習をし、

擺蓮、後ろ蹴りを増やしました。中国武術の外回し・内回し蹴りは単なる体操ではなく、

実際に使う技でありまして、その方法も一つ見せました。

④手解き。前回まで2種類を教えたので、今夜は更に2種類増やしました。

⑤三穿掌。一寸苦戦しておられる三穿掌。復習の後、体当りを入れるバージョンで更に苦戦して頂く事にしました(笑)。

⑥套路。単攻防の左右を丁寧に復習している最中です。単純な型ですが、モノに出来るまでは何度でも練習し、

その後、対錬や実戦用法の訓練に入ります。

⑦整理体操。中国武術ならではのクールダウンの仕方です。

以上で1時間半ほどの稽古。防禦の練習もしたかったのですが、時間・体力的に今夜はそこまで

手が回りませんでした。また来週!の予定です。

お疲れ様でした!

 

★Hさんへの指導内容を比較的詳細に紹介しているのは、これを読んだ他の道場生が、

“自分は何処までキチンと把握できているか”理解に供する為です。

例えば一回目(体験)の内容を文章を読んだだけで何をやったか把握できれば、その人は

間違いなく、私の弟子と言えます。

又、初心者向けの練習なので、教えた内容を列記しても全く問題ないという判断でございます(笑)。

※しかし、基本の一つ一つをこう書き出してみますと、中国武術での各名称の不統一に改めて直面しますな。

日本なら空手でもキックでも中国武術でも、「回し蹴り」「横蹴り」「後ろ蹴り」などと言った時に、

誰もが同じ技を思い浮かべますもんね。例えば「?」と表記した技、「あれは劈拳だ」と言う人もいますけど、

そうすると形意拳での「劈拳」と混雑します。回し蹴りの等の呼称もそうです。厄介です。

やはり次回からは日本流通の言葉を使いましょ。道場では一般的な名称を利用してて正解っすわ(笑)。

 

 

11月3日(土)仙台・武器クラス&拳法(打撃)クラス

ちょっとした事情で、今夜の稽古は生徒さんにお願いしました。

K池君とS木君とで良い稽古をしてくれただろうと思います。

 

さて、少し前の当クラスで、古い武術と現代武道との戦い方の違いを説明しました。

例えばですが、武器を持っているか(武器術から派生しているか)、ルールはあるか?などで有効な構えも変わって来ます。

(勿論、両方に有効なモノもありますよ)

 

スパーリングでも金的蹴りを普通に使う我々の流派では、足を左右に広げて立つ・動くという事は禁物です。

相手を殴ろう、と、無造作に足を踏み出すと金的を蹴られます。

(誘いなら別ですが、基本的にはガニ股や踏ん張り足は危険です)もう、隙あらば金的です(笑)。

で、こういう戦い方をすると、昔の武術の手足、身体の位置、運足が納得出来るものです。

ルールによって効果的な立ち方、足の出し(動かし)方、意識の釣り方などが変わる良い例です。

 

 

 

11月2日(金)仙台・套路クラス

T村君とマンツーマンで稽古がスタートしたので、先週の続き・12形拳の復習。

套路(型)手順の洗い直しだけでなく、重心配分や手の位置などの細かい部分も行ないました。

Y田さんも到着したので、単・連攻防の対錬型を練習して貰いまして、

続いて八卦掌の対錬(ジー脚)も久々に練習しました。ちょっと怪しかったですね(笑)。

やらないと忘れますので、道場では稽古相手を捉まえてちょくちょく復習して下さい。

ついでに前掃腿の練習もしました。上手になりました(笑)。

後半はT田さんも来て皆で老八掌の套路を練習。

10時からは大和流柔術の逆取10本を少々抵抗を強めにして練習してみました。

最後に専作伝(心眼流)の初伝7本を揃って振り、10時半頃に今夜は稽古終了しました。

だいぶ寒くなりましたね。防寒は各自して下さいね!

 

★余談ですが、套路も、一通り憶えている人には細部を指導します。

細部練習になると途端に要求が難しくなり、先生もちょっと厳しくなります。が、それも

当人が上達して来たから指導が厳しくなる・・・という事で、ワタシは前向きに捉えて来ました。

ええ、あんまり考えないので(笑)。おっと、話が横道に反れましたが、そんなもんです。

先生が自分に対して少し厳しくなったら、“お眼鏡にかなってきたかしら?”と思って良さそうです。

 

 

読んでみた

11月2日/立松和平著・『法隆寺の智慧・永平寺の心』

前半は法隆寺での正月行事の体験、後半は永平寺での座禅体験を中心として、

寺の歴史や仏教思想にも触れている本。

宗教者が書く本と違って、一般の方にもかなり解り易い気がします。

機会があったら読んでみても良いかもですよ(笑)。

 

 

10月27日(土)仙台・武器クラス&拳法(打撃)基礎クラス

1コマ目の“武器術クラス”、今夜は中止になりました。ところで、

私が復習している神道流の資料が、Y田先生に教えて頂いた物と少し違うので、多少の違和感はあります。

当会は日本武術の専門ではないのでそれで構わない(師系による違いは気にしない)のですが、

今後Y先生に習う機会がある人は是非、修正して貰って下さいね。

私個人としてはY先生の動きの方がダイナミックで好きなので。

基本的な動きさえ一通り憶えておけば、修正も容易でしょうから。

 

2コマ目/打撃基礎クラス

今夜はT田さんとマンツーマン。なので、基本などを一つずつ丁寧にやりました。

若い人なら兎も角、ある程度以上の年齢の方だと一つ一つを丁寧に練習するのが上達への近道な気がします。

最近、ワタクシもトシをとりまして、そんな風に感じる様になりました(笑)。

基本の次は外家拳テクニックを3種類ほど練習。

雑談も多かった(?)せいか、ここまで案外と時間を食ってしまいました。雑談といっても、

武術と映像化の事とか、柔術の事なので、全くの雑談という訳でもないのですが(笑)。

近くに住む生徒なら、お酒でも飲みながら稽古以外にそういった雑談は出来ちゃうのですが・・・^^;

軽いスパーリングを行なって、最後に中国武術的ストレッチと気功で、今夜の稽古は終了!

道場を出たのは10時15分頃でした。

 

日暮れが早くなりました。小さい子供なら「もう夜になったの?」と言う様な夕方5時です(笑)。

車やバイクで道場に通っている方は充分気をつけて来て下さいね。

 

 

10月26日(金)仙台・套路(型)クラス

今週入ってからちょこちょこ揺れてますな。地震ですよ、地震。

ワタクシの老人性痙攣のコトではございません(笑)。

ぷぷ。さて、今夜の道場に来たのはT村君、K池君、T田さん。

稽古開始時はT村君だけだったので、12形拳(形意拳)の復習からスタート。

今夜復習したのは12形中、半分でしたがじっくり練習出来ました。

「形意拳修業を五行拳から始めるより、12形から始めた方が理解が早いんじゃないかって気が最近してる」

という話をしたら、五行の成り立ちなどで盛り上がりました(笑)。↑これについては又別の機会に。

そうこうする内にK君が来たので、一緒に12形拳。

 

T田さんが来てからは八卦掌を練習。先週、老八掌の6掌まで細部練習をしたので、今夜は7・8掌を。

「人間は真っ直ぐ歩く様になってるのに八卦は円周を歩くから難しい」

と良く聞きますが、それほどの事はなく、練習すれば大丈夫です(笑)。

正しい動きはそのまま使用法にも繋がるので、細かい動作も出来る限り再現できる様、努めるのです。

太極拳も同じですが、細かくない套路なんてー意味がないんじゃないか?とさえ最近思います(笑)。

 

大和道(古流柔術)は初伝合気10本を練習し(「練習」というよりはまだ手順を憶えてる段階です)、

今夜の稽古は10時半頃に終了でした。

 

 

読んでみた

10月27日/すべては「単純に!」でうまくいく

という本。作者は外国人で名前が長いのでここでは省略(笑)。

ま、よくある“自己啓発”の本っしゃ。

読んでみた感じ、ワタシには余り関係ない内容。というのは、ワタクシ案外と

シンプルに生きてるからですわ。けど、そのシンプルさというのは(私の場合)

仏教を学んだから得たものだし、それを活かせる坊主という職業(?)だからですよ。

ありがたい事ですわ。

終章の“エニアグラム”(人を9タイプに分ける)は友達とやってみたら、きっと面白そうです。

 

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10月21日(日) 石巻・個人教授(Hさんご家族の場合)

前回の復習と、それぞれ新たな技も少しずつ。

足回りの準備体操を増やしたので、足の負担が増えたみたいでしたが、

動いているうちにそれも落ち着いたようでした。若い人は流石ね(笑)。

①準備体操

②強い形の復習。

③手の技。前回の復習と、新しい物を2つ。

④蹴り技。同じく復習と新しい物2つ。

⑤穿掌対錬。復習。これは身体に馴染むまで毎回行なう予定。

⑥防禦の仕方。前回の復習と、新しく2種類。

⑦手解き。復習ともう一つ。

⑧套路。単攻防の左側。

⑨整理体操。

休憩中にヌンチャクやトンファー、サイなどもお見せし、稽古は1時間15分ほど。

お疲れ様でした。

今夜の参加はHさん親子+仙台のS木君でした。

 

 

10月20日(土) 仙台・武器クラス&打撃基礎クラス

1コマ目6~8時/武器術のクラス

K池君、S木君が参加。神道流(刀)の復習と、新たな型を一つ。

 

2コマ目8~10時頃/拳法(打撃)基礎クラス

S木君とマンツーマンで8時15分頃からスタート。

準備体操、基本の各種、防禦練習を経て、正宗太極拳の套路をチェック。

本来、このクラスでは套路は稽古しませんが、殆ど金曜の稽古に出られていないので、必要を感じました。

私も「何年も一人で稽古してると自分勝手(自己流)になるからな」と言われた事がありました。

例え自分の個性が出ても、それが規則を破っていなければ大丈夫なのですが、それも師にチェックして貰わなきゃあ、

自分では解りにくいものです。

後半は外家拳テクニックの何種かとスパーリングを。

最後にタントウを行ない、10時少し前に今夜は道場を出たのでした。

 

 

10月19日(金) 仙台・套路(型)クラス

本日はT村君とマンツーマンで稽古スタート。

準備体操と基本功を行ない、正宗太極拳(第一十字手まで)、形意(五行)拳、八卦(老八)掌を

一緒に丁寧に通し、八卦掌の細かい動きを練習している所へにK池君、Y田さん、T田さんが到着。

皆で八卦のショウ泥歩を練習。慣れないと案外難しいけれど、大切な要素が学べる歩き方です。

その後、柔術。大和道の初伝逆取り・逆投げ・合気各10本を練習。

稽古終了後、着替えの時間を利用して、ある蹴りの昔の蹴り方と現代格闘技での蹴り方の違いを例に、

ルールによって効果的な方法が変わるという事を説明し、理解して貰いました。

道場を出たのは10時45分頃。お疲れ様でした。今日も大笑いしながらの楽しい稽古でした(^^)

・・・ところでワタクシ、気がついたら練習ズボンを前後逆に穿いておりました。ま、毎度のことで(笑)。

 

 

読みました

10月14日 眉村卓『思い上がりの夏』

初期の短編集。眉村本、やっぱり面白いや。小学生の頃から好きです(笑)。

 

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10月14日(日) 石巻・個人指導

Hさんご家族(3名)の個人指導、本日が一回目。

「習いたい」とのご連絡を頂いて、先週お会いしてお話しを伺い、本日の稽古となりました。

本日、一回目の稽古内容は、

①準備体操の正しいやり方。本日は足腰の部位。全身を行なうと、準備体操だけで15分はかかるので、毎回少しずつ。

左右の捻りを例にとり、人体の可動域を拡げる方法を。準備体操でこういう事を学べるのは中国武術の特長でしょう。

②正しい突きの形。これはそう簡単に体現できる事ではないのですが、筋力で力を出すのではなく、正しい形を取ると強い力が出せるのを実感して貰います。

こういう事を知っているか、体得出来ているかどうかで武術の方向が変わってしまいます。

③手技。衝錘と手刀(一種)を練習。この衝錘は即実用のものではなく、②の延長。正しい打ち方を憶える為の練習です。

手刀は現代の格闘技では使い難いし、殆ど使われませんが、実戦では大変効果的です。その辺りも少々実演しました。

④蹴り。分脚とタン脚を。現代格闘技では何故横蹴りの使用頻度が低いのか(散打除く)、位置との関係でも解説を。

古い武術は低い前蹴りと横蹴りが中心だったそうです。使い方によっては、それだけで充分、という事でもあります。

⑤手解き。最も基本的な手解きを一つ。中国武術(少なくとも私が学んだ系統では)余り重視しない技術ですが(他の方法論を使います)、日本の古流ではこの手解きから学び始める流派も多いようです。両者の違い(その理由)も説明しました。

⑥三穿掌。八卦掌の基本の一つです。基本ですが、実用のコツがしっかり詰まっていますし、その上、中国武術の技法を大雑把に理解して貰う為の解説にも役立ちます。なので、私は初心者(体験者)には、よくこれを説明のテキスト(題材)とします。

⑦防禦(受け方)。攻撃は空かせれば良いのでしょうが、地理的状況などにより不能な場合がありますので、手足を使う防禦法は必須です。今夜はストレートに対する防禦、前蹴りに対する防禦の、最も簡便なものを練習して貰いました。防禦方法も上達につれて、かなり変わります。

⑧套路。型を練習する事で、基本練習にだけ取り組んでいるよりも飽きずに(笑)動ける身体を作れます。

希望でご家族全員が同じ型から始める事にしたので、単攻防を教えました。当会のこの型はだいぶ掘り下げてありますので、単純な型ですがこれからが面白い所です(笑)。

⑨最後に一寸した整理体操をして終了。

稽古時間は約1時間15分でした。当然内容の細部はぼかしておりますが、当道場生徒さんの参考になれば。

 

※ワタクシとした事が、この指導記録のサイト掲載の許可をとり忘れまして、

今回はご当人の許可を得ず掲載しました。なので、次回以降の掲載があるか?は未定です(笑)。

 

 

 

10月13日(土) 仙台・武器クラス&拳法(打撃)クラス

1コマ目6~8時/武器術クラス

K池君、S木君が参加。神道流の剣術の復習を中心に。後半は形意槍と剣の套路。

やはり長モノは道場でないと練習しにくい様なので、皆さん積極的に稽古に出るのが吉です(笑)。

普段武器クラスに参加していない人も、都合のついた日は1回ぎりで出ると良いと思いますよ。

 

2コマ目8~10時/拳法(打撃)基礎クラス

S木君とマンツーマン。彼もこの数年はクラス参加数が激減したので、目ならし・身体慣らしの練習。

①準備体操

②基本各種

③防禦練習・反応訓練

④外家拳技術

⑤歩法数種

⑥スパーリング

⑦正宗太極拳套路(前半部)を整理体操代わりに。

でいつもより少し早く、9時45分頃に終了しました。

 

 

10月12日(金) 仙台・套路(型)クラス

私が道場に着くとT村君がいて、ヌンチャクを振り始めたので、扱いを指導。

20時になり、2人で準備体操からクラス開始。基本功も丁寧に。

八卦掌の穿掌系練法(これは即実用可)も練習。←詳細は述べない

そして正宗太極拳の套路練習。細部まで注意して動ける様に教えました。

 

21時にT田さんが来たので、専作伝心眼流の復習。

専作伝と築館、南方伝の違いや、共通点。実際の使い方などを解説。

日本の心眼流も中国の武術も、根底に武器の想定があるので、

身体の使い方や技の現れ方は違っても、原理がよく似ていたりするもの。

その辺りもつき合わせて教えられるのが、並学の優点。

 

今夜来たのは2人だけでしたが、丁寧に稽古出来ました。

10時10分過ぎに道場の明りを消しました。

急に寒いですが、身体を動かすには今が最適な気温かも知れませんね(^^)

 

 

読みました。

10月10日 『荀子㊤』岩波文庫版。

時間をかけて2度読みました。

人生訓と、政治について理想を語った本でございますが、

部分的には会社経営者にも役立ちそうな気がしましたよ。

字が小さいのが、老眼の身には厄介!でございます(笑)。

 

10月12日 山本七平/『日本人とは何か』の上巻を読んでみた。

歴史を『氏族制』、『律令制』、『幕府制』という時代区分で解説している。面白かったですよ、けど、

「神話から近代まで、その行動原理を探る」という売り文句であるけれど、

ワタクシ個人の偽らざる読後感としては、一部解説が大雑把で、モノによっては不正確である。

(歴史を2冊の本に纏めなきゃならないんだから、仕方ないけども)

なので、この本だけ読んで解った様な勘違いをしたら、実に中途半端な知識に終わる危険がある。

・・・ってなコトを、半端な知識だらけのワタクシが言ってみます(笑)。

 

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10月10日(水) 雑談

毎週水曜にも雑談を更新してましたけど、

来年2月でジオシティーがホームページのサービスをやめるそうなので、

水曜の更新は無しにしようと思います。

 

道場の指導記録だけは、サービス終了まで更新を続ける予定です。

 

いや~考えてみたら、このホームページも長かったですよ。

多分、20年近く更新して来ました。

震災を期に、それ以前の『指導日記』や『ひねもす(雑談)』は削りましたけど、

ホント、長い間お世話になりました。

 

どこか無料で利用できるサービスがあれば、記事ごと移転しようとは思います。

いい所があったら教えて下さいな。

 

それじゃまた日曜(か月曜)に『指導日記』更新します。

 

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10月6日(土)

道場がお休みになり、飲みに行きました。

店の人が当道場のインスタグラムを見たらしく、

「ちょっと!あの写真、あれはないよね~」

などと言うので、“ナンノコッチャ”と見せて貰うと、なるほど、ちょうどワタシがとっても太ってて、

だらしない感じに写ってました。

「違う!ふとったんぢゃなく、あの服がそう見えるのよ!」

と言ったのですが、もう誰も聞いていませんでした。

「まるで森のくまさん?!」とまで言われました。

いや~Y田さんがインスタをやってくれてるので、話のネタになります(笑)。

あ、そうそう、お店の人曰く、

「次の更新が楽しみだ~」

とのことです。Y田さん、よろしくね!(笑)

 

そんなワケで、外でお酒を飲んだので、家(寺)には朝に帰りましたが、

すると「昨夜来た」と、千葉の妹が子供を連れて来ておりましてビックリしました。

祖母の初七日なので、来たそうです。

明日には帰るそうですが、まぁ、賑やか・大騒ぎで楽しいです(笑)。

 

 

 

10月5日(金) 仙台・套路(型)クラス

H君、Y田さん、M子さん、T田さんが稽古に参加。

稽古開始時はH君のみだったので、心眼流の違いなどを研究。

 

そうこうする内に皆さんも集まったので、套路練習。

それぞれ形意拳、八卦掌、正宗太極拳、専作伝など思い思いに練習。

私は皆さんの動きを修正したり。

長く形意を稽古して来たH君の12形拳が一部、身体と手足のタイミングが合わないので、

私がやってみせると、「名人っぽい!」と言うので、「俺ぁ案外名人なんだぜ!」と大笑いする(笑)。

↑このネタは震災前にも一度やったなぁ。

 

後半は八卦(老八)掌の一掌と五掌の実用例を揃って練習。

固定された用法として憶えてしまうと、変化が命!(笑)の八卦の足枷になる危険があるので、

組み立て方の例として、練習して貰った。

一掌だけでもしっかり基礎用例と変化を学べば、残りの7本と組み合わせて、結構な動きが出来るもの。

 

最後に、“強い肘を打ち込む”実用法を教えて練習して貰い、今夜の稽古は10時25分に終了。

 

1日に私の祖母が亡くなり、3日には葬儀一切を済ませた事は皆さんに連絡済みだったのですが、

T田さんが『香典』をくれそうになったので、ビックリしました。いや~しっかりした人って居るものですねぇ(笑)。

差し出されたものを引っ込めさせる、というのも逆に失礼かとは思ったのですが、「まさか受け取れないべ」

と引っ込めて頂きました。そのお気持ちだけで充分でございますよ。どうも有り難うございます。

 

道場に向かって歩いている途中、変に股関節を痛めたというM子さん、

「稽古してたら治ってた!」との事で一安心でした(笑)。

 

 

 

9月29日(土) 仙台・武器クラス&打撃クラス

自主練習日の今夜。K池君だけ道場に来たようで、気の毒をしました。

年間の稽古回数も充分そうなので自主練習日にしたのですが、一人しか来ないのなら、

休みにしてあげた方が親切だった様な気がしています。

「道場に入れるんなら稽古したい!」と言う熱心な生徒も必ずいるので、稽古日にしたのでした。

広いスペースでしか稽古出来ない事をやってくれれば、良かったと思うのですけども。

でもま、一人であっても道場に来て稽古をする事自体は、力に繋がりますからねぇ。お疲れさま。

 

ワタクシも用事が済んでテレビを点けるとバレーボールを放送してました。

一戦目、快勝で何よりです。

女子バレーは見ます。男子は見ません。男子サッカーも見ません。

勝てねぇのを見たってしょうがねえだろう(笑)。

 

武器術クラス(土曜18時~20時)の前半1時間は、クラス参加者に任せています。

これまで学んだ武器術、形意四大兵器やヌンチャク、トンファーや心眼流の武器など、

参加者同士でしっかり復習が出来る時間帯です。

武器の基礎的な扱いの練習は、一人で・自宅でも出来ますが、組んで行なう攻防練習となると、

やはり相手が居なければ稽古出来ませんよね。

なので、この1時間を無駄にせず、その都度、満足の行く稽古をして下さい。

(後半1時間は新たな技術を稽古します)

 

★ところで(話をしたヒトにしか解りませんが)、な、やっぱしあっち側にいたべ?

しかも、使ってた道具もそうだったべ? ふふふ。

 

 

9月28日(金) 仙台・套路(型)クラス

T村君、Y田さん、K池君、T田さんが稽古に参加。

前半はみっちり正宗太極拳を練習。動きの細部、留意点。それが身につくとどんな事が出来るか、など、

実例も示しながら。

 

雑談では『タントウと瞑想と套路』について。

他人が「効果的だ」と語る物が自身に合うかは解らない。万人同じではないからこそ、武術には流派が、

宗教には宗派がある。

 

後半は各自の套路練習をし、推手も少々(比較の為に八極拳の物も)。

最後に、接触を利用する攻防練習を。これの詳細は書かない(非公開だ)が、内家拳の特長が理解出来れば。

 

といった所で、10時15分頃に今夜の稽古は終了。

 

★ML新規参加のお二人には、既に案内メールを送信したらしいので、

届いていない場合は『迷惑フォルダ』等に振り分けられていないか、確認して下さい。

不都合あれば連絡下さいね。

 

 

 

読んだ。 9月28日 ベック著/『仏教㊦』

有名な学者の有名な著作。だのにわたくしゃあ初めて読んだ。いい本の一つだわねぇ(笑)。

仏教の本というと、論理の裏づけもなく異様に信仰ばかり打ち出している物とか、

論理ばかり、それこそ重箱の隅をつつくような内容のものが大半だけれど、

この本は「仏陀は論理的説明をしようとしたのではない。瞑想(つまり悟り)という実体験から語っているのであり、

理屈を追うより、まず実践である」

って事を中核に置いてあり、大いに賛同致します(と同時に己の実践不足を恥じるけど)。

仏教学は、それこそ文献の研究であって、そこに“救い”はないし、“悟り”もない。実体験は無関係の世界であって、

ワタクシ、そのような学究的立場というものに若い頃は大いに不足感を抱いたものでした。

(正誤をつける為には学問的研究は大切でございますよ)

先ず実践あっての仏教!なるほど、でございます。

 

で、下巻を読んで上巻を読んでいないのは、古本屋に下巻しかなかったからでございます。

って、毎度似たよーなコトを言ってますな(苦笑)。

 

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9月23日(日) 石巻・トンファー講習会

①攻撃、防禦、扱い方の基本

②対人稽古

③応用的扱い

④対人稽古

⑤実用練習

⑥伝授

午後1時からの稽古には天候や仕事、天変地異の影響などで、

当初予定より2名ほど少なくなったのは残念でしたが、賑やかに楽しくトンファを扱いました。

約4時間の稽古で、皆さん随分スムーズに扱える様になりました。

得意な武器を何か一つ有する、というのは応用も利き、自信にもなりますよ!(笑)

 

こうして講習会などに来る人達は大変熱意を持っているので、教え甲斐があります。

 

 

さて、稽古後は懇親会でございます。

4時50分に会館を出まして、5時過ぎに懇親会場に到着致しました。

今回の会場はいつもお世話になっております、生パスタ屋さん。

料理は1名3000円でお願いしておきまして、他の料理や飲み物は別勘定、というカンジでございます。

参加者達には料理にも喜んで貰えて、手配したワタクシとしても一安心でした(笑)。

 

で、Y田さんがインスタグラムに写真を投稿してくれました。久し振りの更新です(笑)。

生パスタ屋の娘さんからメールが来て、

「八大武舘のインスタ、拝見しました。勿体ない…!フォロワーがゼロだったので、もっとハッシュタグ付けて、フォロワー増やすと楽しいのになと思いました(^^)」

だそうです。が、何を言ってんだか、ワタシにゃ全然意味が分かりません。わはは。

 

 

さて、次回(たぶん来年ね)の講習会ですが、「サイはどうか?」との希望は出ています。

ワタクシはサイで構わないのですが、ここ何年か講習会用に、ヌンチャク、三節棍などなどを

毎年皆さんに購入して貰ってご散在をかけているので、

今までやった事がない物(参加者が道具を持ってない物)を練習するのは少し気が引けている次第です。

なので、ま、皆さんのご意見を聞きながら考えてみたいところです。

「サイ!?喜んで買うぜっ!」

って弟子が多ければ、それで行きます(笑)。

 

今回参加したのはT村君・K池君・Y田君・H君・T田君・U田女史・H田君・ワタクシ(申し込み順)でした。

皆さんのお陰で、今回も賑やかな一日となりました!

また金曜に、泉の道場でお会いしましょう!

有難うございました。

 

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9月22日(土) 仙台・武器クラス&拳法(打撃)基礎クラス

6時からの武器クラスはお休み。稽古は8時の打撃クラスのみ。

明日の講習会に備え、今夜の稽古は軽め・余り遅くならない様に(笑)。トンファーの予習も含めた2時間。

参加したのはT村君、H田さん、T田さんの3名。

前半30分程、トンファの予習。

 

その後は套路練習。打撃は稽古しなかったけれど、その分、套路や用法などを濃く指導。

漫画やゲームなどで名前だけは有名な技なども実演。ちょいとサービス(なのか?)

 

翌日の予定なども合わせたりし、10時過ぎに稽古を終了。

 

※次週(29土)の道場は自主練習日とします。道場はいつも通り使用出来ます。

当会門下生は自由に参加し(金曜クラスの方もOK)教え合って楽しく稽古して下さい(^^)

自主練習日なので、金曜クラスのみの方が参加しても稽古費は不要です。

 

 

 

9月21日(金) 仙台・套路(型)クラス

大雨の中、H田さん、T村君、M子さん、T田さんが稽古参加。徒歩で来る人の熱意は大したもの。

今夜は先ずは正宗太極拳から。前半1時間ほどを使って套路を練習。

 

各流派の開門式はただの構えじゃなく、既にその流派の戦闘法を表わしている事が多いんだよ、

と幾つかの流派の説明も。こういうのは、役に立つ雑談、位の気軽さで(笑)。

 

後半は各自の稽古を。時折、套路の用法を説明したり、トンファーの予習をしたり。

ついでに、ヌンチャク振ってみたり(笑)。

最後に揃って五行拳を一通り行ない、10時45分に稽古を終了。

 

M子さんの注文したトンファが「日曜までに届きそうもない」との事でしたので、

予習と当日用に、ワタシが持って来た物をお貸ししました。ちょうど細丸型で、女性にも扱いやすいモノでしたから(笑)。

当会生には教えてありますが、形状によって扱い(使用法)が少し違うものです。何でも同じ、ぢゃなかったりするのです。

 

 

読書

9月16日 『古代への情熱~シュリーマン自伝~』を読む。

こりゃーホントすげーや、まさしく“情熱”だわ(笑)。

 

19日 ジュール・ヴェルヌ/『海底二万里』

海外制のドラマや、(アイディアに利用したという)『ナディア』は見たけれど、

原作本を読んだのは初めて。ヒジョーにウンチクに溢れた小説(笑)。

分厚いので読むのに時間がかかりそう、と感じたけれど、それ程でもなく、すんなり読了しました。

 

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9月19日雑談 『窓を開けなかったのは・・・』

もうなくなっちゃった湊公民館(石巻教室)では、夏でも稽古中(下の)窓は閉めて貰っていました。

というのは、窓を開けていると、時々ギャラリーに声を掛けられて煩わしいからです(笑)。

 

ホントもう随分昔ですが、スパーの様子を窓から覗いた酔っ払いが、

「自分も昔、空手をやっていて師範代だった」から始まって、

「この道場では師範は黒い道着じゃないんだね」とか、

「先生は流石だね!上段を蹴った時に決まり通りY字になってる(意味はイマイチ不明)。なかなかそうならないんだ。凄い、大したもんだ」とか、

「組手は一発で終わらせるようにしなくちゃダメだよ。そう、一発で終わらせるようにね!」※1

(↑それじゃスパーの目的が変わっちゃうだろうが)

などと言って帰りました。

その講釈中ずっと、あたくしが酔っ払いの話し相手でした。

 

ふざけんな。(笑)

という訳で、窓は開けないかったのです。

真面目な稽古を邪魔すんなよな、オッサン(笑)。

 

私は酔っ払いは決して嫌いじゃないのですが、稽古の邪魔をされるのは困るんです。

こっちは仕事なんだからさぁ。

ってな訳で、石巻教室では稽古風景が丸見えになる窓は、夏でも閉めていたのです。

 

でも、そんな石巻教室もなくなっちゃいましたねぇ(笑)。懐かしい思い出です。

 

 

※1まぁ、確かに実際には、相手の攻撃が大した事なければ、喰らいながら(当てさせながら)ぶち込んだほうが早いので、

それを言いたいのかも知れないけども(笑)。

そういう気迫というのか気概を表す事が重要って言いたいのかもね。

でも稽古の目的も知らない他者がクチを出すだなんてーのは、余計なお世話ですことよ。

 

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9月15日(土) 仙台・武器術クラス&拳法(打撃)クラス

1コマ目・6~8時/武器術クラス

S木君が参加。形意四大兵器(棍・刀・槍・剣)の套路を復習し、

神道流の剣術を5本目まで稽古。

 

2コマ目・8~10時/拳法(打撃)基礎クラス

S木君とT田さんが参加。今夜は標準的なメニューで稽古。

①準備体操 ②基本・各種 ③防禦練習・反応訓練 ④外家拳テクニック

⑤歩法 ⑥約束組手 ⑦スパーリング

今夜も楽しく稽古しました。スパー中のT田さんの楽しそうな表情はステキです(笑)。

 

 

★23日の稽古会場である釜会館への地図(大雑把な道順)を、今週から道場で説明しています。

車で来る人向けに、三陸道・石巻港インターで降りてからの道順を説明しています。

震災後の復興工事により、信号の数が増えただけでなく、道路も少々変形しております。

工事中で通行止めの箇所も多々あります。

・・・とはいえ、会館の場所自体は変わっておりませんので、カーナビがあれば着けるとは思うのですが。

車でお出でになる方は、その地図に従って来て貰えれば良いとして、さて、電車で来る人です。

電車で来る方で、徒歩では釜会館に辿り着けそうにない方は、お昼過ぎ位までに私の寺に来て貰えれば、

車で一緒に連れて行きます。

(寺に来る方は事前に申し出て下さい。尚、出発するのは12時40分頃の予定です)

 

※懇親会の料理費(1名3千円)はトンファ稽古時に集金してしまいます。宜しくお願いします。

懇親会申し込み者が当日不参加だった場合、料理代は後日徴収します。

↑店には人数で予約するので、急な不参加でもまけられません(笑)。不参加など変更は18日までなら代金不要です。

稽古会は急な不参加・参加でもOK!ですが(笑)。

 

 

 

9月14日(金) 仙台・套路(型)クラス

M子さん、T田さんが稽古に参加。少数なので各自今現在取り組んでいる套路から練習開始。

T田さんは正宗太極拳を一通り終わり。←かなりの速度で憶えたので、今後しっかり修正に入ります。

M子さんは形意(五行)拳の段階練習。←一つ進みました。地味な稽古をじっくり重ねる、これが最短の道です。

10時10分頃に今夜は終了。

 

★前にも同じ様なコトを述べましたが・・・

正宗太極拳は後ろ足体重で行なう人が多いですし、最終的にはそれで正しいのですが、

最初の頃はしっかり前後左右へ体重を移動して練習したほうが早道です。

私も十年以上、しっかり体重移動するやり方で練習しました。

今は後ろ足ですが、これも足や腰、身体の関係(力の使い方)が完全に理解出来てから変わりました。

そう、自動的に変わった、という感じです。

上級者の外に見える形(外形)だけ真似をしても、中身は作れません。

ご注意あれよ(笑)。

稽古を重ねて体の使い方が分かるようになると、歩く姿勢を少し変えただけで

使われる筋肉(骨格維持含みます)が変わるのが如実に分かりますよ。

 

 

 

本のはなし 9月14日竹内久美子『シンメトリーな男』

このコーナーで何度も書いてる通り、実は竹内本には少々食傷気味なのだが、

本棚に数冊あるので、時々読んでみている(笑)。

でも、この本は(多くが他の本と同内容だが、それはそれで凄い事である)

纏まりもよい感じがして面白かった。特に“ハゲ”を対象とした一文は

(まだ荒い印象を受けても)、年々頭髪が薄くなりハゲまっしぐら!のワタクシには

拍手喝采でしたよ。←ホントか?(ちょっぴりウソです)

 

 

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【雑談とご連絡】 9月12日(水)

日曜から急に寒いですねぇ・・・土曜まで半ズボンで過ごしてましたのに、日曜には長ズボンに上着を引っ張り出しましたよ。

今年の夏は厳しかったから、秋が待ち遠しいのですが、このまま涼しくなるのでしょうか?

 

さて、23日の講習会についてです。

 

トンファーの講習会日ですが、

絆創膏とそれを止めるテーピングを持って来たほうが良いかも知れませんよ。

結構、いや、かなりの確率で手にマメをこさえます(笑)。

マメが出来ちゃうと、テープでしっかり固定しないと痛くて練習できないですからね。

 

懇親会ですが、料理1名3000円で決めました。

(食事が足りない人・他の物も食べたい人はその都度、各自自由に注文して下さい)

なので、料理は注文しなくても出て来ます。

飲み物代は割り勘なり、多く飲んだ人は多く払うなり(つまり俺だ)、その辺はテキトーにやりましょう。

↑お店側では「飲み物は持ち込みもOKだよ」とは言ってくれてますが、他のお客の手前、あんまりねぇ(笑)。

 

懇親会でお酒を飲まず、その晩のうちに仙台へ帰る人も結構いそうなので、

飲む心算の人は車で来ず、乗り合わせて来ると良いんじゃないでしょうか。

台数が少ないほうが、稽古場所から懇親会場までスムーズに行けるでしょうし。

5台も6台も連なってると、必ずはぐれますからねぇ・・・(笑)。

誰が運転して、誰が乗って来るのか等、皆で相談して下さい。

 

 
ついでに今週の読書も(笑)。

10日、マーク・トウェインの『不思議な少年』を読みました。

なかなかの力作だと思います。大変興味深く読みました。

 

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9月8日(土) 仙台・武器術クラス&拳法(打撃)クラス

今日は忙しくて出るのが送れそうだ・・・と思っていると、参加生徒さん達の都合が悪いらしく、

1コマ目(夜6~8時)の『武器術クラス』が休みになりました。ちょっとホッとしました(笑)。

 

2コマ目(夜8時~)は拳法(打撃)の練習クラス。

今夜の参加はT田さん一名。このクラスの人数ももう少し増えてくれると嬉しいのですが、

ま、先ずは始めたばかりの人達にしっかり基礎を身につけて貰いましょう(*'-^)-☆

 

そんな訳でマンツーマンでしたので、メニューを大いに変更しての2時間。

先ずは準備体操をし、基本の手技の中から突き(衝錘)を取り出して丁寧に練習。これは全ての基本となります。

蹴りの中からは中足を使う蹴りと横蹴り、二起脚や旋風脚を練習。変化の蹴りも少々。

正宗太極拳の套路を修正し、数動作進み、推手も少し。

最後に質問に答える形で正宗と陳式の動き方と、力の使い方の違いを解説。

10時10分頃に今夜の稽古を終了しました。

 

 

★宗教にはその信者にしか通用しない教義があります。

特に(個人的に)キリスト教にはそれが多いと感じて来ました。

例えば、神という絶対者がいるという話。この世は創造者である神の意思で動いている、

という話など。

信徒であれば、そこに安心感を感じたり、世間の出来事が納得できたりもするのでしょうが、

東日本大震災で家族を失った人や、この度の台風、北海道地震などの被害者に、

「神のご意思です」などと言えるものでしょうか・・・そんな事を言ったら激怒されるかも知れませんよね。

神という絶対者を想定する必要がない宗教は、仏教だけの様な気がします。

だからこそ、私は仏教徒であり続けています。

・・・って、こういう「だから仏教が好き」みたいな発言は如何にも我田引水のような印象を残すでしょうけど、

純粋に“すんなり受け入れられるか、そうでないか”といった個人的な部分なので、勿論、皆さまに

理解を強要するなんてー心算は毛頭ありません。

 

 

 

9月7日(金) 仙台・套路(型)クラス

K池君、T村君、Y田さん、T田さんの他、体験の方が一名。

準備体操、基本功を済ませ、少し套路を。

体験の方に中国武術の特長が解り易いような対錬と突きのフォームを練習。

後半は柔術の手解きを11種類と、套路練習。

最後に簡単な整理体操とタントウを行ない、10時過ぎに今夜の稽古は終了。

動けばまだ暑いですね(笑)。

 

★当会門下のOさん(今は県外在住)のご実家が北海道でしたので、道場の我々だけでなく、

友人知人の方々も揃って一様に、お身内・実家などの心配をしたそうです。

それはOさんが人に対して親切に接して来たからでありまして、お人柄の為せる所でございます。

こういう時に、その人の人柄や生き方が証明されるものですよね。

ワタクシのよーな傲慢な人間は、どんな時でも独りでございますよ(笑)。ワタクシのようにイヤな奴は、

何があっても自分だけで生きる覚悟をしておく事でございます。

 

 

今週読んだわよ

9月8日(土) ヒルティ/『幸福論(第一部)』

如何に生きるか、の人生論でございます。

この類いの本は「若者の為の物」と思われていますが、

40代・50代・60代のオッサン、オバハンが読んだほうが良いモノだとワタシは思います。

いいえ、読むべきです。

70代以上の方に関しましては、多分こんな細かい活字を読むだけで眼病になるので、

お勧めいたしません(笑)。

 

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9月5日(水) 武術に限らず、芸事(道)全般に言える事だと思うのですが・・・

頻繁に師匠の指導を受けるのが一番ですが、それが出来ない場合、例えば、

先生が遥か遠方にお住まいだとか、仕事の日時が合わない・・・などといった様な時、

先生に教わったことを日々しっかり練習して、半年に一度なり、一年に一度なりでも、

直して貰いに通えば、いずれ型名人ぐらいにはなれると思います。

 

それでも(頻繁に通えない立場でも)「型名人じゃ終われない!」と思う人ならば、

同好の氏を集め、つまり愛好会を作って対人練習も重ねて行く、といった方法が考えられます。

(勿論、師匠の許可を得て愛好会を立ち上げなければなりませんよ)

そして、同好の氏と年に一度でも師匠を訪ね、動作を正確に直して貰い、更に新しいコトを教えて頂く・・・

という感じで修練を重ねて行けば良いと思います。

 

ただ、問題は“倦んでしまうこと”です。倦んで活動をすっかり止めてしまうなら良いのですが、

「習いに行くのが面倒になった」だとか、「オレサマ、結構名人っぽいしぃ」などと考えて、

師匠にそれ以上習うこともなく、会だけ存続させる、というのは誰が考えたって問題です(笑)。

自分の水準が低いまま、人に教える立場になってしまいます。これは詐欺です。

これでは水準の低すぎる会を世の中に蔓延させる片棒を担いでしまいます。

(近くにいる他の名人に習い直すというなら別ですが、その場合は普通、愛好会は潰すでしょう)

 

独立には、やはり一心に稽古して10年は必要です。例え才能があったとしても。

年に1~2回しか師匠に習えないのであれば、その倍以上の期間は必要です。

こんなの言われなくても、ちょっと考えれば解りますよね。

でも、どうも解っていない人もいるというか、“オレサマ思考”の人が多いというか、

そんなビミョーなタイプの人が、ワタシの周辺にもいるので、釘を刺してみました(笑)。

 

大切なのは、『師に直して貰う』こと。独学に陥らないことに尽きます。

ワタシも実感してるコトですが、師匠ってのはかなりの体系と技量を持ってるものですよ。

習っている側の想像以上に。

4~5年習った程度じゃマダマダ入口でありまして、更に深い稽古法や技術、要領とか有るものです。

 

深い所まで習ってもいないのに、さも実力者のような素振りをして他人様に教えてしまう、というのは

自分がインチキ(中途半端)指導者である、という現実を自覚すべきです。

自覚さえしていれば、方法が見つかります。

・・・でもま、そういうインチキなタイプの指導者が起こした会は、生徒も居ない・長続きしないようなので、

世間はそれなりに判断する目はあるのだなぁ・・・と感じて安心する事はあります(笑)。

 

私が支部指導者を許可された時も、心眼流の仙台支部長を任じられた時も、

どちらもまだまだ未熟でしたが、自身の会を持って稽古数を増やす事・人に教える事で上達しましたし、

何より教える立場としての責任感で、尚更真剣に習いに行きました。

だからこそ、先生方は私が稽古会を立ち上げるのを応援して下さったのでしょう。

師匠と生徒の架け橋が出来たのも、良かったのかも知れませんね。

 

 

・・・さて、貴方は自分勝手に陥っていませんか?(笑)

 

 
8月31日(金) 仙台・套路(型)クラス

こちら石巻でも毎日毎日、雨が降っています。こんなに雨が続くのは、余り覚えがない気がします。

山形・戸沢村では今月8日に住宅地に河川氾濫し、ひと月も経たない内に又だとか。

本当に気の毒過ぎですよ。。。

 

雨の中、今夜道場に来たのはK池君、T村君、T田さん。

第五金曜の今日は、“武器で遊ぶ日”。余り堅苦しく型を練習するのではなく、大雑把に・楽しく武器に触れます。

楽しみながら棒(棍)、日本刀、ナイフの扱いを学ぶのですが、

なんとまぁアタクシとした事が、模擬ナイフの持参を忘れてしまいました(笑)。

仕方がないので、棒術と刀を中心に。ついでに(3人共持って来てたので)トンファーの基礎的扱い方を行ないました。

23日の講習会を前に、扱いを練習しておくというのは実に良い感じだと思います。

 

練習した棒と刀は、登米市心眼流で行なわれている演武用の型と、築館・老先生伝の技術とです。

稽古しながら老先生の思い出話などもしまして、

“当時は無我夢中だったけれど大切な事を沢山教えて下さっていたんだなぁ”

と感慨深く思ったりしたのでありました。

 

ついでに何手か私の得意技も披露しました。ふふ。こういうのを“伝授”と言います(笑)。

3名の食いつきも良く、今夜も楽しい稽古となりました。10時半過ぎに終了しました。

 

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8月29日 今回はいつもの雑談ではなく、連絡を少々。

 

★ヤワラを本格的に稽古する段階になったら、道着(柔道着でも空手着でも構いません)を上着だけで構わないので、

用意する事をオススメします。道着を用意した方が良い稽古が出来ます。

例えばヤワラだと、首絞め(交差締め)や袖、胸倉の掴みの際に、シャツだと簡単に破れて稽古になりません。

心眼流ですとムクリ(マクリ)を行なう際に、慣れる迄はしっかりと掴まないと相手を落としてしまいがちです。

(慣れると掴まなくても相手を回し回される事が出来る様になります)

経済的な理由などで道着が用意できなければ、古いドンブク(厚手のハンテン)などで代用しても構いません。

昔の南方ではドンブクで稽古したそうですよ(笑)。

 

★31(金)は『武器で遊ぶ日』です。木刀や棒など、持参できる方はお願いします。

 

★南方柳心館南方支部(心武館)のフェイス・ブック、リンク貼りました。

当サイトの『リンク』から飛べます。稽古日の確認などに活用して下さい。

 

※因みに、登米の心眼流道場案内も貼っときます。(宮城県古武道協会サイト)

http://miyagikk.blogspot.com/p/blog-page_6269.html

↑一番上と下の写真が、生前の老先生とワタシです。老先生に会ってた人には懐かしいでしょ。

 

★30日(木)の夕方5時頃から、K池君と石巻で飲みます。

参加したい方は気軽にどうぞ!

 

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8月25日(土) 仙台・武器クラス&拳法(打撃)クラス

午後2時から登米市南方で心武館・新館長就任の行事がありまして、

2時から稽古、4時過ぎから祈念式、6時から懇親会という時間割でした。

ワタクシは都合で4時からの祈念式のみ出席致しました。何せ新生・心武館の祈願を依頼されておりましたので。

稽古場の神棚に向かって師匠の健康と会の隆盛、会員の無事故を祈願しました。

で、終了後、今度は自分の道場へと向かったので、懇親会は不参加となりました(笑)。

 

さて、我が道場。

1コマ目の武器クラスはメンバーが全員休みで休止となりました。

上記の通り、南方に行っていたので、遅れての開始は気持ち慌てずに済んだので助かりました(笑)。

・・・ちゅう訳で、今夜は2コマ目、20時からの打撃クラスから開始。

 

今夜の稽古にはH田さん、T田さんが参加。

始めて間もない2人なので、準備体操の後、基本を丁寧に練習。

防禦の手の作り、肘の角度・・・といったものが正しく出来ると、手技の要件と同じであるし、

その正しい形が身についてこそ、上の段階の技術が苦もなく出来るという事を解説。

基本というと「使い辛い・まどろっこしい」と感じる人が多いけれど、年々上達を目指すのであれば、

最初の内に身につけておくのが、かえって早いものであります。

ま、ここで詳細は述べられない技術も多々。

 

防禦練習の後、外家拳テクニックから4種、約束組手から2種を取り出して練習。

これも必要な事を解説しながら。

 

軽いスパーリングを行ない、整理体操。稽古の終了は10時20分頃。

立っているだけでも汗が流れる気温の中、熱心に動いていました。

 

 

 

8月24日(金) 仙台・套路(型)クラス

T村君、K池君、Y田さん、T田さん、M子さんが参加。

今夜の稽古、先ずは柔術からスタート。逆取10本と、逆投5本ほど。

柔術は独りで稽古できる套路と違い、憶えるのが結構大変なので、途中メモを取ったりして貰いつつ。

後半は套路。各々套路や対錬を練習。

八卦掌の実戦用法を2~3手稽古し、最後に推手を行なって今夜の稽古は10時半過ぎに終了。

皆さん、暑い中お疲れ様でした!

 

★9月23日の講習会で、「せっかく石巻に行くんだから朱印書いて欲しい」とか、

そんな奇特な人は、遅くても昼前には寺に来て下さいね(笑)。

・・・あ、そうだ。当日、持参可能な方は木刀や杖(短棍)などお願いします!

 

 

 

読んでみた

8月20日 ワイルド/『幸福な王子(ワイルド童話全集)』新潮文庫版

ワイルドの童話は『幸福な王子』以外、どれも初めてでした。

“童話”って言うけれど、これらを子供向けに纏めるとしたら結構骨の折れる作業でしょうねぇ。

そういう仕事に就いてる人は凄いですよね。アタシにゃ、無理(笑)。

 

8月21日 陳舜臣/『曼荼羅の人㊦空海求法伝』

面白かったですよ、読みやすいですし。

「講談師、見て来た様な・・・」という言葉がある通り、何処までが史実に拠っているかは解りませんけど。

・・・え?「何故下巻から読んだのか」ですって? そりゃ古書店に下巻しか無かったからでございますよ。

上巻読まなくても全然違和感なかったから、OK!(笑)

 

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8月22日雑談 基本型と変化型

武術(に限ったことぢゃありませんが)には基本型と変化型があります。

(基本型と変化・応用型の設定は先人の工夫ですので、どっちの成立が古いとか一口には言えません)

以下は形意拳を例えにしますが、これは何にでも言える事であります。

 

形意拳も歴史が古いので、色んなやり方(練習方法や体系)があります。

 

例えば、当会で教えている12形拳にも、変化があります。

例えば虎形拳。虎形には結構多くの変化形があります。好きモノが作ったのでしょうな(←これは冗談。ぷぷ)。

 

で、私が最初に習った虎形の変化は(有名な)虎托でした。これを教わるまでに5~6年かかったような記憶があります。

基本の動きが満足に出来ていない内に、変化なんか教わったって仕方ないですもんね(笑)。

先生が「変化を教えてもいいかな?」と思うようになるまで、私の場合5~6年かかったって事でしょうね。

(ま、実際「その変化が要るか?」と言えば、個人的には必要とは感じませんけどね。状況に応じた変化ってのは、

基礎が身につけば可能なので・・・でも、確かに教われば早いですよね。ヒントになりますし)

 

当然、虎形だけぢゃありませんで、

竜形拳にも別套路があります。教えても良さそうな人には教えています。

別にそんなモン、秘密にしてるんぢゃありませんで、理由は上記の通りでございます(笑)。

身についてもいない段階で、練習しなくちゃならんモノばっかり増えたらツラいでしょ?

 

なので、当道場で学んだ人の中で、まだ12形の変化までは見たことないぞ、って人は、

そこまでの段階じゃないうちに稽古に来なくなったのね・・・ってコトで宜しく(笑)。

 

因みに当会では(大雑把に書けば)、

五行拳に慣れたら、その段階練習法を教わります。←これには最終形というか、完成形があります。

段階練習を教わりつつ、用法(使い方)の練習もします。例えばヘキ拳の、何種類かの違った使用法を教わります。

動きや技が身について来ますと、12形の変化や、その他の套路を教わり始めます。

・・・という感じで進んで行きますが、「何年でどこをやる」といった規定ではなく、あくまで当人の上達度合いによるものですので、

これを読めば、大体自分がどの辺りにいるのか?が分かるんじゃないかしら、と思います。

 

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【次週の道場について】

次週25日は南方心眼流の行事がありますが、私は祈念式のみ参加し仙台教室に向かいます。

なので通常通り、25日も稽古は行ないますので、安心して道場に来て下さい(笑)。

 

 

8月18日(土) 仙台・武器術クラス&拳法(打撃)基礎クラス

18~20時/武器術のクラス

参加者はS木君。神道流の剣術を復習。

 

20時~/拳法(打撃)基礎クラス

S木君、H田さん、T田さんが参加。私を入れて4名中2名が始めたばかりの人なので、

種類を多くせず、一つずつを丁寧に練習する事に決定。

①準備体操 ②基本・各種(細かい説明をしながら) ③防禦練習・反応訓練

④外家拳テクニック(中の1つをじっくり練習) ⑤約束組手(崩しての投げを1種類練習)

⑥大和道(初伝逆取10本。昨日の復習を兼ねて) ⑦スパーリング(軽く)

⑧タントウ

で、稽古は終了したけれど、9月のトンファー講習会に先立って

「出来る様になっておいた方が良い、基本的な扱い方」を説明。時計を見ると10時50分。

慌てて今夜は解散(笑)。

 

★私が子供の頃、「お盆に泳ぎに行くな、足を引かれる(波が荒い)からな」

と大人達に言われたものでして、無視して海に行ったりしますと、波が荒かったり、

又、お盆後の海は空気が違ったりして、「年寄りの言う事は本当だなぁ」なんて思ったものでした。

震災後は海に行く事もなくなりました。今の子供達にそんな事を伝えてやれない、ってのも、

なんとなし淋しい気もします。

 

 

8月17日(金) 仙台・套路(型)クラス

涼しく、動いてないと寒い位だった今日一日。

稽古にはT村君、T田さん、H田さんが参加。準備体操と基本功は端折り、皆で揃って套路から稽古開始。

正宗太極拳、形意(五行)拳、八卦(老八)掌、単・連攻防、専作初伝7本を通し、各自の套路練習。

後半は柔術。初伝逆取の10本。

最後に推手を少し行ない、10時20分頃に今夜の稽古は終了。

道場に来てる皆さんが一所懸命に練習しているので、私もとても楽しいです。ホントに(^_-)-☆

 

 

★今夜の道場からの帰り、いま話題の“あおり運転”に遭遇いたしました(笑)。

ここで詳しく述べるのは避けますが、こちらを追い抜きつつ何か叫んでいたり、蛇行や急ブレーキで走行妨害してみたり、

余りに迷惑なので、信号待ちで並んだ時に叱り付けて差し上げました。

するともうこっちの顔も見ない。目もそらしているのです。臆病者なのでしょうね。

最後までやる気がないのでしたら、最初からバカな挑発なんてしない事ですよ。(とも言ってあげました)

ま、ガキの頃から武術どっぷりで、人と対決する事も多い仕事のワタクシと、

ちょっとアタマの足りない兄ちゃんとでは、ニンゲンの力が違いますよ、力が(笑)。

 

・・・にしても、あおる人達って、反撃される可能性を考慮しないのですかね?

世の中広いですよ。私のように、最初から“やる事”を想定して行動する人間もいるんですが、

その時にどうする心算なんでしょうか。それだけでも低脳だって解りますよ、ホント。

 

 

 

今週読んだ

8月13日/レイ・ブラッドベリ『火星年代記』

名作に数えられるSF。うん、確かに味わいが良かった。皆さまもお暇な時間のお供にどうぞ(笑)。

 

 

8月16日/久保継成著・『智慧の世界へ』を読んだ。

執筆者名で“この人って日蓮系新宗教の人だったんじゃないかな?”と思いまして、

どうも“在家仏教こころの会”ってのを立ち上げたみたいですね。

本書はその機関紙に掲載した記事を纏めた物だそうな。

読みましたが、すんなり頭に入って来ないのです。その理由を考えてみましたが、恐らく、

自身の言いたい事に繋げる為に『法華経』内の言葉を引用(使用)しているから、な気がします。

きっと字数制限も有るからなのでしょうが、読み返さないと解らない部分が幾つかありました。

経典から引用せず(権威付けの為でしょうか?)ご自身の言葉のみで既述した方が、

若しかしたら解りやすいかも知れません。新宗教から新団体を立ち上げる位の方ですから、その力はあるでしょうし。

(結論、つまり言いたい事は解り易いのですよ。ただ脈絡で戸惑う感じと言えば良いでしょうか)

また、仏教用語(思想解釈)は、薄い解釈であります。“在家仏教”つまり一般の信徒向けだから、

この程度の解釈・解説にしてるのかもしれませんが、私なら(例え素人だったとしても)、

これでは納得・満足出来ないと思いますし、信徒にはなれない気がします。

新宗教の信徒さんってのは、きっと、素直な性質の方々なんだろうと思います。私には無理(笑)。

・・・あ、でもね、自分の幸福ばかり考えてますと、テキトーな教義に引っ掛かっちゃうかもですよ。コワイコワイ。ふふ。

 

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8月16日 雑談 ~套路の実用練習について

当道場では套路の一部を取り出して、用法の練習もします。

套路の動作を“技”としてどの様に使うのか?の雛形であります。

 

で、この様な練習というのは本来は套路がある程度身についてからやるべきだ、

という古来よりの言葉があります。確かにそうでして、

套路の動きがしっかり身についてから用法の練習をすると、簡単に技が出来るからですし、

又、初心者に用法を教えると、使い方ばかりに頭が行ってしまい、套路の上達を阻む事があるからだ、

と注意されます。

 

でも、用法練習って面白いじゃないですか(笑)。

形意拳はこんな風に戦うんだよ、

八卦掌はこんな風に動くんだよ、って解るというのは楽しいですよね。

なので、私の道場では上達度には余りこだわらずにタマには使い方の練習も入れるのです。

 

でも、用法練習には『そのまま使える方法』と、『演武用の用法』、『動きに慣れる為の用法』などの練習区別があります。

親切な指導者であれば、その区別も教えてくれる筈です。

又、用法は絶対ではなく、術者の体格や性質、訓練の度合い(熟練度)などで変わって良いものです。

なので、教わる用法というのは、自分で使いこなす為の雛形(ヒント)だと考えて下さい。

※だからと言って当道場ではインチキな用法は教えたりしてませんよ(笑)。

 

初学~中級者であれば、私が教えた用法を頭に入れ、ある程度以上使える様に(身体に覚えこませれば)充分な程です。

 

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8月11日(土) 仙台・武器クラス&拳法(打撃)クラス

6時~8時/武器術のクラス

K池君と福島I藤君が参加。前週までの復習をし、神道流の剣術を3本目まで進めました。

神道流、教える為には予習しなくちゃならないので、お蔭様でワタクシにも大変稽古になっております(笑)。

K君曰く、「神道流、面白くなって来た」(笑)。

福島I君の復習も兼ね、専作伝の剣術も練習。

 

8時~10時/拳法(打撃)基礎クラス

福島I藤君とT田さんが参加。

準備体操、基本各種、攻防練習、反応訓練、外家拳技術、歩法、約束組手、受身、柔術、スパーリングなど。

フルコン後ブランクがあると言うT田さんも、打撃は久々のI藤君も楽しそうに身体を動かしてました。

稽古は10時20分頃に終了。

暑い中、お疲れ様でした。

 

★絶紹のこと

絶紹なんて言葉を使うといかにも、ですが、絶対に当てる技、ま、コンビーネーションのことです。

で、コンビーネーションですから、相手の練度次第で、当たったり、交わされたり、裏をかかれたりもする訳です。

なので、相手は自分の意思で動く・抵抗するのだ、という事を考えれば、

反撃しない練習相手を立てて一方的に相手に当てる練習だけしていてもダメな訳です。

矢張り何でも臨機応変が必要です。

相手が初心者なら、難しいコンビネーションも必要なく、目線で釣って蹴り倒せば良いだけの事ですしね(笑)。

 

 

 

8月10日(金) 仙台・套路(型)クラス

H君、T田さん、K池君、T村君が今夜の稽古に参加。

稽古開始時はH君とマンツーマンだったので、彼の希望で専作伝の剣術を復習。

徐々に集まってきた他の皆さんも夫々套路や型、武器術や対錬などを稽古。

・・・形意拳や太極拳、心眼流や日本の剣術など、バラエティーに富んだ道場でした(笑)。

 

今夜は10時10分頃に終了しました。

 

 

 

今週読んだ

8月9日 玄侑宗久著・『禅的生活』

臨済宗の坊さんが書いた本。切り口が面白く、文章も読み易いので、一般の方にも手に取り易いと思います。

読んでみて下さい。仏教の話が出来る人が増えるのは、私にとって実に嬉しいコトなのです。

 

本山にいた時、臨済宗の僧籍を有している方が同じ寺に密教を学びに来ていました。

臨済宗の修行の話を聞いて、随分と刺激を受けたものでした。

その方は「禅宗は何でも極端なんですよ」と謙遜して仰っていましたが。

『隻手の音声』の公案を頂いたのも、その方からでした。←因みに解けるまで7年ほど掛かりました。

ま、それは兎も角、禅宗と密教は行のやり方が違うだけで似ているな、と思ったものですが、

この本を読んで改めてその様に感じました。ま、方法は違っても“仏教”ですからね(笑)。

 

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8月8日 ≪連絡≫

トンファー講習会の日時はとっくに決まりまして、道場内連絡網や他のブログでは既に連絡済でしたが、

この『指導日記』では詳しい話をしていなかった!ことに気付きました(笑)。

「うおお!失敗っ!」ってヤツでございます。

 

ってなワケで、8月になったし、トンファー講習会の参加者を正式に募ります。

ML加入者はそちらで、未加入の方はメールでお願いします。

(ML加入は「入会後3ヶ月以上経過」が条件ですので、まだの方はもう少しお待ち下さい)

 

≪トンファー講習会のご案内≫

 

日時/9月23日(日)午後1~5時

場所/石巻市築山3-6-28 釜会館(2F集会室)

費用/門下生(月謝納入者)300~500円(会場費を割ります)。準門下生&休会中の方2000円。

懇親会/稽古後(5時半~6時頃開始になるかな)。

(飲食代は割り勘です)

 

☆彡☆彡☆彡☆彡

 

実は、この日程に対して、決定後、ちょいとトラブル(?)がありました。

当会の会場予約後に、石巻のボランティアNPOを名乗る者から、「日時・会場を変更して欲しい」

との申し出があり、(恐らく強引だったのでしょう)公民館の管理人さんが困って連絡を寄越したのでした。

その団体は、「毎年9月23日にイベントを開催して来たのだから、変われ!」

と言ったそうですが、調べてみたところ、その団体が会館を使って行事を開催したのは、

去年は9月17日、一昨年は18日、その前年は24日・・・と「23日」を使った記録はありませんでした。

驚きましたね。自分達の都合を通す為に、「毎年同じ日に開催している」と嘘を言うのですから。

“こいつらは平気で嘘をつく団体だ”と判断したので、頑として変更に応じませんでした。当然です。

 

そのやり取りについて、興味ある人がいれば後日アップします(笑)。←あんまりバラさないほうが良いかな。ふふ。

 

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【連絡】 8月25日(土) 南方心眼流・記念式について

午後2時/通常稽古(南方町武道伝承館)

午後4時/新生心武館祈念式(同伝承館)

午後6時/懇親会(肉屋食堂)

参加希望者は10日頃まで南方のT哉君に連絡入れて下さい。

 

 

8月4日(土) 仙台・武器術クラス&打撃(拳法)基礎クラス

昼間の陽射しは強いものでしたが、気温は昨日までと比べて幾らか過ごしやすかったです。

夕方からは風が随分涼しくなりました。

さて、今夜の道場。

 

午後6時~8時 武器術クラス

K池君のみの参加。

私が7時に道場に着き、「形意兵器は大丈夫かい?」と聞くと、「槍と剣の連環套路が怪しい」と言うので、

チェックをしてみると、なるほど確かにアチコチ動作が抜け落ちている。“こりゃあ細部修正以前の問題だ”

って事で、套路を教え直した。・・・次週以降は大丈夫だろうか?(>_<)

Y先生に習った神道流の剣術の復習も今夜から始める事にした。毎回一つずつ、じっくり時間をかけて

各自しっかり覚えるつもりでありますが、技の全てを憶えている者が居ないので、さて、何種類練習出来るかが疑問(苦笑)。

 

神道流の1本目を練習中に、今夜から打撃クラス参加のH田さんが道場到着。

H田さんは「学生時代に居合を学んだが、組太刀(対人練習)がなかったので自信がない」ちゅう話だったので、

「折角来たんだし、んじゃ一緒にやろう」と今夜は混じって稽古(笑)。

そんなこんなで、今夜の武器クラスは8時15分頃に終了。 楽しかった(笑)。

 

午後8~10時 打撃クラス

8時15分から準備体操。今夜はH田さんとマンツーマンなので、数を少なく、一つずつ丁寧に練習。

先ずは基本の各種。受け、手技(数種をチョイスして)、蹴り技。

基本の防禦練習。

柔術に入る前の受身の練習。ヤワラの物に、地堂拳の物もほんの少し混ぜて。これをやると、

全身を一瞬で合わせる、のが上手くなるもの。

初伝逆取1本目の練習。

目慣らしも兼ね、軽い攻防練習。「防禦も攻撃も思った様に動けない」のが解った、という事で、先ずはそれでOK。

上手くなるにも、そこが解ってからがスタート(笑)。

最後に、(昔ながらの)肘逆を外す体験をして貰い、今夜の稽古は10時過ぎに終了。お疲れ様でした。

 

 

8月3日(金) 仙台・套路クラス

32℃位まで気温は上がりましたが、湿度が低いからか扇風機だけで過ごせた石巻でした。

でも気温の下がり方がユルかったようで、夜の道場もナカナカの暑さでした(笑)。

 

今夜の稽古に来たのはT田さんのみ。

南方のT哉君も連絡書類を持って遊びに来たので、T田さんには(申し訳ないながら)正宗と形意の套路中心の

2時間になりました。・・・しかし、良く憶えるもので感心します。

前々から繰り返し述べてますが、基礎的な套路を一通り(大雑把で良いので)憶えたら、

イチから細部修正をしつつ【※1】、柔術の初伝技の練習に入ります【※2】。

その後、上の段階の套路や対錬、用法などに進んで行きます【※3】。

やればやるほど濃くなって行くので、皆さん楽しみながら稽古に取り組んで下さい。

 

★道場の駐車場所について、道場内に説明が貼ってあるので、皆さん再度ご確認下さい。

 

【※1】正しい力を出せる様になる為にも、套路の動作修正は重要です。ここに有ると言って過言ではありません。

【※2】初伝技のみでOKです。柔術はY先生に学ぶにも、拉などの武器の基礎としても重要です。又、

柔術を学ぶと「2~3年やれば掴まれる事に関して全く怖くなくなる」、

「殴ったり蹴ったりしなくても相手の身体を壊す事が容易になるので、相手との距離も問題なくなる」などの利点もあります。

(土曜クラス参加者は基礎的な套路と同時進行で柔術も稽古できます)

【※3】套路にも稽古法にも、上の段階があるのは当然です。しかし最初に学んだ内容は継続して稽古します。

“基本は奥義”という言葉もあります(これについてはいずれ別場所でネタにします)。

 

 

 

 

7月30日 久々本の話

講談社学術文庫版/『正法眼蔵・行持(上)』を読む。

原文、現代語訳、注釈、解説文と並んでいる親切な作り。

道元の『眼蔵』は難解と言われているけれど、禅仏教に対する基礎知識と悟りの体験があれば、

大まかな内容を掴むのは難しくない。

無論、字句の細部に亘って完全な理解をするのは現代人には難しいので、こういう本って有難いもんです(笑)。

 

ついでにもう一冊(笑) 8月4日『アイ・アム・サム』

もう随分と前にDVDで観たけれど、内容の記憶はアイマイ(笑)。いやはや泣きました。

この本(映画)で扱っている内容は、ひどく難しい物だと僕は思う。

僕なら・・・と書きかけて、泣き虫の僕はやめました。フンだ。

 

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雑談 南方町・二つの心眼流道場

私が入会した当時、登米市の南方町には、二つの別道場がありました。

1つは、柳心館・南方支部(新田系)で、私も所属している道場。

2つは、心武館(一関系)の道場でした。

 

心武館は、柳心館・南方支部長の佐藤力先生のご尊父が、

「派を越えて稽古が出来る場所を作ろう」

との志で立ち上げたのが、始まりだったと聞いております。

要するに、先代・佐藤先生が二つの道場の責任者を兼ねていたようです。

 

ですが、私が入会した頃は、二つは既に別系統の道場となっておりました。

因みに、柳心館は宮城県の無形文化財の保持団体。

心武館は登米市の無形文化財の保持団体だそうです。

それだけ聞いても、別の団体だと分かりますね。

 

私の入会当時、柳心館・南方支部は佐藤力先生が指導しておられ、

心武館の方は星憲明先生が主に外国人に心眼流を指導しておられました。

(苗字は同じ“星”ですが、新田の星家との血縁はないそうです)

 

さて、その心武館の代表者・佐藤永一先生がお亡くなりになりまして、

指導役だった憲明先生も、指導には立てないお身体の状態になったそうです。

そこで「心武館は消滅する」という選択もあったそうですが、

「折角の無形文化財保持団体なんだから、代表が変わって存続してはどうか?」

との話が立ち上がったのだそうです。

 

で、新代表として、南方の佐藤力先生に白羽の矢が立ちました。

「お父さんが立ち上げた団体だし」との理由もあったようです。

今回、力先生は、柳心館・南方支部長と、南方心武館の両方の代表に就任されました。

 

で、ワタクシです(笑)。

私は参与という役職を仰せつかりました。はい、名ばかりの名誉職でございます(笑)。

柳心館・南方支部では“師範助手”の位置でしたが、今回、何故か立場が一つ上がったようでして、

心武館では“師範代”と、文字の上でだけは、ワンランク上がったみたいです。

・・・いえ、単に表記の間違いで、ここに書いた事で関係者一同が“間違い”に気付きまして、

「師範助手でした」と降格になる可能性は充分ありますよ。

 

参与という、何をしたら良いのかよく解らない役職を頂きましたが、アタクシ、相変わらずのボンクラでございます。

ま、心眼流としては一通り学んだのは専作伝、柳心館系で熱心に稽古したのは築館伝。

そしてその本職は中国武術、というワタクシにとって、参与という「他所から口を出す」立ち位置は、適当かと思います(笑)。

今後ともご指導・ご鞭撻をよろしくお願い致しますm(__)m

 

8月25日の午後から、登米市南方町で、

『新生・心武館発足記念会』

が開催されます。

役員に任命された方は勿論、興味ある方は参加して下さい。

・・・とか言ってるワタクシが、参加ビミョーではあるのですが(笑)。

 

 

 

7月28日(土) 仙台・武器術クラス&拳法(打撃)クラス

6時~8時/武器術のクラス

T村君とK池君がクラスに参加。

私が道場に着く前には一通り復習を済ませていたようなので、前週練習した棒術の曖昧な所を復習し、

専作伝の剣術を練習。

上手く出来るかどうか、は別問題として、型の順序は一通り憶えたようなので、8時過ぎに稽古を終了しました。

ま、「上手く出来るかどうか?」は、生涯かけて追求の問題ですからね。取りあえずは“型を正確に憶える”、これですよ(笑)。

 

今夜の8時~10時/拳法(打撃)クラスは、参加者がおらず休みにしました。

で、来月から打撃クラスにH田さんが参加の予定です。(あくまでも予定ですよ)

初心者が入れば、基礎から一つ一つ丁寧に稽古して行きますから、これを機に未経験者も一緒にどうぞ。

一緒にやってみたい方は遠慮せず連絡下さい。

 

 

★どんなに才能がない人でも、10年、スパーリングと套路を並行して稽古すれば、

スパーリングの中で套路(伝統武術)の理合が現われて来ます。

で、スパーリングも年数を行なう事によって、身につくモノがあります。

半年~1年ぐらいでは“慣れて来た”という程度の段階ですが、

一所懸命2~3年やると、色々見えてきますし、言われなくても課題も見つけられるようになります。

楽しみながら取り組んでみて下さい(^_-)-☆

 

 

 

7月27日(金) 仙台・套路(型)クラス

Y田さんとマンツーマンで始まった本日の稽古。先ずは準備体操と基本功を各種。

九鬼棒術と専作伝の復習をし、天の型を練習。

 

後半はT田さんも参加して正宗太極拳の套路を練習し、2人組になってロウ膝拗歩の演武用法を数種類、練習。

10時15分頃に道場の明りを消しました。

 

★この数日、石巻は風が涼しくてクーラー要らずで過ごしています。夕方になると、窓から入る風が寒い位です。

仙台はどうかしら?と思ってましたが、今夜は仙台道場も涼しく、動きやすくて助かりました(笑)。

 

 

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7月25日(水) 雑談

昨日は登米は南方の心眼流の師匠宅での飲み会でした。

先生のご自宅敷地内にある明神さんが壊れ、新しい物に換えるという事で、
古い物の魂抜きと新しい物への魂入れ等を依頼されたのでした。
ついでにご自宅をリフォームするとの事で、家相についてのご相談も受けました。

その後、築館老先生の墓地をお参りしたり、T哉君宅にお邪魔して現在研究中という
様々な伝書を拝見したりしました。

夕方からの飲み会では、皆伝について詳しいご説明を頂きました。
焼肉が中心でしたので、私は口にする物が殆どありませんでしたが、お酒をお腹一杯頂きましたし、
何より、大変な技術上の収穫でございました。

久し振りで車中泊もしましたが、現在車検中で小さな代車で寝たせいか、
明け方、すさまじく両ふくらはぎが攣りまして、今も少々足を引きずっておる次第でございます(笑)。

 

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7月21日(土) 仙台・武器術クラス&拳法(打撃)クラス
1コマ目/武器術のクラス
K池君、S木君、T村君が参加。
私が道場に到着した頃には既に一通り復習もしていた様子。
私の到着後は、専作伝の棒術を皆で練習。20時を少し過ぎたけれども、一通り稽古出来ました。
次週はこの復習をしましょう。

2コマ目/打撃クラス
8時半頃からスタート。S木君が参加。
ここ最近、S君も稽古参加数が少なくなっているので、軽いスパーリングを中心に稽古。目慣らしの自由攻防といった所。
1回の分数(時間)を決めてというよりは、細切れにして動いた。暑いですからね(笑)。
途中途中に套路などの復習も。
今夜の稽古は10時少し前に終了しました。

明日(日曜)の仙台は猛暑日になるかも、って予報ですね。皆さん、来週まで身体を大切に(笑)。

 

 



7月20日(金) 仙台・套路(型)クラス
今夜はH田さんとマンツーマンの稽古になりました。
準備体操は端折り、早速太極拳の套路から。前週までの復習をし、新しい動作へと進みました。
正宗太極拳は1時間ほど。
後半は先ず八卦掌(老八)の復習をしてから新しい部分へ進み、形意(五行)拳の復習、
専作伝(初伝1本目)と、単攻防の復習でした。
約2時間、今夜は套路を随分進みました。若い人とはいえ、良く付いて来るものです(笑)。

金曜クラスは10時半頃までやってる日が多いですが、少数の時は9時半や10時頃で終わったりする時もあります。
ご了承下さい。

今夜は座っていても汗をかく位、気温が高かったです。
熱中症で騒いでいるこの頃ですものね、今夜の道場を休んだ人が多かったのも頷けますよ、ウム。
いや、暑かったですよ、実際(笑)。


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★福島I藤君のブログを読み、“暑い福島でも稽古頑張ってるなぁ”と、とても感心。

ブログ中にあった『苦戦したこと』に、アドバイスをしようと思ったけれど、

それが実用の為の練習なのか、課題としての練習なのかが文面からは解らないし、

彼ならそう時間も掛からずに解決策を見つけるべぇ、と、余計な口出しはせん事に決定。

ホントーに困った時には、質問を寄越すだろうし(笑)。

 

 

ところで、今週の雑談。 『スパーリングは一手段』ってハナシ。

 

私の道場でのスパーリングは金的も膝関節も何でもありだけれど、

一応、頭髪を掴む事や耳を掴む事は遠慮する様に言ってはおります(笑)。

でないと何処までも汚ねえケンカの様になるからっしゃ(笑)。

目や金的、関節部への攻撃は禁じてないけれど、手加減は必要です。当たり前です。

でもま、手加減する余裕のない内は、どうせ“目を攻撃する”なんて事は出来ないものだし好きにさせてますけど、

今まで問題(大怪我とか)が起きた事はありません。

 

既に何度も話している事ですけども、スパーリングは試し合うものでして、あくまでも練習の一方法論です。

基本や型などでやっている技を実際の動きの中で、試す。

上手く出来なければ、そこから工夫し、また試す。

上手く行ったなら、更に完成度を上げて行く。

スパーリングとはそういう練習法であり、互いの上達の一手段であるのですね。

なので、ムキになって殴り合ったり、己の優位を誇ってみたりするものとは違うのです。

冷静に、ある意味淡々と対峙し、試す。

 

相手を叩きのめそうとするだけのスパーなら、やらない方がマシですよ。昔の自由組手はそうでしたけど、

それだと元々強い者とか、負けん気の強い者しか残れないワケです。

 

・・・え? 「オレはどーしても向き合った相手を叩きのめしたい」、だと???

んななぁストリートでやれ。←え?ダメぢゃん!(-_-メ)

 

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7月14日(土) 仙台・武器クラス&打撃(拳法)基礎クラス

1コマ目・武器クラス(18~20時)
今夜はT村君のみ稽古に参加。前回練習した九鬼神流棒術の復習をして、
専作伝心眼流の棒術を練習。礼式と1本目に丁寧に時間を割き、2本目も少々。
1本目をしっかり憶えてしまうと、その後も楽ですからね。

2コマ目・拳法(打撃)の基礎クラス(20時~)
金曜クラスに通っているH田さんとT田さんが今夜は体験参加。
体験なので大雑把に練習内容の流れを掴んで貰う事にしたけれど、矢張りそれでも少し時間がかかりました。
準備体操、各種基本、防禦・攻防練習、外家拳技術、約束組手、整理体操などの一部を行ない、
10時20分頃に稽古を終了。

★套路クラスで学んでいる物と、この打撃クラスでの練習は全く別物のように感じるかも知れませんが、
動きを一般化・簡略化しているだけで同根です。
以前はそれを“自分で気付きなさい”と放っておいたものですが(自分で気付いたら本物です)、
イマドキは最低でもヒントは与えないとダメみたいなので、解説する様にしています。

今夜も参加した皆さん、暑い中、お疲れ様でした!

 

 



7月13日(金) 仙台・套路(型)クラス

H田さん、Y田さん、K池君、H君、M子さん、T田さんが参加。それと、南方心眼流のT哉君が道場に来ました。
準備体操、基本功の後、套路や柔術などを夫々の段階に合わせて練習。
久々、賑やかな道場(笑)。春先から参加者が少なかったものねぇ。


皆それぞれ稽古内容が違うので、年数やってる人達(先輩達だね)にも初学者さん達の指導を分担して貰いました。
前にも書きましたが、教えている姿を見ていると解っていない箇所、身についている箇所などが、当方から良く見て取れます。
何より、「教える事は学ぶ事」でもありますからね。

暑かったですねー(笑)。
稽古は10時半過ぎに終了。

 

 

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≪既にブログではお報せ済みですが、合宿の連絡です≫

 

佐藤金兵衛先生晩年の精華を当会にご指導くださっている、埼玉・Y先生主宰の合宿が開催されます。

9月8・9日の両日。那須にて。

今回は参加資格は特に設けないとの事。都合のつく方は奮ってご参加下さい。

 

※参加費・開催場などの詳細は、当会門人の福島I藤君にお尋ね下さい。

(リンクに彼のブログを貼ってありますので、そちらからご質問下さい)

 

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7月7日(土) 仙台教室・武器クラス&拳法(打撃)クラス

1コマ目/18時~武器クラス

K池君とT村君が参加。私が道場到着前に、教え合って既に形意四大兵器の套路を終えていたので、

私は細部の修正をするだけで済みました。大助かりです(笑)。

 

これで形意四大兵器は套路を憶え終わったので、今夜は東京伝・九鬼神流棒術の一人型・組型を練習。

K池君には復習となり、T村君にとっては初めてだけれど、20時までにはこれも一通り憶えました。

(次回は専作伝の棒術を復習します)

 

20時で一度稽古終了。土曜は夜勤のK池君は、この後職場へ。

こうして仕事前に道場に来て稽古を重ねている人もいるんだもの、ね。

 

20時からは2コマ目の打撃クラスですが、今夜はクラス参加者がいなかったので、残っているT村君の復習を。

形意棍の細部修正をし、正宗太極拳を一緒に一通り(曖昧な箇所は修正)。

形意五行拳も一緒に行なって後、細かい点を指導。・・・彼が再開したばかりの時は腰が浮いていたけれど、

兵器の稽古が効いてか、安定して足の力も良く使える様になっていました。悪くないカンジ(笑)。

 

今夜も楽しく稽古しました。8時45分頃に道場の明りを消しました。

皆さん、それではまた次週!

 

 
★28日に夏の審査会を開催します。受検希望者は申し出て下さい。

 

 

 

 

7月6日(金) 仙台教室・套路(型)クラス

今夜はY田さんとマンツーマンで稽古スタートしたので、柔術を練習。

基本3本のおさらい、逆取10本、逆投10本、合気10本(全て初伝技)を繰り返し練習。

投げの10本が終わる頃にK池君が来たので、合気から一緒に。

何でもそうですが、先ずは功を焦らず手順を憶えて下さい。

 

9時過ぎにT田さんが道場着。入会まだ間もない彼は正宗太極拳の套路を中心に練習。

今夜もだいぶ進みましたね。忘れないよう注意して下さい(笑)。

 

10時20分頃に今夜の稽古は終了としました。雨の中、お疲れ様でした。

 

 

★7月になりました。今年も後半に入りましたね。

これから暑くなりますが、しっかりした技術を、楽しく稽古して行きましょう!(o^-')b

 

 

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7月4日(水) 雑談/仙台道場・初心者のクラス同時進行について。

 

既にご存知のように、仙台道場は金土の週2日・3コマのクラス分けになっています。

金曜日は夜8時頃から開始の套路(型)中心の稽古。

土曜日は夜6時から開始の武器術クラスと、8時開始の打撃クラスの2コマです。

 

中国武術は、先ずは套路を憶える事から稽古に入りますので、

金曜の套路クラスと、土曜の武器術のクラスとを同時開始するのはお勧めできません。

徒手も武器クラスも、どちらも套路から習い始めるので、金曜クラスで覚える素手の型の他に、

武器の型まで同時に憶え始めるのは、覚える事が多過ぎてナカナカ大変でございますよ(笑)。

よっぽど練習時間が取れる人でないと、大混乱すると思います。

なので、武器クラスへの参加は、金曜クラスで基本的な型を一通り憶えてから・・・が余裕が持てて良さそうです。

 

ただし、土曜の2コマ目・打撃クラスは型を覚えたりする事は殆どないので、初心者でも金曜・套路クラスと同時進行可能です。

(これまでも多くの入会者が套路と打撃の2クラスは同時進行で上達して来ました)

 

「金曜の他にも土曜も参加したいなぁ」とお考えの方は、参考にして下さい。

 

 

 

★ところで、拉(ヒシギ)の長さについて質問される事があります。

私は「当門では36センチが標準である」と習いました。

ただ、刀と合わせる様な技術もあるので、標準寸法以外に少し長めの物も作っておくと良いようです。

 

ヒシギの技術はヤワラ有ってのモノと言えますので、初学の套路を憶えたら、

ヤワラも頑張って稽古しましょう(笑)。

 

 

 

 

 

 

 

 

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