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6月30日(土) 仙台教室/①武器術クラス ②拳法(打撃)クラス

今夜の稽古は自主練習日で、生徒さん達に一任しました。稽古生のT村君から報告が届いたので、ご紹介。

 

お世話様です。本日の稽古のご報告です。

今日は、私と菊K池氏の2名。

それぞれ、剣、と槍を中心にヘキから横まで五行を互いに教えあいながら復習。

連環剣、と連環槍を二人で揃って何度か復習しました。

それから、私が棍を教えてもらいながら、ヘキから横までを一通りやりました。

(連環棍は今日は私が覚えられなさそうだったので、行いませんでした)。

あとは、それぞれ思い思いに武器を変えては復習して、分からないところは声を掛け合って

確認する、といった感じでやってました。

 

K池さんは20:00ちょうどくらいに、道場を出て、私も暑さで集中力が続かなかったので、

20:15くらいに、戸締りして帰りました。

以上、こんな感じで、今日も楽しく稽古しました。

来週もご指導よろしくお願いします。

 

T村K俊

 

 

 

6月29日(金) 仙台教室/套路(型)クラス

仙台へと向かう途中、利府の街中に入った頃から雷雨。叩きつける様な雨。

雷の影響でしょうか、利府の一部で停電しており、信号機も電気が落ちていました。

 

泉に着いた頃には雨は落ち着き、道具を濡らす事なく、道場に運び込めました。助かりました。

 

8時過ぎにY田さんが道場着。マンツーマンで稽古開始。

先ずは築館・老師匠伝の棒術と、登米心眼流の剣術の基本に時間をかけました。

 

9時過ぎにT田さん着。Y田さんと2人組みになって心眼流・演武用の剣術数本と、

老先生伝の剣術とを練習。口伝は抜きですが、それでも刀の使用法は(知らない人には)新鮮なもの。

2人とも余り慣れていないので、慌てず時間を使いました。

 

10時前頃からはナイフ術。基礎中の基礎からテクニックまで。前にも述べましたが、

ナイフなどの片手で扱う武器を学ぶと、利き手前の拳法流派が何を考えているのか解ります。

勿論そこから、利き手後ろ拳法流派が何を考えているのかも理解出来ます。

そんな訳で、大いに役立つのです。

最後にナイフ・スパーリングを行なって(勿論遊びで軽くですよ)、

今夜は11時15分過ぎた位に稽古を終了しました。じっくり時間をかけました。お疲れ様でした。

 

 

★今夜は空模様が怪しかったので必要以上の道具(武器)は持って行きませんでした。

色々見たい人は、ワタシん家に遊びにござい(笑)。

 

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6月27日(水)

仙台教室に入会したばかりのHさんから、「3週続けて稽古に出られないから個人指導して欲しい」

との申し出で、今夜石巻で個人指導となりました。

仙台道場の人が石巻に来て個人指導を受けるのは最近は珍しいので、記事にしてみました(笑)。

熱心で頼もしい限りです。

 

1時間半程の稽古で、八卦掌、形意拳、正宗太極拳、単攻防の套路復習と、新たに数動作進み、

専作伝心眼流の出だし部分をちょっと教えました。

ま、これで3週間分ぐらいの内容がありましたかね(笑)。

 

 

 

6月27日 ブライアン・L・ワイス著 『魂の療法』

久し振りの、本の話題(笑)。

一冊くらい、こういった本を読んでみるのも、人生に一寸異なる視点を得られて良いかも知れません。

アタマから“信じる”とか“信じない”といった論点で読むのではなく、この本にもあるように何事にも「批判的視点を持って」当たる事が必要です。

特にこの類いの本に当たる時は、そういう冷静さが必要です。私は、俗にいうオカルトは嫌いですし、オカルト体質の人を軽蔑しています。空論も嫌いです。

ですが、常にそのような批判的な精神を持って判断を保留して物事に当たっていても、否定しきれないもの、というのが残るもので、

それは自身の体験として信ぜざるを得ないものとなります。なので、この本の内容にしても、判断は読み手に任させれています。当然です。

ただ、この作者の本にある内容は、私が行をしたり、仏教を介して思索を重ねて気付いた物と方向がかなり近い、という事だけ述べておきます。

 

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6月23日(土) 仙台・武器術クラス&拳法(打撃)クラス

1コマ目の武器術クラスには、T村君とK池君が参加。

7時に私が着いた時には、2人で形意槍を復習中。復習が済んで、形意剣の練習。

2人とも今夜で形意剣の套路も一通り憶えました。予想していたより速いペース。

剣の角度を変える様な一寸した動作にも精妙な技術(使い方)が入っているもので、

そういうのが実に面白いところ。

 

2コマ目(20時~)は今夜の参加者はいなかったので、8時20分頃に私は道場を出たけれど、

T村君はその後も残って練習してから帰った様子。

ご苦労様でした。

 

★次週30日は自主練習日となります。稽古者は互いに教え合い、楽しく稽古して下さい。

 

 

 

 

6月22日(金) 仙台・套路(型)クラス

K池君、M子さん、T田さんが稽古に参加。M子さん久々の参加。稽古にナカナカ来られないのに、

月謝だけ貰ってしまう感じで申し訳ないなぁ(笑)。

 

K君、M子さん共に「専作伝の初伝が怪しい」と言うので復習。

もうね、基本的な型は(中国武術だけでなく)日本武術も憶え切っちゃって下さいね。

でないと先に進めないんだから(笑)。

T田さんは正宗太極拳を。

 

一度皆で正宗の套路の細部練習をし(今夜は第1十字手まで)、形意拳を練習。

稽古中には、昔私が習った時の事や、10年ほど前の仙台道場の話などをして雑談も楽しく。

10時半頃に今夜の稽古は終了。

 

★次週29日(第5金)は武器で遊びます。各自、可能なら棒や木刀を持参下さい。

 

 

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6月20日(水)雑談

最近、嬉しい事に、やっと奥深いところを(少しずつですが)教えられる様になって来ました。

以前だと、例え教えても(説明しても)生徒達がピンと来ていなかったのですが、

今は教えると、良い返事まで来る様になりつつあります。

皆それぞれ動きに不完全な点がありますが(それは私にだってあります)、

それを自覚して修正し、更に上達する為の練習が出来ています。

勿論、言われた事を理解出来たからといって、すぐに弱点が克服出来る訳ではありませんが、

理解出来てしまえば、体現出来るのは時間の問題です。

 

今、道場に通っている生徒達は、将来的な技量が楽しみです。

この春から武器クラスを作ってみたのですが、作って良かった!と感じていますのは、

武器と素手との関係を突っ込んで教える時間が出来ているからです。

 

武術には、秘伝とか口伝と呼ばれるモノがありますが、秘伝・口伝はひとつの技に一つ、というものでもありません。

初心者向けの口伝・秘伝、中級者向けのそれ、上級者向けのそれ、と秘伝や口伝にも結構段階があるものです。

(中には技術とは無関係の階層のものもあります(笑))。

こうして深まって行く様になっているのですが、中途で挫折すると、この辺を誤解しやすいのですね。

初心向けのコツを習って、「俺は口伝を習ったぞ!」と勘違いしちゃう、とか(笑)。でもま、それは当人の勝手。自己責任(笑)。

 

こうして今、生徒達が教える内容について来られるようになって来まして、少しずつ伝える事が出来始めています。嬉しい事です。

ま、私自身が教える段階に来た、という事でもあるのだと感じていますが。

取り組みの真面目な人には、これから色々教えられそうです。

 

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6月16日(土) 仙台/武器クラス&打撃(拳法)クラス

1コマ目。武器のクラスにはT村君が参加。予定通り形意槍を復習し、剣を開始。

刀と剣の扱い方(操法とか言ったりしますけど)の違いなども、套路をやりながら理解し、

身につけて貰えれば何よりです。

整理体操代わりに、正宗太極拳を通して稽古を終了。

 

2コマ目。打撃のクラス。今夜はS木君のみ参加。

マンツーマンなので、「上手く出来ない」と言う技を練習。教えてもナカナカ苦戦している様子。

こういった技は“センス”の部分があるのでしょう。角度・力の使い方など一つ一つを

手取り足取り教える事は出来ますが、それでは単にコピーになり、“見取る力”が身につきません。

なので後は個人の努力に任せました。

(でも、これは簡単な類の技です。私は見ただけで出来ました。だから尚更、努めて貰いたいと考えます)

他に反応訓練や、コンパクトな受けを練習し、最後にタントウ。

着替えて10時過ぎに今夜の道場は終了。

 

 

★帰宅し風呂に入ると、浴槽に何やらバポナのよーな、不可解なモノが沈んでおります。

手にとって見ますと、“水素発生器”だ、と。

・・・きっとまた、ひとさまから頂いたモノをテキトーに放り込んでみたのでしょう。

“ジュー・ジュ・ジュー”というエアの染み出る音に、なんとなくリラックス出来ず入浴したのでありました。

 

ところで、一体なにに効くのでしょうか。水素。

 

 

 

6月15日(金) 仙台/套路(型)クラス

今夜の稽古にはH田さん、K池君、T田さんが参加。

簡単な準備体操の後、八卦掌の直線技法や対錬を練習をし、

套路。結構皆さん覚えが早いので、正宗太極拳、形意拳、八卦掌、単攻防などを、

それぞれ少しずつやって貰ってみたけれど、結構大丈夫そう(笑)。

単攻防の実用法を練習。

稽古の合間に武術的な雑談なども挿みながら、今夜は10時半頃に終了。

 

↑こういう雑談に、普通には習えない知識だのコツだのが入ってるもんですぞ!

尤も、『全く以って唯の雑談』って場合もありますが(笑)。

 

 

★トンファー講習会ですが、9月23日(日)午後1~5時。石巻でと決まりました。

参加費など、詳細は近くなったら改めて告知しますので、参加希望の門下生は

トンファーの準備をお願いします(^^)

※トンファーの貸し出しは可能ですが、自分のを持ってないと家に帰って復習出来ないからね(笑)。

 

 

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6月13日雑談 やっぱり触れなきゃですかね・・・

新幹線内でのあの事件ね・・・

あの類いの事件は、多分、制度的に防ぐ事は出来ません。

そう、“あのような事件は起こり得る”との想定で、生活を送る必要があるでしょう。

 

亡くなった男性は、刃物を持った犯人に後ろから組み付いたとか。

他人を助ける為のその行為は、誠に評価されてしかるべきです。

 

でも、しかし。それだけに、

刃物を持った相手と戦う為の技術も、知識も無かった、というのが痛ましい所です。

 

刃物を持った者に組み付いたら、それが前からでも後ろからでも、横からでも、やられて当然です。

そんな方法を取ったら、私でさえ危ない。

 

カバンでもリュックでも、盾になります。足があれば蹴ることが出来ます。

後ろからなら技さえあれば刃物を押さえられます。

後ろから、蹴り殺す事も出来ます。

物をぶつける事も出来ます。

命を捨てて時間稼ぎをするにしろ、もう少しやり方というのがあります。

 

あの、車両の中に戦える人間は一人も居なかったのでしょうか。

訓練を積んだプロは居なかったのか、それが残念です。

 

テレビのコメンテーターなどは、ドシロウトです。素手の喧嘩すら経験ないかも知れません。

そんな連中の見解などを本気で聞いたら、次は貴方がやられる番です。

何事も、プロの意見です。経験を積んだプロに尋ねるべきです。

 

 

だから武術やれ。ってんだ。

そしたら、あの正義漢も死なずに済んだかも知れんのだからよ。なぁ。(涙)

 

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6月9日(土) 仙台・武器クラス&拳法(打撃)基礎クラス

6時過ぎから武器術の稽古クラス。

今夜はK池君とT村君が参加し、形意槍の套路を一通り憶え終えた。

次回は槍を復習し、大きな間違いがなければ剣の套路に入る予定。

 

8時からは打撃クラスだが、今夜はクラスへの参加者が居なかったので、

武器クラスの整理体操代わりに正宗太極拳を通して8時半頃に今夜は稽古を終了した。

その後、T村君は道場に残って習った内容をメモしてから帰った様子。感心感心。

 

 

★先月今月と、新規入会の方が2人ほど続きました。

新しく始めたこの習い事が、人生の財産となるように、じっくり取り組んでいって下さい。

 

 

 

6月8日(金) 仙台・套路(型)クラス

仙台教室へと向かう途中、利府で事故渋滞。渋滞の始まりから事故現場を抜けるまで30分かかった。

お陰で道場へは少々遅刻。仕方のない事とはいえ、いやはや、参りました。

 

私が道場に着くと先週見学にいらしたH田さんが待っておられ、入会。お待たせして申し訳ない。

という訳で、一緒に稽古する仲間が増えましたので、皆さん宜しくお願いします。

 

Y田さん、T田さんも道場に来て稽古。

①先ずは準備体操と基本功。

②力みを抜き、身体を滑らかに大きく動かす練習として、外家拳の基礎的な連環手や、鞭手を利用。

③基本功中の一つの動作を取り出し、用法を対人で練習。動きの理解を深めて貰う為に。

④攻防型を1種類。

⑤套路。

⑥柔術。手解き11種類。拳法としては柔術の手解きは無くてもいい技術ですが、練習する事で、技が広がり、

人体への理解も深まるので、やって損はありません(笑)。

10時40分頃に今夜の稽古を終了。

今夜は3人中2名が入会間もない人なので、間延びする事を恐れず(笑)一つ一つにゆっくり時間をかけてみました。

慣れたら稽古のリズムも上がります(笑)。

 

 

★Y田さんが、「形意拳の2段階目練法で、正宗太極拳が変わって来ました」と言います。

それが感じられて来ただけでも、大成功です。

同じ言葉(台詞)を使っても、例えばY田さんと私とでは理解の深浅や高低が異なるでしょう。

だとしても、それで良いのです。違っていて当然です。

私が形意と正宗を始めて1年数ヶ月の時には、そんな事は全然解らなかったものです。

なので、それが解ったってだけで大したものです。ホント(笑)。

 

 

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6月6日(水)『柳心館と心眼流』

昔、6歳の6月6日に芸事を習い始めると、上達が速い、として習い事始めにしたそうです。

昔の6歳ですから、数え年でしょうね。満5歳になる年に、始めたという事になります。

中国人の子供(多分3歳くらい)が実に上手に棍を扱っている姿を見た事があります。

環境の為せる業とはいえ、あんなん、名人になるんでしょうなぁ(笑)。

 

さて。

宮城の柳生心眼流には、大きく分けて星貞吉(柳心館)系とその他があります。

地域や先生によって技が違っていたのを、星貞吉が明治期に体系つけたのが、今、柳心館として伝わっている技と体系です。

柳心館を名乗っていない系統、鈴木専作伝や斎田茂吉伝などは、星貞吉の編纂を経ていない系統です。

柳心館系は、基本21(又は28)ヶ条、28本の基本技から入り、免許が上がるにつれ表・裏の計14本ずつを習うようになっています。

鈴木専作系では基本21か条を初・中・上伝の3つに分け、皆伝技1本の22本。他に素手型とは別に棒術と剣術があります。

専作伝でも型以外にも口伝や変化技があるようで、柳心系・築館伝と同様に「捨て身技があり」(詳細は秘します)、

素手の型の本数が少ないだけで、技術的にはやはり“同じ心眼流”である事が分かります。

斎田伝は素手の技が48本(聞いた所では真に48手あるという訳ではないそうです)の体系だそうです。

 

心眼流マニアでもない私ですが、柳心館系2種と専作伝とを学びました。

技術的には同じ“心眼流”ですけれども、型の細部や力(筋肉)の使い方がそれぞれ違っています。

本数(型数)の少なさや身体の動かし方、技術的口伝の残留度から言っても、

中国武術修業者が並行して学ぶのであれば、専作伝が適当である、と私は感じております。

 

そういう理由から、現在の当道場では、心眼流は専作伝を教えておりますが、心眼流を学ぶ中で、

「もっと深めたい!」と希望の人に対しては、その延長として柳心館系の心眼流もお教えしています。

南方伝は登米市南方に行けば習えるので、私が教えるのは築館伝の技です。

老先生が亡くなられた今、県北に行っても築館伝を学ぶことは叶いませんから。

 

でも、でもですよ(笑)。心眼流と中国武術は結構身体の使い方が違いますから、普通に兼習するのは難しいかもですよ。

そこんとこ、クリアできるって人にしか両立はオススメできませんが(笑)。

 

・・・あら? ここ最近、「並習は難しいぞ」ってハナシばかりしていますね(笑)。

ま、事実難しいからなのではありますが、本質的には皆さんの努力!次第でございます。

 

 

あ、そうそう。先週水曜のこの『雑談』で“合気道”を例に出しましたが、あの後間もなく、

福島I藤君が「合気道を始めたらしい」旨をブログで読みました。誠にタイムリーでありましたが、

あくまで偶然であって、別にI藤君へのアテツケ(?)などで書いた文章ではないので、妙な勘繰りせんよーに(笑)。

 

 

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6月2日(土) 仙台・武器クラス&拳法(打撃)基礎クラス

今夜はK池君のみが参加となり、1コマ目の武器クラスだけ稽古。

形意刀の復習をし、槍術の練習を。

8時少し前に稽古を終了。

 

形意拳の四大兵器套路を一通り(五行と連環とを)通すと30分程かかります。

軽く流す程度に行なっても、武器の負荷(重さとか)がかかるので、いい運動になっていそうです。

・・・勿論、兵器に手をつける前に五行拳と12形拳は済ませておく方が、

“武術の稽古”としては相互に理解が深まり、宜しかろうと思いますが。

 

★前回30日の雑談で、「一部の天才は云々」と書きました。

それを読んで、「なのに俺が混ぜるのはどうしてダメなんですか!?」と言う者が居たとしたら、

私はこう言わせて貰いますよ。

「オメーは自分が天才だと思ってんのかよ?」と。

身も蓋もありませんけどね(笑)。

 

 

6月1日(金) 仙台・套路(型)クラス

Y田さん、T田さん、見学の方が参加。

①準備体操。基本功

②対錬。シンプルな物を数種類。

③正しい形で力を出す練習・実験。

④套路

⑤柔術、基本の体捌き。

⑥推手を何種類か。

で2時間20分ほど練習。見学の方向けに、中国武術と日本の柔術の紹介を兼ねた稽古をしました(笑)。

 

昔、ワタクシも先生に言われました。

「筋力に頼っていてはダメだ。自分より筋力の強い者にはどうする。それに、年をとったら筋力は衰えるんだぞ」と。

だから、技のコツを掴まねばなりません。そのコツを掴む為に必要なのが、

一見役に立たない様な練習法だとか、先生のアドバイスなのですな。面白いもんです。

 

 

 

 

雑談 5月30日(水)

中国の武術と日本の武術は体の使い方が違う、というのは何度も言っております。

例えば、合気道を見て下さい。胸を張って、腰が入っています。あのような形を作る中国武術はありませんよね。

「合気道は柔らかい」と言われていますが、私から見ると多くの合気道は胸も肩もガチガチです。

これは善し悪しを言っているのではありません。“違い”を言っているだけです。

 

生徒がそういう日本の武術を並習する事を私は禁じていません。

ただ、「絶対に混ぜるなよ。意地でも、死んでも混ぜるなよ」と釘を刺してはおります。

何故かと言えば、違う体使いを混ぜると、使い辛くなる技が必ずあるからです。

 

それに、他流の動きを混ぜてしまうというのは、師やその武道を継承して来た先達に失礼な事です。

なので、私が「混ぜるなよ」と言った時に、「〇道場は同じ身体運用でやっていますよ」と生徒が言ったなら、

「んななぁ、俺の知ったことか。そんなに楽してぇんなら、その道場に行きやがれ」

と一喝いたします。

 

体の使い方、力の使い方が異なる武術を並習するに当たって、混雑させなければならない様であれば、

それは、「お前は並習する器量じゃねぇ」という事になります。

 

違う所は違う、としてしっかり分けて行なう事。それにより、

両方の違いを際立たせ、より深い理解をモノにする可能性が高くあります。こうなったら並習の成功でしょう。

 

∵・∴・★

 

実は、同じ心眼流であっても、築館伝と南方伝、専作伝とを稽古してみたら解ります。

“こりゃあ、体の使い方を混ぜこぜにしたら、使えない心眼流が出来上がるぞ」

という事が。

確かに、同じ心眼流ですから、技術的には同じものがあります。しかし、体の運用は夫々異なります。

「心眼流はどれも同じだよ」と言う人がいますが、身体運用にまでそう言う人がいるとしたら、

それは他の系統をイチから学んでいない人と思われます。

身体運用まで同じだったとしたなら、派に分かれている必要がないじゃありませんか(笑)。

 

最後に一つ。

確かに、一部の天才は違う武術の共通点を見い出して一つに融合し、体系づけます。

しかし私は、あえて「それをするな」と言っているのです。

 

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5月26日(土) 仙台/武器クラス&拳法(打撃)クラス

1コマ目/武器術のクラス

T村君とS木君が今夜の稽古に参加。主に形意五行槍を練習。

 

2コマ目/拳法(打撃)クラス

前半はT村君も参加して、正宗太極拳の套路を復習。少人数なのでメニューは柔軟に変更。

後半は打撃技術の稽古。技を使う場合の重要な点を重点的に練習。

10時20分頃に今夜は稽古終了。

 

 

今月の稽古も今日でオシマイです。来月も楽しく練習しましょう!

さて。

武器の套路も、徒手(素手)の套路も、基本も、最初の内はゆっくりと復習して下さい。

焦らなくても何年か経つと自然に速くなります。手足体のタイミングや力の用い方などがちゃんと身につかない内に速くしても、

動作は合わず見っともないってだけでなく(笑)、正しい力も発揮出来ません。

何事も初歩は正確に、正しい運用を心がけるのが肝要です。

 

 

 

5月25日(金) 仙台/套路(型)クラス

今夜の稽古参加者はK池君とT田さん。少数でしたが、「仙台に出張で来た」と言う埼玉のY先生が道場に遊びに来てくれ、

みんなそれぞれ練習している事はバラバラでしたが、賑やかにやりました(笑)。

 

★今年の練習会はトンファーに決定しました。(開催日は未定)

「練習会までにトンファーを購入したい」と言う生徒がおりますが、トンファーにも幾つかの形状があるので、

実際、買うとなるとどれにするか迷うようです(笑)。

なので、今週の道場には数種類のトンファーを持参しました。実際に手にとって好みの物を選んで貰おうと思います。

私の私物だけでも何種類かの形状、バランスの違いなど特徴がありますから、参考になりましょう。

因みに、私物だけでまだ6本(6セット)ありました。手は2本しかねぇのに、アホか。と流石に思いました。

 

ついでに探してみたのですが、サイも3セット半残ってました。

棒類とヌンチャクは、数えるのを諦めました。

 

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5月23日(水)の雑談

だいぶ前ですが、「私は必要と思われる時以外は道場で中国読みを使わない」

と述べた事がありました。だって、日本の道場で中国読みって気持ち悪いでしょ?(笑)

では、“必要な時”とはどんな時なのか?と申しますと、

それは「日本語だと同じ読みになってややこしい場合」などでございます(笑)。

例えば形意拳の崩拳と砲拳。

これ、どちらも日本語では同じ「ホウケン」となってしまい、

どちらを指しているのか混乱する事があるのです。

中国読みすれば「ぽん」と「ぱお」になるので伝わりやすい(笑)。

因みに五行拳を中国読みすれば、以下の感じです。

 

pī/pǐ quán

劈 拳

 

zuān quán

鑽 拳

 

bēng quán

崩 拳

 

pào quán

炮 拳

 

héng quán

横 拳

 

ね、これなら崩と炮を混同しないと思うのですよ?

ま、こういう利便性を考えて、時に中国読みを導入しております。(笑)

 

 

*中国語表記は“ピンイン変換サービス”を利用させて頂きましたよん。

 

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5月19日(土) 仙台/武器クラス&拳法(打撃)クラス

1コマ目・武器クラス

T村君、K池君、S木君が参加。

形意刀(五行、連環)を復習し、左手の在り処が技術にも威力にも関係する事を説明。

素手と武器の関係も良く解る筈。この辺りの事は普通は習えませんよ、ウチだからです。と自画自賛してみます(笑)。

形意刀の套路は一通り憶えた様なので、今夜から形意槍に入る。先ずは1本目のヘキ槍を稽古。

今夜も各々楽しそうで何よりでした(笑)。

 

※武器クラスは6~8時です。6~7時頃迄は自主練習になるので、生徒同士互いに教え合ったり、

組みでしか練習出来ない事を復習して下さい。

7時頃からは新しい物に進んだり、細部(重要点)の練習になります。

習えば習うほど、技術は増えて行きます。習った内容をしっかり身につけたければ復習の時間は必須なので、

是非とも前半の1時間を有効に利用して下さい。

 

2コマ目・打撃(拳法)クラス

S木君とマンツーマンなので、「休会中に正宗太極拳が少し怪しくなった」と言うT村君にも残って貰い、

先ずは太極拳套路の復習をした。全くの初心者がいない今は、少人数時には参加者に合わせてメニューを変えます。

 

9時頃からS君とマンツーマン。改めて準備体操を行ない、先ずは基本の受け・手技・足技を。

基本を雑にせず、要点を守り正確に繰り返す事により、最初は威力が出なくても将来的に結果が出るので、

基本をテキトーにすっ飛ばしたりしてはイケマセン(笑)。

目慣らしに防禦・攻防練習をし、10時少し前に今夜の稽古は全了。

 

それでは皆さん、また来週!

 

 

 

 

5月18日(金) 仙台/套路(型)クラス

Tシャツ一枚で過ごせた前日の暑さと変わって、今日は外に出たら風が冷たく、心の準備が出来てなかったので、

思わず凍えました(笑)。昨日と比べて10℃以上低い、って言うんですからねぇ。

 

さて、そんな今夜の稽古には、T田さんとY田さんが参加。

道場に入る時間がバラバラだったので、準備体操は各自でざっと行なって貰い、套路練習。

T田さんは正宗太極拳。新しく憶える動作が前に出て来た動作と似ている時は、簡単に用法(使い方)を説明して

理解に当てて貰う事にした。

Y田さんは専作伝心眼流の初伝7本を復習。少しずつ細やかに練習。

 

柔術の手解き類を稽古し、最後にYさんは形意刀、Tさんは基本功で行なう歩法をチェックして、

今夜の稽古は11時少し前に終了。

 

 

やわら(柔術)について。

昔、『ひねもす』だったか『初心門下生』にだったか同じ内容を述べましたが、慣れていない人は爪を立てて掴みます。

これをすると、相手の皮膚などをえぐってしまい、時に大きな怪我をさせる事があります。

実際、爪を立てるように掴むと、思ったより掴み切れないのですが、そこが素人の悲しさです(笑)。

慣れると指の形を利用して掴むようになります。この方が強力です。これが身につくまでには、少し時間がかかります。

身につくまでは相手に怪我をさせないよう、ムキになって掴まない様にしましょう。

これまた昔話ですが、中国の太極拳の大家がやって来た時、“掴まれた手をかえす(無効化する)”テクニックを

やってみせましたが、掴む人達が太極拳套路しか知らないオジサン・オバサンだったので、爪を立ててしまい、

大家の皮膚を傷つけてしまいまして、技の実演を止めてしまった事がありました。残念な事です(苦笑)。

当会の皆さんはしっかり基礎から身につけて、実用に耐える技術を身につけて下さい。

 

 

 

★このクラス(金曜)に参加してみたら、それまで型をやった事のない人も、“型って楽しいじゃん”って感じるかも知れませんよ(笑)。

武術の深みは実は型に凝縮されておりますもので、行き詰まりの解決にも役立つ可能性があります。

 

 

 

読んでみた 5月18日

『国際スパイ・ゾルゲの真実』(NHK取材班)

有名なスパイについて調べた本。本文後に3名の執筆者による『解説』があるが、

ワタクシ、ロシアの政情にさほど興味はないので、そこは読み飛ばしました(笑)。

 

 

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5月16日(水)雑談 力を入れるのが習慣の方だと・・・

先日入会されたTさんが、見学時に「余り熱心ではなかったがフルコン空手をやっていた」

との事でしたので、

 

「日本人と中国人は歩く時の股関節や膝の使い方から違います。又、『腰を動かしなさい』と言われた時に動かす部位も違います。

現代空手は日本人の身体の動かし方で出来ています。当たり前ですが、中国武術は中国人の身体の動かし方で出来ています。

ですので、並習はほぼ無理ですが、昔、日本武道を経験して、今は全くやっていないのであれば、切り替えさえ注意して練習すれば、身につくだろうと思います。

私も日本の武術から入りましたが、要求される注意点を注意して守る事でクリア出来ました」

 

と、ご説明をし、

実際に動かす部位の違いや、筋力ではなく形で力を出す、といった事、戦い方の違いなどを実演し、

ご当人にやって(体験して)も頂きましたが、Tさんは大丈夫そう・何とかなりそうなタイプの人でありました。

続けば上手くなると思います。

 

さて、良く「無駄な力を抜け」と言われますが、

力みが入っているとナカナカ違う動き(例えば使っている部位など)に気付けません。故に脱力を問われます。

中国武術の套路は、当然、中国人の動きで出来ていて、日本人の動きとは少しく異なりますが、

無駄な力を抜いた上で、気をつけて、正確に練習すれば、動かすべき箇所が動くようになって来ますし、

意識できなかった箇所も意識できるようになります。(筋肉のつき方自体は人種を超えて同じですからね)

脱力の出来ない身体になってしまったタイプの方は、残念ながらここで脱落してしまうのでございます。

 

で、ワタクシ、今回の経験を期に、日本武道経験者の入会希望につきましては、

少し上記のようなテスト(というか実験)をして、その方の向き不向きを見てみようと思うに至りました。

 

入会して数年経っても切り替えが出来ないタイプの方には、以前は南方心眼流への移籍をオススメしておりましたが、

一寸したテスト(実験)をする事で、これからはお互いに時間の無駄を作らずに済むのではないかな?と、考えたりしております。

 

・・・え? 「教える相手を選ぶのか?」ですって? そりゃー当たり前じゃないですか、そんなこと(笑)。

ワタクシ、もう若くないんですから。時間は永遠には有りませんのよっ!

 

ワタクシ、武術(道場)収入に頼って生活している訳でもありません。

又、同系他派と生徒数を競っている訳でもありません。(こういう先生方はお気の毒ですよ)

確かに、生徒の数が多ければ賑やかで楽しいですが、

それなりに才能があって、武術を好きな人達と余生を稽古して行く方が楽しゅうございますからね(笑)。

 

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5月12日(土) 仙台・武器術クラス & 打撃(拳法)基礎クラス

去年までより出発が1時間ほど早く、まだ明るい道路を走るので、この季節、山道の藤がとても綺麗に見えます。

又、明るい道を走りますと夜では気付けない花が咲いていたりし、何となし嬉しくなります。

今まで10年以上、そんなトコロにそんな花が咲いていた、なんて気づけなかったのは、ちょっと人生の損だった気もしますかね(笑)。

 

1コマ目(午後6~8時)は武器の練習クラス。

怪我以来休んでいたT村君が、何年か振りで道場に復会。事情で休会・退会していた人が戻って来るというのは、実に嬉しいものがありますよ。

少し遅れてS木君も参加し、T村君と共に形意刀の復習。必要に応じてメモを取る時間を与えながら細部まで詳しく指導。

このクラスは通常20時には終了だけれど、今夜の打撃クラスの参加者はS木君のみなので、20時半まで延長して形意刀の稽古。

何せS木君も套路が怪しいので、良い復習になったでしょう(笑)。

 

2コマ目(午後8~10時)は打撃のクラス。

S木君とのマンツーマン稽古なので、基本の洗い直しをする事に決定。

基本の防禦(受け方)の初心者に求められる方法。(私もその方法で何年も稽古した。そこを経ると上級の方法が容易に出来る)

基本の手技の練習。これも細かい点に気をつけながら。

 

時折、雑談なども挿みつつの稽古は、最後に簡単な整理体操をして10時に終了。

 

 

 

5月11日(金) 仙台・套路(型)クラス

今夜は一寸遅れてしまい、道場に着いたのが8時過ぎ。

でも、まだ他の誰も来ていなかったので、ホッとした(笑)。

 

8時15分頃にH君が来、剣術などの雑談をしながら準備体操。その後、12形拳の細部を修正。

その頃、先週見学に来たT田さんが来て、本日入会。一緒に稽古する仲間が増えましたので、まだ会ってない方もこれから宜しく。

ついでM子さんが到着し、先ずは基本功を練習する事に。慣れないとナカナカ複雑な動作もあるので、じっくりと。

 

後半は各自、套路練習。H君は日本の剣術、M子さんは形意拳、T田さんは正宗太極拳。

正宗太極拳の動作解説ついでに「両手で打つ技」の実用法を一つ。恐らくこれ、秘伝にしている所も多いけれど、

この程度の事は初心の内にアタマに入れちゃって貰います(笑)。

 

最後に道場に置いてある武器をいじりながら、武器関連の雑談をし、10時40分に今夜の道場は終了。

お疲れ様でした。

 

★何でもそうだと思いますが、動きに馴染むと憶えも早くなって来ますので、最初の頃は慌てずに一つ一つにじっくり時間をかけて大丈夫なものです。

 

 

 

今週の読書 5月12日

板坂元著/『考える技術・書く技術』

1973年刊行の本ですが、今でも内容が古いと感じませんでした。

文も(流石に?)読みやすくて面白い。

・・・こんな本を読んだからといって、マトモに推敲もしないワタクシの『指導日記』が、素敵な文章に変わったりは致しません(苦笑)。

 

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5月9日・雑談 『ウソツキな業者』

 

先日のおはなし。

 

NTTから『サービスの契約内容』という封書が届きました。

開封しますと、“フレッツ・あずけ~る”というプランに契約したとあります。

ワタクシは覚えがありません。

・・・そういや、その3~4日前に届いた封筒があったぞ、と思い出しました。

探しますと電話の直ぐ横に未開封のまま置いてございます。

差出人は㈱U(以下略。全部横文字の社名)となっています。

宛名がワタシではないので、開封しておりませんでした。

とりあえず開封してみますと、フレッツ・あずけ~る、及び、24時間出張修理オプションの、

申し込み内容確認書、となっております。

随分ややこしい書面です。これ、年寄りなら意味が解らないでしょうね。

 

NTTに電話をして、それがどういうものなのか確認してみました。

「私の知らない契約のことなので、家の者に聞いてみて解約の場合はまた電話する」

ことで話を終えました。

 

帰宅した家の者に話を聞いてみますと、何日か前にNTT代理店を名乗る所から電話があって、

「無料で付けられるオプションだから」

としつこく勧誘されるので、無料ならわかりました、と返事をしたとのことでした。

 

しかし、NTT東日本代理店という㈱U(社名中間略)KSからの書類を見ますと、

無料ではありませんで、送られた書類に銀行口座など記入して会社に送付すれば、

掛かった費用を返却する(返却時にかかる振込み手数料は差し引く)とあります。

無料じゃないじゃん(笑)。

 

でも、話は理解できました。

家の者は、そういった細かい説明は何もされてない、との事。

ただ「無料ですから」とだけ言われた由。

これは解約ですね、必要ないもの。

 

一応、その㈱US(社名後略)という会社を検索してみたのですが、

同じように(その方の場合はもっと酷いようですが)被害にあったブログを見つけました。

そこにはNTTとのやり取りなども仔細に述べてあり、大変参考になりました。

 

翌日、改めてNTTに電話をしまして、解約の旨を話しました。

で、㈱U(クドイけど、略)には私から解約した旨電話する必要はあるか?聞きました所、

どうもハッキリ致しません。

「気になるなら後ほど担当者から電話をさせます。ただ、今日になるか、後日以降になるかは解りません」

とのオハナシ。

この辺りの事は、先に見つけたブログのやり取りで「そう言ったNTTからは何日経っても連絡はなかった」

と読んでございましたので、あまり当てにしない事に致しました。

 

ハッキリしませんので、続けて、消費者センターに電話しました。

事情を説明しまして、「解約は出来たみたいですが、これ、㈱USE(中略)KSに電話したほうが良いかしら?」

と聞きますと、「一応、電話入れてみて下さい」との事でした。

「その電話勧誘時の話には嘘があるので、こちらでもその会社は調べてみます」とのお話しでございました。

 

消費者センターとの電話を切って間もなく、NTTから電話がありました。

「“あずけ~る”も“オプションサービス”も解約という事で承りました。費用は一切発生しません。

㈱U(略)Sにはこちらで対応しますので、電話をお掛けにならなくて大丈夫です」

とのお話しでございまして、素早い対応に感心致しました、アタクシ(笑)。

 

さて、これらの内容を、最初に電話を受け取った家の者に伝えました所、

「最初にキチンとした説明がないのは許せない。ひと言いいたい」と、クレームの電話を入れることにしたようでございました(笑)。

電話を入れたところ、「説明はちゃんとしている筈だ」との一点張りだったと。←この返事は先のブログでおり込み済みでした。

「説明はちゃんとするように教育しなさい」と文句を言い、「解約はしたこと」、「消費者センターにも電話を入れた」

ことなどを伝えて、電話を切ったそうでございます。

 

そんなことがございましたが、今は電話でのネットや回線やらの勧誘が多くて、

それらの多くが「NTT委託」を名乗ったりして、サッパリわからんのでございます(笑)。

でもま、正確な説明は全くせず、“契約すりゃ勝ち”みたいな(笑)、

電話をかけて来て、先ずは詳しい案内書を送って来るのでなく、いきなり契約説明書だとか、

言われりゃ「説明はした」とか、まぁ、こういう会社はチョット(チョット?)問題ありますわね。

 

年寄りならそのまま諦めて払い続けるかも知れませんよ。書面は面倒くさい内容ですし。

ワタクシの家には、まだワタクシのような若い(48で若いって言うな!)者がいて、良かったですよ。

 

※あ、一応社名は伏せましたが、知りたい人には教えますよ。

 

 

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5月5日(土) 仙台・武器術クラス&拳法(打撃)基礎クラス

午後6時過ぎから武器の稽古クラス(私が道場に入るのは7時前後ですけど)。

私が着いた時点で既にK池君とY田さんが形意刀の稽古中。

私が入って間もなく、久し振りにT村君が「旅行に行って来たお土産」と日本酒を持って来てくれて、

そのまま混じって形意刀の稽古。そうこうする内にS木君が来て刀を振り回す。

賑やかで楽しい(笑)。

 

20時からは拳法(打撃)クラス。

S木君と高校生I藤君。I藤君は受験準備の為、今後は都合の良い日にのみ参加する事に。

①準備体操 ②基本各種 ③防禦練習・反応訓練 ④外家拳技術

⑤歩法 ⑥約束組手(後半部) ⑦形意五行拳の段階練習 ⑧スパーリング

などで10時過ぎに終了。

I君、先週と2週続けて参加したからか、スパーでは先週より動けていた(笑)。

「運動不足になるから道場来られない時も家で稽古しなよ」と言って大笑い。

 

 

 

 

5月4日(金) 仙台・套路(型)クラス

前夜から終日雨。夜には止んだけれど、道場は幾分冷えました。

 

実に少人数だったけれど、南方心眼流のT哉君が顔を出してくれたりと、何となく賑やかな稽古(笑)。

いつも通り準備体操と基本功の後、少人数を活かして、入会間もなく習う動作の復習。

最初期に教わる動作の、細かい注意点を(最初はやり難くても)きっちり身につけるかどうか?で、

使える武術になるか、型だけになるか決まるものである。なので、時に初学に帰って復習するのは

良い刺激にもなるだろう。慣れた頃に最初に戻るのは、余裕も出来ていて同じ説明・指導でも、

頭に入る・身につく所が違かろう(笑)。

正しい動きが隙のない動きになり、正しい形が強い力を生む。先ずはそこが理解出来ればOKである。

 

後半30分は套路などを行ない、簡単に整理マッサージ(一人で行なうマッサージ)をして、今夜の稽古は終了。

 

稽古をする事が日々の楽しみになってしまえば、上達は遠くないもの。

今夜教えた(教え直した)事だけでも、復習するには一週間かかるだろうし、

或る程度身につけようとしたら、もっとかかる。

嗚呼、一週間とは短いものよ(笑)。

 

 

 

 

今週読んだ

5月3日 佐藤金兵衛著/『実戦点穴術』

メンドクサイ哲学の本を読んでる合間に、アタマ休めに読みました(笑)。

購入したのは金兵衛先生在世時だったが、打っちゃっておいて今更読書。

点穴には何系統か(つまり幾つかの種類が)あります。これはきっと“試せないから”でございましょうかね(笑)。

 

5月5日 山崎正一・市川浩編/『新・哲学入門』

哲学の本の多くは先人の思想の解説だが、これは“哲学する事(させる事)”が目的な様で、読んで楽しい。

正確な把握をさせる為だろう、文が細かいので読むのに少々時間がかかるが、そう難しい事を述べてはおらず、

恐らく誰しも考えた事がある事事なので、とっつき易いのではないでしょうかね。

 

 

雑談 4月25日(水)の続きになります。

BCタイプ

 

タイプBとタイプCなら、Bの方がマシです。

Bは、当人が何かの切っ掛けでやる気になれば大丈夫ですから。

 

問題が大きいのはCです。

長年稽古を続ける中で自然と変わって行った、とか、

長年月稽古をする中で工夫して変えた、というのであればまだしも、

習ったものを、たった1年で変えて(変わって)しまっても何とも思わない。

変わっているかも知れない、間違ってるかも知れないぞ、との気持ちから師に質問する(教わり直す)もしないという事ですよ。

それじゃあ独学だって同じです。本でも読んで勝手に憶えるのと、何も変わりませんよね(笑)。

 
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黄金週間中も道場は普段通り稽古を行ないます(4・5日)。

 

 

4月28日(土) 仙台・武器術クラス&拳法(打撃)クラス

①今週も1コマ目は武器術のクラス。K池君、S木君が参加。

K池君が「刀にハマッています」と言います。形意拳の徒手と兵器を練習する事によって、実用時の動きを知れます。

中国の武器術は「徒手と深い関係がある」のです。今更ですが(笑)。

 

※武器クラスですが、形意四大兵器を一通り憶えた人は、好きな物を練習して結構です。

ヌンチャクや三節棍、Y先生に習った棒や日本刀、ヒシギなど研鑽して下さい。

 

②20時から拳法(打撃)クラス開始。S木君と高校生I藤君。

準備体操、基本各種、防禦・攻防練習、歩法、約束組手、柔術(初伝逆取10本)、スパーリング。

随分久し振りで稽古に参加したI藤君、スパー中の投げで足を攣った模様。

若くても普段運動不足状態でこのクラスに急に参加すると、思わぬ怪我をしたりするねぇ。

・・・私の若い頃はそんな怪我はなかったので、意外に思うのですが。って、そうか、

私ぁ若い頃、勉強なんかしてなかったから、運動不足になりようがなかったからか(笑)。

ってな感じで(どんな感じなんだよ)、10時過ぎに今夜の稽古は終了。

 

 

 

 

4月27日(金) 仙台・套路(型)クラス

M子さん、K池君、Y田さんが参加。

準備体操の後、先ずはサラッと正宗太極拳の復習。

少林拳1種と、専作伝初伝7本を復習。

後半は自由練習。Y田さんは五行拳を、K君・M子さんは太極対錬や64散手を練習。

10時20分頃、今夜の稽古は終了。

 

 

あ、そうそう。

長く学んでいる生徒の何人かが、そろそろ良い感じになって来ました。

どんなに説明しても、教えても、“そのレベル”に近づいて来ないと理解出来ないし、勿論、出来る様にはならない訳です。

練習量が多い人なら兎も角、仕事の合間に練習もする、という現代の我々では、矢張りある程度纏まった期間がかかる様ですね。

武術には多くの動作のコツなどが四字熟語として残されていますけど、

『含胸抜背』にしたって、肩や胸が力んでいる様じゃ打てませんからね(笑)。

その辺、指摘してくれる先生が居ないと気の毒な結果になりますわな。

 

 

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4月25日(水)コワイおはなし。

 

例えば、武器の型(套路)を教えます。型のない武器なら扱い方を教えます。

一通り教えたら、道場では他の練習をさせ1年程放っておきます。

(勿論、教えた事に質問されれば教えます)

1年程経って、突然やらせてみます。

やる気も素質もある人は、1年の内に武器がだいぶ身体に馴染んでいます。タイプA

やる気のない人は(数ヶ月の内に)、忘れてしまっています。タイプB

自己流に陥り易い人は、動作が減ったり盛られたり型や扱いが変わっています。タイプC

タイプAの人には、細部修正を施し、用法などに進みます。

B・Cタイプの人には、それ以上教える必要がありません(というか又最初からスタートなので進めません)。

 

知らない内に、こうして篩(フルイ)にかけられているコトがあります。

こわいこわい(笑)。

 

 

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4月21日(土) 仙台・武器クラス/拳法(打撃)基礎クラス

1コマ目は武器術のクラス(18時~20時)

今夜はK君が参加。楽しく形意刀を練習出来た様子。

このクラス参加者は、取りあえずは形意四大兵器の套路から覚え切って貰います。

套路(型)を覚えたら卒業!ではありませんよ。学ぶ気持ちと素質のある人は、型に出て来る技の使用法を学びます。

 

20時からはいつも通り、拳法(打撃)基礎クラス開始!なのですが、生徒に都合が悪く、今夜はお休み。

なので2コマ目の稽古はなく、今夜は帰宅(笑)。

 

 

 

4月20日(金) 仙台・套路(型)クラス

今夜の稽古スタート時はS木君のみ。なので準備体操をし、套路を練習。

9時過ぎにY田さんが到着したので、太極対錬の復習をして貰い、先日の稽古会で習った居合も復習。

最後に簡単な整理体操をして10時過ぎに今夜は稽古を終了。

 

Y田さんが「月謝に少し足しました」と仰る。理由を聞くと「先日の練習会で先生の負担が大きいのは申しわけない」と。

その気持ちだけで嬉しいですよ、充分です。

それにそんなお金をYさんからだけ頂く訳にも行かなくなりますからね、払う気のない人からも集めなきゃならなくなっちゃうから(笑)。

「んじゃ多い分は来月分の月謝として頂戴しますからね」という事にしました。

お気遣い、本当に有難うございます。そういうお気遣い、忘れませんのでm(__)m

 

昼間は暖かい一日でしたが、夜はまだ少し気温が下がりますね。

皆さんも体調にお気をつけて(笑)。

 

 

 

今週読んだ

4月18日 『唐宋伝奇集㊤』岩波文庫版

中国のちょっと不思議なむかしばなし、を集めた本。

解説を読むと、こういう本にも真剣な研究者が居られるって事にビックリしたりします(笑)。

ワタシなんざ、“ハイハイ、そうですか”って読むだけなのにね。

 

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4月18日の雑談
現代日本での大成(ある程度の完成)というオハナシ

 

7年も8年も習っているのに上手くならない、ってな人は“才能の有無”とかの原因じゃありません。

真剣に練習してないってだけの事です。

師匠に言われた事を守り、それに近づけるべく練習さえしていれば、必ず上手くなります。

才能だの素質の“有無”だなんてーのは、そっからもっと先の事です。

5年も6年もやっているのに、足を出すと身体が流れる、だとか、んなみっともないこたぁ、

マジメに練習していないってだけの事ですよ。

それでいて「俺には才能がない」だとか、恥を知れってんだ。馬鹿者が。

そんなヤツ居たんだよ、実際。

 

さて。本題(笑)。

昔、中国では「3年で小成、6年で中成、9年で大成」と言われました。

でもそれは、昔の働き方の状況だからですよね。

昔は農業や漁業などで生計を立てていた人が多く、武術や芸事に取り組める余暇が多かったようです。

例えば農業の人は夜、日が落ちると稽古。農閑期は昼間も稽古したそうで、楽しみも他に余りなかった、という理由もあるそうです。

・・・そりゃー名人だって輩出しますよね、稽古時間がたっぷりな上、それしかやる事がなかったとしたら。

そんな昔の人と比べれば、今の日本人は時間に追われ過ぎですものね。深夜にだって明りを煌々と点けて仕事場にいたりします。忙しい時代です(笑)。

 

自主練習が一日ほんの5分や10分、纏まった稽古時間が取れるのは週1度・道場でだけ、という状態では、

6年や9年で“成る”なんてーのは無理ですよね、どー考えたって(笑)。

矢張り、“ある程度ホンモノに近づいてきたかな。ここから深い練習に入れる”と感じられるには、10年かかります。

10年位で小成~中成の間位のレベル、って感じぢゃないでしょうか。

・・・という事は、練習量を多くし、頻繁に師にも習える人なら、

現代でも9年位で、“大体習った、大体身についた=大成”なレベルにはなれるのかも知れないですね(笑)。

 

ま、イマドキは「すぐ闘えないと身が危険!」という時代ではありませんから、中高年にとっては

細く長く、楽しみながら、が最善だろう・・・と言うのが現代向きかと思ったりします。

良い趣味ですからね、武術って。身体を動かして心身も健康ですし、費用も月謝ぐらいしかかかりませんし(笑)。

 

 

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4月14・15日(土日) 懇親会と練習会

埼玉のY先生の練習会と懇親会。参加者は多くなかったけれど、得る所がたっぷりだったのではないでしょうか。

 

いや~それにしても今回の練習会は最初からゴタゴタしました(笑)。

不手際と言うか変更が重なったと言うか・・・皆さんには誠に申し訳なく思います。

骨を折ってくれた門下生の方々、有難うございました。

そして今回も遠方よりお出で下さったY先生には、お詫びとお礼申し上げます。

 

14(土)の稽古は道場の都合で休みになったので、クラス参加者は4月分月謝から1000円引いて下さい。

 

 

 

 

4月13日(金) 仙台・套路(型)クラス

今夜はK池君とマンツーマンの道場。

八卦掌の細部を直したり、形意刀の套路を練習したりして、10時過ぎに終了。

 

形意拳の四大兵器(棍・刀・槍・剣)は、徒手の技と同じ構成をしておりまして、五種類(+α)の単式と

それを組み合わせた套路で出来ています。

無駄がない割に、結構バランス良く技が入っておる上、徒手動作と連動していて興味深いですよ。

次週からは又、毎週土曜の夕方6時半頃から武器術クラスも開催するので、学びたい方はどうぞ。

 

 

 

今週読んだ

デイヴィット・プリン 『知性化戦争』上下

ヒューゴー賞受賞のSF小説。分厚い2冊。

小説の感想を細かく述べるのは、未だ読んでない人にとって残念だからいつも通り書かない。

けれど、大活躍するファイベンという名のチンパンジーが、私のアタマの中では

『じゃりン子チエ』の小鉄に重なってしょーがない(笑)。

 

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4月11日

春の審査会も無事に終わりました。

受検者も夫々上達していて良かったです。生徒が上達するのは嬉しい事です。

今後、更なる上達に向けてのアドバイスも出来ましたし。

又、受検の様子を見ていた方々にとっても、夫々感じる所があったようで何よりでした。

 

ところでワタクシ、すっかり風邪をこじらせてしまったみたいです。

酷い咳で夜も寝ていられません。

 

そういや今度の土日、仙台は雨の予報ですねぇ。

 

さて、今日はこれから、お亡くなりになった方の読経です。

「風邪で声が出ないから」と、お断りしたのですが、

「ハスキーで良いですよ!」

などとテキトーな事を仰られ、断わり切れませんでした。

良いワケがありません。

・・・行って来ます。

 

 

 

今週読んだ

4月9日 NHKブックス/『続・仏像~心とかたち~』 望月・佐和・梅原共著

続巻では弥勒、普賢、文殊、虚空蔵、不動明王、諸天、地獄極楽図、達磨像、などを取り上げている。

この巻も興味深く読んだ。例えば『明王』の項には、

「明王という像をアポロ的(アポロ的精神とはじっと物を観る精神、造形芸術の精神だそうな)仏教精神の中にとり入れられたディオニソス的(猛り狂う精神、音楽の精神)ヒンズー的精神として理解する事ができるだろう」

もう面白過ぎです。ホントにしびれました、アタシャ(笑)。

 

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4月7日(土) 仙台・拳法(打撃)クラス

19時一寸前に道場に入り、武器術の稽古。S木君も来て、道場で棍など振り回す(笑)。

 

20時。H君も来て準備体操。

今夜はH君の審査を中心に行ない、対錬などはS木君に協力して貰った。

21時半前には道場を出、今週の仙台教室は終了。

 

 

 

4月6日(金) 仙台・套路(型)クラス

Y田さん、M子さん、K池君が稽古に参加。

套路や対錬、専作伝などをそれぞれやりながら、雑談なども多く挿んだ緩めの稽古(笑)。

たまにはこう云うユルめの稽古も悪くない。殊に久し振りに道場に来た方や、新年度で環境の変化した方とは。

 

10時からYさんに頼まれた太極拳の審査。M子さん、K池君も審査の様子を見学。

見学される方は緊張が増すが(笑)、見学した方は良い刺激になるもの。

10時40分頃に解散。

 

 

★当会の五行拳には“段階的練習”を採用しています。が、習う人の性質によっては、段階練習をとらずに教える場合もあります。

(当人がどの方法で成功し易いかを見極めるのも指導者の才覚です)

この段階練習は身体の使い方を理解する為にデフォルメした方法で、出来る様になってしまえば(身についてしまえば)不要となるものです。

(釈尊が「川を渡ってしまえば筏は必要ない」と言ったのと似ています)

ですが、自身がそれをもう必要としない段階になったからといって、その方法(手段)を忘れてしまったら、後輩をどうやって育てましょうや。

自身がどの様な方法を通って上達したのかを忘れてしまう人もいますが、その類いの人には後輩を育てる事は難しいのです。

(体系化というのが必要となるのは、この為です)

 

“型(套路など)”を正確に憶えておけ、と言われるのも型は伝授の道具だからです。

型は道具なんですよ。だからこそ、正しく表現できなくちゃならないのです。

独学や短期間の習いでは、正しい型に正しい内容を盛り込む事は出来ません。

 

打撃クラスの稽古なども同じです。それは何の為の練習なのか?を理解出来ていない人は、後続の者を育てる事は難しいですし、

(自分にその気がなくても)嘘を教えてしまう危険性すらあるのです。

 

 

 

今週読んだ

4月6日 NHKブックス『仏像~心とかたち』望月・佐和・梅原共著

テレビ放送された内容の書籍化。昭和40年発行の本。

釈迦、薬師、阿弥陀、大日、観音、地蔵の像を解説してある。

各像の解説の後に、「〇〇像に心を探る」として梅原氏の情感的な文章がある。

大日如来の「心を探る」は、曼荼羅って何を表現してるの?な疑問に解り易いかと思うので、

ご興味のある方はご一読を(笑)。

 

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4月4日 許可を得て書いてます(笑)。

 

しばらく前からメールをやり取りしている武術修業者がいます。

最初に届いたメールは、

「武術を学んでいますが、先生に好かれていないようで、余り教えて貰えず悩んでおります」

といったものでした。

それを読んで、“アホか。上手いこと盗むとかして努力せんかい”と思ったので、無視しようと思いましたが、

メールには名前もキチンとあったうえ、文章も丁寧な方だったので、とりあえず

「先生に好かれるようにしてみたらどうですか?」

と投げ遣りな返信をしたのが始まりでした。

 

その後、何度かメールをやり取りする中で、

「月謝を多く払ってみたらどうか? 例えば月謝が5000円なら、自分は毎月25000円払う。

すると先生は当然、『多い。要らん』と返そうとするでしょう。そこを「道場にお役立て下さい」とか何とか言って、受け取って貰う。

1ヶ月や2ヶ月じゃ、先生は何とも思わないだろうけれど、それが半年、1年・・・と続いたら、流石に申し訳なく思い出す筈。

そしたら君への対応は間違いなく変わるだろうし、色々と教えてくれる様になるのではないだろうか。

でも、嫌いな奴からは先生は受け取らなかろう。先生が絶対に受け取らない場合は、奥さん宛に商品券でも送る」

との結論に行き着いたのでした(笑)。

 

他の先生に鞍替えするなら兎も角、その先生の技術が素晴らしく、習い続けたいのであれば、それしかない!と。

・・・でも、この方法にはお金が必要なのは言うまでもありません。

先生が教えてくれるようになったから、と月謝を減らしたら、また同じ状態に戻る可能性大です。

なので、余程真剣なヒトにしか、この方法は薦められないのが、玉に瑕。万人向け方法とは到底、言えません(笑)。

 

・・・あ、これ読んだヒトは、あんまり真に受けすぎないよーにね。こっちは無責任なんだから。

 

 

 

 

3月31日(土) 仙台教室・拳法(打撃)基礎クラス

今夜も稽古生の都合が悪く、急に道場休みになりました。

なので、遊びに来ていた東京の義弟達と、夜は久し振りに一献酌み交わしました。

楽しい夜でした。

 

★木曜、メールの不調を直しにK池君が来てくれました。

昼食を或る店で一緒に摂ったのですが、美味しいのですが、全然量が足りませんでした。

ワタクシ、昔よりだいぶ小食になりましたが、それでも足りない位の量でした。

価格は決して安くはなかったのですけどねぇ・・・(笑)。

 

 

 

3月30日(金) 仙台・套路(型)クラス

道場でじっとしてると肌寒い、動けば丁度良い、という微妙な気温の今夜(笑)。

下馬評通り、今年は花粉が多いのか、例年より少し酷い気がする。

 

道場に来たのはK池君、H君、S木君。

3名とも年数習っているので、今夜は各々やりたい事を中心にし、K君とS君は形意兵器を、

H君は形意五行、連環、12形・・・などの套路を稽古。

皆で揃って少林拳系の套路も2種類復習。

整理体操代わりにタントウを行ない(力の繋がりを意識できる様にアドバイスしつつ)、10時過ぎに今夜は終了。

 

正宗太極拳、形意(五行)拳、八卦(老八)掌の套路一通りを復習し終えたので、

今回からは少林拳(外家拳)系の套路復習を開始しました。套路は何種かあるので、

数回に分けて行ないます。内家拳の套路復習同様、細部までキチンと復習します。

大雑把に憶えている人は、これを機会にしっかり叩き込んで下さい(笑)。

外家拳は足の使い方(力の出し方)など、内家拳とは異なる箇所も多くあります。

大切なのは混雑させない事。それぞれ区別して行なう事であり、それによって

総合的により理解が深まるという利点があります。

 

 

 

 

今週読んだ

3月27日 ひろさちや著/『キリスト教とイスラム教~どう違うか50のQ&A』

仏教(そして日本)を知るには他宗教の勉強も必須だ、と考える様になって(自分でだが)勉強を始めたのが、

大学生の時。今もそれは続けています。他を知らない人が「私の〇〇は最高です」なんて言っても、

説得力がないですしね。←けど、その手の人、多いですよね。

閑話休題。

他の宗教であっても、その教義の根幹は大体抑えている心算ですが、細かい歴史的な点なんかは、そりゃ

憶えていなかったりします(笑)。日本の歴史だって憶えられないワタクシのアタマじゃあ、当然ですよ(笑)。

という訳で、お気楽な復習をしてみた次第です。

 

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【連絡】3月26日

メールに不都合が起きております。

届いたメールに返信しようとすると、勝手に宛先が複数?や、私自身に変わったりします。

送信先のアドレスを入力し直せば送信できるようなので、それ程ひどい不便はありませんが、

万が一どなたかにご迷惑などをお掛けしていたら申し訳ない限りです。

若しも、私名義の変なメールが届いた方は、その旨遠慮なく仰って下さい。

分からないと対処のしようがありませんので。

宜しくお願い致します。

 

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3月24日(土) 仙台・拳法(打撃)基礎クラス

急遽、今夜の道場は休みになりました。最近、土曜クラスが休みになる事が増えたなぁ。

矢張りもう数名、人数を集めたいものです。

あ、そうそう、土曜の稽古、開始時間等が変わる日が時々出て来るかも知れません。

 

夜がフリーになったので、お酒を買って『ブラタモリ』見ました。

近江アナウンサー、今回で終わりなんですね! いい感じだったんだけどなぁ(笑)。

 

 

 

3月23日(金) 仙台・套路(型)クラス

参加者はS島さん、S木君、K池君。

 

「2年間」という当初の予定通り、S島さんの宮城赴任が終了し、今夜の稽古を以って帰郷される事となった。

帰郷して新たな道場に通われるか、それとも自習をして行くのかは解らないけれども(縁の問題ですしね)、

今後自習の役に立つように“突き”の練習法を教えました。 この方法は私もやっていた物で、

“無駄な箇所に力が入っていないか・必要な箇所に力が入っているか・タイミングは合っているか”

等を自覚し、身につける上で役立つ方法です。

勿論、自分の身体と対話をする如くに十分意識して反復練習しなければ、無意味な稽古になってしまうのですが。

 

套路も。八卦(老八)掌の細部練習。今夜は6~8掌を。

他に基礎的な対錬や変化も。

 

S島さんからは高級なビールを頂戴してしまいました。最後までお気遣い有難うございますm(__)m

お戻りになられましても、お元気でお過ごし下さい。

 

 

 

 

ところで、“突き”の話が出ましたので、ついでに一つ述べておきます。

 

「拳尖で突く」というのは、テクニックの一つです。

同時に、拳をキチンと作れているか(力の使い方がなっているか)のバロメータにもなります。

拳尖を突っ込むのでなくても打てる、これが当たり前であります。

 

拳の作り方(拳部の力の用い方)というのは、「ボクシングでは拳は軽く握れ」と言い、

喧嘩自慢などは「拳はしっかり握れ」と言うけど、どっちが良いのですか?の問いの答えにもなります。

こんな事で迷っているようでは、先に進めません。

 

拳を正中線から打ち出す、というのも初学者の守るべき事であり、肘を開いたり、

肩が上がったり、腕の伸縮だけ使ったりといった初心者特有のクセを矯正する方法論でもあります。

なので打ち方が身につけば斜めラインで全く問題ありません。

 

何でもそうですよ。上達する為の基本というものがありまして、それが身についてしまえば、

もっと効果的な方法があったり、余り拘らなくても良くなったり、という事があります。

なので短期間では表面しか知ることが出来ませんで、それが芸事の面白いところであります。

 

 

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3月21日 春分の日

 

今日はネタ切れ?にて、更新はなし!

↑ってのが更新なのか?

 

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3月17日(土) 仙台・拳法(打撃)基礎クラス

参加者の都合で今夜は急遽、道場が休みに。

といって、これぢゃあツマラナイので一文足します(笑)。

 

性格や考えがある程度顔に出る様に、一定以上の技量を持った遣い手なら顔や雰囲気に出るものでして、

とっちゃん坊やみたいな顔をした人間が強い訳がないのです(笑)。

(↑あ、生まれついた顔の問題ではなくて、顔つきや雰囲気が変わるって事ですよ)

でもですが、凄い顔でいかにもってヒトは未熟だったりしますよ。顔や雰囲気で怖がらせようとしてる人は。

本物は自然体です。自然体の中に侵されぬ雰囲気があります。

とはいえ、長く修業をして年をとり、全てを越えちゃってそうは見えなくなる人もいますので、年配の武術家はまた別ですけど。

 

著名な武術家の弟子だからといって必ずしも強い訳ではないし、全く名前も聞かれない中に凄まじい遣い手がいたりするものです。

(そしてそーゆう遣い手は本業を別に持ってたりするから、全く名前を売ろうという欲がなかったり)

先生が強くしてくれるのではなく、あくまで個人の努力で身につけるものですからねぇ、実力は。

 

・・・ってな、大して意味もない文章を足してみました(笑)。

 

 

 

3月16日(金) 仙台・套路(型)クラス

いつも通る裏道でトラックの事故。道路は完全に封鎖。「迂回して」と言われて初めての道に入ってみたら、あらあらまあまあ、

何とした事か、迷ってすっかり反対方向へ出ちゃいました(笑)。・・・でも、道場には間に合って良かった。

 

昨日とは打って変わった寒い道場で、稽古を開始したのはY田さん一人。マンツーマン稽古。

準備体操をし、久し振りに正宗太極拳を復習。Y田さんも大分憶えて来たので、新たな修正箇所を幾つか指摘。

套路に馴染んで来て、余裕が出た頃じゃないとアレもコレも一辺になんて直せませんからね(笑)。言う側も

頃合を見計らって直すのっしゃ(笑)。

9時半頃に久々にM子さんか来てくれたので、先週の参加者に指導したサイ脚中のバックハンド変化(用法)プラスαを

Y田さんと練習して貰いました。プラスαの部分は秘密(笑)。

最後に生理体操をして今夜の稽古を終了としました。

 

 

 

読みました 3月17日 高橋卓志/『寺よ、変われ』

後半は、モロにご自身の活動の宣伝(笑)。「俺っち、こんな凄い活動してるんだぜぇ。世の為人の為だぜぇ」な意思表示かと。

批判された経験もあるとの事からか、自己弁護が激しいような気がして、正直、読む気を削がれました。

上手いこと、大変ご立派な活動をなさっていると思いますよ。言い過ぎなければ尚更ステキに思います。

で、前半の問題提起については・・・これって、よっぽど物を考えていない人達(坊さん)への内容ですよ。

この中に書かれている諸問題については、坊さん達は個人個人で真剣に向き合って各自の答えを出してますよ。

そういう意味ではね、「余計なお世話だよ、自分はご立派様だと勘違いしてんじゃねえ」ってぶつけられても仕方ない内容ですよ。

自分以外はみんな馬鹿だと思わない方が良いですね。

そんな印象でした。

 

 

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続・結局は練習量次第

2月17日分の日記で、「水場に連れて行く事は出来る。飲むかどうかは牛次第だ」

とのハナシをしました。ホント、飲むか否かは当人次第です。

宜しいですか。

水場まで連れて行って水を指差し、これを飲むとどうなるのかを説明した上で、食べ物まで隣りに置いてるんですからね。

ちょっとくどくなりますが、覚悟して読むコトよ。

 

ある生徒は入会して1年過ぎた時点で、正宗太極拳、形意(五行)拳、老八掌の内家拳の基本的套路と、外家拳の基礎型を覚え、

柔術と、専作伝の型を憶えている最中。この速度はかなり早いほうです。

勿論、その時点では、まだ“套路を憶えた”というだけで、中身はそれから作っていくので、良い動きが出きるには、

それなりに時間は掛かりますが、先ずは基本的な型を憶えるのが必須なので、その時点では充分です。

で、この憶えの早さ、これはその彼が家でしっかり復習しているからこそです。

 

私も昔、先生に言われました、「君は覚えが早い。だが、そういう者は三角形の頂点だ。皆がそうだと思ってはいけないぞ」と。

いいえ、違います。努力です。習った事を家で練習しているかどうか、それだけの事です。才能とか、記憶力ではありません。

その証拠に、拳法の型や対錬、用法を憶えるのは私は早かったですが、柔術に関しては3年経っても初伝が曖昧でした。

これは柔術が相手が居ないと練習しにくい事、何より、興味が持てなかったので練習しなかった事によります。

 

結局は練習量です。習った事を憶えていれば、翌週、先に進む事も出来ますし、曖昧な箇所も直して貰い易いものです。

奥深い事を習うにも同じです。前に習った内容を覚えているからこそ、その上の一寸深い所を教えて貰えるのです。

基本的な套路すら何年経っても怪しい様では、一生、重要な所は習えません。

 

解りましたか? 後は本当に貴方たち次第なんですよ。

お金を払って習ってるんです。身につけましょうよ。でなきゃ勿体ない。

 

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3月10日(土) 仙台・拳法(打撃)基礎クラス

昨日と比べ、今日は幾分空気が冷たかった気がします。道場も少し冷えました。

 

稽古参加者はS木君と高校生I藤君。

①準備体操 ②基本各種 ③防禦練習、反応訓練 ④外家拳技術

⑤約束組手 ⑥柔術(逆投10本) ⑦スパーリング ⑧整理体操

で2時間の稽古。しっかり稽古出来たのではないかと思います。

 

★以前より言っておりますが、道場での服装は何でも構いません。自由です。

動き易い物で、壊れても良い物ならば。パジャマだって構やしません(笑)。

土曜クラスは稽古の強度が少し高い事と、帯の色が変わるので、道着を着用している人が多いってだけですから。

 

 

 

3月9日(金) 仙台・套路(型)クラス

昨夜からずっと雨でしたが、今朝は雨天でも外に出たらふんわりと暖かかったです。

 

今夜の道場に稽古に来たのはS木君と久々H君。少人数なので、じっくり稽古を運ぶ事に。

①準備体操の後、柔術の基本3本の復習。昔、習っていた頃には「基本っていうけど、何がどう基本なの?」程度に

思っていたが、成程、基本である(笑)。

②九鬼神流棒術。東京版の一人型と対刀型、仙台版とを練習。

③専作伝心眼流。組取りで練習。

④老八掌復習。今夜は3掌~5掌。ついでに少し形意拳も。

⑤截脚(八卦掌の対錬)中にあるバックハンドの実用法を数パターン練習。

この様な実用変化までキチンと練習しているかどうかで、同じ型をやっていても実戦力が変わる。

道場(つまり師)に習えない状況だと、自身で工夫して見い出すしかないが、それは才能ある者以外には難しい。

⑥天の型・対錬。

⑦整理体操

で2時間の稽古。

 

 

 

読んだ 3月10日

『易経(上)』岩波文庫を読む。

上巻の前半、半分近くは基礎知識の解説。

内容は難しくはないが、占いに使用する為にこれを記憶するのでは骨が折れよう(笑)。

この占いは今の私には不必要だと判断し、下巻を読むのはいずれの機会に延ばす事にした。

 

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≪無記のこと≫

※本日の雑談は、既にブログに掲載したものですが、再掲です。・・・え!?「ネタが枯れたんだろう」ですって?

そんな、そ、そんなこたぁございませんわ。ええ、大丈夫です!←うろたえている。

 

お釈迦さんの“無記”について、質問される事がありまして、この場をお借りしてワタクシの考えを披露しておきます。

(“無記”ってなんじゃらホイ?って方はネットで調べてみてね)

 

お釈迦さまは修行ができない(つまり家庭・職業等の世俗生活を捨てられない)一般の人達に対しては、

「功徳を積んで来世、天(良い世界)に生まれるように努めなさい」

と答えたのですが、

これは当時のインドで(今でもそうらしいですが)根付いていた輪廻転生の思想を根っこにした発言です。

庶民が輪廻を信じていたからこそ、その信仰を使って、そういう教え方をしたのですね。

(輪廻思想とは、命は色々な世界に生まれ変わりを繰り返しているとの思想です)

輪廻の考え方が世間に流布しているので、それをわざわざ否定する事はせず、教化に利用したと言えるでしょう。

 

ただ、それは相手が一般人の場合でして、修行者が、

「あの世はあるのか?」とか、「魂は不滅なのか?」と言った質問をしたことに対しては無視をしたのです。

 

では何故無視したのか?という事ですが、例えば、

「あの世はある。来世はある」と答えたとしたら、そういう修行者ですもの、きっと、

「あるのか、・・・じゃ来世頑張れば良いや。今世は遊ぼう」

ってコトになりかねませんよね。ヒトって、そんなものですよね。

 

そう考えるのが一般人なら、まだ良いですけど、修行者がそれじゃあ困りますよね!

“オメェ、何しに出家修行者になったんだよ・・・?”

ってハナシになっちゃう。

 

こんな感じで、相手の立場によって答え方を変えているのでありまして、“無記”は、お釈迦さまが

その答えを知らなかったから黙っていたのではなくて、ご自分の回答を都合よく利用されないように、あえて無視をした、のですよ。

 

ワタシはそう思いますね。

・・・どうですか? 少しは疑問解消の足しになりましたでしょうか?(笑)

 

 

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3月3日(土) 仙台・拳法(打撃)基礎クラス

そうか、雛祭りなのね。暖かくて穏やかな雛祭りになって良かったかしら、世のお子さま達は(^^)

今夜の道場は生徒達の仕事や試験等の都合でお休みに。

 

 

★愛好会の事。

私が石巻道場を作る許可を出した先生の目的の一つは

「自分の稽古会を作る事は練習量(時間)が増える事だ」からであったろうと思います。

指導を始めた最初の頃は「教える」というよりは、「初心者に手解きしながら自分も練習する」感じでありますし、

教える事で「解っていない箇所が浮き彫りになる」という利点もあります。

先生は良くこう言いました。

「儲けようと思うな。金は、自分が習ったり免状を貰ったりする足しになればいいんだ。自分の会でしっかり練習する事が第一目的だ」と。

そういう事です。なので、私も門下生が愛好会を作るのは反対しません。応援します。

ただ、教える立場になったからといって名人になった訳ではありませんから(当然ですね・笑)、

教わる相手の事を考えて上げなきゃなりません。

・自分が知らない事を質問された時にその場限りの嘘を答えて誤魔化すだとか(「師匠に聞いてから答えるよ」と言うのが本当です)、

・自分の未熟を隠してさも名人の振りをしてしまうとか(自称名人に教わった人は不幸です)、

・“教える様になったオレサマはもう師匠には用はない”と自己満足してしまうとか(ずっと上達し続けて行かない人に習った生徒は不幸です)、

そんな人は話の外ですけどね(笑)。いるもんです。ご注意ご注意。

↑この点は、もしかすると習う側にとっても良い先生を選ぶ材料になるかも知れませんね。ご参考あれ。

 

 

 

3月2日(金) 仙台・套路(型)クラス

S木君とY田さんが稽古に参加。

準備体操と基本功をし、久々に九鬼神流棒術(東京版と仙台版)の復習。←やっぱり間違って憶えてるもんです。

大和道の基本3本を丁寧に練習。

専作伝心眼流の初伝、一人振りと組取と。

八卦(老八)掌の套路復習。今夜は1・2掌に絞って。

大和道の初伝逆取10本。Y田さんもそろそろ憶えて来たかな、な感じ。

等で10時過ぎに稽古を終了。

 

 

脳性まひでも頑張ってスポーツしてたり、事故後の障害が残っても努力して武道やってたりする人には、そこに本当の姿を見ますよね。

もうね、結果じゃないですよ。人と比べる、なんてんじゃないですよね。自分の向上ですよ、本当に。修業ですよ。修業が修行に転じますよ。

修業が修行に転じる、ってのは昔っから私の目指す処でありますよ。

・・・え?「なに言ってんだか解んねぇよ」ですか? ま、酔っ払いのたわ言と思って聞いて下さい(笑)。

 

 

 

2月28日(水)の雑談

本日、満48歳となりました。私も、もう50へ足が掛かりました。

思い返すに、私に影響を与えて下さった数名の先生方も、出会った頃が50前後だった事に気付きます。

私が道場を興す直接の切っ掛けとなった仙台のT先生も、当時50程の年齢でした。

後年、心眼流の実戦性を強く印象付けて下さった南方のS先生も、お会いした頃に「そろそろ50だ」

と言っておられたものでした。「50歳がやってんだぞ、30代、まだまだ!」と(笑)。

・・・いよいよ、私も当時の先生方と同年齢になろうとしています。

当時の先生方はもう乱捕りなどを介して自身の技量の高さを弟子に知らしめるのではなく、

型の一寸した動きで“これは戦ったらマズイ”と感じさせたり(完成度の高さを有しているという事ですね)、

人柄で“戦って証明する”などという水準を大きく超えていたりしたものでした。

既にスパー(自由攻防・乱取り)を介して自身の技量を高めておく(動ける身体を作っておく)などという必要が

ないレベルにまで到達していたのかも知れませんね。

私は、といえば時々貧血に苦しみつつも未だにスパーリングや攻防訓練などをしております。

「これは一体、どういうこっちゃ、まだお前はそんなレベルに居るのか」

と自分で突っ込んでおる48歳の日でございます。

でも、動きに身体がついて行かなくなるその日までやってやろう、とも決めているのでございます。

まだまだスパーの中で教えられるモノがあると思えるからでございます。スパーは実闘とは別物だとは言えども。

そんなワケで、これからも宜しく。

 

 

あ、そうそう、連絡、と言うか生徒募集です(笑)。

今現在、石巻の教室はほぼ個人教授なのですが、少し時間の余裕が出来て来たので、稽古生を若干名募集します。

一つ一つの基本や套路や技をじっくり指導・伝授します。

条件ですが、

①武術に対して熱意がある事(熱意があれば自主練習もする筈ですからね)

②他武道と兼修していない事(併習は基本、無理です)

③就業している事(余程の事情がない限り大学生は断わります)

 

石巻まで通えるのであれば、他市の方でも結構です。

習いにお出での方は、お一人ではなく友人・ご家族など自身の練習相手を伴って始められるのが最善かと思います。

最初の内は、月2回程の練習日を予定しています。練度に合わせ月の練習回数や一回の練習時間も増やします。

 

稽古開始の前に、一度面接をしたほうが良いでしょうね。ま、お茶でも飲みながらですが(笑)。

希望の方は先ずは連絡を。

 

 

 

読んでみた

2月25日 カレル・ヴァン・ウォルフレン著/『支配者を支配せよ』

一時期話題になってた気がしたので、読んでみました(笑)。

内容の半分以上は目新しいコトではなかったですが、イキオイがありますね。

訳者さんの訳もいいのでしょうけど。

こういう本も一冊位は読んでみると楽しいですね。皆さまも是非どうぞ(^_-)-☆

 

 

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2月24日(土) 仙台・拳法(打撃)基礎クラス

今夜の稽古は急遽休みになりました。

I藤君は高校生で、今は稽古をすればするほど強くなる時期だから、休むのは勿体ないのではありますが(笑)。

家庭や学校の都合、体調で休むのは仕方ない事なので、道場に来られない時は家でしっかり練習するとか、

先輩の休みの日にお願いして稽古をつけて貰うととっても良いですよ。先輩達は嫌がらずに稽古つけてくれるでしょうから。

・・・と、これだけぢゃ淋しいですから、無駄話(?)でも一つ。

 

これは趣味で套路だけやっている人にも言えるのですが、

套路や単式練習(つまり基本)などで、無駄な力が抜け威力を集中できる様になったなら、

サンドバックなどを打つ練習をしましょう。“物を打つ”というだけで、空打ちなら弛めていたのに

力が入ったり、当てる距離感などが違ったりします。

武術修業者は一家に一本サンドバック!ですよ(笑)。

もう一つ。

套路は“道具”なので、しっかり身についてしまえば、後はサンドバック訓練だけでも大丈夫だと思いますよ。

↑やり方次第でね。ってのは蛇足か。

 

これで今月の仙台教室はオシマイ。寒いのも後半月程でしょうね。もう少しだけ耐えれば、春がやって来ます。

3月も楽しく稽古しましょう(笑)。

 

 

 

2月23日(金) 仙台・套路(型)クラス

S木君とS島さんが稽古に参加。

①準備体操、基本功

②対錬。シンプルな物を数種と、太極拳対錬を。太極対錬は“太極拳らしく出来るよう”動きや力の使い方に注意しながら練習。

③套路。今夜は形意五行拳を復習。細部を解説しつつ動作を洗い直し。もう少し深く突っ込みたかったのですが、それは又、

いずれの機会にします。それまで良く稽古を積んでいて下さい。

④専作伝・心眼流の復習。

⑤大和道。当身10本の復習。

⑥整理体操。

 

形意拳の足についてはML掲示板に述べてありますので参考して下さい。

 

★柔術の稽古についてです。

私が昔通った仙台の道場では、一つの技を“どんなに抵抗されても掛けられるようにする”という目的の上で、練習してきたようです。

一つの技を深める、これはとても良いことでして、一つを深めると他の技も分かってくる事があります。

同時に問題もあります。一つの技を掛ける事に(無意識に)固執してしまいやすい、という事で、

これは変化の重要な実際の場では後れを取る事になり、大変危険です。

実用するなら状況に応じた変化が必要で、それを身につける必要がありますが、変化ばかり練習していても

“相手の腕力に全く抗えない”という結果に陥るかも知れません。そう、「こんな筈ぢゃなかった」ってヤツです(笑)。

このように夫々の優劣を踏まえて練習する事が肝要です。両方上手に織り交ぜ、目的を持って稽古するのが良いかと思います。

 

 

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四十九日や百か日など、法事の際のお膳にお呼ばれする機会も増えました。

近年では、アタクシが飲兵衛だとすっかりバレていて、真っ昼間っから大量のお酒を用意して下さっている方も増えました。

中には、医者に飲酒を禁じられているのに、「今日は若住職と一緒だから特別なんだ」と、飲むのを楽しみにして下さっている方もおられます。

嬉しいです。とても嬉しいのですが、時間帯や場所によっては飲めません。

結局、飲めなかったりすると、一升瓶を何本も持たせて下さるのも、とっても嬉しいです。

だけど、何だか申し訳なくて肩身が狭いです。

 

 

 

 

今週読みました。

2月20日 藤沢周平・『一茶』

小林一茶が多くの子供や妻を亡くして不幸だったのは知っていたので読んでみました。

妻子を失った不幸を知ってから「やれ打つな蝿が手をする足をする」の句を読みますと、

決してコメディではないのだな、と知って胸を痛めた記憶があります。

 

歴史人物を扱ったこの類いの本がどこまで小説家の創作で、史実なのかは、素人の私には判断つきかねますが、

ま、この本に描いてある限りの一茶は、ダメ人間ですね(笑)。

結局、わがままな人。

 

夢は持っている方が人生が豊かになるし、夢を追うのは素晴らしいのですが、

本業、つまりキチンと仕事をしながら夢を追うのがマトモな人間でしょう。

例えば、本当に才能があるなら、サラリーマンしながらでも芽が出ますよ。文章だって音楽だって。

 

こういう、仕事は続かず、“夢を追ってさすらう人”のハナシを読みますと、やっぱり少し考えますよ(笑)。

絵だろうと音楽だろうと、夢を抱いて生きるのは良い。夢は無いよりは有った方が人生、厚いかも知れませんし。

 

ただ個人的には、夢ばかり追っていて生活がマトモに成り立っていない人を見ると、正直、軽蔑はしてしまいます。

お金が無くて食事や飲み代を奢って貰っていたりの、カツカツな生き方をしていたり、親兄弟に頼っていたり。

・・・私の友人の台詞じゃないけれど、「その分誰かがそいつの生活の面倒を見てるって事だ」ですからねぇ、

“よくそうやって人に負担をさせて生きていられるなぁ”と思います。それが平気で出来るって人には、半ば感心します。

若い人もこれを読んでるかも知れませんから、クドイのは承知で述べますけど、

夢は働きながら追うものでございますよ。キチンと生活を成り立たせながら追うものですよ。

本当に才能があり、タイミングがあれば、生活しながらだって夢は叶えられる筈なのだから。

 

・・・と、夢なんてものはないワタクシが言ってみますが(笑)。

 

 

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2月17日(土) 仙台・拳法(打撃)基礎クラス

生徒の事情で今夜は道場お休みに。ゆっくり過ごしますか(^^)

 

★埼玉のY先生が最近では手裏剣を投げているとの事。

ワタクシの個人的なブログを見に来て下さった方の中にも、手裏剣を練習している会があるみたいで、

そちらの練習風景を拝見し、『練習には畳を立て掛けねばならない』という固定観念を破られましたので、

アタクシも今年は手裏剣の練習を始めてみようと思いました。

どなたか、建材のボード、不要な物を1~2枚ワタクシに下さいません? 宜しくお願いします。

・・・でも、問題は練習場所ね。アタクシ元来コントロールが悪いので、万一横に吹っ飛んでも大丈夫な場所にしませんと(笑)。

 

 

 

2月16日(金) 仙台・套路(型)クラス

S島さん、Y田さん、K池君が今夜の稽古に参加。

①準備体操と基本功

②対錬。シンプルな物を幾つか。一種類は少しレベルを上げて練習。

③八卦掌実用法。これも数種類。興味深いですよね、用法(笑)。

ついでに昔マンガで“セン疾歩”として紹介された動作も。マンガでは跳んでいる表現でしたが、私が知っている方法は違います。

それを解説。距離感やタイミングが一寸幻惑されるので、気付くと当たる、という感じです。

勿論、どんな技術もそうですが、知っている人には掛かりませんが(笑)。ま、初めて喰らうとビックリしますよね。

④正宗太極拳。今夜で套路を一通り復習し終わりました。一番最初は正確に覚えたのに時間が経つと細部を忘れてしまったり、

イイカゲンになってしまったり・・・という人もいるので、苦肉の策として毎週少しずつ手順を復習をしつつ、中味も作って行く様にしました。

本来であれば、習った事は自分で練習を重ねて身につけるものです。套路を忘れるだなんてーコトは恥ずかしいのです。

でも、見ていられないので、道場でここまで面倒を見る事にしました(笑)。言い古された言葉に、

「牛を水場まで連れて行く事は出来る。飲むか否かは牛次第だ」というものがあります。本当に、後は皆さん次第ですよ。

⑤柔術。大和道の初伝逆取10本と逆投の2本を練習。昔関東で大和道を学んだSさんの掛け方を見ていますと、“何故違うのか”

と“違いの理由”を考える切っ掛けになって楽しいです。勉強になります。

⑥専作伝・心眼流。一人型を復習し、今夜の稽古は10時20分頃に終了しました。

 

 

★冬季オリンピック真っ最中!なのですね。

フィギアスケートの話題も多いようですが、何年か前からフィギアスケートは興味が持てなくなり、全く見なくなりました。

昔は、フィギアや体操は“何か武術に役立つコトはないか?”と興味を持ちましたが、今ではニンゲンが採点する競技には全く興味を失いました。

でも、今回、カーリングってのを初めてちゃんと見まして、その面白さ(「面白い」と言っては競技者に失礼かもですが)に衝撃を受けました(笑)。

 

 

 

≪福島愛好会≫

福島県白河市に移転した門下生が、稽古仲間を募集開始しました。

近隣でご興味のある方は連絡を取ってみて下さい。

彼の連絡先は以下のブログです↓

https://blogs.yahoo.co.jp/michiru_110326

 

 

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2月14日 雑談

忙しくてちょっとネタが纏まってない。・・・ええっと、どっかに無いかな、テキトーなのが・・・(ゴソゴソ)。

あ、発勁の短文見つけた。これでお茶を濁そうっと(笑)。

 

発勁自体はそれほど難しいものではないのです。正しい動きが出来る先生に習い、脱力などの条件を満たせれば、簡単に出来ます。

ただ、威力の強弱には違いがあるという事です。

ですが、空手や柔道といった武道やウェイトトレーニングをやり込んだ方は、中国武術的“発勁”のし方には苦戦するようです。

もう無意識に力が入ってしまって、無駄な力を抜いておいて瞬時に全身を合わせる、事が出来ないようなのです。

空手には空手での“発勁”(名称は違うでしょうけど)方法がある筈です。なので、そちらで追求するのが絶対に近道です。

 

ですので、空手やウェイトトレーニングを長年月稽古された方なら、そちらで深める事をオススメしておるのです。

 

 

 

 

読みました

2月11日 ヘッセ 『シッダールタ』

これ、基礎知識のない人が読んで解るのかなぁ? 内容もだけど、文章も。

「読者に解って貰おうとしていない本、解る人にだけ解ればいいや、と思ってる本」って気がする(笑)。

アタシはインド思想への知識もあるし、覚りの体験もある。だから、何を言わんとしているか、想像はつく訳です。

・・・けど、それが(私の持つ知識と体験が)かえって理解をあやませている可能性は否定出来ませんが(笑)。

ともあれ、刺激的な読書でありました。

 

さて、あとがきを見ると本書の内容には多くの見解がある模様。そりゃそうだ、そういう本だわ(笑)。

ま、同じような、精神世界をもっと解りやすく述べた小説は他に幾つかあるので、そっちの方がオススメかしらね。

 

 

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2月10日(土) 仙台・拳法(打撃)基礎クラス

忙しい3連休の初日。明朝も6時半には仙台へ出発。

・・・道場翌日の早い出発は疲労を感じるが、この3連休さえ抜ければ、新年からの多忙が(平日は)少し落ち着く予感(笑)。がんばんべぇ。

 

今夜も高校生I君とマンツーマン予定なので、防禦練習やスパー、その合間に正宗太極拳を(細切れで)チェックし、

先週のパンチの復習も少しして、柔術の初伝型にも時間を使おう!と考えて道場へ向かったのだけれど、

「先生、今夜は用事があって9時までしか道場にいられません」 との事で、大慌てでメニュー変更(笑)。

準備体操をザザッと行ない、ミットを使ってパンチ練習。

正宗太極拳の套路を一通りやって貰い、不正確な所を修正。

防禦練習をし、柔術の初伝・逆投10本。

最後にスパーリングをして9時に稽古終了。

 

先週ミットを使って練習したパンチの威力の出し方(要するに身体の使い方)の復習に関連して。(昨夜の稽古でも練習した通り)

ジャブではなく、相手を止める威力ある初打の前手パンチ(前足蹴りも)、そこから繋げるリアのパンチ。ストレートとフック。

鋭く低い前蹴り。これだけあれば喧嘩では勝てる。私の経験で言うのだから間違いがない(笑)。無論、入れるタイミングは練習せねばならない。

威力を出すにも、当てる(入れる)タイミングや箇所にもコツがある。これらは当然、実伝にて。

 

I君の帰宅後、私は「折角仙台まで来たんだし」、道場で武器を振り回して9時40分頃に明かりを消しました(笑)。

慌しかったですが楽しかったです(笑)。ではまた来週!

 

 

 

2月9日(金) 仙台・套路(型)クラス

今夜はY田さんとK池君が稽古に参加。

①準備体操と基本功

②シンプルな対錬(2人で行なう練習)類。中国武術の物と柔術の物。攻防型(2種)やサイ脚なども。

シンプルな対錬と言えど「手は伝達部位で力は身体で」とか、「接触を利用して打つ(橋をかける)」とか「見えにくい位置から打つ」

などが色々と詰まっているものであり、オロソカには出来ない(笑)。

③突き(パンチ)の練習。一般的なワン・ツーを題材にし、身体の使い方(威力の出し方)を練習。

軽い“ジャブ”は試合なら有効でも、実際だと相手が反応せずに打って来る事も少なくないので、

前手の突き(リードパンチ)でも威力が必要である。目突きへの変化はそれから(笑)。

④正宗太極拳・套路の復習。今夜は第2云手~第3云手まで。次週で最後まで一通り復習できそうですね。

⑤大和流柔術。逆取りの10本を憶えている最中。

⑥専作伝心眼流・初伝7本の組取。

などで10時20分頃に今夜の稽古は終了。

 

 

 

 

≪生徒少数につき≫

仙台教室発足以来、この2年程が最も生徒数が減少しております。

生徒達の転勤や家庭の事情などで随分数が減ったのですな。

しかし(その分というのか?)金土含めて、本当に楽しんでくれている人や好きな人が残っている感はあります。

運営面でも、今の所、赤字は出てないので問題はありません。

 

ただ残念なのは、いつも同じメンバーで稽古をする事になり、相手が定まってしまうところなのです。

柔術も、対錬も、武器も、スパーリングも本当はもっと多くの人、色々なタイプの人と練習するのが一番良いのですからね。

・・・そこが悩みどころと言えば、悩みどころ。

 

という訳ですので、今年は門下生の皆さんの協力をあおぎたいと考えます。

皆さんのお友達、同僚、親族などで「運動しなくちゃ!」と言ってる人だとかいましたら、

是非、道場に誘って下さい。

道場が数年後も存続しているか否か?は皆さんの尽力にも係っておりますコトよ!(^_-)-☆

 

 

 

 

雑談≪悟りは金持ちになってから?≫

「日本に仏教を学びに来たヨーロッパ人が日本仏教にガッカリして帰国する」

といった話はタマーに耳にする。

当たり前なんである。

日本に“ブッダの仏教”を学びに来てはならんのであり、そもそもが間違っているとしか言いようがないのだから。

そう言えるほどに、日本の仏教は変容しているのだ。

そりゃーそうだ。発生地であるインドから一体幾つの国、幾世代を経て日本に伝来したと思ってるのか。

そもそも、日本に伝来した時の受け入れ方からして、本来の“仏教”と方向性が違う。

神を説かない仏教が「異国の神」として日本人に認識され、日本の元々の神とどっちが現世利益パワーが強いか、

を競わされたのだから。

日本では仏教導入時から既に“現世利益の宗教(死霊鎮め効果も含む)”を期待されて来たのであって、

そもそもが間違った入り方(捉えられ方)をしているのだもの。

そんな日本で学ぶべき仏教は、現世利益のテクニックと、それを踏み台にした覚りへの飛躍である。

と、言い切ってみる。

これを読んでるアナタだって、“覚りを開いて何事があっても心平安に生きる”というよりも、

“現世の苦しみを直ぐにでも取り除いて欲しいし、現世的な欲望を叶えて幸せになりたい!”

でしょう? ね、それだもの、仕方ないのよ。

だからこう言う人がいるのです。「悟りは裕福になってから」とね。・・・それぢゃあ大間違いなんだけどね(笑)。

 

 

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「オメーは余計な事を言うな!」的なこと(笑)。

ある技の練習時に先生が、自分には「足を前に出せ」と言い、別のある人には「足を後ろに」と言い、

また別の人には「足はどうでもいい、身体をこう動かせ」と言うかも知れない。

これで混乱するようでは、おぼつかないのですわな。

なぜならこの場合、先生は“足の位置”を言ってるのではないからです。

技を上手く掛ける為に、総体的に見て(当人にとって一番良い・必要な)アドバイスをしているからです。

だから人によって言われる事が違っても、それは変ではないのです。

(ま、混乱するけどね。でも、そこから“何故だ?”と思考して見つけねばならんのですな)

 

さて、ここからです。

人には、その人なりの動きのクセがあります。そのクセは各人違います。

なので、自分に言われたアドバイスがそのまま他の人にも通じるとは限りません。

杓子定規に捉えると、失敗します。

先生のアドバイスと、先生の動き(の観察)から、総体的に捉える能力が教わる側にも求められます。

枝葉に目が行って全体を捉えられないタイプの人だと、自分も上手くなり難いですし、

ましてや人に教えて上達させるというのは困難です。

自分が先生から与えられたアドバイスを、他の人にそのまま言って、先生から

「違う。そうじゃない」と言われる事の多い人は、その点を考えてみると良いかも知れません。

本質を見抜く目が必要なのです。

 

私の経験も含めて。(笑)

 

 

 

読みました。

2月6日 モンゴメリ著/『赤毛のアン・シリーズ⑤ アンの幸福』

学校校長として赴任したアンから婚約者ギルバートへの手紙を中心に綴られています。

登場人物が、まあ!面白い。へそ曲がりの年寄り、可愛らしい少女、威張りくさる旧家、とんでもなくイタズラな双子、等々。

皆さまも是非ご一読を。・・・あ、勿論一巻からどうぞ(笑)。

 

 

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2月3日(土) 仙台・拳法(打撃)基礎クラス

毎年決まった会社のお祓いで、早朝から仙台へ行った本日。早朝からでしたが、暖かくて助かりました。

祈祷の後、「何か説法でも・・・」との依頼で、今回は、

「“仏”と“佛”は後者が正字の理由」とか、「亡くなった方を“ほとけ”と呼ぶのは何故?」など雑談風な内容を話しながら、

葬儀や戒名、墓地などについて、気楽に質問を受ける感じで。

・・・昨今、“終活”なる言葉もある訳でして、色々聞いてみたい!って方には相談に乗りますよ(笑)。

 

おっと、前置きが長くなりました(笑)。

今夜は高校生I藤君とマンツーマン稽古。折角のマンツーマン。

彼は手打ちになるパンチがあるので、ミットを使い、全身で打つべく練習。

そこからコンビネーションや足捌きを使っての打ちなども。

後半はスパーリング。最近ではスパーでも指導している事が殆どなので、久し振りで人の頭や胴体を蹴りましたかね、あたしゃ(笑)。

↑あ、年末に石巻で生徒の顔面を蹴ってるわ。誤記でした。勿論、軽く当ててますよ(笑)。

整理体操代わりに、正宗太極拳套路の一部を行ない、9時半前に今夜の稽古は終了。

I藤君、勉強の合間にでもよっく復習して身につけるんだよ(笑)。

 

 

 

2月2日(金) 仙台・套路(型)クラス

①準備体操

②基本功

③柔術の基本3種(慣れている組は変化も)

④専作伝心眼流(一人型と二人型)

⑤正宗太極拳套路(第2十字手~第2雲手)

⑥歩法(組み練習)

⑦大和流柔術(初伝逆取10本)

で10時15分頃に終了。参加者はS島さん、S木君、Y田さん、K池君。

 

今夜は全員で足捌き(ステップ・歩法)を使う練習をしてみました。

練習して貰ったのは、極く簡単な足捌きですが、簡単なだけに“足を動かす事の効果”を理解できるものと思われます。

拳諺に「老師は手は教えても歩は教えない」という物がありますが、その理由も解って貰えるのではないでしょうか。

 

 

 

雑談≪犬の保育園≫

1月29日の夜、NHK『プロフェッショナル』で犬に携わる職業の方々を取り上げていましたね。

トリミング、医者、トレーナーなど。

 

犬の飼い方というか、しつけや、人の(犬への)接し方というものが如何に大切であって、

接し方ひとつでどんなに犬の性格・行動に影響を及ぼすか、を改めて知りました。

結局のところ、問題行動のある犬は殺処分されてしまうので、

キチンとしつける事が、犬を守ることになるのですね。愕然としました。

 

日本ではまだ遅れているようですが、諸外国では“犬の保育園”というものが一般的であり、

犬の幼児期に、ちゃんとしたトレーナーに預ける事で、人間世界での犬のあり方や、犬同士での接し方、

等々を身につけるのだ、と聞いた事があります。

 

実は、私の友人に、犬のプロがいます。トレーナーなどのしっかりした資格も有しており、

現在、石巻市で“犬の保育園”を運営しています。

腕が良いようで、石巻市内だけでなく市街からも犬を通わせている方もいるようです。

良ければ、紹介もします。

 

犬を本当に大切に思うのであれば、通わせるべきなのだな、と思いました。

 

 

友人の保育園はこちら↓

http://r.goope.jp/dog-rollick

 

 

※これは別の場所に掲載したのと同じ紹介文です。よろしく(笑)。

 

 

悪天候時の練習

「天気が悪く、外で練習できない・・・」

とのお悩みは誰しも抱く筈。

折角練習する気になっていたのに、外は雨。ガッカリ。

といった時にも、メゲる必要はありません。狭い屋内でも出来る練習は沢山あります。

 

余り移動距離を使わない套路の練習は問題なく出来ます。例えば天の型や少林拳の基礎型。心眼流など。

・・・え?「心眼流やろうとして腕を振ったらアチコチにぶつかった」? それは無駄な荷物が多過ぎです、

要らないモノは捨てましょう。

基本的な突きや蹴りの反復練習。(套路主体で基礎を学んでいないという方なら套路中から抜き出して)

形意拳は定歩でも出来ます。これなら足音も立ちません。

紙を吊るして正確に打つ!練習。これは紙を打つ“バシっ!”という音が結構するのでご注意を。

タントウは筋肉の使い方が解っていない人がやっても余り意味がないけれど、やらないよりは良いかも(笑)、

やってる内に解る事もあるかも知れないし。

 

狭い室内での練習は運動量を上げるよりも、正確さをきして。これが大切。

きっと発見もありますよ。

 

「積雪で屋外がぬかるんで・・・」と言う人なら、深夜か早朝です。

地面が凍っているので、思った以上にしっかり練習可能です。寒いですけど(笑)。

 

 

 

読みました

1月29日 みうらじゅん著・『マイ仏教』

“いい切り口!”と思わず唸ります。仏教の専門家である(と言っておきます)私が、

“再読しよう”と思うのですから、皆さんにも一読の価値が絶対アリです。

読みたい人にはお貸ししますよ。

 

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本日(28)は一周忌法要後にご馳走になりまして、既に少しばかり出来上がっております。

そーいうコトでして、いつも以上に文章の意味が通じにくい所は、ご容赦ご勘弁。

 

 

1月27日(土) 仙台・拳法(打撃)基礎クラス

今夜参加予定だった高校生I君、インフルエンザっぽいとの事でお休み。

今夜は他の生徒も仕事で不参加だったので、自動的に道場もお休みに。ま、寒いから丁度良かったのかも(笑)。

 

★結局、套路練習は丁寧にやる事です。

自分の知っている套路(や基本)を一通り、ざらっと行なうのは運動(体操)にはなりますが、深い稽古にはなりません。

 

 

 

1月26日(金) 仙台・套路(型)クラス

全国的に冷え込んだ一週間。道場の水道が完全に凍結。・・・水抜き忘れたのは、どこだ?(>_<)

Y田さん、S島さん、S木君、K池君が稽古に参加。

8時前までには夫々準備体操が済んだようなので、基本功から開始。

単・連攻防、専作初伝を揃いで復習してから、大和道(柔術)の2人組で行なう基本。

ついでに、単攻防と連攻防とでは戦闘原理が違う事(単純な型だが説明されればそれが学べます)、構えによって相手の戦法が大まかに読める事など解説。

9時、正宗太極拳の復習。提腿栽捶~第2十字手まで。

大和道、基本3本と幾つかの技。

単・連攻防の対錬。

等々で10時半過ぎに稽古を終了。

 

 

★数種類の拳法を練習している方。

私の場合、若い頃から、幾つもの拳種を練習する中で、「武術には共通した身体の使い方がある筈だ」

と、その共通を見つけようとしていた時期がありました。

で、「共通なんてないのだ。違いこそが、各流派の個性なのだ」と気付いた時から、

本当の上達が始まった気がします。

 

 

 

雑談 武術も大人になってから、で丁度いい?(笑)

武術やってて化け物みたいに強い奴、というのは大概どこか社会性がなかったり、人間が壊れてたりするものです。

人間性がおかしくなるほど稽古に打ち込んだからなのか、元々少しおかしいから異常に強くなるほど稽古が出来るのか?

は解りませんが(多分に両方の要素があるのでは?)、ま、あんまり近づきにならん方が宜しい。

 

そこ迄でなくても、普段から殴ったり蹴ったりしている奴は、それが日常なので、暴力に対して大ごととも捉えていなかったり。

彼には殴ったり殴られたりなんて事は、大騒ぎするようなものでなく、遊びの範疇だったりもするのです。

なので一般の方々から見ると、暴力の喫水線が低く見えるだろうし、非常識に映るでしょう。

一般の方がどれほど暴力を恐れるか、一寸触っただけ(笑)でどんなに大騒ぎするか、が理解出来てなかったりします。

(今騒がれてる相撲界の暴力も「んなもん良くあることじゃい」な意識があるから、危機意識が低かったんだと思いますよ)

 

そんなワケなので、余り本格的に武術を学ぶというのは考えものですよ。特に幼少期はモロに影響を受けて人格を作りますからね。

こんな事を言いますと、同業の方々から「只でさえ少ない武術・武道人口を減らす気か?」と叱責されそうですが、

武術は大人になってから、が人格形成に問題ないと思うのです。

社会性を身につけてから始めて丁度良いのかも知れないですよ(笑)。

 

で、こんなコトを偉そうに言ってるアタクシも古い弟子に、

「先生は人柄は悪くないけど、社会人として大いに問題があります」

と言われていたりします。ええ、充分理解の上です。ほっといて(笑)。

 

 

 

読んだ(笑)。

1月24日 村岡花子訳・『アンの友達』を読む。『赤毛のアン』シリーズの4作目。

アン自身とは余り関係がなく、その周辺に住む人々の物語。短編集みたいな物で、

中にはとっても胸を打つような話もあり、それらはいずれ再読しようと思っています。

 

1月25日 高田郁著・『みおつくし料理帳~八朔の雪』

震災後にT村君から頂いた本の一つ。

有難うT村君、頂いた本は一気に読み飛ばしてしまわずに、こうして大事に読んでいます(笑)。

興味が持てずに読まないのではありません。一気に読みますってぇと、色々な本の内容が混ざっちゃうからです。

ところで。

とても良い本でした。

にしても泣き虫の俺にこんな本を呉れて寄こすたぁ、竹村、おめぇは意地の悪い奴だな。

 

1月26日 高田郁著・『みおつくし料理帳~花散らしの雨』

シリーズ2巻。“同じ本なら続けて読んでも話が混ざらんだろう”と読みました。

・・・というより、続きが気になって読まずにいられなかったってのが本当の所ですが(笑)。

事件(問題)は起きても、大体読み手の想定の範囲内で収まってくれるので、ホッとしたり。

↑とか冷静なフリしてますけど、ハラハラしたりイライラしたりはしてるんでございます。

第2巻も涙を拭き拭き読みました。

筆者が京都出身だからでしょう、「上方(関西)イイトコ」みたいな所を感じたりもして、

たった5年しかあちらに住まなかった私には“そりゃ別の見方も有りやしないかぇ、作者さん(笑)”と

独り突っ込んだりもしましたが、いや、それはきっとアタクシの濁った視線であります。

人情味のあるいいお話ですわ。

 

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1月24日 雪のお陰で昨日・今日は暇。雑談のみの更新でも(笑)

 

仙台には他県から来ている方も多いので、当会の入会者の中にも宮城県人ぢゃない人、

いえ、東北人でない人もおられます。

で、私は油断すると宮城(沿岸部)訛りが出ますので、

私が喋った内容が聞き取れない時や、意味が通じない時は遠慮なく「はい?」と聞き直して下さいよ。

聞き直されたからと言って、私が不機嫌になったりは絶対しませんし(笑)。

関東の人や関西人にとって、東北訛りが如何に聞きづらいか?は充分承知してる心算です。

特に関西圏の方とは大きく抑揚が違うので、短い言葉だと尚更伝わらない事は熟知しています。

なので私も、他県に行った時(特に関西)では抑揚を変えている位ですもの。

でも、地元では気を使わずに喋ってますから、解らない時は遠慮なく(笑)。

 

 

昔の本ですが、山田エタイって坊さんがこう書いてました。

「当今の人は非常に気が短くなってすぐに結果を求める癖がついてしまったような気がしてならない。殊に若い日本人においてそれが目立つように思う。経験を抜きにした学問による知識が充実した結果である。昔の人は経験を先行させる事によって知識を身につけた。従って結果というものは多くの因縁が集結する事によって生まれるものと覚悟して事に当たるから辛抱強く事に処した。忍耐の継続である。従って心の有り方が仕事の上に現われるから、心と仕事が結びつかなくては良い結果は出ないと教えられてきた。」

↑「結果」が目標なのではないのです。「それをやる事」こそが目的なのです。それが解ったら、やっと本物なのかも知れません。

 

 

 

最近、卓球で注目を集めている宮城出身といわれる張本選手。

最初に出て来た時、決めた時のガッツポーズというか、表現が、

「日本人的じゃないなぁ・・・でも、今の若い人にはこういう感じの人も出て来たのかな?」

と違和感を感じたのですが、親御さんは中国(だか朝鮮)の方らしいですね。

それを聞いて「なるほど」と納得しました。張(チャン)さん、なんですね。

やはり人種の違い、というのはあるものです。興味深いものです。

もう少し日本人らしく(というか浮かない感じ)になるには、もう1~2世代かかるのかも知れません。

・・・人種差別とかいうレベルの話ぢゃないんで、騒がないよーに(笑)。

 

 

 

今朝はアイスバーンでしたね。近年では父母・祖父母共に自動車免許を持っている場合が多いので、

大雨や積雪、路面凍結の時には学校や駅に送って貰える子供達も増えました。

でも、送って貰えない子供も沢山います。氷にタイヤをとられたりしながら一所懸命、自転車をこいでいます。

思わず“頑張れよ。気をつけろよ”と、応援してしまいます。

こんな雪の日、自転車で出て行った孫を、

「婆ちゃん、運転でぎねくてゴメンな、役に立だねくてゴメンな。どうか孫が事故に遭わねぇように。遭わねぇように。

どうか、学校さ無事に着けるように」

と仏壇に手を合わせている姿を見ると、孫子を想う気持ちに胸を打たれます。

祖母ちゃんたちは、そうして祈ってるぞ。頑張れよ、孫。

 

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1月20日(土) 仙台・拳法(打撃)基礎クラス

S木君と高校生I藤君とが今夜の道場に参加。

①準備体操

②基本各種

③防禦練習・反応訓練

④歩法

⑤約束組手

⑥大和道(初伝逆取10本)と専作初伝7本組取

⑦スパーリング

⑧タントウと整理体操

で10時過ぎに稽古を終了。さあ、正月休みで鈍った分をしっかと取り戻して行きますよ!(笑)

 

 

 

1月19日(金) 仙台・套路(型)クラス

私が道場に着くと既にK池君が来ていて、八卦や太極拳の自主錬中。

足の力の使い方等について質問を受けたので、そのまま稽古に突入。間もなくM子さんも来たので、

K君にしたのと同じ解説をして、練習。足の力がキチンと使えているか?が直ぐ解る実験なども。

9時少し前に、正宗太極拳の套路細部練習(云手~提腿栽捶)。

9時半過ぎからは遊びで、実戦技法の指導・練習。試合やスパー用の技ではなく、早く言えばケンカの技術。それを数種類。

“ケンカテクなんて興味持つかいな?”と思ったのだが、2人共思った以上に食い付きが良く、楽しそう(笑)。

最後にM子さんから、専作伝の初伝7本目への質問を受け、10時15分頃に今夜は稽古を終了。

 

 

 

1月18日(木)

I藤君が明日、福島に発つ事となり、「時間が合えば挨拶がしたい」と言ってくれたので、それなら・・・と急遽送別会を兼ねて飲む事にした。

突然の事であり、且つ平日なので彼が一緒に稽古して来た仙台教室の生徒達は見送りに参加できなかったが(そりゃそうだ)、

彼と一対一で盃を乾した。

T沢さんの移動時と同様、これが永の別れではないので当初は送別会をする予定はなかったのだが、

個人的に飲みながら、今後の稽古の方法などを話してやれたのは良かったんじゃないかな(笑)。

 

 

 

今週読んだ

1月15日 山岡壮八文庫/『千葉周作(上下)』

細かい字が一杯のヤヤコシイ本を読んだばかりなので、頭も休めようと小説を読んでみました。

このシリーズは読みやすいですね。・・・でも、人物や心の動きの描写は好きじゃなかったです。

20代頃にシリーズの『柳生宗矩』を読んだ時は面白いと思ったものですが、私も心がトシを取りましたでしょうか。

この人の剣豪小説に流れている所の、成長譚といいますか、未熟者が“上達する”・・・という、“上達”は少しは理解できる気がします。

素手の試合やスパーでも、「潰してやろう」とか“怒り”の感情で行なうと、相手はそこに乗じて来ます。

相手を受け入れる、という気持ちというか、敵対しない心がかえって相手の隙を打てるものだ、と気付いたのは、

私の場合、40過ぎてからでありました。それまでは勢いで相手を潰せたんですね。・・・勿論、相手が名人でなかったから通用したのですが。

前にも同じ事を述べた気がするのですが、この小説の主人公(というのは一昔前の人達)の様に、触れれば切れる、

一歩間違えば試合でも死ぬ、という剣術であればこそ、その境地も早いのだろうと思います。

戦争に行った先生の仰る様に「チャカチャカポイの当てっこ」つまり、ある程度ルールや手加減に守られている中で

研鑽して来た私には、この境地を覗くのに齢40過ぎまでかかった、という事なのでしょう。未熟なことよ、のう(笑)。

 

 

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1月13日(土) 仙台教室・拳法(打撃)基礎クラス

生徒さん達の都合により、今夜の道場は急遽お休みに。楽しく動こうと思っていたので個人的には少々残念ですが、

本職も終日多忙だったので、道場休みならば『ブラタモリ』でも見つつ、身体をゆっくり休める事にしました。

生徒の皆さん、それでは次週また宜しくお願いしまっす(*'-^)-☆

 

 

 

1月12日(金) 仙台教室・套路(型)クラス

今朝方は冷えました。布団から出てる顔が“随分寒いな~”と思ったのですが、久々に一部水道も凍結しました。

・・・でも、数年前まではもっと頻繁に水道が凍っていた記憶があります(同じ水道での比較です)。

やはり年々、暖かくなっているというのは本当なのかも知れません。ま、暖かいのは助かりますが(笑)。

 

さて、平成30年最初の稽古にはS木君、Y田さん、H君が参加。

①準備体操と基本功

②正宗太極拳套路のおさらい。ヨウ歩倒レンコウ~雲手まで細部練習。

※今後の練習階梯については、ML掲示板に記しておきます。確認して下さい。

③柔術の基本3本と手解き11本。初伝逆取10本(仙台版と東京版とを合わせて)練習。

前半は中国武術、後半は柔術の練習で、10時35分頃に稽古を終了。

参加した皆さん、寒い中お疲れ様でした。本年も楽しく稽古しましょう!

 

 

★道場も始まりましたね。皆さん、今年も宜しくお願いします。

私の本職も例年通り忙しくやっておりました。7日からは外回りのお祓いも始まりまして(8日は本尊さんの縁日なので外回りは休止ですが)、

ほぼ毎日お祓いに出ており、忙しさも第2ステージに入った感じで過ごしております。

そんな9日は葬儀社さん経由で急遽「炉前読経だけ頼みたい」旨以来があり、

余りに多忙な時期ですのでお断りしようかと考えましたが、当寺院の住職と分担して対応する事になりました。

“炉前読経”と申しますのは、火葬場でご遺体を焼く際の読経でありますが、

他の供養・葬儀等は一切行なわずに「炉前読経だけ」を頼まれたのは(私の記憶では)初めてだったかも知れません。

ですが今回、「炉前読経だけでもしてあげられて良かったな」と感じたものでした。

喪主(息子?)さんは「葬儀費用が削れて良かったわい」位の価値観なのかも知れませんが、

そのお祖母ちゃんやお祖父ちゃんを好きだった孫の気持ちはどうでしょうか? 

亡くなった方の兄弟姉妹の気持ちはどうでしょうか? を考えさせられた出来事になりました。

 

そんな訳でして、これからも(他所では断わる様な依頼でも)可能な限り引き受けよう、と意を強めました。

・・・って、住職と分業できる今はこういう急な依頼も引き受けられるけど、そう遠くない内に私一人になったら、多忙の時期は引き受けれらないよなぁ(汗)。

 

 

 

合間を縫って読んだ(笑)

1月12日 東方出版社/『中院流の研究』

真言宗者の参考書。1987年初版。

これまでは必要な箇所をその都度参照して来たが、通読したのは初めて。

密教は「事相と教相とは車の両輪」と言い、教相とは教義であり、事相とは解り易く言えば拝み方(その作法)である。

密教はこの事相が煩雑であり、本書のような研究書が刊行されるんである。

 

 

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★明けましておめでとうございます。皆様には良いお正月を過ごされましたか?

ワタクシは相も変わらず1月1日午前0時から頑張っております。3月末迄は時間が取れない事が多くなりますので、宜しくお願いします。

 

 

★太極拳はどれもそうですが、特に正宗太極拳は“体操”“運動”ではありません。

(適度な運動、を求めるならランニングの方が余程効果的です)

所謂“功夫”を積む為のものです。

そこが解って来た位から、かなり面白くなって来ます。

皆さん、今年はそれが理解できるレベルを目指し、取り組んで下さいな。

 

 

★どん兵衛、のキツネちゃんが可愛いです。あれなら僕も一匹ほしいです。

 

 

★石巻在住の当会門下生が、福島県白河市に転勤となりました。

彼はこれまでも愛好会活動をしていたので、福島での生活に慣れた頃から一緒に稽古する人を募集する可能性もあります。

白河市周辺でご興味のある方は暫くお待ち下さい。

↑とか、本人に無断で勝手に書いてますが、ま、大丈夫でしょう(笑)。

 

 

★相変わらずですが、本年も宜しく!

 

 


 

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