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5月31日(土)  仙台・拳法(打撃)基礎クラス
先週に続き、今夜も寺の事情で仙台へ行けず。2週続けて生徒に稽古を頼む事になってしまった。申し訳ないなぁ・・・と思えど、このクラスは稽古メニューが決まっているので、私不在でも稽古に支障はないのだが。かえって居ない方が生徒の自主性を引き出せたりして。・・・え?「ロートルは引っ込んでろ」? そりゃースミマセン(笑)。

以下、稽古報告を紹介(報告者・I藤君)
「昨日の練習は土曜日メニューでやりました。私とS木君での稽古だったので合間に連環腿を数種、形意連環拳の対錬、○○投げ失敗からの自由練習等挟んで22時に解散しました」。

と、これだけでは文書量的に淋しいので、昔作ったネタからスパーリングについて一つ(笑)。
スパーと実戦は別。人体を殺傷する、という目的を考えると拳を握って殴り付けるというのは効率が悪い。もっと簡便な方法があって、それが武術の技術である。そんなモノ、とてもスパーでは使えんわな(笑)。スパーというのは反応を高めたり、応用力を身につける練習方法と位置付ける。
と、いう事です(笑)。

 

5月30日(金)  仙台・套路(型)クラス
C葉さん、K池君、T沢ジュニア君、S木君、A目さんが稽古に参加。気温の上がった宮城。
第5金曜の今夜は武器術で遊ぶ日(笑)。毎度言ってますが、“遊ぶ”ってのが大事。余りホンキでやると、夜にナイフで戦う夢を見たりして(笑)。
①専作伝の棒術と剣術を少しずつ練習。
②築館(老先生)伝の棒術と剣術などを幾つか練習。
③ナイフ術の練習。基礎から入り、色々なテクニックや、ナイフ同士の軽いスパー、素手対ナイフの自由一本組手など、皆で楽しく。以前より言っているように、武器を学ぶと素手の技術と直結している事が理解出来る。補完的に理解が深まる。
ここ迄で10時。凡そ2時間の稽古。
その後、時間に余裕のある者が残り、自分の好きな獲物を持っての攻防練習をし、10時15分頃今夜の稽古終了。
稽古後もA目さんが残って形意刀を復習し始めたので動作のチェックをし、槍術に進んだ。A目さん曰く、「白髪も目立つ年になって来て、こんなコト(槍)ばかりやってる。でも、こんなコトが楽しい」。と聞いて大笑いした。それを言っちゃあ、おしめえよ。俺なんか、40も半ばになって未だ人を殺す技を稽古してる。何処で使えるワケでもないのにねえ(笑)。
私は10時45分に道場を出たが、彼は残って暫らく稽古して行った模様。

当道場のように、数種類の拳法を学んでいる人がいずれ自分で教えるようになる場合、全ての拳種が上達してから指導に立つという必要はありません。形意でも八卦でも太極でも少林でも、自分の最も得意とする核を持てば良いのです。年月の中で、その核が変わって行く分には構わないと思います。又、一生全拳種を稽古し続けるのではなく、自分にとって不要な物を捨てて行くのも構わないでしょう。
私自身、幾つかの拳種を稽古・指導していますが、これらは長期間の内に少しずつ覚えたものです。皆さんが、それを一気に覚えて或る程度のレベルまで高めようと無理する必要はないのです。
・・・無論、中国拳法教室を主宰するのに、本当の得意は心眼流です、とか空手ですと云うんでは或る意味詐欺なんでいけませんが(笑)。

梅原猛・『聖徳太子Ⅰ・仏教の勝利』を読む。外国との関係も含めながら、当時の出来事を読み解こうとしている本。“百済”とか“高句麗”とか、むか~し授業で聞いただけの言葉(笑)が生き生きと迫って面白い。アタシって、授業を全然聞いてなかったのよね(笑)。
前置きが長い印象はしましたが(笑)。

 

5月26日(月)
仙台教室のR枝さんとM子さんが当寺院に遊びに来、仏像、仏教の話や寺院こぼれ話、震災の話からハタマタどーでも良いような下らない話などして、楽しい時間を過ごさせて貰いました。私の仕事が暇だったので、ゆっくり時間を使う事が出来て丁度良かったです。仙台から来てくれて有難うございました。
御2人と色々お喋りする内に、前夜(日曜)の酒も抜けました(笑)。前夜はお不動さんの小父さん、醍醐の若き坊さんと飲みました。皆でお経を合わせてみたり、かなり盛り上がった一夜になりました(笑)。

 

5月24日(土)  仙台・打撃(拳法)基礎クラス
寺の都合で今夜は道場へ行けず。I藤君を中心に稽古をして貰うよう頼んだ。実に助かった。以下、I君からの稽古報告。

「私とS君での稽古でしたのでメニューを変えて以前の日曜日コースで進めました。
移動蹴り、移動手技、コンビネーション、反応訓練、護身術、推手、スパー(通常、手を触れ合わせた状態、蹴りのみ、手技のみ)といった感じです」。

 

5月23日(金)  仙台・套路(型)クラス
R枝さん、T沢さん、M子さん、I藤君が稽古に参加。稽古開始前時間にT沢さんとR枝さんとで九鬼棒術を復習。
今夜は準備体操と基本功を端折り、正宗太極拳の基礎体動、套路(正宗太極拳、老八掌、五行拳、外家拳套路数種類)を揃って通した。
その後、天の型を復習。M子さんは九鬼棒術を復習。これでほぼ全員が九鬼棒術の型は覚えた・・・筈(笑)。
後半は専作伝心眼流の型や、対錬、武器術などを練習。
10時15分頃、稽古終了。

 

5月22日(木)  湊地区・個別相談会
区画整理について、希望はありますか?の個別相談会。既に再建している当家にとっては、削られた分の土地をどう足すか?の話になったけれど、市の方で「足します」と言っても、そこは未だ他人の土地(笑)。幾つか話をして直ぐに終わった、相談会。
震災から3年以上。家の隣りには未だ船が上がっていたりする(苦笑)。

マイク・ホアー著、『ザ・ワイルド・ギース』を読んだ。軍人さんが戦地で経験した出来事を書いた本。

夜、知人の店で飲む。余り高くはない店なのだが、夕飯を食べずに行ったせいか(笑)私には珍しくツマミを頼んだり、ボトル2本飲んだりして、幾らか高くついた(笑)。今週は外で飲んでばかりだ。月、火、木。
しかも、今夜飲みながら決めたのは、25日に飲む件(笑)。

 

5月20日(火)  個人指導・G君
形意五行拳、劈拳用法練習、五行拳使用練習、八卦掌使用練習、形意槍(崩槍)、拉、九鬼神流棒術、専作伝棒術などで1時間程の稽古。
時間は短いが内容的には満載(笑)。

昼間、ウチの寺の裏で30人程の僧服や私服を着た人々が集まり、海に向かって拝み始めた。団扇太鼓で「南無妙法蓮華経」を唱えたので、日蓮宗系新宗教の人達かな?と思いつつ見ていると、次に出て来た人は歌いながら踊り、次の人達は賛美歌を歌って「アーメーン」と言い、最後の人達は何かの経を唱えていた(浄土教系と想像)り。なので、「超宗教の供養会なのだろうな」と考えていると、終了後代表者の方3名が私を訪ねて来られて挨拶を頂いた。聞けば、矢張り超宗派で集まって供養活動との由。話の中で私の飲み友達の坊さんの事が出たので、夕方早速その坊さんに、その会の活動の話など聞きながら一献酌み交わした。って、何でも飲む口実(笑)。

翌21日、西尾幹二著・『異なる悲劇 日本とドイツ』を読み終わる。この本って一時話題になったらしいですね。「日本人は日本の立場で歴史を組み立てねばらなん」というのは納得至極。

 

5月18日(日)  雑談
宮本照夫著・『それでもヤクザはやってくる』という本を読む。2冊目の著書らしいが、前著も読んでみようかな、と思った(笑)。

4月から続きっ放しの各種トラブル。その最後の問題が先金曜で一通り片付く予定だったが、すんなり解決せず。ま、スンナリと片付くなら“トラブル”とは云わない訳で、ゴタめくからこそ“トラブル”なんだが(笑)。解決が日曜に持ち越しになり、そこで漸く一段落を見た。あと少し。
何故に今に来てこれ程迄にトラブルが重なるのか?と自問自答する中で気付きがあったり、思いもよらぬ出会いがあったり、知らない事を知ったり。トラブル続きの中で一寸嬉しい事もあったりもした。嬉しい事とは全て、人の気持ちである。
人が生きていれば様々な出来事がある。それらを、どの様に学びの場にするか?というのが人生なのかも知れない。未だたった44年しか生きていないが、苦悩した事ほど仕事に活きている。

片付き始めたトラブルとは別に、これから未だ大きな問題も一つ二つ抱えてはいるが、これはもう成る様にしかならん問題なので諦めた(笑)。或る方向へと押し流されて行っている。もがくのは止めた。この問題では巻き込まれる人達も居るので、出来るだけそれらの人達に辛い思いはさせぬ様に対処出来たら、と思う。難しくもあるのだが。・・・人生ってもなぁ、自分の意思ではどー仕様もない事って有るようだ。どんなに抗っても、押し流されて行く時があるってのは、本当なんだなぁ。
うむ、私の人生は今まで、自分で思っていた以上に災厄が無かったのだな(笑)。

 

↓今週は雑談が少ないので、稽古関連の記述を増やしてみました(笑)。武術に興味のない読者にはスミマセン。・・・その内、会員制の『ひねもす』再開します(予定。あくまで予定)んで、待ってて下さいね。←って、「待ってて下さい」って書いといて、「あくまで予定」ってのはオカシイよなぁ。

5月17日(土)  仙台・拳法(打撃)基礎クラス
S木君、I藤君が稽古に参加。幾分涼しく、動き易い気温。土曜が涼しいのは有難い、何せ運動量が多いから(笑)。
稽古前、S君とI君とで形意拳の兵器(武器術)套路を練習して貰った。そろそろ一通り覚えて貰えると助かる。が、S君の動作に幾らか間違いがあったりもした。横目で見つつ、取り合えず今夜は直さずに放っておいた。ま、その内気が向いたら直したげましょ(笑)。
さて、稽古。
①準備運動 ②基本各種。数動作、各自の苦手な動きにチェックを入れながら。③防禦練習 ④外家拳技術。正確な動作、その練習が“身に付けさせたい”物、初心者に教える時の方法、など説明をつけながら練習。⑤歩法。これも幾つか詳しい解説をつけた。幾分詳しい解説を入れたので、ここ迄で何時もより時間がかかった。
⑥約束組手。これまた初心者へ教える際のポイント等も指導 ⑦スパーリング で前半2時間の稽古。
今夜のスパーリングは、夫々が色々と試したり、チェックを入れたりと課題を持って取り組めた様子。余裕がなくガムシャラに倒しに行く段階を過ぎたら、より上達の為に取り組み方を変える必要もあるので、見ていて良い練習(スパー)になっただろうと感じた。「見ていて」って、無論私も2人に遊んで貰ったけれど。ふふ。
10時からは拉の復習。初伝技は一通り覚えた感じがするけれど、中伝技は未だあやふや。ううむむ・・・もっと精進致しましょう(笑)。
その後、専作伝の体術を練習し、稽古終了。
着替えながら香炉や線香の話題などもして、一しきり笑って解散。10時40分過ぎ、道場を出ました。お疲れ様でした。

ようやく怪我の痛みが良くなった。まだ幾分出来ない動きも有るけれど、日常生活は余り不自由せずに済むようになった。怪我以来、悪化させない様にスパー等も注意してやって来たので、何とかこの一ヶ月、生徒達に迷惑を掛けずに稽古に取り組めた気がする(笑)。

 

5月16日(金)  仙台・套路(型)クラス
夕方H君が個人教授に来たので、①心眼流の体術、棒術 ②八卦掌64散手 ③八卦掌実用法などで1時間少々稽古。
そのH君は「H君ってイニシャルはエッチヤローみたいだな」と言ってたけど、しょーがないじゃん、名前は変えられねーんだから(笑)。第一、「エッチヤロー」だってんなら君より俺のほうが上だから安心しろ。←って、どんな安心だ。
稽古後、軽く食事をしてから道場に向かう心算だったが、急な祈願依頼が入り、その後真っ直ぐ道場へ。遅刻するかと思ったが、大体何時も通りの時間に着けて一安心(笑)。

R枝さん、T沢少年、O君、K池君、S木君、I藤君他が稽古に参加。先ずは稽古開始前の時間に九鬼神流棒術の復習。Y先生伝の九鬼棒術は昔私が習った物と比べて型が短い上、型通りに日本刀と対錬(「対錬」ってのは中国的ですね・・・日本武道のバアイ、なんて表現すれば良いんでしょ?あ、「組型」とか?)も出来るようになっていて面白い。ただ型の順序を習っても、見えない事って多いですしね。
20時から稽古開始。
①準備体操 ②基本功
③対錬。今夜は主にシンプルな物を練習。対錬は手順を覚えてOK!ぢゃないですよ。漫然とやっても運動にしかなりません。細部に留意して取り組んで下さい。ポイントを聞き逃さないようにね(笑)。
④護身術。形通りに動く事が重要なのではなく、その練習から何を身につけるか、が重要です。
⑤套路。各自、型や対錬を練習。
⑥初心向け型(単攻防)の実用法
⑦やわら(古流柔術)。中でも動きのダイナミックな技を用い、足を止めて踏ん張って掛けるのではないと云う点を理解して頂く一助に。・・・以下、少し口が悪いかも知れんが、柔術の稽古について私見を再度述べます。これを読んで、当会の皆さんには私が目指す柔術は“生きているもの”だという事をご理解頂けたらと思うのっしゃ(笑)。
昔、私の居た古流道場では、掛ける側も掛けられる側も力一杯抵抗して稽古したけれど(無論こういう稽古も一時期は必要でしょう。だがその“一時期”をどの段階に持ってくるかを間違うと恐ろしい勘違いをしてしまう)、これは居着きの原因になり実用から程遠くなる。相手は付き合ってくれない。殴るし、蹴ってくる。「殴られても関節を折ってやったぞ!」と喜んでる内は良いけれど、もしも刃物で刺されたらどうするのか? 古流の眼目は、相手が武器を持っていても素手の動きで対処できる事にあるのだから(そこを目指して稽古するのよ)。拳法も関節も、同じなのであるコトよのう。ま、柔術も一辺本物の先生に会ってみないと、唯の旦那芸としか思えないから仕方がない。私自身、伝承者・Y先生にお会いする迄は、柔術を学ぶ理由は人体構造やバランスなどを理解する練習法としか位置付けていなかった位で、Y先生の技を体験して、“これって本当に使える!”と目鱗でしたから。出会いって本当に有難いですよ。・・・あ、何だかハナシが飛んでますね。スミマセン、つい余談に流れるワタシで(笑)。
⑧専作伝心眼流・棒術と剣術の復習
等で稽古は10時過ぎに終了。

 

5月15日(木)  雑談
竹内久美子著・『BC!な話』を読む。『BC』とは「生物学的に正しい」との竹内さんの造語との事だが、詳しくは本書に譲る。竹内さんの本は何冊か読んだけれど、どれも同じ事が書いてある。というのは説が首尾一貫している、という事でもあるだろう。“あ、これは前にも読んだな”と感じる内容が多いのだが、それが多作の竹内本で読んだのか、『精子戦争』など他書で読んだのかは自分でもハッキリしない(笑)。「女性は男性の性器よりもヒップに関心がある」というのは、男性のアタシには知らない(知る事の出来ない)世界。“ほう、そうなんかぁ”な感じ。
面白いですよ。竹内本は未だ、と云う方はどれでもお一つお試しあれ(笑)。

 

5月12日(月)  今日はこんな事を。
震災後知り合ったお不動さんマニア?の小父さんと、派は違えど同じ真言宗の若い坊さんと、そのご家族との計6人で山形県に即身仏を見に行った。
一件目は大日坊(瀧水寺)という寺院で、小父さんの気遣いで御祓いをして頂いたり(他派の方の拝み方を知るのは実に勉強になります)、寺の由縁や即身仏(真如海上人)について御住職から詳しい説明を頂き、勉強になった。このお寺には何故か解らないけれど、とても感動した。歴史の流れの中の、“人の想い”という物に打たれたのかも知れない。
大日坊から車で5~10分程の所の注連寺という寺院にも即身仏があるとの事で、そちらも見に行った。こちらは坊さん不在だった寺を先代住職から復活させたとの事で、寺院は寂びれている感じはした。ここも院内や即身仏さん(鉄門海上人)について詳しくお話を聞かせて頂いた。
昼食には山形名物、納豆とサバを使った“ひっぱりうどん”を試しました。美味しかったですよ。
石巻に戻ってからは、その6名で飲み会をして楽しい夜を過ごした。実に有意義な一日でありました。だけど、自分で運転もせず、道路代も油代も拝観料も食事代も受け取って貰えず、小父さんのお世話になってしまって実に恐縮しました。本当に有難うございました。

一応ご存知ない方の為に説明しておくと、即身仏というのは、まぁミイラになった坊さんではある。けれど、エジプトのミイラと違うのはミイラは死んでから遺体の内臓を抜いて防腐処理をするのに対し、即身仏は本人の意思で断食をして土中に埋まり、そのまま死を迎えて結果ミイラ化するという事だ。だから即身仏は「ずっと行を続けている」という事も出来る。両者にはそういう“意志の違い”があるのである。

 

5月10日(土)  仙台・拳法(打撃)基礎クラス
今夜の稽古はI藤君のみ参加となったので、一部内容を変更して稽古する事に。年数やっている者には、その時に応じての練習内容も有る。
稽古開始の8時前迄に準備運動を済ませておき、①基本各種。手技や足技の練習 ②套路。内家拳や外家拳など、I君がこれまでに習った套路を全て一通り復習 ③形意拳の武器術を復習 ④専作伝心眼流・棒と刀の型を復習 ④拉術の練習 ⑤スパーリング ⑥タントウ
等を行ない、10時半に稽古終了。

ヤフーのML終了に伴ない、新しいMLをN原君が作ってくれたんだが、どうもイマイチ操作が理解できておらず、書き込んだ心算で書き込めてなかったり、そうじゃない心算で書き込みが出来ていたりする(笑)。機械オンチここに極まれり!ですな。
先々週道場でやった“お勉強会(座学)”への感想も書いてくれた人が居たけれど、それさえ気付かなかった(笑)。内容が面白いので、ここに転載させて貰おうかとも思ったけれど、既に過去のネタになってしまいましたね(笑)。

 

5月9日(金)  仙台・套路(型)クラス
今年になって又湊(石巻)から道場へ通う事になったのだが、何故か今夜は震災後経験のない程、行き道が空いていた。いやぁ、スイスイ走れて気持ち良かったわい(笑)。
C葉さん、R枝さん、S木君、K池君、A目さんが稽古に参加。
稽古開始前時間にヒシギを少し練習し、柔術の必要性とヒシギの面白さ(痛さ?)に触れて貰った。
①準備運動 ②基本功 ③対錬。シンプルな物から套路になっている物まで、数種類復習。大分覚えて頂けたでしょうか?(笑)
④相手の攻撃を防禦する練習。金曜クラスの皆さんもたまにはこの手の練習も。
⑤後半は套路。素手の型を練習したり、武器術を練習したり、対錬をやったりと人によって様々。途中、手の作りかた、拳の作り方など解説。
10時過ぎに一度稽古終了。残った人達で専作伝・心眼流の棒術を復習し、素手の型も一本練習。専作伝は他の心眼流と比べれば(極端な事を言えば)中国武術とも並習し易い感じがする。
10時35分、道場の明かりを消しました。

 

5月7日(水)  今週の雑話・2
『日本・中国の宗教文化の研究』を読む。日本・フランス・中国の研究者による発表内容を一冊に纏めた本。帯に有る「日本の陰陽道・修験道・密教・神道の中に中国文化の影響が指摘されて久しいが、具体的にその軌跡を辿ることは困難であった云々」といった内容。ね、全然面白くなさそうでしょ?(笑)
実際、護符(御守り札)などを日常目にする職業の私には、道教(中国民族信仰)の影響は当然の様に感じられる(中国経由で渡って来たのだから当たり前なんだよね)が、それがどの程度相互影響や出入りがあるか?と問われれば解らない。
本書中には大変興味深い発表もあったが、これも普通の方には全く面白くも可笑しくもない本だと思われる。実際、読んでて欠伸の出る話もあったもの(笑)。
中古本をネットで購入したのだけれど、これでもか!という程汚い本でした。わはは。

先月・今月と余り間を置かず、K池君がパソコンの調整に来てくれている。せめてもの礼にと先月は道路代・油代程度を包んだが、今回は違う形にした。
「きぐっつぁん、サイって持ってるか?」。「持ってないです。多分、触った事もないです」との返事なので、練習用に惜しげなく使えると思われる外国製のサイ(ちゃんと金属製だが)を一組お礼にした所、「こっちの方が嬉しいかも」と喜んでくれた。いやぁ、良かった(笑)。基礎的な扱い方もざっくり教え、「誰か相手になって貰って練習するといいね」と言っといたので、今後彼は道場にサイを持参する事でしょう(笑)。

 

5月5日(月)  雑話
牛込覚心著・『一休さん100話』を読む。読み易さか、はたまた効果を狙ってか全編“べらんめえ口調”が特徴。禅宗の坊さんだからこそ、そんな書き方が許されるんだなぁ(笑)。
一休さんの詠んだ詩に解説を施しつつ展開される、寺院の葬儀や税金(宗教法人の坊さんも税金は納めてるんですよ)、僧階や、著名人との交流などの裏話が楽しい。

宣言通り漸く(笑)道場で使う木刀を注文しました。白樫の丈夫な物が欲しかったのですが、丁度売り切れで已む無く赤樫を買いました。毎週持って行くのも面倒なので、これは道場に置きっ放しにしておきます。
・・・え?「ついでに他の武器は買わなかったのか?」ですって?・・・むふふ(笑)。

ところで、怪我以来、自分の稽古を殆どせずにサボっていた。この頃少し調子が良いので様子を見ながら動き始めたら、あらまぁ何とも足もお尻も筋肉痛(笑)。半月ほど稽古休んだだけで、こんなに筋肉って落ちるのか、と改めて実感。・・・え?「それはトシだから」? ほっとけ、コンチクショー!(笑)

 

5月3日(土)  仙台・打撃(拳法)クラス
「今月は土曜が5週有るし、連休中位稽古休みにするか?」と生徒と話して急遽休みに。
こういう事が(ホント稀にですが)あるので、見学希望や久し振りに道場に顔だそう、って人は事前に連絡下さいなのです(笑)。

 

5月2日(金)  仙台・套路(型)クラス
C葉さん、R枝さん、T沢さん親子、S木君、M子さん、I藤君が稽古に参加。
稽古開始前の時間で九鬼棒術の復習。
①準備体操 ②基本功 ③対錬。今夜はシンプルな対錬を中心に練習。④攻防型 ⑤天の型。対錬バージョン(笑)でも皆さんそろそろ手順を覚えたか。なので動作の重要部を説明し、意識的に練習して貰う事にした。教わった事を右から左に流すか、意識して身につけるかで数年後が変わります。
⑥正宗太極拳・楼膝拗歩の実用法を一通り練習。技により、変化なども練習して貰った。一つの動きでも多くの使い方や応変があり、それが武術の深さ・楽しさでもありますね。
10時で一度稽古を終了。
残ったR枝さんとM子さんは天の型を復習。I君とS君は専作伝・心眼流の棒術や剣術を復習。最後にS君の希望で形意槍套路を少し進み、今夜の道場を終了。

R枝さんが道場の洗面台に液体石鹸を置いてくれました。お酒を頂いたり紙コップを用意して下さったりと、いつも色々と有難うございます。

 

同日・個人指導(G君)
①形意拳実用法の復習と確認 ②八卦掌実用法の復習と確認 ③単・連攻防の実用法の復習 ④正宗太極拳、套路の手順復習と楼膝拗歩実用法一手 ⑤沖錘練習。突き動作のチェック ⑥九鬼神流棒術の型を確認 ⑦拉術の復習
等の合間に身体の使い方や体重の位置について質問を受けたり、掌打の方法を復習したりし、本日は1時間程の稽古時間。
・・・にしても、こう①~⑦と箇条書きにしてみると何ともアッサリしてるが、内容はかなりの物だというのは当会の稽古に来ている人なら解る筈(笑)。①②③だけでも一度で習うには多過ぎる。何年も掛けて少しずつ習うのが本来ですしね。

余談なのだが、この所トラブル、車絡みのトラブルやら何でも無い事での怪我などが多過ぎる。一つ落ち着くと次が起きて・・・と4月から終わる事がない。
1月から生活環境も大きく変わったのも一因か。
八王子ナンバーだった銀玉号を、“何時までも八王子でもなかろう”と宮城ナンバーにし、名義も私に移したのが2月。
4月になってから色々とトラブルが起き始め、車のトラブルでは何かととお金も出た。最初は“こんなコトもあるさな、人生”だなんて幾分気楽に構えていたりもしたが、こう続くとシャレにならん(笑)。
どうも原因は別にあると思うようになった。今の状況は間違いなくオカシイ。今の所、トラブルの割には最小限の被害で済んではいるが、いつドデカイのに見舞われるか・・・そんな気配がヒリヒリとするのである。

 

4月26日(土)  仙台・打撃(拳法)基礎クラス
I藤君、S木君が稽古に参加。
①準備運動 ②基本各種 ③防禦練習 ④外家拳技術 ⑤歩法 ⑥約束組手 ⑦スパーリング、で先ずは2時間少々の稽古。
④と⑥はより正しい動きになるよう、所々指導。
数日前の怪我が未だ完治ではないので、今夜は調整・様子見の心算で一通りのメニューをこなした。スパーでは一寸痛みを感じる動作もあったが、気をつけていたので酷くはならず。もう一週間もあればすっかり良くなるかも知れないな、と期待している(笑)。

先々週I藤君が腰が痛いとの事だったので、休憩時の雑談中に具合を聞いてみた所、「正宗太極拳、腰痛に効きますね。しかも腰痛だと間違った姿勢を取ると腰が痛むので、姿勢の修正にもなりました」と言う。そういや私も昔は酷い腰痛持ちだったっけなぁ・・・と思い出した。

9時過ぎから専作伝の棒術・剣術と、拉術の復習をし、10時40分頃に今夜の稽古を終了。
あ、4月の稽古もこれでお仕舞いか。もう5月か・・・早いもんだなぁ(笑)。

 

4月25日(金)  仙台・套路(型)クラス
S木君、C葉さん、R枝さん、K池君、T沢少年が稽古に参加。
前半1時間を対錬に充て、八卦擒拿、截脚、太極対錬、形意対錬、天の型など復習し、出来る限り細部を正しい動きに修正。
9時過ぎに一度稽古を終了し、当会としては珍しくお勉強(座学)の時間を作った。
太極拳の技名称とその意味、基本的な動作の分類など一くさり。座学で私が飲まないワケはないので、飲みながら(笑)。皆さんはマジメにノートを取ったり。
参加出来なかった人にはK池君が1ページ150円でコピーを売りつける、と張り切ってましたよ(笑)。
一通りの解説の後、儒教と道教、仏教思想と武術への影響や、部派仏教と大乗仏教、密教などの話もしようと思ったが、酔いが回ってナニを喋ってるのか自信が無くなって来たので断念(笑)。
生徒さんの脱力と含胸抜背、発力などを身体に触ったり触られたりしながらチェックしている内に時間は11時半。慌てて解散。
空きっ腹に安酒飲んだので酔いが回ったわい(笑)。
結局私は飲んでばかりいましたが、さて、皆さんの参考にはなりましたでしょうか?(笑)

全く関係ない話ですが、私の周りに仏教を勉強し始めて、「空とか無常とか、東洋の思想が刺激的で面白い」と言う人がいます。別に坊さん呼んで拝んで貰ったりしなくても、仏教に触れる事は簡単に出来る訳です。というより、それが本当の意味での“仏教に触れる”事です。人生が豊かになりますよ、請合います。
あ、本を読んで解らない所や、理解し難い所があったら何でも聞いて下さい。これから始める皆さんから見れば、私は大?先輩ですから(笑)。

 

4月23日(水)  雑談
ヴェロニカ・イオンズ著、『インド神話』を読む。本書にもあるように、「仏教はバラモン教の極端な教義と慣習を拒否する宗教改革運動だった」ので、インド神話を読む事で見えて来る物もある。又、仏陀(釈尊)はそれらの否定をしたが、仏教が庶民に流布する中で従来よりのインド神話などが混入し、煩瑣な宇宙観などを形作って今に至る。・・・でも、一般の読者が読んでも全くつまらない本だと思う。私だって、面白いとは思わずに読んだもの(笑)。
とは言え、常に仏教側の視点からインド思想を見てる私なので、インド神話側から仏教を見るというのは大変面白いものがあります。

先日、うっかり酷い怪我をしました。初日、痛みで眠れませんでした。服の脱ぎ着も出来ませんでした。友人には「病院に行った方が良い」と勧められましたが、患部は動きましたし、脱臼や骨折の可能性は無いだろうと判断し、湿布を貼って様子を見る事にしました。混雑している中、病院で何時間も待った挙句、「筋を傷めています。湿布を出します」と言われたら不愉快千万!だからです(笑)。
翌日、寝返りや身体を起こしたりが出来ませんでした。周りの人に「見てて気の毒だ」と言われてしまいました。
三日目、少し良くなったので套路などを無理なく行なって身体を伸ばしました。調整です。太極拳や八卦掌は何とかなりますが、心眼流は未だ出来ません。その晩、友人の店で飲んで、そこの気功を練習しているお母さんがずっと患部に手を当てていてくれました。
四日目、まだ寝返りは辛いですが、随分と痛みは軽くなりました。何とか荷物くらいなら持ち運べる様になりました。痛みは感じますが。
こんな感じで調整しながら、今週の道場に間に合わせたいと思います(笑)。

 

4月19日(土)  仙台・打撃(拳法)基礎クラス
I藤君、O君、S木君が稽古に参加。私が着いた時には既にI藤君が正宗太極拳を練習中だったので、稽古開始時間迄目に付いた箇所を指導。
①準備運動 ②基本 ③防禦練習 ④外家拳技術 ⑤歩法 ⑥約束組手 ⑦スパーリングで先ずは約2時間の稽古。
その後、I藤君とS木君が残って心眼棒術の復習。この2人が大体覚えてくれれば何とかなるだろう(笑)。
稽古は10時10分頃終了。

久し振りに土曜クラスに来たO君。彼はこれまで他武道や他派中国拳法などを回って来て、キャリアは結構なものだが、対人になると突きに良くないクセが出ている。悪く言えば初心者の突き方である。これまで学んで来た物は今でも独練を重ねているようだが、もう、一人練習では直らないのだろうと思う。もっと頻繁に道場に通い、正しい動きを根本から身につける必要がある。たまに道場に来るだけではナカナカ直してあげられない(笑)。

さて。私の仕事も一年で最も忙しい時期が終わったので、夕方以降なら日曜でも個人指導に時間を割けそうです。ただ、前々から言っている様に道場に割合頻繁に通えている人は、何を習いたいか明確にして個人教授に臨んで下さい。でないと、道場で習っている事の復習になってしまうだけの可能性があります。余り道場で稽古していない事なら尚更良いかも知れません。例えば、「心眼流の組取をしてくれ」、「柔術をやりたい」、「○○の武器を教えて欲しい」と云った具合に。

 

4月18日(金)  仙台・套路(型)クラス
O澤さん、T沢さん親子、C葉さん、K池君、A目さん等が稽古に参加。
先ずは先週練習した天の型を復習。覚えたら対錬にして、且つ細部まで正しく動けるよう修正して行きます。これは要求通りに動くのが案外難しい型なんですよ。逆に言えば、要求に拘ってこの型を練習すれば身に付く事も多い訳です。
①準備体操 ②基本功
③基本功内の幾つかの動作を対人で使用練習。相手と組んで練習すれば基本功は唯の準備体操ではない事が解るでしょうし、自分が正しく動作できているかも解るでしょう。「練習なので相手に技が上手く掛からなくても気にしないで下さい。それよりも形通り・要求通りに動けているかを気にして下さい。正しく動けていれば技は掛かります」。
④八卦掌の対錬套路を2種類練習。擒拿対打と截脚を。擒拿は踏ん張って力づくで掛け様とするのではなく、流れと動きを利用して。截脚は順序を覚えたら、手の位置など攻防を意識して行ないましょう。説明ついでに構えの手の位置と戦法について、他派も参考しながら解説。又、推手を利用した技も一つ練習。
⑤套路。各自、型を練習。
⑥発勁練習。相手に実験台になって貰い、互いに感覚を確かめ合いながら。套路を正しく行う事、これ以上の発勁練習はないのだと云う事が解れば練習の意識が変わって来る筈です。何年かやってる人には、そろそろ厳しく行きますよ(笑)。
⑦専作伝・心眼流の棒術数本と体術一本を練習。
以上で11時少し前に今夜の稽古は終了。お疲れ様でした。

形意拳、八卦掌にはハッキリ固定された架式(立ち方)がありません。これは歩みの中に威力と戦法を求めたからです。
対して少林拳や太極拳を中心にした一般的な拳法は、馬歩、弓歩などハッキリした立ち方があります。これは足を止めて体重移動の中に威力を求める為です。
両者は異なります。並学するなら、キチンと分けて取り組む事が必要です。

 

4月12日(土)  仙台・拳法(打撃)基礎クラス
本日参加者が全員、稽古に来られないとの事なので道場休みにした。誰も来ないのが解っていて仙台まで行けんわね、ガソリンも値上がりしたし(笑)。

来週で4月も半ばとなります。流石にもう灯油を買う事もないでしょうね。今年も皆さんから集めた暖房費は少し余りました。残った暖房費を去年、皆さんの飲み会に提供したら返されたので(笑)今年は道場に備品を買おうと思います。木刀も不足していますし。
毎年少し余るので、来シーズンからは金土・週2参加者の暖房費は割引してみます。

 

4月11日(金)  仙台・套路(型)クラス
道中、用足しをしながら道場に向かおうと折角早く出たと云うのに、いつも通る橋が“緊急工事中”で通行止め。迂回させられる事に。あそこを戻らされると20分はロスするんだよねえ。結局、時間不足で用は足せず(苦笑)。

稽古30分前に道場に来たS木君と専作伝・棒術の復習。
S木君、C葉さん、M子さん、T沢さん親子で稽古開始。準備運動はざっと流し、久し振りに皆で揃って幾つかの套路を。
①正宗太極拳、老八掌、五行拳、少林拳、陳氏太極拳など。
②天の型を練習。結構複雑なので一同混乱(笑)。そういや私も習った時は混乱したっけ。
③攻防型。これまた久々にやったので、皆さん幾分忘却の様子(笑)。
⑤天の型、復習。
⑥蹴りを数種類練習。蹴りは練習して損は無いですよ。足が自在に動く様にしましょう。
9時~9時半にかけ、仕事の都合などでS君、Cさん、T沢さんなど帰宅。同時にI藤君、A目さんが遅れて稽古に参加。
10時頃から冷え込みが強くなり、ストーブを焚く。もう4月なのに、今年は朝晩冷える気がするなぁ。
⑥M子さんとI藤君で天の型、対錬。ついでにA目さんも私と組んで練習。
⑦套路。I藤君と私は専作伝・棒術を一通り復習。その後、A目さんの希望で陳式太極拳を。
⑧龍形八卦掌。用法を説明したり、私がこの型を習った時の話など雑談もしたり。
11時、今夜の稽古終了。今夜は天の型を中心に練習しました。来週まで覚えて来て下さいね!(笑)

 

同日夕・個人指導(G君)
①形意拳。五行拳を定歩、進歩で練習。形意拳の主要な実戦用法も復習。形意拳は実用性の高さが理解できれば先ずはOK、って実用的でない武術なんて有りませんけどね(笑)。
②八卦掌。正しい形を身につけるべく練習し、合わせて実戦用法を復習。八卦の使い易さが理解出来るのでは?
③単・連攻防の実用法。シンプルにガンガン!と相手を殴り倒す(笑)。
④正宗太極拳。彼の希望で套路を復習。
⑤九鬼棒術。刀とも合わせて復習。
⑥拉の復習。
⑦突き。正しいフォームと力の使い方を練習中。
等で1時間15分程の稽古。

G君の指導は本院本堂で行なっている(私が出向いている生徒もいる)。自然、仏像を見ながらの稽古となる(笑)。
震災後、ひょんな御縁で知り合った60代の小父さんがいるのだが、この人が以前からの不動明王マニアで(笑)それこそ全国の不動明王を見て歩くのみならず、自宅にも立派な不動明王像を祀っている。かなり本格的で、お邪魔する度に驚く。
この方が先日、当本堂に拝観に来たのだが、それ以来、「ヤタベさん所のお不動さんと修復した大日さんは寺の宝ってだけでなく、復興の石巻の宝と言っても過言じゃない」と仰って頂ける。この方も被災者なので、そう思うのかも知れません。そんなとても有り難い言葉に身の引き締まる思いがするのです。・・・といって相変わらずの駄坊主なのですが(笑)。

 

4月9日(水)  今週は雑談が多い(笑)。
『聖母マリアの美術』を読んだ。『西洋絵画の主題物語』の姉妹版。これもカラーがフンダンで素敵な本。巻末にマリア関連用語の解説があり、“んなもの読まなくても良いよ”と面倒がりつつ読んだら、あらまぁやっぱり知らない事ばかり。ベンキョーになりました(笑)。って、アタマ悪いので読んだ傍から忘れるのですが。
余談なんですけどね、キリスト教は神と人間を全く別けてしまったから、マリアは“無原罪の宿り(処女降誕)”でなければならないし、マリアのおっ母さんまで“無原罪の宿り”にしなくちゃならなくなった。無理のある理屈付けをしちゃったもんだから、後世、「昔は豊穣の祭りの時に乱交が行なわれる風習があった。その祭りの日に宿った子は神の子とされた。イエスはその宿りの子の可能性がある」なんて、信徒が聞いたらぶっ飛ぶ解説をする学者も生んじゃったんだな。
・・・とか何とか、そんな事ぁどうでもいいや。マリアの絵は素敵だもの(笑)。

 

4月6日(日)  雑談
『西洋絵画の主題物語・Ⅱ神話編』を読む。これまた全項カラーの素敵な本。感想はⅠに同じ(笑)。

10年来の知人女性とは酒席を共にする機会も多いのだが、「最近ヤケみたいにお酒飲んでるよね。何かストレスでもある?毎日泥酔してるんじゃない?荒れてる感じがするよ」と言われた。誠に個人的な問題だが、言われてみれば、強いストレスを感じる出来事はある。あった。そして、それは今後の人生にも掛かってくる、大きな問題である。
考えてみれば、そのストレスは飲んで解決する物ではないのである。・・・とか言いながら、明日も飲んだりしてな(笑)。

NHKの『仏像拝観手引』が終わったと思っていたら、今度は『趣味Do楽』で『仏の履歴書』が始まった。なんか嬉しい(笑)。
若い頃は(坊主のクセに)仏像には興味がなかった。教義と覚りにだけ興味があった。仏像の持つ意味が解って来てから、仏像も好きになった。何でも基礎知識が必要です(笑)。

 

4月5日(土)  仙台教室・拳法(打撃)基礎クラス
ドタバタして私が道場に入ったのは9時少し前。しかし、I藤君のみ道場に居り八卦掌を練習中。
時間も大分押してしまった上、I君も腰を痛めたと言う事なので、今夜は専作伝心眼流の棒術と剣術を復習し、築館心眼流・老先生伝の棒術と剣術も教え、最後に彼の希望で八卦掌を復習&進み、今夜の稽古を終了した。
稽古終了は10時15分頃。今夜は少し気温が低かった気がする。

老先生の武器術は完全に体術と同じ動きであるし、専作伝は体術の型と別に武器の型がある。どちらも学んでみて違いと、そして共通性の両方が楽しい。

 

4月4日(金)  仙台教室・套路(型)クラス
今夜はS木君、T沢さん親子、C葉さんが稽古に参加。
稽古開始前には皆で九鬼棒術の復習。
①専作伝心眼流の棒術と刀を復習。慌てず一つずつ。私もこの棒術には苦戦中。特に後半の型はサッパリ頭に入って来ない。哀しいかな、数年前から新しい事を覚えるのは骨が折れる。持っている物を掘り下げるのは得意になった気がするけれど(笑)。
②套路。今夜は全員形意拳を練習。少しずつ細部の説明も。なかなか難しいかも知れませんが、早い段階で正しい形を覚えてしまって下さい。
S君とC葉さんは9時頃に帰ったので、残ったT沢さん親子に形意拳対錬(套路)を指導。覚えられたようで何よりです。
9時半、今夜の稽古は終了。

同日夕、G君の個人指導。
①九鬼神流棒術。刀とも合わせて。
②形意拳。五行拳の戦闘法を一通り解説。
③八卦掌の実戦用法。
④単攻防、連攻防の実用法。
⑤突き。
⑥掌打。パームパンチ。
⑦拉の復習。
等で1時間一寸の稽古。

 

4月1日(火)  雑談
台湾出身の友人が以前と違う場所で居酒屋を再会する事に決まり、店名の相談にやって来た。・・・彼女の店も震災で被害を受けた。また一人、再開にこぎ着けたというのは、本当に嬉しい事だ。開店は今月半ばの予定との由。よし、応援する。昔みたいにしょっちゅう行きますよ(笑)。

今年になってAさんという坊さんと知り合った。派は違えど、私と同じ真言宗である。震災前は関東の大寺にいたが、思うところ有って石巻に移住し、僧侶活動を始めた人だ。私よりも10歳程若いが、人柄の良さが滲んでいる様な感じで、駄坊主の私なんかは人格で到底太刀打ちできない(笑)。
このAさんの祖母という方が昔、「寺院も何百年も平穏無事で来たってのは有難くない。天災や人災で復興して歴史を重ねて行く方が尊い」と言ってたそうだ。・・・成る程、言われてみれば寺院の再興なんてーのは坊主なんかが幾ら頑張ったってダメで、やっぱりそこには本尊さんの力というものが無いと叶わない。復興できる、というのは本尊さんに力があるって事だ、と気付かされた。頭を殴られた感じ(笑)。
この本尊さんの力や意思が復興という形で現れると、人はそれを“奇跡”だと呼ぶ。ウチは今、周囲の方々から「奇跡の復興だ」と言われている。こっちは自身で頑張って動いて来たって感じてるから、余りそうは感じて居なかったけど、そういう事なんだろうな。
年寄りの話ってのは、聞いてみるもんだね(笑)。

 

 

 

3月29日(土)  仙台教室・拳法(打撃)基礎クラス
今夜はI藤君のみ稽古に参加。マンツーマンだが、メニューの変更はせず稽古。土曜メニューを全て行なったのは久し振りな気がする。矢張り筋力も体力も使う。週3回この稽古をしたら痩せるのは間違いないだろうなぁ(笑)。
稽古開始前、I藤君が突きの動作を確認していたので、少しアドバイス。「鏡を見ながら反復練習すると身につきやすいのよね」等と2人でお喋り。
①準備運動 ②基本各種 ③防禦練習 ④外家拳技術 ⑤歩法 ⑥約束組手 ⑦スパーリングで約2時間の稽古。
その後、2人で専作伝心眼流の棒術と大和道の拉を復習。拉は今日でようやく初伝技を復習できた(笑)。
稽古終了は10時半過ぎ。

翌朝、利府で仕事が入っていたので稽古後、利府で車中泊。風呂に入らず寝ると枕や布団が汚れるので(笑)道場の水道で頭と首、足を洗い、身体は拭く感じになる。気温が上がって来て、水で洗っても寒くなくなったのが有難い。勿論床を汚さないように新聞紙などを敷いてますが(笑)。

 

3月28日(金)  仙台教室・套路(型)クラス
今夜の稽古に来たのはK池君一人。なので彼の希望も聞きながら内容変更。
①少林拳の徒手套路で棍を扱う。これは案外楽しい(笑)。素手の用法、棍の用法なども説明しながら。
②九鬼神流棒術の復習。刀とも合わせつつ。
③専作伝・心眼流の棒術を一本。混乱するので一つずつゆっくり進む事に(笑)。
④外家拳の套路や形意拳を練習。用法も含めて。
⑤拉を2手練習し、10時過ぎに稽古終了。いやー、暖かくなって良かったですよ(笑)。

『西洋絵画の主題物語・Ⅰ聖書編』を読んだ。全ページカラーの素敵な本。キリスト教徒でもない日本人の私には、今まで意味の解らない絵が多々あったけれど、これを読んで解決したり。興味深く読んだ。早速、Ⅱも読もう(笑)。
・・・絵についての説明書は今までも何冊か読んではいるが、さっぱり見る目が育っていませんな(笑)。

 

3月25日(火)
瀬戸内寂聴さんの『美しいお経』という本を読んだ。“私ならこういう訳し方はしないなぁ”と感じる箇所もあったけれど、読者層を僧ではなく一般の方と考えていれば、これで良いのかもなぁ、と。瀬戸内さんのファンの方が仏教に触れるに良い本ではないでしょうか。気楽に読めるのが何よりですよね。
文中に「縁がなければ、なりたいと思っても出家は出来ない」と云う部分があって、寺に生まれた人であっても僧にならない人も居る事を思うと、正にその通りだなぁと感じるのです。

所で毎度の余談だけれど、お彼岸も終わりました。墓所などに行って最近とみに思う事があります。特定寺院の墓地を買うよりも、公共の墓所を購入した方が、坊さんを気に入らない時に旦那寺を変えるのが簡単だと云う事です(笑)。良く聞くハナシに、「○○寺の和尚、先代は良かったが後継者はダメだ。カネの事ばっかりで」という類いのモノがあります。特定寺院の檀家になっていると、坊主が気に入らないからと変えるのは面倒ですが、公共墓地であれば拝みに来てくれる坊さんを変えれば良いだけの話ですから、何ともスッキリするのであります。
代々の墓所を守って行かなくちゃならないんだ、という人は仕方ないとして(実はこの場合でも寺を変える裏技はあります)、自分の代から新たに墓所を購入するという人のご参考になれば(笑)。

 

3月25日(火)  個人指導・G君
①突き ②形意拳。五行拳と戦闘方法。伝授も一つ。③単攻防の実戦用法 ④八卦掌の実戦法 ⑤九鬼神流棒術 ⑥拉 ⑦柔術 ⑧専作伝・心眼流
等で1時間半程の稽古。
中国拳法ではそろそろ少しずつ重要な所を教え始めた。

 

3月22日(土)  仙台教室・拳法(打撃)基礎クラス
S君とマンツーマンになったので、今夜は大幅に内容変更して稽古。
先ずは彼の希望で専作伝心眼流の初伝型。
続いて心眼棒術の復習。復習というよりは覚えられなかった私が、彼に教わっている形である(笑)。大したもので、彼は一通り覚えていた。これから彼を中心に心眼棒術を皆で覚えて行きましょう(笑)。
心眼剣術を少し練習。
形意槍術も一手進み、最後にもう一度心眼棒術をおさらいし、10時頃今夜の稽古終了。
私はサッパリ覚えられない。S君、また宜しく!(笑)

 

3月21日(金)  仙台教室・套路(型)クラス
T沢さん親子、R枝さん、I藤君、A目さんが稽古に参加。
①準備運動 ②基本功 ③攻防型・2種 ④九鬼神流棒術を復習して、一度休憩。
後半は先週土曜の講習会に参加した人は専作伝・心眼流の棒術や刀術を復習。私よりも皆さんの方が良く覚えていて、助けられます(笑)。
形意拳や八卦掌を稽古する人も。T沢さんは形意を熱心に稽古。用法(使い方)と絡めた正しい動作の形を学んで貰いました。
稽古は10時半頃に終了。お疲れ様でした。

ガチガチの含胸抜背を作っちゃう人がいますけど、それ間違いですよ。胸や肩など緩めて、背中側に力と意識を通します。ただ、「肩がどうしても上がっちゃう・肩が下がるって感覚が解らない」って場合は、便法として力を入れて肩を意識的に下げるという方法も(人によっては)有効ですが。

 

3月19日(水)  雑談
『空海・般若心経秘鍵』金岡秀友訳・解説を読む。弘法大師・空海による『般若心経』解釈書の現代語訳。空海の『心経』解釈は他に類を見ない斬新さである。
この本、実は再読である。二十歳前後に読んだ時は理解が難しかった。あれから二十五年。あの頃よりは大分解る(笑)。

所で。以下はボツにしようと思ったネタだが、考え直してアップする事にした。震災後、今のハナシだ。
以前『ひねもす』を読んだ方にはお解かりの様に、当家では最初から区画整理事業に反対の立場だ。どう考えてもメリットが少ないからだ。しかし、どう反対しようと上の方で決めた計画に誘導されるばかりで、そこに住む我々の意向は街作りに反映されない印象が強い。大変不信感を持ったのが事実だ。
さて。最近、新聞によれば復興計画の問題点が種々上って来ているとの事。それらの問題というのは、区画整理に反対した私が一番最初に言ったのと同じ内容である。皆、先見の明というのが無いのだろうか。(反対の理由や顛末は当時『ひねもす』に述べた通りである) いや、私が先を見る目があるとか、賢い等と言いたいのではない。
無論、数メートル単位で土盛りをして区画整理をしなければ危なくて住めない様な地域もあるだろうし、その様な場所にまで区画整理は必要ない等と言う心算はない。選んで行なうべきだと言っているのだ。
例えば、堤防事業は必須としても、私の住む地区は区画整理事業などせず、自由に再建を許し、掛かった費用に応じて幾許かの補填を国や県、市がすれば、もっと早く街は元の姿に戻っていた筈だ。
誰が儲けるのか解らんが、区画整理事業などのせいで規制ばかりがかかり、未だ再起できないで居る人が沢山居る。スローテンポの整理事業の為に、最初は元の場所に再建しようと考えていた人達が、年齢的な問題で再建を諦めたという現状があるのだ。
全く愚かな事だ、と言っては言い過ぎだろうか?

 

3月15日(土)  鈴木専作伝心眼流・棒術講習会
金・土・日のこの三日間、住職は毎年恒例の東京での仕事にて不在。住職不在の日は、一人で全てをこなすトンでもなく忙しい日になるか、思いっきり暇な日になるか、ある意味賭けである。
・・・で、今日は暇に当選(笑)。Y田先生の練習会は午後6時からなので、思い切って県美術館へ『ミュシャ展』を観に行く事に決めた。おお!なんて素晴らしい一日であろうか(笑)。
早めに夕方の勤行を済ませ、2時過ぎ家を出た。案外混んでいて美術館到着は4時前。“1時間あれば余裕で見れるだろ”と思っていたが、“光はこうして描くのか・・・闇はこうして描くのか・・・ここは線で表現してるのか・・・”等と一枚一枚舐めるように観ている内に、閉館時間。最後は駆け足になってしまった(涙)。3時間は欲しいのね。
いやぁ、それにしても良い物を見せて頂きました。

18時、道場でY田先生による棒術・剣術の講習会。埼玉からわざわざ教えに来て頂けて、本当に有難い限り。本日はS木君、K君、I君、O澤さんが参加。
今回は専作伝心眼流の棒術、剣術、体術の型を一通り教えて頂いた。もう若くない私は半分でショートしちゃったけれど、若いS君が一通り覚えた様なので少し安心。これから少しずつ教えて貰う事にしましょう(笑)。
道場に置いていた弟子達の棒が2本、稽古で折れました。諦めて下さい(笑)。

稽古は22時に終了。そのまま近くの焼肉店に行き、賑やかに飲み会。Y先生、今回も本当に有難うございました!ぺこり。

 

3月14日(金)  仙台教室・套路(型)クラス
R枝さん、T沢息子君、S木君、K池君、I藤君、M子さんが稽古に参加。
①準備運動 ②基本功。先週に続き、連環手法も幾つか。
③棒術の復習。九鬼棒術を復習する前に、中国武術の舞花棍とその用法を軽く練習。又、より棍に慣れる為の練習をし、ついでに中国式挨拶の仕方などにも話が及んで笑う。その後、九鬼神流の復習。
④攻防型。手数を更に増加。
⑤套路練習。各々套路や対錬などを練習。
⑥相手の力を攻撃に活かす、という感覚を知って貰う練習(ま、遊びみたいなものね)と、推手、攻防練習
で10時半に一旦稽古終了。
その後、時間の有るI君とS君が残り、「あーでもない・こーでもない」と拉の復習をし、11時少し前に道場の明かりを消した。

 

3月14日(金)  石巻教室・個人指導(G君)
珍しく日中の稽古。①突きの打ち方 ②単攻防の実戦用法 ③五行拳と実戦用法 ④走圏と八卦掌用法 ⑤柔術。手解きと初伝合気 ⑥拉
で一時間ほどの稽古。
毎回地味な稽古だが、少しずつ身につけていく事で、いずれ大きな結果が出る。

曽野綾子著・『辛うじて私である日々』を読む。全てを鵜呑みにせず自身で判断すべき、との本書全体を流れる意見は、同じ信念を持つ私も喜んで読んだ。・・・尤も、私の場合、うたぐり深いだけなんですがね(笑)。 

 

3月11日(火) あれから3年。
私は震災後、何一つ出来なかった。全て失って、自分の事だけで精一杯で、人に助けて貰っただけで、人の為に何一つ出来なかった。しなかった。
県の内外から来て供養をする坊さん達の活動を横目で見ていただけだった。
そして今、私の寺は被災地に再建できた。奇跡的に。
同じように被災した寺院には、区画整理などで規制がかかって再建出来ない所もきっと有るだろう。
被災場所に、被災後に、再び建て直した寺なのだ。ここでしか出来ない役割がある。きっと。

 

3月8日(土)  仙台教室・打撃(拳法)基礎クラス
S木君、I藤君が稽古に参加。
①準備運動。雑談をしながら。話題はどうしても酒のほうへと(笑)。
②基本各種。受け方、手技、蹴り技の基本類を練習。
③防禦練習。1対1、又は2対1などでの防禦練習。
④外家拳技術。基礎的な技法類を対人で練習。
ここまでで前半1時間。S木君は仕事の都合で早退なので、残り時間はメニューを変更しI藤君とマンツーマン稽古。
⑤彼は暫らく金曜クラスに参加して居なかったので、攻防型を練習。
⑥柳生心眼流の組取を稽古。金土のクラスだけでは柔術や心眼流の稽古にまでナカナカ手が回らないので、実に久し振り。
⑦拉(ヒシギ)術の復習。
⑧套路(龍形八卦)の練習。
⑨スパーでの彼の弱点克服の為のアドバイス。
以上、10時10分頃に今夜も稽古終了。

小学1年生のかぶる黄色いひよこ色の帽子ってあるじゃない? あの帽子って1年生しか使わないみたいだけど、3年生位までかぶる様にしても良いんじゃないかな。・・・だって可愛いんだもの、あの帽子(笑)。

 

3月7日(金)  仙台教室・套路(型)クラス
S木君、T沢息子君、K君、C葉さん、O君が稽古に参加。
①準備運動 ②基本功。今夜はいつもの種類に連環手法を数種類入れてみた。突いたり蹴ったりすると、何やら無条件で武術っぽい?(笑)
③護身術。掴まれた手から体勢を崩す、抱えられたのを投げ落とす等、皆でワイワイ言いながら練習。
④攻防型。それなりに手順は覚えた様子。
⑤套路。各自型を稽古。K君、T沢君には五行連環拳をモデルに形意拳のコンビネーションを説明。O君も主に形意拳を練習していたので戦闘法など解説。
⑥対錬。基礎型2種類、八卦64散手1路などを練習。
⑦九鬼神流棒術(Y先生に教わったバージョン)。一人型、刀と対峙での型など皆で。
⑧日本刀の納刀・抜刀の練習。
等で10時10分頃に稽古終了。寒い中お疲れ様でした。

先週、図書館勤務のM子さんが「イベントで子供達に見せる」という折り紙(なんだろうか?)を見せてくれた。「こぶた→たぬき→きつね→ねこ」と折り方や開き方で変わって行くものだ。思わず、「すごい!」と感嘆の声を上げた。他の生徒達も一様に「すげえ!」と興奮していた。いや~良い物を見せて頂きました。

 

3月6日(木)  読書
橋本治著・『ハシモト式・古典入門』を読む。いや~面白かった!(笑) この著者の『桃尻語訳枕草子』なんかはNHKでも使われてた。未だの方はどうぞ(笑)。

 

3月3日(月)  個人指導での雑話
石巻の生徒との稽古後、震災前は良く行った中華屋に2人で飲みに。隣りのブースに座ったのが数名の若い医者。会話で直ぐ解る(ま、私が坊主だってコトも会話で直ぐ解ろうが)。途中、トイレに行って戻ると、生徒が「医者ってイヤですね・・・先生が『医者に頭下げる位なら死ぬわい』って言ってんのが解りましたよ。ボクもとうとう先生の悪影響を受けましたね」などと言う。
うむ、医者と坊主と武術家の友達は要らんな。どれも基本イヤな奴だ。←って、その内2つに自分が入ってるんだけどな(笑)。

 

3月1日(土)  仙台教室・打撃(拳法)基礎クラス
土曜は攻防の基礎的な事を練習するクラスなので、もう私不在でも稽古に支障は無いのだが、このクラスに出ないと出来ない練習(例えば一人では出来ないコト)が有り、私自身楽しみにしている曜日でもある。
しかし、である。今朝起きると体調が悪い。実は2週間前に風邪をひいて以来ずっと全身のダルさと咳が残っており、この3~4日ようやく回復したかと思ったらぶり返してしまった(どうも周囲を見回すと咳の長い風邪で苦しんでいる人も多い)。もう2週間である、ここでぶり返しては元も子もない、と今夜の稽古は古い生徒に任せて休ませて貰った。前なら道場で身体を動かせば少々の不調は治ったものだが、最近は道場に出て寒い思いをするとぶり返す。ううむ、トシを感じる・・・
ってな事を皆に連絡した所、N原の返事が面白かったので皆さんに読んで貰う事にする。以下、転載(笑)。

N原です。
無理せず、大事を取ってください。
私も年末から風邪をひき、結構こじらせて一ヶ月近くグズグズやってました。
咳と痰がおさまらず、発熱もし、治ったなと思っても結構しつこく、挙げ句再発して副鼻腔炎にまでなりました。

ウィルス性だといくら頑張っても治らないので、はやく医者にいって抗生物質を処方してもらってください。
医者嫌いの体質は、ウィルスにとっては素敵な環境ですから(笑)

ええ、もう無理できないんですよ。
いくら八卦で円周をグルグルしようと、
これが俺の発勁でい、といって陳式かまそうと、
わしの形意拳は人を殺せるんじゃ、といきんでも
体内のウィルスは死んでくれません。

お大事に・・・。

 

 

2月28日(金)  仙台教室・套路(型)クラス
稽古参加はS木君、R枝さん、C葉さん、M子さん、K池君、A目さん。
稽古開始前時間に九鬼神流棒術を復習。これで全員が一通り覚えた感じか?(え、まだ?笑)
①準備運動 ②基本功
③攻防型。片側を覚えた様なので、今夜は左右逆を行なったら一同取り合えず混乱(笑)。それにも慣れた所で一手を足した。伝統は素晴らしいが、こだわらない。必要と有れば足す事も厭わないのが私風(笑)。
④套路。各自型や対錬を練習。各人が自分のやりたい物を自由に稽古。
⑤対錬。女性陣は太極拳対錬や楼膝ヨウ歩の実戦変化を練習。男性陣はヘキ拳(形意拳)の実戦用法の練習から始め、形意拳の戦闘法を。大分掴んだ様子。
10時20分頃、稽古終了。

本日、44歳になった。誕生日だなんて事は完全に、本当に完全に忘れていた。周囲から「オメデトウ」メールが届いて直面させられた。ううむ、余計な事をしやがる。
毎日毎日こんなに忙しく働いているのに、自分を見てみれば何故にこんなに貧乏なのだろう。・・・という現実に気付いてしまった44歳の本日。

 

2月26日(水)  個人指導(G君)
①突きの復習 ②単・連攻防の型と実戦用法 ③五行拳。型と用法 ④八卦掌・走圏と正しい形 ⑤柔術。基本と手解き、初伝技 ⑥拉術 ⑦天の型
などで1時間半程練習。

稽古中、新しい2尺の太鼓が本堂に届いた。祈願の際に使用する物で、津波で流されたので已む無く新調したのである。事情を聞いた太鼓店が70数万円するものを50万円に値引きしてくれたそうだ。一番下の妹が奉納者となった。少しずつ、本当に少しずつだが以前の姿に戻りつつある。・・・無論、戻せないものも有るけれども。
近所に残っていた被災建物も撤去が始まっている。新たに出来る堤防に重なってしまう建物の撤去である。当寺院の場所はラッキーといえばラッキーで、土地は斜めに切られてしまうが、新設させる道路などが上を走る事もなく、市との話し合いで(半ば強引にではあったが)ギリギリ再建できた。再建したくとも新道路の都合や建物の都合で、区画整理が終わらないと建てられない人達も少なくない。いつになるか先の見えない、終わらない復興計画の中で再建すらままならない人達のストレスは大きいものがある。

ハビエル・ガラルダ著、『自己愛とエゴイズム』を読んだ。心理学の本かと思ったら、人生ハウツー本でした。エゴイストの分析は“おうおう、俺にはそういう所が有る有る!”と喜んで?読みました(笑)。

 

2月25日(火)
津波で失った香炉をようやく新調しました。震災後、何人かの生徒さんから見舞金を頂いていましたので、今回そのお金を合わせて作らせて貰いました。香炉の側面に奉納者として、皆さんの名前を彫らせて頂きました。写真はN原君に頼んでMLで見られる様にして貰う予定です。写真だとサイズが解りませんが、直径40センチ以上あるナカナカの大物です。皆さん、本当に有難う。

 

2月22日(土)  仙台教室・拳法(打撃)基礎クラス
S木君とマンツーマン稽古になった。
①準備運動 ②各種基本 ③防禦練習 ④外家拳技術 ⑤正宗太極拳(套路) ⑥柔術(基本、初伝技一通り) ⑦スパーリング ⑧陳式太極拳(套路一部)
等で、9時50分頃稽古終了。

あ、そうだ。まだの方、今期分の暖房費の納入、お願いしますね(笑)。

 

2月21日(金)  仙台教室・套路(型)クラス
道場の駐車スペース、又もや雪でタイヤを取られて動かず。先週、大雑把にかいた雪の上に更に積もって凍結した模様。今夜もスコップを借りて掘り始めたが、もう諦めて別の場所に駐車する事にした(笑)。車はタイヤを取られて動かないので、タイヤの周囲だけ均(ナラ)して押して脱出。軽自動車くらいなら一人でも簡単に押せる。そんな訳で嗚呼、今週も稽古開始前に準備運動完了(笑)。・・・でも坂道だったら運転席に人が乗ってない状態で車押せないよね、怖くて(笑)。いやぁ平地でよかった。

20時、稽古開始。
①準備運動 ②基本功の後、今夜はO君だけだったので、幾つかの套路を一緒に流す。五行拳、12形拳、正宗太極拳、老八掌、龍形八卦、陳式1・2路、連環拳や八勢、外家拳など。
後半は形意棍を指導。
最後に突きを教え、10時過ぎに稽古終了。寒い中お疲れ様でした!

ジョシュ・グリーンフェルド著、『ノアの場所』を読む。自閉症児の子を持つ親の2冊目の手記。

 

2月17日(月)
井沢元彦・『ユダヤ・キリスト・イスラム集中講座』を読む。各宗教者のインタビューが通常の解説書とは違って良かった。文体も読み易く、全く初心者でも簡単に読み終わるんじゃないかな。

少し暗い場所で、小さな薬ビンの説明書きを読もうとした。ダメだ。眼鏡を外してもダメ。諦めて人に読んで貰った。先日、サングラスを作った折、矢張り「老眼はどうか?早いと35歳位から始まるよ」と言われた。ああ、数年前から少し見難いよ。もう何年も読書の際は眼鏡を外してる。飲み屋のママには「近眼の眼鏡をかけて手元が見難くなったら老眼の始まり」と聞いていた。この頃、少し酷い。俺もとうとう老眼であるのよのぅ。
・・・でも、細かい字を見る時に眼鏡を外すのって、なんかカッコイイ気がしない? いや、実際には不自由なんですけどね(笑)。

 

2月16日(日)
岸田秀×山本七平対談・『日本人と日本病について』を読む。“こんなコト、考えた事もなかったぞい”な本(笑)。
岸田氏の本はいつでもなんだか刺激的(笑)。古本屋で見つけると、つい買っちゃうんだよね。

 

2月15日(土)  仙台教室・拳法(打撃)基礎クラス
前夜から降り始めた雪が止まず、皆で相談の上、今夜の稽古も休みに決定。
2週連続で土曜稽古が休みになってしまったので、土曜クラス参加している生徒さんは今月分の月謝を割引します。

 

2月14日(金)  仙台教室・套路(型)クラス
道場に着くと駐車スペースが積もったままの状態。先ずは雪かきから(笑)。雪かきをし、車を止める為に切り替えした所、他の駐車スペースの雪にハマり動かなくなる。道場に来ていた生徒さん達に押して貰って無事脱出。いや~、今回の雪はナカナカ手が掛かりますわ(笑)。

O原君、T沢さん親子、R枝さん、K君が稽古に参加。
①準備体操 ②基本功 ③攻防に慣れる為の基礎対錬(攻防型と呼ぶ事にします)。金曜クラスの人達にも攻防に慣れて貰う為に導入した稽古。幾つかの攻撃への対処がないので、そこは今後私が足します(笑)。
④武術の基礎運動。転がったり跳ねたり逆さになったり。この運動をするのは実に久々。マジメにやったら翌日(翌々日?)筋肉痛は必至(笑)。
⑤套路。各自、型を練習。
⑥攻防練習
⑦攻防型を復習し、最後に各自マッサージをして稽古終了。解散は10時過ぎ。
道場を出ると、又もや雪が降っていました。

 

2月13日(木)  個人指導・G君
①天の型(佐藤金兵衛先生制定)。手の位置、体重の位置、身体の使い方など意識的に練習。正しい動きを意識的に練習すれば、この型だけでも随分効果的な練習になる。
②突きの練習。動作確認の後、座布団を抱えた相手を軽く突いて力の通り方などチェック。良い突きは強く打たなくても力が通る感じがするもの。今夜のG君、何か少し掴めた様子。
③蹴り。後ろ足での蹴り、前足での蹴り。久し振りに彼の蹴りをチェック。
④形意拳。五行拳の練習と、ヘキ拳の実戦用法を数種類復習。形意拳はもう少し時間が必要そうである。
⑤単攻防の実戦用法。初心者向け型の用法を数種復習。イメージトレーニングなども併用して身につけて貰えるといいかも知れない。
⑥柔術。基本、手解き、初伝技を一通り練習。
⑦拉(短棒)術の練習。⑥⑦は私の復習も兼ねさせて貰いながら。

途中、「仏像にはゴーシャスな物とシンプルな物があるが、その違いはなにか?」との質問を受ける。仏教、密教の話を出来るのは何やら嬉しい。それは多分、自分が良いと思っている物を共有できる喜びなのかも知れない。
私が最も楽しいと感じる事は、武術と仏教の話を弟子や親しい人とする事のようだ、と気がついた。2番目は温泉と酒か(笑)。

 

2月8日(土)  仙台教室・打撃(拳法)基礎クラス
予報通り昼前から降り出し、大雪。稽古は中止。
あちらこちらで事故もあったようで高速が通行止めになったり、当家の近所でも脱輪した車があったりした。なワケで早々に酒を飲んで睡眠。
翌朝、窓から見るとここ数年では一番の積雪。さて・・・今朝は2件、外回りの御祓いが有るのだが、無事に着けるだろうか。と思いつつ、この日記を書いている(笑)。

 

2月7日(金)  仙台教室・套路(型)クラス
冷え込みの強い宮城。今夜はC葉さん、R枝さん、S木君、M子さん、K君、A沢君が稽古に参加。
道中少々混雑しており、到着が5分前になってしまった。間に合って良かった(笑)。
①準備運動 ②基本功 ③シンプルな対錬を数種類 ④套路。正宗太極拳、老八掌、五行拳、陳氏太極拳老架1・2路。
ここまで前半1時間。後半は、
⑤套路・対錬。各々練習 ⑥推手。推手類を幾つか練習。⑦攻防練習。交手式から練習。今夜は2種類。
10時過ぎ、今夜の稽古を終了。

明日は太平洋側でも大雪の恐れが有るそうで、宮城も昼過ぎから雪の予報である。なので「大雪の影響で道路が大渋滞している様な場合は明晩の稽古は休みにします」と伝えておいた。
ま、悪天候など止むを得ない事情で年に何回か稽古が休みになったとしても、5週ある月のお陰で年間トータルで稽古回数は大体バランスが取れている感じではある(笑)。

 

2月6日(木)  G君・個人指導
G君は年明け最初の個人指導。昨年学んだ事の復習と細部の修正を中心に練習。
①形意拳。五行拳の錬法とヘキ拳の実戦用法の確認。
②初心者向けの型・単攻防の実戦用法確認。
③柔術。手解きと初伝技の練習。
④拉(短棒)術。
で1時間少々の練習。

先日コピー機の運搬を手伝ってくれた折、本堂の仏像を見たG君。“仏像って良いなぁ”と感じ、ネットで小さめの物を購入したとの事。中古品なので、祓ってお性根(魂)入れを頼めるか?との事なので引き受けた。私の所では仏壇、神棚、仏像、位牌などの魂入れもやりますんで、依頼あればお気軽にどうぞ!(って、このサイト読んでる人にそんなの頼みたい人はいるのかいな?)

M・ダンロップ著、『ボディ・ディフェンス』という人体の免疫機構の本を読んでみた。“おお!自分でも知らない所で身体って頑張ってるのね!”な本。いやービックリですよ。読みやすいし、面白い。

 

お蔭様で、寺院再建後忙しい日々を過ごしております。全く休日がありません。
とは言え、私の仕事は終日びっちり忙しいという事もなく、空き時間があります。無論、日によっては祈願客を拝み終わって後ろを振り返ると次の人が待っていて・・・と凄まじい日もありますが、多くの場合そんな事もありません。基本は予約制ですし。
空いた時間には御札や御守り作りをしたりもしますが、短期間で大量に作るので一度作れば数ヶ月は作らずに済みます。なので通常は空き時間には読書をしたり身体を動かしたり出来ます。そういう意味では勤め人よりも稽古などに時間を使える仕事かと思います。
しかし定時から定時で終わる、という事でもなく仕事開始・終了時間はまちまちであって一歩間違うとず~っと仕事と切り替えが付かない事になり兼ねない(いや、切り替えのないのが本来の姿なのですが)。そこで、「夕方6時になると酒を飲んでいます。飲めば間違いも言うかも知れないので、仕事はお断りしています」と宣言してしまう事にしました(笑)。な訳で、夜は楽なのであります。
何にもする事のない暇なオッサンなので、気楽に遊びにおじゃれ。あ、でも来る時はせめて何時間か前に連絡下さい。居ないと困るから(笑)。

 

 2月1日(土)  仙台・拳法(打撃)基礎クラス
今夜はS木君とマンツーマンの稽古になった。幾分気温が高く、動くのに有難い(笑)。
稽古開始までにS君は形意刀、私は走圏で身体をほぐす。
メニューは変更無く稽古。2人だけなので、一つ一つに集中してテンポ良く進む。仙台道場は長時間利用出来るので普段稽古が間延びしたり、基礎的な事に時間を割き過ぎたりする事もある。ま、それは一つ一つを丁寧に身につけて貰っているという事なので、悪くはないのだけれど(笑)。
①準備体操・基本功
②基本各種
③防禦練習
④外家拳技術類
⑤歩法
⑥約束組手
⑦柔術(手解き類の復習)
⑧スパーリング
で10時一寸前に稽古終了。

 

1月31日(金)  仙台教室・套路(型)クラス
積もりはしなかったが断続的に雪が降った一日。気温のせいもあってか、今夜は人数少なくR枝さん、T沢息子君、K池君の3人のみ。
①稽古開始前の時間を利用し、走圏の練習。身体も温まる。
②準備運動
③基本功
④走圏の実戦用法。対人で練習。
⑤套路。各自型を練習。型の動きから、八極拳の突き方、少林拳の突き方など脱線ついでに説明。
⑥剣道の速い打ち込み(連打)に素手で対処する方法を練習。
⑦手を掴まれた状態からの太極拳、八卦掌、形意拳の対処例。首締めにも。ついでに型に隠れた応用技も。
⑧力が入った相手の腕を柔らかく動かす練習。
等々で2時間程の稽古。

明日から2月。怒涛の1月が終わった。一歩間違うと2月も一日の休日も無いかも知れない(笑)。・・・県美術館でやってる『ミュシャ展』見たいんだがなぁ(涙)。
ミュシャ展↓
http://www.pref.miyagi.jp/site/mmoa/exhibition-20140118-s01-01.html

 

1月27日(月)  個人指導
の筈なのだが、石巻H田の生徒が「稽古は早目に終わらせて“さくらの湯”に行きましょう!場所って解ります?」などと言う。
「仕事で通った事があるから大体の場所は解るけど、行った事はないなぁ」と返事をすると、「じゃ行きは先生が運転して下さい」。
なんだキミ、誘っておいて場所知らんのか(笑)。
「んじゃ帰りはオマエが運転しろよ。俺は風呂上り絶対・意地でも飲むからな」。
という訳で急遽、車で1時間程の温泉へ。
「先生、結構運転荒いっすね~」。
うるせえ、ってんだ、弟子のクセに(笑)。
お湯は無色透明で幾らかツルっとしとりました。風呂上り、勿論お酒を飲んで楽しみました。うむ、たまに良いね、こういうのも(笑)。
・・・って、こんな事で指導料を貰って良いのか?(笑)

 

とうとうサングラスを新調。これで運転も楽になりそうだ。
前使っていたサングラスは津波で流された。以来ずっと欲しいと思ってはいたのだが、作り直すに今日までかかってしまった。ある意味贅沢品だから、余裕が無いと後回しになってしまう。私も幾らかは気持ちに余裕も出て来たのだろうか(笑)。
眼鏡屋さんの記録によれば、前回サングラスを作ったのは8年前という。当時と比べて金額が随分下がっていた。不景気のせい?競争のせい?
安価な眼鏡店が増える中、ここは一寸高いのだが、品質の良い眼鏡を作る時はここを利用している。遥か昔、二○円堂も使ってみたし、震災後はヨン様店(今はヨン様じゃないのか)も利用してみたけれど、どうもピンと来なかった。ここは全てに於いて丁寧なのである。
・・・というワケで、道場でお披露目します! って、夜にサングラスは使わないわな(笑)。

 

1月26日(日)
修復に出していた大日如来像と、震災前に作成を依頼していた不動明王像(震災年の5月に納入予定でした)の合わせて2体が本日、本堂に入った。両方とも大きな尊像である。どうぞ、気楽に見にお出で(笑)。
片側に安置している大日如来は穏やかで静か(穏やかに動いている)、隣りの不動明王は、大日の変化した姿で有るにも関わらず逼り来る力。そういった違いも感じられる当院の仏像は、当寺院の宝の一つである。
仏師さん達が震災前の姿に大日如来像を組み上げているのを見て感慨無量だった。瓦礫の中を仏像を探して歩いたのが昨日の事の様に思い出され、涙した。
東京の弟が寺院のホームページを作ってくれたので(未だ未完成との事ですが)、地図等場所の確認にどうぞ。八大武舘の石巻教室もここですから。下にURLを張っておきます(笑)。
http://dainichison.webcrow.jp/

 

1月25日(土)  仙台教室・拳法(打撃)基礎クラス
S木君、I藤君、Fちゃんが稽古に参加。
今夜は基礎中の基礎を、多くの説明を入れながら時間を掛けて練習する事にした。
①準備運動
②基本各種
③その他様々な練習。←オイ、書き方が大雑把過ぎだろう。

Fちゃんが稽古に来たのは何年振りだろうか。様々な事情で道場に通えなくなっても、こうして都合のついた時に来てくれるのは嬉しい。又、時間の空いた時にはいつでもおいで、Fちゃん。

 

1月24日(金)  仙台教室・套路(型)クラス
S木君、R枝さん、O君、M子さん、K池君、T沢親子さん、A目さんが稽古に参加。
先週同様、早く来た人は稽古開始時間まで棒術の型を復習。R枝さんは形意刀を練習。
①準備運動
②八卦掌。套路ではなく、今夜は基礎を。重点は説明したので、後はその説明した事が体感できるように練習して下さい。
③套路。正宗太極拳と陳式太極拳の一部を皆で揃って練習。
④八卦掌の実用練習。今夜は穿掌を中心に。足と手、身体の動きを身につける事で無駄のない、心理的にも速い動作が出来る様に。
⑤酔拳の実用法練習。これはこのクラスでは初めて教えた。2人組でタイミングや間合を確認。ついでに変化技も。
⑥套路練習。各々套路や対錬を練習。
⑦マッサージ。自分で出来るマッサージをし、整理体操代わりに。
10時15分頃稽古終了。
その後、A目さんとS君が残り形意武器の練習。私も10時半頃まで付き合いましたが、2人はその後も暫らく残って練習(お喋り?笑)して帰った様でした。

 

1月18日(土)  仙台教室・打撃(拳法)基礎クラス
I藤君とS木君が稽古に参加。このクラスももう少し参加者が多いと賑やかで良いのだが・・・誰か頑張ってみるヒトは居ないかい?(笑)
①準備運動 ②基本各種 ③防禦練習 ④外家拳技術類 ⑤歩法 ⑥約束組手 ⑦スパーリングで2時間一寸の稽古。
⑥約束組手は変化も練習。こういう“変化”や“隠された技”を練習できるのは、少人数のメリットではあるのだが(笑)。
⑦スパーは両者とも課題がある。恐らく本人達も“何故だろう?”と解決策に悩んでいるのではないだろうか(笑)。当人の技量に直接関係する事なので、出来れば個別に指導してやりたい部分ではある。
10時過ぎからヒシギの復習をし、稽古終了。

年末からの疲労が重なっているのか(何せ一日も休みなしだ)、風邪気味で少々辛い一日。翌日曜も忙しいので今夜は余程休ませて貰おうかとも思ったのだが、道場で気合を入れて動いたら殆ど良くなった。体温を上げると免疫は上がるとの由(笑)。今回は稽古が良い方向に働いてくれた様です。

クリスチャン・ジャック著、『太陽の王ラムセス(全5巻)』を読んだ。著者はフランス人小説家。
本に手をつけ始めた時には悪いクセで“何処までが史実に則っていて何処からが創作なんだろう”などと考えながら読み始めたが、直に小説として読む事にしたら、あっと言う間に読み終えた。楽しい読書になった。ベットシーンが多いのには少々ウンザリし、「フランス人め」と悪態をついたりしたけれど(笑)。
祈り、という事の純粋さに背骨が伸びました(笑)。

 

1月17日(金)  仙台教室・套路(型)クラス
C葉さん、T沢息子君、R枝さん、M子さん、A目さん等が稽古に参加。寒い夜。
①稽古開始前に武術の型を復習。これも套路同様、先ずは大雑把に順序を覚えて下さい。その後、細部の修正に入ります。
②8時、稽古開始。先ずは準備運動と基本功。
③標的を蹴る練習。相手が出した的を正確に蹴る練習。型だけやっていると解らない、当て位置や自分の足の長さなど理解出来る。思った以上に自分の足は短い(笑)。
④対錬套路。2人組で行なう型を復習。今夜は八卦掌の截脚と太極拳対錬を練習。これまた先ずは手順を覚えて貰わないと、型に含まれているコツ等を指導できませんので宜しく願います(笑)。
⑤交手式からの攻防練習。先ずは慣れる事から。その後、内容を深めて行きます。
⑥套路。各々練習中の型に取り組む。T沢ジュニア君は蹴りに素質があるので、基本的な蹴りを教えて毎日少しずつ練習するように指導。
⑦陰陽、五行思想と中国思想や技について図示して解説。こういう“お勉強”は“座学”とでも表わせば良いのかな(笑)。ま、武術の理論というのは多分にこじ付けの所も有るし、詳しく学んだ所で直接技量が上がる訳でもないので、中国武術を長く続ける内の楽しみの一つ程度で。
ここで10時。稽古終了。
その後A目さんが残り、形意刀術に取り組んでいたので何手か進む事に。10時30過ぎに稽古終了しました。

 

1月11日(土)  仙台教室・打撃(拳法)基礎クラス
I藤君、S木君が稽古に参加。このクラスももう少し参加者が増えると賑やかになって楽しいのだが(笑)。
①準備体操・基本功(基本功はより正しい身体の動きを身につける為に行なうので、漫然と流してしまわない様にして下さい)
②基本各種(手技・足技・防禦等の反復練習)
③防禦練習
④外家拳技術類
⑤歩法
⑥約束組手
⑦スパーリング
⑧套路(I君は八卦掌、S君は形意刀)
稽古は10時15分頃終了。

職場の仲間と大阪に出掛けたS君から日本酒・ワイン・ツマミを貰った。有難う。

 

1月10日(金)  仙台教室・套路(型)クラス
平成26年最初の稽古。C葉さん、R枝さん、T沢さん、O君、M子さん、I藤君が参加。
稽古開始前に軽く棒術の型を復習。
①準備運動・基本功。準備運動をしながらおバカな雑談など。←って、アタシが一方的に喋ってただけですが。
②突きと蹴りの練習。今年一番の寒波が来て寒いので、身体の温まる動きを。正しい突きの打ち方、蹴り方を練習。
③劈掛掌の基礎技の実用法。同じ動きが攻撃にも防禦にも、打にも関節にも投げにも使える事を理解して貰えればOK。
④套路練習。各々型を練習。用法なども交えつつ指導。
10時15分頃、一度練習終了。熱心に練習していて10時過ぎた事に気付かなかった人も(笑)。
皆さん寒い中お疲れ様でした。

その後、I藤君が残ったので拉(ヒシギ)の復習をし、10時30分過ぎ稽古終了。
道場で使っていた中国刀は津波の塩水をかぶり錆びていた。“直さないかんなー”と思いつつ放っておいたのだが、彼が正月休みの間に直していてくれた(笑)。いやー有難う。

 

1月1日~3日
今年も例年通り、三が日は断食をして祈願に臨む。例年にない程、忙しかった三日間だった。寺院再建の効果も有るのかも知れない。
断食はその時によって感じ方が違い、空腹で夜も寝られない時もあれば、手足が震えて仕方ない時もあったりする。今回は事前に体重が増えるほど食べていたせいか(笑)空腹感を余り感じない楽な断食な感じがした。
が、三日目の夜、コップを持つ指が動かなくなったりした。矢張り身体に全く影響が出ないという事はなさそうだ。

2日、去年から少しずつ読んでいたクロスリイ・ホランド著、『北欧神話物語』を読み終わる。“これって北欧神話の話だったのか!”と知った話も多かった。物語の紹介だけでなく、解説など結構真面目な研究書でもあった。初心者の私にも解り易かった。

3日。絶食解禁で夜は食事を摂りながら酒を飲む。飲みながら『故郷』を聞いたら泣いてしまった。
・・・私は自分の感情に気付くのが遅いので、自分でもはっきりとは解らないのだが、三日間、再建した本堂で拝んでみて、少しだけ安心したのかも知れない。
と言うと、友人は「第三者から見て、安心したろうなって思ってたよ。自分の事は過ぎてみないと見えない事ってあるよね」と言われた。
これで終わりではないが、取り合えずこう言っても良いだろうか。・・・「あれから2年10ヶ月。長かった」と。

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