2014年・今年も有難うございました。
『ひねもす』が無くなったので、この場で雑談をする。って毎度のこったが(笑)。
今年は密教僧としても、武術家としても得難い学びの多い一年だった。それも全てご縁としか言い様がない。感謝してもし切れない恩人が幾人も出来た。本当に得難い事であり、微力ながら私に出来る事を・・・と思っているが、微力過ぎて大した事も出来ず、情けない限りだ(笑)。
年末近くになって亡くなった方の事や、正月様の事などの種々のシキタリを聞くと、日本人と云うのは実に死を忌み嫌って来たかを感じる。余りに迷信でガチガチの人達を見ると、「少しはインド人やチベット人を見習え」と言いたい(笑)。←いや、インド人も日本人とは違った方向で迷信深いが。
例えば、「正月様を受けてから忌中の家に行った場合、既に受けていた正月様を新しい物に換えずに新年祝いをすると、絶対に良い事がない」などとプロが説明しているのを聞くと(ま実体験からそう言うんだろうしな)、オレなんかが、死や生を説く事が無意味にすら思えて来る。
シキタリは地方によって異なる。地方によって異なる、という事は、実はどーだって構わないって事なのだ。
長く生きてくると、知らず知らずにシキタリという“迷信”に雁字搦めになって不自由になってしまうのは仕方がないのかも知れない。若い世代に期待したいぞ、ホントに(笑)。
さて、平成26年の稽古と『指導日記』はこれにてオシマイ。生徒の皆さん、読者の皆さん、今年も色々と有難うございました。
仙台で教えるようになって10年。現在、津波被害で個人教授以外は休止中の石巻教室は約20年が経った。・・・震災後、収入の目途が立たなくなった時期にも、その他諸々の問題があった時にも、長く続いている生徒達には、とても助けられてここまで来る事が出来た。私一人の力ではどうしようもなかった事がたくさんある。本当に有難い限り。
来年の稽古は1月9日(金)からスタートします。平成27年も皆で楽しく稽古に取り組もうではありませんか。・・・って、9日は多分疲れ切った顔でお会いすると思われますが(笑)。
それでは皆さん、良いお歳を。
12月27日(土) 仙台・拳法(打撃)基礎クラス
「今夜は今年最後の道場だ」と張り切って出ようとしていたが、住職(父)が急に入院となり、道場に行けなかった。
生徒達には申し訳ない事をした。スマンのう。
この世界に居ると殴ったり蹴ったりというのは実に普通のコトになる。私もそうなので、殴った張ったはサレてもシテも何という事もない。なので、「胸倉を掴まれて訴えた」だのと聞くと、今の人達の脆弱さと自尊心の高さに唖然としてしまう。
が、考えてみれば私の方が世間からズレているのだろうな。住んでいる世界が違うと、ジョーシキも違ってくる。お上品な世間と擦り合わせるのが大変だわい(笑)。
12月26日(金) 仙台・套路(型)クラス
昨日から急に左肩が痛い。心眼流などで腕を上方や後方へ振り上げる動作には激痛が走る。症状を聞いた友人、「心眼流が原因じゃないよ、年賀状や御札書きをずっとしてたでしょ。同じ姿勢が応えたんだよ。前にヌイグルミ作りですっかり同じ状態になって病院に行ったら、肩の関節炎と言われて貰った薬が効いた。残ってるからあげるよ」と塗り薬を貰った。
中国拳法と比べると心眼流は肩に負担が掛かっている気はする。・・・が、それよりも何よりも、築館伝の型を振ると靴下に直ぐ穴が開いちゃうって方が問題だ(笑)。
「今夜は“今年の復習”と題し、幾つかの対錬套路や用法を稽古します。前半は徒手で、後半は武器を、と考えています。
あくまで復習ですので、覚えていなくても・覚えられなくても構いません。“そういやこんなのもやったなぁ”程度で結構です。
持参可能な方は棒や木刀、ヒシギなども持って来て下さい。
金曜クラスは今日で終わりですから、酒を飲みながら稽古しても構わんですよ。
飲酒運転さえせんで貰えれば(笑)」
という前置きで稽古開始。道場に来たのはS木君、O澤さん、O君、T澤ジュニア君、C葉さん、T田君、K池君、I藤君など。
準備運動は端折って、
①サイ脚 ②太極拳対錬 ③形意拳対錬 ④八卦キン拿 ⑥八卦64散手(5種) ⑦単・連攻防対錬 ⑧攻防型(2種)
⑨九鬼神流棒術(対刀) ⑩専作伝心眼流・棒術、剣術 ⑪拉術
で10時過ぎに稽古終了。
道場に着いて車を降りた瞬間、“仙台は暖かい”と思った(K池君も「同じ仙台でも山沿いよりは泉は2℃高かった」との事)が、道場に2時間居る内には手足が冷えて寒くなった(笑)。
冬だねぇ。
12月21日(日) 築館心眼流・老師匠宅訪問
心眼流を稽古しているI君、S君、A君と師匠宅へ訪問し、動きを見て貰ったり、技を習ったりの2時間。残念乍ら、仕事でG君は参加出来ず。
師匠前で振った皆は少々、否、かなり稽古不足が目に付いた(笑)。師匠から「心眼流は他の武道と違って一人でも稽古は出来る。俺も皆と同じ稽古(型稽古)をやっているだけだ」と流石にお説教を頂戴(笑)。
もう少し練習時間を作った上で、来年から月に一辺位は(夜)師匠に稽古をつけて貰いたくお願いして来た次第。・・・とはいえ、やるもやらぬも当人達次第なのだが・・・ま、俺だけでもやろう。皆が一緒にやるかは別にして(笑)。仙台からは結構距離が有るからな、築館。
12月20日(土) 仙台・拳法(打撃)基礎クラス
夕方から、久し振りの本格的な雨。割に気温は高く、道場も寒くはなかった。
S木君、I藤君が今夜の稽古に参加。
①準備運動
②基本各種
③防禦練習
④外家拳技術
⑤歩法
⑥約束組手。この約束組手は套路と無関係の様に感じるかも知れないが、実は套路と大いに共通しており、両方練習してこそ、より簡単に使えるようになるというのは昨日も体験して貰った通り(笑)。
⑦スパーリング
など。殆どのメニューを3人で組んだ。
築館心眼流の表箇条を2人に練習して貰い、10字5分頃に稽古終了。
30代も後半の人が、暫らく稽古を休んでいて、こういった多少強度の高いクラスを再開する場合は、再開の少し前から走り込みなどして身体を作ってから出る事をオススメします。若い頃と違い、1ヶ月も休むと随分落ちているものですから(笑)。でないと身体に負担が掛かって思わぬ怪我をしたり、一回でバテて次週以降に来る気力を失ったりします(←冗談みたいですが、この手の人もいます)。
12月20日(土) 個人指導(G君)
本日も心眼流中心。
①専作伝・棒術、刀の復習。
②築館心眼流・28本。組取も。
「回し蹴りや前蹴り、ワンツーなどは心眼流でどう対応するのか?」との質問が出たので、老先生がやっていた方法を紹介。武器術と同じ動きで対応する。武器も素手も原理は同じ、というのは中国武術も一緒。
12月19日(金) 仙台・套路(型)クラス
O澤さん、S木君、T田君、T澤ジュニア君が稽古に参加。
①準備体操、基本功
②対錬。ジー脚で身体を温め、穿掌、攻防型を。攻防型の延長で太極拳の技の説明も少し。又、ハイ歩・コウ歩について。足を掛ける、足を踏む、足を蹴る、蹴りのストッピングから蹴りへと繋ぐ、など基礎的な用例を皆で練習。
③基本功の動作の用法。同じ動作で掴みにも突き蹴りにも対応する。
④套路。今夜は八卦掌を2種類。
⑤八卦掌実用例。龍形八卦套路の一番最初に出てくる3種類の手形の応用例。突きにも掴みにも対応する。そこからどんどん様々な用法へと変化。套路の動作がそのまま出て来たり、エグイ素手の技がそのまま武器術になったり・・・といった点を理解して貰う。これら多くの用法は固定された物ではないので、手順を覚えても大した意味はない。套路と土曜の約束組手が大体出来ていれば、後は状況で自由に出て来るものである。
等等で、今夜の稽古終了は10時30頃。
12月13日(土) 仙台・拳法(打撃)基礎クラス
今夜は昇級審査会も並行。昇級・昇段審査というのは受験すると如実に実力が上がる行事だが、それだけでなく、教えるこちらとしても段級所持者に対しては指導の修正点が異なる。
審査を受けない人の場合は“上達云々よりも武術を楽しんでいければ良いのだろうな”と思うので、当然指導も変わってくるのである。全員が審査を受けるハードな空気ではなく、各人の目的やペースに合わせ、どこかお気楽なのが社会人中心の会の面白味でもある(笑)。・・・てか、俺がお気楽者だからなんだろーな。
稽古に参加したのはS木君、I藤君、T田君。T田君は今夜も寒い中自転車で道場に来た。この熱意が続けばいずれ必ず“実力”として結果がついてくる。
①準備体操
②基本各種
③防禦練習
④外家拳技術
⑤歩法
⑥約束組手
⑦スパーリング
⑧審査
さて、今夜の昇級段審査について。
S木君は順調に昇級。幾つか今後の注意も。細かくは今後の稽古で直す事に。
I藤君には今回、黒帯を認める事にした。スパーについては私が求めるレベルには未だ不足ではあるが、柔術の造詣、そして何より後輩への指導力といった点を総合すれば黒帯を締める資格は充分にあると踏んだ。有段者と云うのは自分の技量を上げる事は勿論ではあるが、それ以上に後続に正しく技術を伝える役割があるのだ。
彼が入会してかなりの年数が経った。週3~4回も稽古できる環境であれば、4年くらいで黒帯の実力が付くのだが、週1~2回の稽古では矢張り年数はかかる。「もっと早く!」と望む人は、皆で集まって稽古日を増やして頂きたい。その位の熱意が欲しい。
おめでとう、I藤君。今後も益々深めましょう。これから少しずつ技や指導ポイントも変わって行くのでお楽しみに。
12月12日(金) 仙台・套路(型)クラス
今夜は参加者が少なく、C葉さん、K池君、I藤君。
①準備運動、基本功
②九鬼神流棒術を久々に復習。
③八卦掌の走圏を練習。
④体重移動しない打ち方を練習。普通は体重移動をする事で打つが、まるで違う身体の使い方を練習する事でより深い理解が出来る。
⑤Y先生の稽古会で教わった正宗太極拳の推手を練習。今度は体重をしっかり移動する動き(笑)。
⑥実戦用法。相手の腕を使い動作を一瞬封殺して仕留める方法を2種。大体出来る様なので、同じ動きに蹴りを含めて離れた位置から入る練習も。
稽古終了は10時10分頃。
昨日、山川菊栄著・『武家の女性』を読み終えた。文体が平易で近付きやすい。昔人の生活には新鮮な感動を覚え、今の我々が失った物についても考えさせられた。そう、ある意味“素敵な本”で感動的。時代を見てきた人による、粛清の話は衝撃的である。昔人の苦労があって、今、この現代の生活がある。
12月10日(水) 個人指導・G君
本日も心眼流を中心に稽古。
先ずは九鬼神流棒術の型を確認し、専作伝心眼流の棒と刀とを復習。私の復習にもなって助かる(笑)。
築館心眼流の28本を稽古。
今の所、心眼流の基本型の稽古だけなので稽古時間が1時間程と短いが、組取なども行なう様になれば自ずと時間も延びるだろう。無論、病気と付き合いながら武術に取り組んでいる彼の体調とも相談しながらだが。・・・大病と戦いながら生きているG君が、この様に武術を追及している姿を見ると、怠惰な己を恥じ入るばかりである。
稽古途中(休憩時)には仏教の話も。彼から、「全ては大日如来というなら、何故子供を殺すような悪人がいるのか」だとか、「大乗と小乗の差はあるのか」とか、「輪廻転生は仏教の思想なのか」などについて質問が出たどれもナカナカ良い質問である。特に一番最初の疑問には、何処かで聞いたような、借り物の返答では話の他であり、坊主も行や学びの実感の中から出る回答でなければ、何の説得力も持たないだろう。ついでに話は「釈尊の無記」などにも及んだ。
12月9日(火) 雑談
倉田百三・『出家とその弟子』を読んでみた。文中、阿弥陀信仰とキリスト教との混同と感じられる箇所も見られたが、西洋思想に慣れた現代人にはかえって解り易いだろうし、その瑣末な部分がこの本の価値を落としはしないだろう(と思ったら、巻末の解説にも同様の事が述べられていた。みんな同じ印象を持つのね/笑)。
この本を27歳で書いたというのが凄い(笑)。名著と云われ長く読まれているのも頷ける。この内容で定価210円は安いわ(笑)。
クリスマス近いからか?エ○バの証人の街宣車が、選挙カーに混じってパンフを配っていた(笑)。私の寺にも入れて行った。しかもご丁寧に本堂と母屋に2通。(入れたのに気付いたら「お尻を拭く紙になっちゃうだけで、勿体ないからその分を他に配りさい」と言って上げたのだが)
若い頃は、私も他の宗教にも興味を持って勉強をしたが、キリスト教の善悪二元論は矢張り低レベルとしか思えなくなった(東洋思想は二元論を超えている)し、今はもう殆ど興味を失ったのだ。
・・・とはいえ、彼等の末端信者には、我々仏教徒よりも遥かに善良な人が多いものなんだが(笑)。
12月6日(土) 仙台・拳法(打撃)基礎クラス
仙台に向かう途中、東松島や利府辺りから雪がちらつき始め、泉に入った頃には結構な雪。未だノーマルタイヤの銀玉2号で来たので一寸心配したが、帰りには雪が止んで道路の積雪は無かったので一安心。
今夜はI藤君と稽古開始。①準備体操 ②基本各種 ③防禦練習 ④外家拳技術 ⑤歩法 ⑥約束組手
⑥の途中からT田君が参加。雪が降って冷える中、自転車で来るとは思わなかった(笑)。
⑦スパーリング
⑧柔術(初伝逆取・逆投)
等で10時過ぎに稽古終了。少々寒かったですね。お疲れ様でした。
教員や警察官の不祥事と同じで、宗教関係者の事件も世間は鬼の首でも取った様にセンセーショナルに持ち上げるけど、大半の坊さんは悟っている訳ではなく普通の人間であるのだ(中には特殊能力が普通の人より少し優れている人はいる)。そんな普通の人間なのだから、坊主が100人居れば中に1人や2人変な奴はいるし、1000人居れば1人位は逮捕される様な奴が出て来るさ。・・・といって、そんな奴等を擁護する心算は全くないけれど(笑)。
12月5日(金) 仙台・套路(型)クラス
今シーズン初めてストーブを焚いてみた。準備体操と基本功に続き、跳躍したりする対錬(脚)を行なったので、一同汗だく。本気で動けば未だ暖房は要らないんだよな。
今夜の稽古に参加したのはC葉さん、R枝さん、S木君、T田君、T沢ジュニア君。
脚で汗をかいた後は、初心者向けの対錬を練習。シンプルなパンチやキックで出来ている対錬で、太極拳専習者は余り興味を示さないかも知れないが、こういう対錬を行なうと体重の位置や身体の運用など、自分の不完全な点が見えてくる筈。
套路も数種類を皆で揃って練習。少林拳、蟷螂拳、通背拳、八極拳などの外家拳の物を今夜は行なった。
後半は各自で稽古を。套路練習をする人が大半。
推手を2種類(単推手と組んで行なう物を)やって今夜の稽古は終了。太極拳の推手系練習は互いに無駄な力を抜いて行なうのが一般的だが、一方が力で攻め、もう一方が緩んで相手の力に対処する方法で練習。
広瀬米夫著・『カウンセラーの自己訓練』という本を読んだ。
私の読書と云うのは“何か仕事(本職)に役立つコトは無いかいな?”という、お世辞にも純粋とは言えない、助平ゴコロなのだが(この“スケベ心”という表現をそのまま何やらエッチな心だとの意味合いに受け取る人が居そうだけれど、それは違ってますよ(笑》、まさにその意味で役立ちそうな箇所の多かった本。
二日ほど前の朝、築館の老師匠から電話があった。今回の演武会に顔を出せなかったので、私も気になってはいたのだった。春に挨拶に行ったきりで、その後ナカナカ時間も取れず伺えていなかった事もあって。
師匠曰く、「夏に君が来るのを楽しみにしておったんだ。今回も会えずに残念だった」との電話。・・・本来であれば、弟子の私から連絡を入れなくてはならないのに、老師匠から電話を頂いてしまった。全く不肖の弟子である。わざわざ電話をくれて「遊びに来い」と仰って頂いた、その老師匠の気持ちを考えたら申し訳なさ過ぎた。
師匠、すみません。今月は伺う心算でおりました。
11月30日(日) 登米市・甲冑柔術保存会記念演武会
私は本職絡みの用事で不参加。当会からはI藤君とS木君に出場して貰った。
以下、一寸余談を(笑)。
この世界、「実力者ほど世に出て来ない」と言われるが、少なくとも私の周囲では(心眼流に限らず)全くその通りだ。(いや、著名人が実力が無い等と言ってるのではないので、誤解無きよう)
例えば、南方心眼流の佐藤力先生は、他派心眼流の方にも「心眼流で実戦なら力先生だ」と言われる程の力量を持った人だが、全く出て来ない。出ようともしない。ラーメン屋の店主として世人に紛れ込んでいる(笑)。郷土の芸の紹介としてテレビに1~2度出た事もあったが、だからと言って更に出ようとはしないし、何一つ変わらない。弟子も増えていない。その技を慕う少数の者に自分の心眼流を教えている。派手な事は何一つしない。
ラーメン屋のオヤジが凄まじい技を揮うとは、一体誰が知るだろうか(笑)。こういう人達を見て来たからこそ、私自身武術家として目標とする生き方がある。
何もマスコミに出ている方々を批判するのではない。それぞれ役割がある、と云う事なのだ。
11月29日(土) 仙台・拳法(打撃)基礎クラス
今夜の前半1時間はI藤君のみ。後半からT田君も参加。雨の中、自転車で来る熱意には脱帽。
①準備運動
②基本各種
③防禦練習
④外家拳技術。この中で交手式から始まるものが大きく分けて2つある。その内一つを今夜修正。無駄な力みを抜くと、そこからの動作のリーチも長くなり速度も上がる。すると、次に練習する技も良くなる。
⑤歩法
⑥約束組手。I君が後輩に与えるアドバイスは正確である。
⑦スパーリング。スパーは各々目的を持って行なう様に、とはしょっちゅう声を掛けている。上達への手段なのであって、ただ相手を倒そうと暴れても仕方がない(笑)。初心者は例えば“防禦をしっかりするぞ”とか、“守るだけでなくちゃんと反撃するぞ”等の初心者なりの目的を持てば良い。無論、思いっ切り初めての人で、さてスパ-リングを、となると「どうすれば良いのか解らない」という人もいて、そういった場合は「ケンカの心算で掛かってござい」とは言うけれど(笑)。
10時過ぎからは柔術の基本と初伝逆取を練習し、10時25分頃に道場の電気を消して終了。
今夜も暖房をたかずに済みました。暖かいのは有難いですね(笑)。
11月28日(金) 仙台・套路クラス
寒くはなったが、動くと汗ばむ気温。今年は未だストーブを点けておらず。
参加したのはR枝さん、S木君、T沢ジュニア君、M子さん、A目さん、T田君。
①準備運動と基本功。
②初心者向きの型を練習して後、その対錬(2人組み型)と、実戦用法。
③太極拳対錬、八卦掌対錬。
④各自、対錬を復習。Y先生の講習会で習った推手も復習。
⑤下がりながら牽制。ただ下がると追い込まれやすいので、下がりつつ打つ方法をこのクラスでも体験して貰った。体重の位置など、型と同じ要素も有ったのではなかろうか。
⑥久し振りに、タックルへの対処法。ついでにタックルの掛け方も練習。我々がタックルを掛ける訳ではないので、この練習で得る物を説明。
ここまでで10時過ぎ。一旦稽古終了し、柔術を数本復習して今夜の稽古は終了。
過去の『指導日記』を調べてみると、平成16年10月27日(水)に仙台教室を開始したようだ。丸っと10年が過ぎたんだなぁ。
今年の12月にでも“10年記念の宴会でもやろうかしら”と密かに思ったりする。無論、こっそりと(笑)。
11月27日(木) 個人指導・G君
今週は午前中に稽古。九鬼神流棒術の型と、専作伝・心眼流の棒術、剣術とを復習し、築館伝・心眼流の稽古。今の所、基本21箇条の復習中。動作を丁寧に、用法や応用(私の知る限りの)も教えながら一つ一つ。
他の拳法は1人でも稽古できる様なので、心眼流のみで1時間程稽古。
酒屋で“トウモロコシの焼酎”を見つけ、購入。・・・不味い、とは言いたくない。言いたくないが・・・そう、私のクチには合わないって事なんだな(笑)。
11月22日(土) 仙台・拳法(打撃)基礎クラス
今夜も幾らか暖かく、道着1枚でも動けば汗が流れる位なのが有難い(笑)。稽古にはI藤君、T田君が参加。T田君は仕事で1時間遅れても休まず道場に来るのが素晴らしい。
①準備運動
②基本各種
③防禦練習
④外家拳技術
⑤歩法
⑥約束組手
⑦スパーリング
⑧柔術(手解き類と基本)
で10時過ぎに稽古終了。
稽古後、車に乗ってから「今夜電話するわな」と約束していた友人に電話を入れると、「長野で震度6弱だって!」と聞き驚く。位置的に津波は可能性は低いんだろうが、火山が心配だよね・・・等と話している内に、必要な話をし忘れる(笑)。
11月21日(金) 仙台・套路(型)クラス
希望者もあり、久し振りに昇級・昇段審査会を行ないます。例年冬は11月最後の土曜にやっていますが、11月30日は演武会もあるので、今回は12月に行ないます。第2金曜か土曜(12日か13日)を予定しています。希望者は申し出て下さい。
さて、今夜の稽古にはC葉さん、R枝さん、K池君、T田君、M子さん、I藤君が参加。
準備運動と基本功をしつつ、寺院や墓地、宗教法人と税金の話などをする。
基本功の後、攻防型(2種)を復習。ついて来られてなさそうな人がいても、ザラッと練習(笑)。お家に帰ったらイメージで反復して下さい。それで覚えられますから。
今夜は実闘の技術を練習。接触を利用する技、逃げながらの技、一気に入る技など多く練習。土曜クラスに参加している人にとっては、何時もの練習と少し違っている(変化している)だけで余り目新しくないだろうが、金曜クラスのみ参加ならば初体験の人もあるだろう。今夜練習した一見別々の様なこれらの技も、多くは同じ原理で出来ていたり、要点が重なっていたりする。
又、土曜に練習している約束組手からも何手か練習。この約束組手にはホンの一部が違っている技もあって、“何故このタイミングでこんな技を練習しているのか?”と疑問を感じるムキもあったかも知れないが、実はそれらは繋がっていて、失敗した場合の変化になるという事は土曜クラスの生徒も説明される迄気付かなかった筈(笑)。
稽古は10時過ぎに終了。「たまにはこういう練習もいいでしょ?」と言うと、「面白かった!」(特に女性陣)からの答えが返って来た。んじゃ、これからも時々やります(笑)。
仕事は午前中のみだったので、午後から不動明王の小父さんに誘って頂き、十王(閻魔さんとか)が祀られている寺(弥勒寺)を見学。ついでに横山の不動尊や柳津の虚空蔵さんも連れて行って貰った。超が付くほど有名な地元の寺院にも、私は行った事がないのであった(笑)。
他の寺院を参拝する事も何かしら学びがある。何より楽しいもので(笑)。
11月20日(木) 個人指導・G君
G君の個人指導は久し振りな感じがする(笑)。お互い仕事の合間を縫っての稽古だから、一寸タイミングがずれると半月以上も稽古がないという事もある。しかし、こうして継続している熱意が素晴らしい。
さて、そのG君。「皆さんが専作伝を熱心にやっている今言うのは遠慮なのですが、僕は暫らく築館心眼流を稽古したい」との話で、「気付くと築館の型を振っている自分に気が付き、若しかすると自分は今築館伝を稽古したいのかも知れないと思ったのだ」と言う。折角複数の武術を選択できる道場なのだから、やりたい物をやれば良いし、当方は歓迎である。
という訳で本日は心眼流。基本28本の復習をし、専作伝心眼流の棒術と武器術の復習もし、約2時間の稽古となった。
私自身この所、宮城の心眼流の稽古はサボリ勝ちだった。久し振りに築館の型を振って楽しい時間を過ごした(笑)。
毎月10・20・30日の夕方は、お世話になっている不動明王の小父さん宅の仏間で勤行をさせて頂いている。その後、酒席になる事が多いのだが、今回は小父さんの友人の友人(つまり他人)という人も顔を出し、「葬儀に100万も取った坊さんがいた」といった話を聞いた。確かに私の身近にも、その金額を要求された人がいた。かと思えば、損得抜きの坊さんもいる。私が知る限り、大半の坊さんは「この位の金額で全てお願い出来ないか?」と金額を提示すればそれでやってくれるものだ。
要は生きている内に、そういう善意の坊さんを見つけておく事だ。寺や坊さんというのは、死んでから付き合いを始めるものではない。生きている内にこそ、付き合う意味があるのだ。
11月18日(火) 雑談
水原瞬爾著・『科学から佛教へ』を読む。著者は医学生の先生。思い込みの強いトンデモ本か?と思って読み始めたのだが、ナカナカ良い本。僧侶にもここまで仏教を押さえていない者もいる筈だ。仏教を全く知らない現代人に読み易いだろうし、取っ掛かり易いと思える本。一読をオススメ。
あ、そうそう。告知です(笑)。
11月30日(日)に登米市・新田にて甲冑柔術保存会・記念演武会が開催されます。5~6年前に私も生徒を伴なって出場したモノです。今回、私は本職の用事と重なるので不参加ですが、宮城に伝わる様々な心眼流を見る事が出来ます。見学は無料(だと思う)の筈なので、興味のある方は行ってみては如何でしょう。
私も師匠に暫らくお会いしていないので、顔を出したかったのですが残念です。
私はどの道場に行っても先生には可愛がって貰いました。「バカ」だの「ハンカ」だの、「クソ坊主」のと言われたものです。弟子というのは師匠の前では人格なんてーものは無いのと同じなので、何と言われても良いものです。が、そういう事は今の若い人には理解できないでしょうね、きっと。無駄な自尊心なんざ捨ててしまいなさい。どうせ大した自分でもないんだから(笑)。
11月16日(日) 専作伝心眼流・大和流柔術稽古会
午前9時~12時迄、イズミティにて2日目の稽古。
参加者はI藤君、N原君、R枝さん、O君、Y先生のお弟子さんと私。本日は杖術を稽古。
近くの蕎麦屋で昼食をとり、今回は解散。午後の仕事が入ってさえなければ、もう少しゆっくりしたかったなぁ・・・(笑)。
Y先生には今回も柔術、武器術など本当に多くの事を教えて頂けました。有難うございました!酒席や送迎の車内で繰り出される武術話も大変興味深く、楽しい2日間でした。
11月15日(土) 専作伝心眼流・大和流柔術稽古会
旭が丘駅近くの施設で午後1時~7時まで稽古。今回も盛り沢山の内容。口伝なども惜しげなく教えて頂いた。技のキレに一同感嘆の声。
当会からはI藤君、S木君、O澤さん、M子さん、N原君、私が参加。
稽古後、懇親会。忘年会シーズンで店は一杯。小さなテーブルに参加した8人でキュウキュウと座り、賑やかに歓談。
N君の言うようにY先生の柔術はその流れに一旦巻き込まれてしまったら、もうどうしようもない。あっと言う間に決められ、倒される。武器術の造詣の深さといい、これが伝承者か、流石!と感動する。
昔習った柔術の事も、こうしてY先生に教わって初めて気付く所も多い。凄い柔術を習っていたんだなぁ・・・と思ったり。あの頃は何をやっていたんだ?(笑)
稽古会前、M子さんが「私が参加しても良いものでしょうか?」と心配してらしたが、「打撃専門の私では本物の柔術はお見せできません。本物の動きを見、体験する事が大切です」とお話しさせて頂いた。今回も参加した人達は夫々に得る所があったに違いない。
11月14日(金) 仙台・套路(型)クラス
今年一番冷えた感のある宮城。
R枝さん、C葉さん、S木君、T沢ジュニア君、H君、I藤君、M子さん、T田君等が稽古に参加。
今夜は明日・明後日の稽古会を前に、主に専作伝心眼流を復習。素手の型、棒の型、刀の型などをやれる所まで。
10時15分頃に稽古終了し、翌日の予定を再確認。
11月8日(土) 仙台・拳法(打撃)クラス
稽古開始前、久々にT村君が顔を出してくれ、少々雑談。嬉しい事である。お土産有難う!そんな気を使わずに(笑)
今夜はS木君、I藤君、T田君、A君が稽古に参加。A君の参加も年単位で久し振りの事。
①準備運動
②基本各種。今夜はI藤君に前に出て貰った。
③防禦練習
④外家拳技術。後輩に教える姿を見ていると、当人の理解度が如実に解る。ある程度正確にポイントを押さえている人と、どっかがズレて(違って)る人がいる。これは仕事でも何でも一緒なんだろうな(笑)。
⑤歩法
⑥約束組手
⑦スパーリング
で2時間稽古。一見中国武術(套路)と関係無さそうな練習も、説明を受ければ同じだという事が理解出来るだろう。套路から入るか、現代格闘技にも共通の攻防から入っているかだけで、同じ。
続いて柔術の手解きや初伝技などを稽古し、10時45分頃に今夜の稽古終了。
「忘年会をするなら古い生徒達が中心になって自由にやってね」と言った所、S君が「先生抜きでは申し訳なくて」等と言う。あたしゃもう、仙台まで飲みに出る気力は全くないので(ホント年だよ・笑)、皆さんでやってくれると助かります。
11月7日(金) 仙台・套路クラス
急に冷えて来た印象の宮城。いつ使っても良いように灯油を購入し道場へ。動けば汗ばむ気温なので今夜はストーブを使わなかったけれど、用意しておけば安心(笑)。
今夜はCさん、S君、O君、T田君、I藤君が稽古に参加。
①準備運動・基本功
②攻防型。2種類練習。これらは打撃に慣れていない人が防禦を学ぶのにも丁度良い型。A,慣れて来た人は左右逆や、手数を増やして練習。B,は相手の腕を制する最も初歩的な方法を学ぶ物。結構間違ったりして笑いが起こる。ま、何時も言うように手順(型の順序)なんかが大事なんでは有りません(笑)。
③正宗太極拳・楼膝ヨウ歩の実用法練習。現在練習しているのは7パターン程。そこに技を失敗した場合や、相手が違う動きをした場合等の変化も含めて練習。7番目の変化を今夜初めて指導。
④大和流柔術の、身体の動きを大きく使う技を幾つか練習。
ここで10時になり、一旦稽古終了。
I藤君、S木君、T田君が残り、前2人は演武会用の心眼流を稽古し、その間、T君は受身を練習。ボーっとせず、時間をキチンと使って練習するのが素晴らしい所だ。
10時15分頃、今夜は終了。道場の時計が3時を指していて、時計に目をやる度に一瞬戸惑う(笑)。
11月5日(水)
今夕、知人が書類の件で来て「腰が痛い」と酷そうにしている。なので、「治るかは解りませんが、調整してみましょうか?」と言うと頼まれたので施術。幾つか施した後、「嘘みたいだ」と痛みが無くなって喜んで頂いた。ついでにもう1人、肩凝りで辛いというのでこちらも。
ウチの住職が昔から整体を行なうので、私も子供の頃から見よう見まねで覚えたし、一時期は大分練習もしたので少し位なら触る事が出来る。その上、月曜(3日)にボランティア整体が石巻に来て(静岡の凄腕の人達らしい)、知人の坊さんがその無料整体会にかんでいたので私も施術して貰い、知らない技も学ぶ事が出来たのが尚更功を奏した様だ。
整体の先生曰く、「これらは武術から来ています。中国拳法をおやりであれば、今回覚えられると思います」と、丁寧に教えて頂けた。・・・もう、武術で人を倒せた事なんかよりも、こうして人の痛みを少しでも軽くして上げられる事の方が正直言って嬉しい。
11月1日(土) 仙台・拳法(打撃)基礎クラス
仕事や体調事情で当クラスに参加している全員が今夜は来れないとの由。なので自動的に稽古中止。お陰で私も骨休めとなりました。
15日(午後)・16日(午前)と埼玉のY先生をお呼びして、大和流柔術と専作伝心眼流の稽古会を行ないます。参加希望者は申し出て下さい。
10月31日(金) 仙台・套路(型)クラス
10月も今日で終わり。第5週の今夜は武器術の日。C葉さん、R枝さん、T沢ジュニア君、S木君、K池君、T田君が稽古に参加。
稽古開始前に九鬼神流棒術の型を復習して貰った。1人型、刀と合わせた2人型。皆さん大体覚えた様子。
①棒術の練習。心眼流・老先生から教えて頂いた対処法を数種。
②剣術の練習。“剣”と言っても中国の剣ではなく、ここでは日本の刀。これも老先生伝の物を数種。他に演武用の動作も。
③ナイフ術の練習。いつも言う様に、中国武術の素手技術が武器の扱い方と共通である事を実感できる筈で、武器を学ぶ事で素手技術の“?”部分が解るのは古い武術共通。
④専作伝・心眼流の棒術と刀を復習。
で、10時15分頃に今夜の稽古を終了。
武器の練習は第5金曜だけなので、何ヶ月かに一度しかない。その割には皆が徐々に覚えてくれている様で、同じ稽古内容でも以前より幾らか時間が掛からなくなった感がある。まだまだ学んで貰わねばならない技術は有りますよ。
武器の扱い方に関しては口伝もあって細部までは教えられない(特に心眼流の物)物はあるけれど、手順は誰にでも教えられますから、さっさと憶えちゃって下さい(笑)。何せ中国の武器術は套路以上は未だ教えていませんし、殺す為の意表を突いた技も未だです。・・・って、そんなテクニックが必要か?といえば疑問ですが(笑)知っとけば理解が深まりますよ。いつか誰かを暗殺する時にも役立ちますし(笑)。あ、殺すテクニックと、その後、足がつかないテクニックは別物ですよ。そんな奴、捕まってくれなきゃ困りますわな。
O澤さんと27日の話をした流れで、震災後再建した私の寺に何かと奉納して下さる方の話から、寺社仏閣へ奉納する事についても一寸雑談。これまた“アナタの知らない世界”(笑)。
10月27日(月)
午後、仙台教室のO澤さんとM子さんが寺に遊びに来た。夕方まで仏教の事、ちょっと不思議な出来事(笑)等について歓談した。夜、御2人から届いたメールに“楽しかった”旨書いてあり、(多少お世辞もあろうが)私も一安心。尤も、そのメールを頂いた時には既に知人の居酒屋で大分回っていた頃だが(笑)。
今まで幾つかの宗教団体が問題を起こしたり、宗教宗派がマスコミに取り上げられるとスキャンダルだったりして来た事もあり(又、我々宗教に関わる者の人格が悪かったりし)、世人は“宗教”と聞けば胡散臭いと思うだろうが、宗教、特に仏教は宇宙と自分の関係を解明する哲学であり、大変快いものである。且つ、宗教・教えという物はあくまで道具であり、宗教を使って最終的には宗教を超える手段なのである。世には宗教や教団に雁字搦めになって、自由さを失っている人達もいる。それは本当の宗教を知らない気の毒な人達である。
あ、そうそう。私の家にはひろさちや氏監修の仏教マンガ、全108冊(!)が揃っています。個人経営の古書店で全部で5万円程で購入したシリーズです。門下で読みたい方が居られたら、数冊ずつお貸ししますよ。気軽に申し出て下さいな。
10月26日(日)
河野義勝著・『自強不息・王樹金老師至高の教え』を読んだ。
震災後、古書店で見つけて購入し(105円でなきゃ買わないが)、門下生達に貸した本。持ち主の私がようやく読んだ(笑)。この本、随分前に石巻の生徒さんに借りて読んだ気がしなくもない。いや、多分借りた筈だなんだが、当時は余り印象に残らなかったのだろう。矢張り読む時期によって感じる物は変わる。“心が大事です”と云う主旨の武術系の本に書いてある精神的部分の事は、昔は“アタマでは理解できてる”という感じだった。今の私は随分書いてある事を理解出来る気がする。この年になって漸く本当に解って来た事があるのだろう、と少し遠慮気味に言ってみる(笑)。・・・とはいえ、最初からこれ(崇高な精神状態)ではダメだ。一時期“人を殺せるほどに!”という殺気立った稽古を積まないと、この本に書いてある様なレベルにはなれない。と現時点での私は思うのだ。
それは兎も角、若い頃は武道家・武術家の半生記の様な本は大分読んだ。当時は特に端的な強さだけにこだわっていたから、特に試合などで活躍した武道家の話は身の引き締まる事が多く、怠惰な自分に喝を入れられたものである(笑)。
ところで、本日南方町で心眼流の合同練習会が行なわれた。私は不参加だったが、当会からはI藤・S木の両君が参加し、11月末日の演武会に向けた稽古をした。夜、主催のT哉君から電話を貰い、両君とも良い評価を頂いた。
10月25日(土) 仙台・拳法(打撃)基礎クラス
今夜の前半1時間はS木君とマンツーマン。準備運動の後、歩法、約束組手を中心に稽古開始。専作伝・心眼流の型も少々。
このクラスで練習しているのは現代格闘技とも共通の“基礎中の基礎”なので、内家拳などの古い武術が身につけば不要な(発想が別なのでもっと言えば逆に邪魔にすらなる)技術がある。では、それは何の為に練習しているのか・・・といった話も実技を交えながら。そこを理解していれば、より力になる。
9時からはT田君も参加し、基本各種、防禦練習、外家拳技術、スパーリング等で10時過ぎまで稽古。
その後、柔術。基本と初伝逆取10本、逆投1本を稽古し、10時40分頃今夜の稽古を終了。疲れた。眠い(笑)。
10月24日(金) 仙台・套路(型)クラス
事情で30分程遅刻して道場に入ると、R枝さん、K池君、T田君が正宗太極拳を練習中。真面目で素晴らしい(笑)。なので、動作があやふやな箇所を用法を織り込んで指導。
その後、M子さん、A目さんも道場に来、皆で幾つかの套路を通した。八卦掌(2種類)、正宗太極拳、少林拳(数種類)、陳氏太極拳(老架1・2路)。八卦套路の用法など解説。套路を行いながら雑談。←本当はイケマセン(笑)。
後半は対錬。女性陣は太極対錬。男性陣は基礎型の対錬。天の型も。対錬型の変化や、正宗太極拳、陳氏太極拳等の種々の実戦用法など解説。喜んで頂けて何より(笑)。
そんなこんなで稽古終了は10時半。今夜もお疲れ様でした。
10月22日(水)
壮神社刊・『秘宗気功』という本を読んだ。中国医学、武術、人体構造などを扱っているが、かなり微妙な内容。私は中医や漢方には詳しくないので、正誤の判断をする立場に無いが、全体に幾つかの本から寄せ集めても書ける内容だろう。これで定価が3千円近いというのは高過ぎる感がある(笑)。その上、述べている武術論はお世辞にもレベルが高いとは言えない。全体に、大した事では無い内容を理屈っぽく書いて重くしている印象。私は本の悪口は言わない様にしているが(だって私には本なんか書けないしね)、これは一寸。
この著者の書いた拳法関係の本を過去数冊読んだ事があるが、どれも余り感心しなかった。というワケで、今回著者の名前は避けた(笑)。
10月20日(月)
いつも何かとお世話になっている方々と一泊で川渡温泉に行って来た。夜中に貸切露天風呂に入りにいった友人が、「戸を開けたら真っ暗な中にオバケがいた!はっきり見てしまった」と半泣きで逃げ帰って来たり(それは宿で飼っている大型犬だったと翌朝判明)、紅葉に感動した直後イワナの塩焼きにかぶりついたり(台無し。でも美味かった)と楽しい二日間になった。
今年は余り温泉に行けて居らず、今回でようやく2回目。温泉に浸かったら、怪我以来ずっと痛かった右肩の痛みが殆ど消えた。素晴らしき哉、温泉!(笑)
ところで、どーでもいいハナシなんだが、職業柄日常下駄や雪駄で生きているワタシは、旅行などで靴を履くと窮屈で仕方がない。あ、そうか!キュウクツだから“クツ”って言うんだ!俺ってアッタマいーー!(←『伊賀のカバ丸』より)
10月18日(土) 仙台教室・拳法(打撃)基礎クラス
都合が悪く、私は不参加。S木君とT田君に稽古を任せた。指導者不在の稽古、どうも有難う。その分、教える側も教わる側も自分の進度に合わせて稽古出来たのではないかな。
私が一番稽古していたのは20代半ば~32、3歳の頃だと思う。その頃は朝4、5時に起きて1時間~1時間半稽古し、夕方から道場(多い時で週5日)に出て、道場の後で更に30分~1時間程稽古した。それだけ稽古しても身体は太かった(笑)。良く食べて良く身体を動かして体重があったのだから、頑健さは今とは比べ物にならないだろう。
そんな私も、今は沖錘や定歩での五行拳などおざなり程度に身体を動かして、ヨシとしている。稽古とも言えない。当時の様に稽古するにはモチベーションが足りない。「健康の為に稽古する」とのモチベーション維持もあろうが、毎夜大酒を飲んでおいて「健康の為に~」といった所で始まらない(笑)。健康を気遣うなら、先ず最初に酒量を減らせって事になる。
10月17日(金) 仙台教室・套路(型)クラス
S木君、R枝さん、T田君、T沢ジュニア君、C葉さん、I藤君が稽古に参加。用事で仙台に来たC葉さんのお兄さん達も見学に来た。
①準備運動。全身を良く動かしましょう。怪我の無いように(笑)。
②基本功。武術の為の身体の動かし方の練習。蹴りや連環手法(コンビネーション・ブローだね)も練習。
③対錬。二人一組で行なう型練習。突きや蹴りを捌く様な単純な物から、長く複雑な物まで何種類か練習。
④推手。久々に推手も練習。推手にも多くの練習方法があり、それらから何種かを。推手というのはやってみると案外楽しいもので、笑い声が上がる。
⑤套路練習。先ずは皆で揃って老八掌、正宗太極拳、陳式、少林拳などを行ない、その後、各自練習。
ここまでで10時過ぎ。S君、O澤さん、T君、I藤君が残り、大和流柔術(東京伝)の初伝逆取10本を練習し、専作伝・心眼流を一本練習。
10時半、今夜の稽古を終了。お疲れ様でした。
今夜はS木君、R枝さん、C葉さんのご親戚から日本酒やお菓子を頂いてしまった。日本酒三本、有難い限り(笑)。皆さん、いつも心遣いホントに有難うございます!
10月16日(木)
重松昭春著・『誤解された経典・般若心経の真義』という本を読む。読み出して直ぐ「人間の進歩」という表現があったので、著者略歴を見ると矢張り能力開発系の人だった。
ご自分の意見と経典の解説とを余り区別なく書いている所もあったり。でも、捉え方としては密教系に近い感じがする。直感もあるだろうが、真面目に勉強されたのが解る。私如きが生意気だが、悪くないと思いますよ(笑)。こういう内容は専門家でないから書けるのであって面白い(笑)。
そういや先だって或る待合所に居た時、同じく待っていた人達が携帯ゲームをしているのを見て、“こういうゲームをホントにやってる人達っているんだ!”と少し驚いた。飲食店をやっている友人が言うには「今みんなやってるよ。注文が出て来る迄の一寸の間にもゲームしてる」。・・・そんな事も知らなかった私は、余程世間から外れているのかも(笑)。
それにしても・・・短時間さえゲームや携帯無しでは待つ事が出来ないのかな。待ち時間を何かに頼らずに潰す事が出来ない、としたら問題あるんじゃないか。常に外から与えられる刺激が無いと手持ち無沙汰というのは大丈夫なのかな。そういう機能を持つ事で、かえって操られてるんじゃないかな。直感が“なにかおかしいぞ”と言うのである(笑)。
静かに自分と向き合う時間は大切だ、というのは今は昔の話なのかも。・・・って、“自分と向き合う時間を持ってたってロクデナシ”の私が言える義理でも無いね、考えてみれば(笑)。
10月11日(土) 仙台・拳法(打撃)基礎クラス
殆どの生徒の都合が悪く今夜の参加者はT田君のみ。彼も仕事で「道場到着が21時になる」との事なので、私もゆっくり20時半過ぎに道場に入った。
21時過ぎ、道場に着いたT田君にザザッと準備運動をして貰い、「今夜はマンツーマンだから基本的な事に時間を掛けよう」と伝えて稽古開始。
①基本各種。基礎の防禦、手技、足技など一つ一つ理由も説明しながら指導。基本だけで約50分掛けた。
②攻防練習。
③スパーリング。時間の都合で軽く目慣らし程度に1戦のみ。
④柔術。手解き類、基本3手、体捌きなど。
稽古終了は22時半頃。
徐々に気温が下がって来ているので、稽古後、身体を冷やして体調を崩さない様に注意して下さい。
このクラスの基本で行なっている冲捶(突き)を、先日の酒席で友人女性(万年ダイエット中)に乞われるままに教えたら、「これは効きそうだわ!」と大喜び。翌日、「今日は50回突きました。立ってやったら腹筋にも効くんですね!」とメールが来た。・・・それは君が余りにタル・・・ゴホン。もとい、ハイ、そうです。全身に効きます。頑張って下さい。
10月10日(金) 仙台・套路(型)クラス
今夜はC葉さん、T沢ジュニア君、I藤君の少人数の道場。套路中心に稽古をした。連休前と云う事で何処も仕事が立て込んでいる様子(笑)。
①準備体操
②基本功
③套路(形意五行拳、12形拳、五行連環拳、老八掌、陳氏太極拳老架1・2路、正宗太極拳、少林拳類)
④棍術
9時過ぎからはI藤君のみ道場に残ったので、彼の希望で専作伝心眼流、形意槍の復習をし、10時20分頃稽古を終了。
今の仙台教室は10人に満たない生徒数。震災後、道場に来る人が減っただけでなく、問い合わせ数が圧倒的に減った。たとえ入会しても続かない人も多いのは、どの世界も芸事の常。少ない人数ながら、残った人達は和気藹々と楽しくやっているし、指導内容も少しずつ深めても皆ついて来れている。私が道場を持ってから約20年になるけれど、これまで一度も赤字を出した事はなく、宣伝もしていない割りには(でも、このHPって宣伝なのかぁ?)誠にもって順調である。
欲を言ってはキリがないんだが、仕事や身体等の事情で、何年か学んだにも関わらず道場を去った生徒達が、套路だけでも深めに再開してくれたら、後は望む事は無いんだがなぁ・・・とも思う時がある(笑)。
10月10日(金) 個人指導(G君の場合)
①九鬼神流棒術の復習。刀とも合わせて。
②専作伝心眼流。素手と棒の型。
③形意五行拳・定歩練習
④冲捶(突き)練習
⑤単攻防・実戦練習
⑥少林連環拳
先日当寺院に『南無大日如来』と染めた旗を10本も奉納して下さったお不動さんの小父さんが、昨日は本堂内に『大日如来』の提灯を一対奉納して頂いてしまい、実に恐縮した。有り難過ぎて何とお礼をしたら良いのか解らない程。「そんなにして頂いては・・・」と言うと、「チュウキョウさんにあげるんじゃないよ、大日さんにあげるんだから」と呵呵大笑される。ううむ、大人物だなぁ。
10月4日(土) 仙台・拳法(打撃)基礎クラス
前半1時間はI藤君とのマンツーマンになったのでメニューを変更し、専作伝心眼流を復習して後、天の型(対錬)を。2人組みで行なう際の要点を改めて説明したが、大体理解出来ていた様子。
次に形意拳を練習。彼の動きを見ていてもう少し突っ込んで教える段階だと思ったので、先ずは定歩五行拳で体重の位置、身体の運用などを。これは既に全員に教えている内容と同じ。チェック後、12形拳を。幾つかの動作を練習して定歩での要点を確認し、虎形拳でA,要点を守らない打ち方。B,要点を守った打ち方。で試しに実際に私を打って貰った。いや、ナカナカ効いた(笑)。取りあえずは、この方向で良し。
その後、形意拳を実用する為の動作と考え方を指導。
9時過ぎ、T田君到着。
①基本各種 ②防禦練習 ③外家拳技術 ④スパーリングで10時。
⑤柔術の基礎(手解き類、基本、受身)を練習し、10時半頃に稽古終了。
友人に「古い指導記録やひねもすの武術的な記事だけは掲載したら?」と勧められた。かなりの文書量なので、そこから余談を消去するのが、こりゃ手間が掛かる(笑)。
10月3日(金) 仙台・套路(型)クラス
T沢ジュニア君、R枝さん、T田君、K池君、M子さん、A目さん等が稽古に参加。
①準備体操
②基本功。少々端折った分、今夜は幾つかの蹴りを練習。
③対錬。シンプルな物を皆で一緒に。
④套路。これも皆で揃って。八卦掌数種、陳式太極拳(老架1・2)、五行連環拳など。
⑤自由時間。各自徒手套路や対錬、武器術など思い思いに稽古。
で、10時半頃に今夜の稽古は終了。今夜も雑談が入ったり、楽しく稽古しました。
お不動さんの小父さんが、寺社の参道などで良く見かける奉納旗を10本も当寺院に奉納してくださった。しかも台とポールも含めて。震災後、殺風景になっている上に寺院の目印もない所に、旗がはためくのは何とも賑やかで嬉しい。本当に有難い事である。小父さんには又もや足を向けて寝られない理由が増えたなぁ(笑)。
9月27日(土) 仙台・拳法(打撃)基礎クラス
I藤君、S木君、T田君、O君が参加。
①準備体操
②基本各種。先週はI君に、今週はS君に前に出て音頭を取って貰った。・・・矢張りこう云う経験を積んで貰うのも必要そうだ(苦笑)。
③防禦練習。相手の攻撃を防禦する練習。基礎的な物(これが武器術に活きる)、自由に動き手技のみ、足技のみ、混合・・・といった具合で慣らして行く。
④外家拳技術。実際の攻防を基礎的な雛形を以って学ぶ。勿論そのまま使うのではなく(使える物も多いが)、そこから何を汲み出すか?である。
⑤歩法。足捌きを幾つか練習。実際、スパーなどで足捌き通りに動きが出る事は少ないが、これを学ぶ事で身体の動きなど重要点を学べる。
⑥約束組手。古いMLでも述べたがあくまで雛形であり、慣れるに従って各自得意の動きに変えて行く。変化が多い物である。
⑦スパーリング。即ち自由攻防。
ここまでで2時間の稽古。
その後、I君・S君は演武用の練習をし、私とT君は柔術の基礎を練習した。
着替えて道場を出たのは10時半頃。
最近めっきり心眼流の練習をしなくなった。これではイカン。何とかせねば・・・石巻で心眼流の練習時間を作りたい。
毎週練習出来れば理想だが、そうも行かんだろう。月に2回、日曜の夕方頃ではどうだろうか。と云う訳で、希望者を募集する。
稽古するのは築館伝・柳生心眼流と、大和流柔術。私は築館伝、南方伝、鈴木専作伝の3系統の心眼流を勉強したが、南方伝なら南方で習えるし、専作伝なら関東に良い先生がいる。
素手の型(1人型・組型)と、上達に従って武器の扱い方。
大和流柔術は関東伝の基礎的な物を、と考えている。
中国武術の生徒は増えるのだが、心眼流はじめ古武術の希望者は増えない。人気が無いのだろうか?やれば大変面白いのだが。
私個人の稽古も兼ねているので、今現在、月謝を払ってくれている門下生は参加無料(「只で習うのは気が引ける・・・」という人は酒でも持って来い)。新規の人も稽古代は安価に設定する予定(これも酒でも構わんぞ)。
これを読んで興味持ったなら連絡寄越さいわ。
9月26日(金) 仙台・套路(型)クラス
C葉さん、R枝さん、S木君、T田君、O君、M子さんが稽古に参加。
稽古開始前に天の型を復習。要点を守って行なわないと、ただ単に固定された動きを身に付ける事にしかならない(これは害である)ので、その型が一体何を身に付けさせたいのか、そこが重要である。
又、形意五行拳の定歩練習も行なった。
①準備運動・基本功
②対錬。シンプルな物から始め、套路になっている物まで何種類か練習。八卦64散手も練習。皆さん楽しそうで何より。截脚の練習中、Cさんが鼻を打って出血したのが気の毒。今までその動作で怪我人が出た事はなかったので、今後の注意点となった。
③套路。皆で八卦掌、少林拳、陳氏太極拳(部分)、正宗太極拳(部分)などを揃って練習。
④休憩ついでに隠し武器の話。
⑤各自マッサージ。整体の話題が出たので、オマケに簡単な整体法を伝授。
で10時に稽古終了。
鎌田茂雄訳註・『五輪書(講談社学術文庫)』を読んでみた。古書店で“この訳註者は仏教学者の筈?”と手に取った本。著者が仏教学者であるので、「これは仏教でいう空とは意味が違う」といった説明もあったりして、初心者にも解り易いんじゃないだろうか。
『五輪書』には実際的な事が述べてある。昔から読み継がれている理由が解る。面白い。
高校生位の頃に一度読んだ気がするが、その時は剣術は未経験だった上、文体も理解が出来ず、これほど具体的な内容だとは思わなかった(笑)。
触れれば切れる剣と素手の違いも、共通の所も今では良く解る。
私如き未熟者が宮本大先生(笑)の書に感想を述べるのは恐れ多過ぎだが(笑)、多人数の時は近くに居る者から斬れ、といった事には我が意を得たり!した。
良くある話に、「相手が多人数の時は、先ずその一番強い奴をやる」との話がある。この方法は皆で囲んで一対一で戦うという牧歌的な状態なら有効である。一昔前の悪ガキのケンカである。だから、この方法を否定する気は毛頭ない。又、相手が多数でもやる気があるのが中の少数だ、という場合もこれは有効だ。
しかし、相手の全員がやる気マンマンの場合、この方法ではアッというまに袋叩きにあってしまう。
私のしがない経験では、手近にいる1人2人をぶっ飛ばしておいて、怒号を発し、相手の度肝を抜くしかない。やる、となったら先手必勝である。
残念ながら私は多人数相手に全員の間を縫うように動いて、相手全員を倒せる程の名人ではないのである(笑)。
所で、武蔵といえば巌流島が有名だが、あの試合後から姿を消し、朝夕鍛錬をして50歳頃にようやく剣の道を悟ったそうだ。巌流島から約30年間掛かったという事になる。武蔵ですらそうだ。凡俗の我々が5年や10年で何を得るというのか。全く、今のインスタント時代に芸事は受け入れられぬ事よのう(笑)。
9月20日(土) 仙台・拳法(打撃)基礎クラス
I藤君、T田君の2名が参加。
入会間もないT田は仕事で1時間程遅れてこのクラスに来る事が多いので、基本稽古を9時に入れてみる。初心の内に基本技はしっかり身に付けておく必要が有る。
前半1時間はI藤君とマンツーマンになったので、準備運動の後、套路を復習する事に。専作伝心眼流(一人型・二人型)、形意兵器など。
9時にT田君が到着したので、基本、攻防練習、外家拳技術などを稽古し、軽いスパーリング。
最後に柔術の手解きを練習し、10時15分頃に今夜は終了。
道場後、I藤君がT田君に手の位置をアドバイスしていたのがナカナカ良かった。
T田君曰く、「最初は怖いかと思いましたが、やってみたら楽しいです」。いつも言っていますが、楽しい、と思えたら上達するもんです(笑)。
9月19日(金) 仙台・套路(型)クラス
C葉さん、R枝さん、S木君、T田君、K池君、T沢ジュニア君等が稽古に参加。
先ずは先週に引き続き、天型の復習。腕力ではなく、手の位置、身体の運用などを使わないとイケマセン。毎週そこんトコを指導していますが、皆さん身について来たでしょうか?(笑)
①準備運動・基本功。蹴上げ(足+易腿)や連環手法も。
②対錬。シンプルな物を復習。Aの対錬はBやCにも関連している点に気付いて下さい。
③套路練習。各々型を練習。サイの練習をしている人も。
④武器術。九鬼神流や専作伝棒術などを復習。
で10時10分頃に今夜の稽古を終了。
10日前、夜に近所を歩いていて側溝の穴に気付かず転倒。被災地は未だに歩道の整理が遅れている上、場所によっては街灯も少なく足元が悪い。母や近所のオバちゃん達は、「そうそう!夜は怖くって歩けないよ。気をつけないと」との由。
最初は一寸足首を痛めただけで大した事はない、と思っていたが、日に日に痛みが強くなり、動くと足が腫れる。已む無く自主練習を休止。
市よ、車道ばかりでなく、歩道の整備も!(笑)
9月13日(土) 仙台・拳法(打撃)基礎クラス
今夜はT田君とマンツーマンの稽古。彼は土曜クラスに入って間もないので、基礎的な事に時間を使った2時間。
①準備運動 ②基本各種 ③防禦練習。ここまでで約1時間掛けて練習。
④外家拳技術(一部省略) ⑤歩法 ⑥約束組手(簡単な物を数種) ⑦スパーリング
で10時過ぎに稽古終了。
T田君は動きも良く、初心者ながらスパーでも前に出て来ようとするのが良い。取り組み方も熱心なので続けば期待できる一人である。
9月12日(金) 仙台・套路(型)クラス
C葉さん、R枝さん、O君、S木君、M子さん、T田君、T沢息子君が稽古に参加した。
稽古開始迄の空き時間が皆さん手持ち無沙汰のようなので、天の型を復習。そのまま稽古開始の8時を過ぎたが、型を憶えられていない人や、力んでしまって“型の教えたいこと”が掴めない人も見受けられたので、そのまま継続(笑)。
で、8時も大分回ってから、改めて②準備運動と基本功を。
③対錬類。先週練習した物を復習。途中、一つの対錬動作が、身体の運用が正しければそのまま防禦や打ちに使える事を知って貰う。腕や肩などの筋力に頼らず、無駄な力みは捨てて緩め全身を一致させる事が必要です。
④対錬套路。八卦掌の擒拿と截脚を復習。所々動作の意味を解説し、正しい動きの理解の足しにして貰う事に。
⑤套路類。各自の練習。対錬の復習をする人、套路を練習する人など様々。
⑥最後に残った人達に太極拳の打のコツなど披露。
で10時20分頃、稽古終了。
昨日、『アインシュタインTV3・ミトコンドリア・イブの贈り物』を読んだ。番組で放送した何話かを纏めた本。読む前は題名から“遺伝子の本”だと思っていたが、物理の話題あり様々でなかなか楽しかった。尤も、物理なんてチンプンカンプンのアタシは読み飛ばしてる所も多いですけどね(笑)。
9月9日(火) 雑談
昨日(8日)の本尊さんの縁日は忙しかった。祈祷し過ぎて夕方には声が出なくなった。以前は同じくらいの回数を拝んでも大丈夫だったんだから、こないだ喉を痛めてから未だ完治していないって事なんでしょう。
ところで寺院再建後、初めて来る依頼者が増えたし、しょっちゅう通って来る信徒さんも増えた。・・・この職種は結局クチコミだから、今までずっと正直に取り組んで来たって事で皆さんに安心して貰えてるのかも知れないですね。
あ、アタシはね道場や私生活では冗談ばっかり言ってふざけてますが、本職は真剣にやってんですよ!(←などとマジメぶりを強調する所が怪しい?笑)
“生徒・南伸坊、先生・河合隼雄”という面白い執筆の『心理療法個人授業』なる本を読んだ。
これ、いいですよ。心理学とかカウンセリングといったものに少し興味があるって人が読んでみるのに良い本です。
アレですよ。そーゆうモンに興味を持って“心理学でも勉強してみっか”なんて高価な専門書を買い込んだりするとですね、“学説”が述べてあって、その“学説”によって書いてあるコトがビミョーに違ってたりしてワケがワカンなくなっちゃったりして、挫折しちゃうんですね(笑)。
で、こういうカンジの本がいいんですよ、ホントに。
9月6日(土) 仙台・拳法(打撃)基礎クラス
午後から岩手の古刹の行事に参加させて頂いた為、稽古に参加できず。後日この日の体験を友人に話したところ、大笑いされました。ええ、アタシャ何でも冗談で生きてますから。どんな真剣な事でも笑いの要素を入れちゃうんです。
という訳でして、I藤君、S木君、T田君でしっかり稽古をしてくれたようで何より。
無理なく・無駄なく・強い力を出す為には最終的にはフォームなのですが、正しいフォームを身に付けるには力んではいけません(結構そういう人がいます。力を入れて・速度を上げなきゃ威力は出ない!という気持ちが抜け難いのは解ります)。力んでは、クセの矯正が出来ません。野球をやる人がバットの素振りをチェックで軽くやるように、ゴルフ好きのオヤジが駅のホームで素振りをチンタラやるように、チンタラやって下さい。例えは悪いかもしれませんが、ホントです(笑)。
9月5日(金) 仙台・套路(型)基礎クラス
Cさん、S君、K池君、T田君、Aさんが参加。
①準備運動・基本功 ②対錬類。シンプルな物を多数練習。③対錬套路。截脚など。
④各自練習。套路類。(連環拳の反対側練習で大笑い)
⑤柔術。基本、初伝逆取10本。
⑥走圏。で中心を取り合って遊ぶ。
で、10時45分に稽古終了。やはり柔術を入れると稽古が長くなるね(笑)。
日本人の仏教⑨『寺院の歴史と伝統』を読む。徐々に僧院が形作られていく過程や、中国や日本の寺院。日本の古刹などを紹介した本。
9月3日(水)
土井健郎著・『信仰と甘え』を読む。精神科医でキリスト信者による本だし、題名も題名なので難解なのを覚悟したが、あら何だか一日で読めてしまった(笑)。読むと、キリスト教も仏教も似てくるけれど、そこから何を引き出すかが違うかも、という印象を受けた。
教義の解釈による違いはどの宗教にもあって・・・なんて、感想を一寸述べさせて貰おうかと思ったんだが、このサイトの読者には全く興味のないハナシだろうからやめた(笑)。
こないだ知人の店にヘルメットを被ったまま入ったら、「あの時絶対ドロボーだと思って身構えたらアンタで力が抜けた」と言われた。直ぐに済む用事でも、ヘルメットは取らなくちゃダメですね(笑)。
9月2日(火) 雑談
フィリップ・ローソン著、『聖なるチベット』という写真豊富な本を読んだ。仏教やチベット密教の教義が基礎知識のない人にも解り易いであろう文体で書いてあり、“こういう風に説明すれば一般の方にも理解しやすいのか”と成る程!な感じ(笑)。その上、チベット密教の行法なども大いに勉強になった。チベット密教段階の行法は日本密教には入って来ていないので、どの本も誠に興味深い。
中国拳法道場で習った初心者向けの型を稽古中、子供にも教えるという初心向けの型に入っている蹴りが、既に金的蹴りだった事に流石の思いを抱く(笑)。最初は中足や爪先での胴蹴りかと思ったら、先生が「これは金的蹴り」だとわざわざ断わった。しかも前手前足(詳細省く)が既に入っている。実戦的(笑)。
夜、時間が出来たので先週(だったかな?)録画していた戦争のドラマを見る。子供が死んで行く話はキツいやねぇ(苦笑)。
8月30日(土) 仙台・拳法(打撃)基礎クラス
本職の都合で今夜は道場に出られず。門下のI藤君・S木君とに稽古を頼む事になった。稽古に出なければ腕が鈍るだけなので、決してサボりたい訳ではないのだが(苦笑)。
ここ最近、土曜に本職絡みの用事が入る事が増えた。以前は住職に任せていれば良かったのだが、最近はそれで間に合わなくなって来ている。私も年齢的に寺院の責任を有して来た、という事なのだろう。来週6日も道場に間に合わない可能性が出て来ている。
月の半分程しか土曜クラスに出られなくなっては、生徒に申し訳が立たない。稽古曜日を変えるなり、金土両クラスを選択している生徒の月謝を今より割引いて柔軟な対処をして貰うか、何か方法を考えなくば生徒達に申し訳ない。そんな感じ(笑)。
8月29日(金) 仙台・套路(型)クラス
昼間食べたカップ麺に髪の毛が入っていた。ふと、“ひと昔前はこういう事って結構あったよなぁ”と思う。今は食品の中に異物が混入してるという事が本当に少なくなった。昔は結構当たり前で、大して気にもしなかった。って、アタシャ今でも気にしないのですが(笑)。
そういや震災後食べたカップ麺にも異物(厚紙)が入ってた事があった。チャーシューかと思ったけど噛み切れなかったっけ(笑)。あれは救援物資で頂いた物だから、頂き物に文句を言うのも申し訳ないから不問にした。流石に自分で買った物に厚紙が入ってたら、メーカーに苦情言うかも知れないけども。
余談はさて置き、今夜は第5金曜なので武器術で遊ぶ日。毎回“遊ぶ”とこだわっているのは、本気で武器の練習をすると人を斬る夢を見たりして精神衛生上良くないからである(←ホントか?笑)。参加したのはC葉さん、R枝さん、K池君、T田君、T沢さん。
今夜練習した棒術や剣術、ナイフ術は普段の道場では稽古しません。なので、上達したい人は生徒同士で集まって復習するか、若しくは石巻に個人的に練習しに来て下さい。ヌンチャクなど、その他の武器についても同様です。
①剣術。“剣”とは言え中国の剣術ではなく、ここでは一般的に日本で言われる剣術。日本刀の扱い方の練習。築館の老師匠から教わった物を中心に練習。
②棒術。これも築館伝・心眼流の老先生伝の物を数種。老先生の語った内容なども楽しく披露しながら。
③ナイフ術。基礎から実用法まで、幾つかの実用法を練習。中国武術の方法論と重なる部分も多いでしょう。又、ヌンチャクや日月弧形剣、短棒やスラッパーなどとの共通の所と異なる所の説明なども。
最後にはナイフ・スパーリングを皆で楽しく賑やかに(笑)。
10時に稽古終了。
さて、ここで練習している棒術や剣術は“型”ではありませんので、動作の手順を憶える事に余り意味は有りません。この手順の持つ意味が重要なのです。それには口伝が必要です。が、口伝の性質上、大勢の居る道場でそこを指導する訳には行きません。本当に学びたい人は素手の動き、つまり基礎からしっかり稽古してもらう必要が有ります。
北海道出身のR枝さんからお菓子とラーメンのお土産を頂いてしまいました。前回頂いたラーメンも美味しかったので、今回も楽しみです。有難うございます!
8月28日(木) 個人指導・G君
①九鬼神流棒術の復習。
②専作伝心眼流・棒術の練習。
③形意拳の練習。定歩五行拳と五行拳を稽古。定歩練習は非常に重要な練習であり、ポイントを掴む事が出来る。五行拳の実戦用法も練習。
④上下・内外・肘打などの実戦用法練習。
⑤八卦掌の実用練習。
⑥正宗太極拳・楼膝ヨウ歩の実用法練習。
⑦専作伝(素手の型)の練習。
等で1時間半程の稽古。
理由不明だが、この数日腰の調子が悪く、“稽古したら治るべ!”と無理したせいか昨夜から痛み酷し。套路だけの稽古にすれば良かったんだろうが、蹴りもガンガン稽古したのが悪かったかな(笑)。車の運転も一寸酷い。ま、動いてりゃ治るべぇ。
8月26日(火) 雑談
梅原猛著作集4・『地獄の思想』を読む。“あれ?この本、読んだ事あるぞ”と思ったら、前半部は中公新書で出た『地獄の思想』の再録らしい。なるほど。何でもそうだが、若い頃に読んだ時とは感じ方が違う。
この人の初期の本は筆が滑ってるというかイキオイがあって、それが時々こちらの魂が震える程の文章になってたりする。
・・・そういえばこの梅原氏の何かの本(違う人の本だったらゴメン)に「宮沢賢治は法華経の影響を受けている、というと影響を受けていないという知識人がいた。そこで詳しく話を聞いてみると、その知識人は法華経を全く知らない事がわかった。これが今の知識人の姿だ」とあった。
知識人って一体なんなのだろうか。自分の良く知らない事でも、さも知っているように口を出す才能があれば良いのだろうか?(笑) そういや、いつぞや或る番組で宗教と社会、例えば税金の事など喋っているのを聞き唖然とした事があった。彼等は長々と喋ってはいるが、実は宗教法人と税金の大前提を知らないのだ。又、何故宗教法人が税金を免除されたのかの経緯をさえ知らない。それでも良く喋る喋る(笑)。“この人達は良く知らない事でもさも知っているように喋るのだな”・・・と半ば感心した。
ありていに言って、一部事実と異なる話をしている。ま、それが彼等の仕事なのだろう。という事は、この人達は、他の事についてもどこまで本当の事を言っているのか疑わしくなって来る。うん、実に疑わしい(笑)。
雑談ついでにもう少し。
24日夕、バイクで40分程の所へ用足しに。走り出して間もなく、雷雨に見舞われた。“どわっ!”っと思うほどの雨に、「天よ、雨を降らせよ」なんてお釈迦さんの口真似をしてみたり(アタシは悟ってないけどね)してたけど、雨粒が大きくてイテーの。しかも濡れて寒いの。もう、これも行だと思って走りました。でも一寸楽しかった(笑)。
全然話は変わるけど、先日、私が不在の折にキツネに憑かれた!という中年女性が家族に引きずられて連れて来られたそうな。家で暴れるは大騒ぎで手が付けられなかったとの事。住職が対応したが、御祓いしたら落ち着いて眠って帰ったそうだ。こう言う事は少なくない。
精神科に連れて行けば薬を打たれて即入院で・・・と時間も掛かろうが、祈祷すれば大体直ぐに落ち着く。無論、家に帰ったりするとぶり返しが来る事があるので、何度か祈祷するケースもあるし、中には同時に精神科にも掛かって薬を服用して貰った方が効果的な場合もある。
ふと感じたのは、同じように「憑かれた」という人でも、大人しい人と暴れる人がいる。暴れる人はきっと大きなストレスを抱えているのだろう。と思って話を聞いてみると、やっぱりねえ。
鬱とか、精神的なトラブルはアタマの中の整理が必要な気がする。んじゃアタマの整理はどうやってするの?と問われれば、それは座禅やヨーガなどの瞑想が効果を発揮すると思いますよ。毎日5分座ってみましょうか。私はやらないケド(笑)。
ところで、『ひねもす』無い今、武術絡みの雑談は『初心門下生』に載せるか、それのみの『雑話』を作るか、どっちかになるかな。
8月23日(土) 仙台教室・拳法(打撃)基礎クラス
S木君とマンツーマン稽古になった今夜。武術に関する雑談などしながらの2時間。どちらかと言えば“雑談の中に稽古が有った”気配(笑)。
①準備運動 ②基本各種 ③基本の洗い直し ④専作伝・心眼流の組取 ⑤ライトスパー ⑥正宗太極拳(部分)
大和道・Y先生とのメールの遣り取りを通し、気とか心、意、五行、陰陽などについて改めて考える(アタマ悪い私は普段稽古でそういった言葉は使わないので)。それらの言葉で先人が何を伝えたかったのか、その言葉を使う事で何を表現したかったのかが大切な気がした。ううむ。
8月22日(金) 仙台教室・套路(型)クラス
今日は暑かった。日中、読書なぞしていると矢鱈と眠くなれど、暑さで大して眠れない。ボーっとしてても仕方がない!と庭に出て稽古。八卦、陳式、外家拳、形意拳など稽古する内に暑さを強く感じて来出したので、“熱中症で運ばれてもお笑いだな”と思い稽古終了。最初は“軽く走圏でも回るか”程度に始めたが、午後3時頃から1時間は動いていた。気ぃ付けんとな(笑)。
今夜はC葉さん、S木君、T沢さん親子、T田君が稽古に参加。雨の中、自転車で通うT田君の熱意が素晴らしい。
①準備運動。今夜は端折り気味に通し、その分套路に時間を充てる事にした。
②套路。形意拳(五行)、八卦掌(老八掌)、陳式(1路の前半部)、外家拳の短い套路類、正宗太極拳(中間部分)、専作伝心眼流等を皆で揃って通す。
③攻防型(2種類)。上手く腕を取れない人も居るので、コツを掴んで貰う為に土曜クラスで練習している技術を一つ導入。
④自由時間。武器術や各種拳法等を各自練習。
⑤専作伝の型。一人型・二人型の練習。S君に指導を任せ、私は様子を見ながら登米の心眼流を一人稽古。
等で2時間の稽古。
ちっちゃな子供は時々不思議な事を言う。まるで仏像の声が聞こえているのではないか、という様な。
8月21日(木) 個人指導・G君
①九鬼神流棒術の型・復習。刀の動作で怪しい箇所を修正できた。
②専作伝心眼流・棒術の型を稽古。
③形意拳。定歩と移動で五行拳を稽古。後、形意拳実戦用法を稽古。実用の為に必要な間など徹底して。
形意拳は定歩と数種類の打ち方とを使って身体の使い方、体重の在り処などを自覚する。彼からも良い質問が出て来始めている。
④上下・肘打などの技を復習。
⑤八卦掌。実戦用法を復習。
⑥正宗太極拳。楼膝ヨウ歩の実戦用法を稽古開始。
⑦沖錘。正しい突きを練習。サイトで詳細は述べていないが、これも実際に学べば効果が解る筈。
⑧大和流柔術の技を何手か練習。
⑨少林連環拳の套路を稽古開始。
⑩③に関連して実戦技を一手伝授。
等々で1時間30分程稽古。汗だくでしたね(笑)。お疲れ様でした。
本日午前、友人の新居完成で御祓いを頼まれ県北に行く。高校から付き合いのあるこの友人は、女川に住んでいて被災した。今回、別の市に土地を求め、自宅と工場とを再建した。自営業で大したものだ。彼も頑張っている。我が事の様に嬉しかった。
8月15日(金) 仙台・套路(型)クラス
時間を勘違いし1時間早く家を出てしまった。気付いたのは石巻から30分も走った鳴瀬だったので、メンドクサイしそのまま道場へ向かう事に。・・・と、K池君から「今夜は早退しなきゃならないので7時から道場使えますか?」と連絡が来た。実に良いタイミング(笑)。
盆中で稽古の参加者が少なかったが、一人帰ると一人来て・・・という感じで10時まで稽古。
今夜の参加者はK池君、C葉さん、T沢ジュニア君、T田君。
7時過ぎに道場に入ってK池君と雑談している所へC葉さんが到着したので、先ずは九鬼棒術や専作伝の棒術と剣術の型を復習。
套路練習、形意拳の突き方なども練習(これはCさんの質問に答える形で)。
単攻防の対錬や、少林拳の基礎套路を復習。
中国の少林拳には数多くの套路がありますが、それらの中でも“連環拳”は短くて覚えやすく(恐らく2時間ほどで順序は憶えられるでしょう)、その上(用法をキチンと学べれば)実用度が高く、棍を持ってもそのまま型を打てる(正統ではないですがね)というスグレモノなので、初心者が武術を理解する為にもオススメしています。
8月9日(土) 仙台・拳法(打撃)基礎クラス
S木君とI藤君が稽古に参加。昨日・今日と大分涼しい宮城県。運動するには大助かり(笑)。
①準備体操 ②基本各種 ③防禦・反応訓練
ここ迄は通常メニュー。
④心眼流の稽古。演武用の動作をS君とI君で練習。座取と専作伝の組取。2人とも登米の心眼流は経験があるが、専作伝の組取は今夜が初めてだったので随分と手こずった様子。動きのリズム、身体の使い方、間など、(私が習った限りでは)登米の物とは随分違う。そこが大きな壁の一つか(笑)。
⑤スパーリング
で2時間の稽古。お疲れ様でした。又、来週の金曜日に!(笑)
気付いた人も居たかも知れないが、何故か先週末から声が出にくい。最初は祈願の時に何かの切っ掛けで喉を痛めたかと思っていたが、どうもそうじゃないかも知れない。全然自覚はないけど、風邪?(笑)
明日は午前中に2件の御性根入れ(魂入れ)の依頼(一件は歴史あるお堂の改装工事完了につき。もう一件は家屋修復終了につき)があり、夕方は知人宅の仏間で勤行…嗚呼、マトモな声は出るだろうか、参った参った(苦笑)。
8月8日(金) 仙台・套路(型)クラス
結構混雑していた道場までの道中。“何時もより早く出たからかいな?”と思っていたが、生徒達が一様に「今日は混んでた」と云うので、雨のセイも多分に有ったみたいでした。
今夜はT沢さん親子、R枝さん、T田君、K池君、S木君、A目さんの他に南方のT哉君が道場に。
①準備体操。体操の中にある蹴りと足の作りを説明。実際に蹴る為に必要な重点。
②基本功。基本功では、ある種の蹴り上げについて上手く出来ない場合の意識点を説明。
③攻防型。久々に復習。2種類を練習。これも説明を良く聞いて、動作を意識的に行なって下さい。a、受け方は全て異なります。b、「相手の肘を取れ」と言われますが、その方法論です。
④自由稽古時間。当会にも演武会協力要請が下ったので(笑)、参加予定のS君はT哉君と心眼流の座取などを練習。
他の皆は少林連環拳の套路、実用法、棍への応用などを練習。詳しく教わる事さえ出来れば、これだけでも実用には充分な上、棍まで練習できるという事を学んで貰った。
途中、視線の置き方について久方ぶりに「ミニスカートのおねーちゃん」を例にとって説明。笑いの中に「わかりやすい」という声も出て一安心(笑)。
ついでに蛇拳の手型と力の使い方、実際の動きなどもちょいと披露。
等等で2時間の稽古終了。
A目さんはその後も自主練習をして行った様でした。
T哉君、今夜は遠くから有難う!
形意拳は腕を伸ばし切らない。多くの人が腕の伸縮を使おうとしますが、腕を伸ばさない事で体の力で打つ事を身につけるのです。
8月7日(木) 個人指導(G君)
①九鬼神流棒術。棒の型だけでなく刀と合わせた型も。②心眼流棒術。専作伝の型。
③形意拳。五行拳の打ち方と、実戦用法を復習。④上下、肘打ちなど実戦技。⑤八卦掌・実戦用例 ⑥単攻防・実用法。
⑦心眼流の型。専作伝を。⑧拉の復習 ⑨柔術・手解きを一種類
で1時間半の稽古。
G君には套路の細部よりも実戦用法を中心に教えています。未だ格闘技的発想が抜けない為か古い武術の戦闘法が上手く身に付かない所があり、そこは毎回繰り返して指導しています。反対に、套路や基本功の細部を中心に教えている生徒も居ます。そこはいずれ互いに教え合い、切磋琢磨して下さい。
8月6日(水)
『別れの前に読むブッダのことば』を読む。現代世相に合わせて仏教を説明してある。こういう本なら仏教に興味のない人でも、頭に入って来易いのではなかろうか。私達の人生には数多くの別れがつきものだが、そんな苦しい出来事を切っ掛けに手に取る人がいるかもね。
昨晩から胃痛で眠れず。翌日になっても全く快方に向かわず、家族に連れられやむを得ず病院へ。結果、酒の飲み過ぎによる急性胃炎であろう、と診断が下り、薬を貰って帰る。ついでに「少しお酒も休みましょうか」とも。「それは残念ですねぇ」と大笑いした本日。笑ってっけど痛ぇんだよ(笑)。
あ、すっかり忘れてたんだが、先週胃がん検診の結果が届いたんだった。結果は胃炎。・・・んなもな例え医者にかかった所で、胃薬よこされて禁酒になるだけだ、馬鹿馬鹿しい。なんとも面白くも何ともない結果だ、畜生め。って思ってた所にこれかい(笑)。
8月2日(土) 仙台・拳法(打撃)基礎クラス
8月16日(土)の道場を休みにしたら、その日は“夏の飲み会にしよう”とI藤君を中心に計画している様です。現門下の方も旧門下の方も、そして知らない方も(笑)遠慮なくどうぞ!
私は参加出来ませんので、鬼の居ぬ間に洗濯して下さい(笑)。
暑かった今日。天気情報によれば石巻は先日比較+3℃との事。
稽古開始30分前に道場に着いたので、形意兵器(棍・刀・槍・剣)套路を軽く通す。暑い(笑)。
①準備体操 ②基本各種 ③防禦練習 ここ迄は何時も通り。気温が高いので先週同様、ここから型の時間に変更。
④専作伝・心眼流。体術、剣術、棒術の型の復習。昨夜稽古した扇通背用法の復習も少し。
⑤外家拳技術中の何種かを練習。
⑥スパーリング。これまた熱中症防止に通常5分のところを今夜は3分に変更。「3分だと楽」といった感じ(笑)。
⑦八卦掌(老八掌)套路を復習し、⑧タントウ(気功の一種)を行ない、10時頃に稽古終了。
今夜の参加者はS木君、I藤君、T田君(体験)でした。
先週も一寸触れた事ですが、このクラスでやっている準備運動と各種の基本を毎日一通り行なってみて下さい。全部で30分程度の運動なので、短期間で劇的な変化が!という訳には行きませんが、徐々に身体も締まってくるでしょうし、何より“動ける身体”を手に入れる事が出来ます。
毎日毎日全力でやらなくても良いのです。その日の調子によって軽く・但しフォームに気をつける等・・・といった感じで大丈夫です。
8月1日(金) 仙台・套路(型)クラス
7月31日・8月1日は石巻川開き祭りである。最近は開催が二日間になったが、震災前は三日間だった様な気がする(←憶えてないのかい)。震災後は一度も祭りに行った事はないけれど、花火の打ち上げ場所が中瀬(マンガ館のある所)に変わったので、私の家から花火は見る事が出来るようになった。周囲に建物もないし(笑)。・・・って、あたしゃ道場だから見てないケドね。
ところで昨日、頼んでいた車が届き、保険もかけ替えたので今夜から銀玉2号で道場へ出勤(「出勤?」)。
今夜はC葉さん、R枝さん、S木君、M子さん、T沢ジュニア君が稽古に参加。又、先週見学に来ていたT田君が本日入会。体は細いがなかなか動きが良い。皆さん、これから宜しくお願いしますね!
稽古開始前には何時も通り九鬼神流棒術を復習。そろそろ憶えてくれた感じ?(笑)
短い基礎的な型は出来るだけ早く覚えてしまって下さい。そろそろ少し厳しくイキますからね!家で復習すれば覚えられる筈です。
①準備運動 ②基本功。基本功は所々身体の使い方を説明しながら。③套路。正宗太極拳の半分程を全員で揃って練習。
③正宗太極拳の扇通背の実用例を数種練習。打、関節、投げの変化。パンチや掴み、締め、蹴りへの対処などを同じ一つの動作で対応する練習。先ずは全てを憶えられなくても結構です。憶えた用法だけでも套路を打つ時に意識するだけで動きが変わる筈です。種々の対処も用法も、結局は套路の動作を応用しているに過ぎません。一つがしっかり身に付けば、他の用法も出来る様になります。
④正宗太極拳の雲手の用法例を一つ。
⑤初心者向けの型・単攻防の一人型と二人型。このクラスでは単攻防の実戦用法を時々練習していますが、本来は2人型を憶えてからそっちに進むものです。ま、あれは直裁で効果的ですし、同じ動作で幾つもの対応が可能だと云う事を学んで貰う為に丁度良い教材なので、実戦用法を先に教えてしまうのですが(笑)。
⑥各自練習。今夜は主に少林拳を復習。
10時過ぎに稽古終了。
遠方に行った生徒さんがメールをくれるのが、何とも嬉しい。「道場が良い思い出だ」とか、「習った事を子供と一緒に練習しています」などとあると、私のしがない武術も、人によっては何かの役に立てた気がする。
7月31日(木)
スーキー・ミラー著、『死は終わりではない』を読む。読みやすい本だが連夜の酒席の為、読み終わるに時間が掛かってしまった(笑)。
死についての研究書というのは案外多く、それらの内容を纏めた本という読後感が残る。著者の精神科医としての体験には、同じく死の問題を扱う者として勉強になった。
本書に有るように、死後の可能性というものを考えてみる事で(科学的な証明は無理でも)、死への無条件な恐怖や矢鱈と忌避したがる精神状態は解消される助けとなるだろう。私もこういった職業柄、行や瞑想などから掴んでいる物があり、死自体は既にそれ程の恐怖の対象ではない。不遜に感じられる方もあるだろうが、死は楽しみな物の一つでもある。・・・自分の死は、ね(笑)。
昨晩は醍醐派の坊さんとその奥さんとの3人で飲んだ。彼の自坊(自分の寺)に権現さんの石碑と参道が完成した祝席にお招き頂いたのでした。最初はマジメに仏教の話などしていたが(そんな気だけする)、最後には“人生の失敗は我々の仕事に活きるのである”など、無茶な説で大笑いして幕を閉じた。いや~、ホント楽しかった。奥さんは呆れてたろうけど(笑)。
7月28日(月) 雑談
「不動明王なら田尻町の○○院のお不動さんを見なければ」と、お不動さんマニアの小父さんが“日本一大きな塑像の不動明王”がある寺院へと連れて行ってくれた。確かに、凄い迫力。寺院全体も観光に耐える造りで素晴らしい。こんな所が近場にあったとは。小父さんが言う。「寺院の住職になってしまうと、なかなか他の寺院を見て回る暇がなくなるから、お坊さんの中には他の寺院を余り見て回った事がないって人もいる」。・・・確かにそうだ。アタシなんざ近所のお寺さんの事なんて殆ど知らない(笑)。
小父さんとこうして寺院を巡ったりすると、“暇な時期に東北の寺院を見て歩く趣味も良いなぁ”と感じてしまう。東北にも札所は多いそうだし、少しずつ行ってみるか!(と、取り合えず決意だけはしてみる)
28日は不動明王の縁日であり、密教寺院では護摩を焚く所も多い(残念ながら私の寺院には護摩壇がない。復興でそれどころぢゃねーわい)。知人の坊さんも焚いているので、醍醐派の護摩も勉強させて頂こうと思い参加してきた。
同じ真言宗でも派が違うと護摩も違うものである(無論作法など共通点も多いが)。醍醐のものは自行というより、より祈願に特化している印象を受けた。本当に興味深い。
今年になって僧侶としては充実している。
7月26日(土) 仙台・拳法(打撃)基礎クラス
暑い!とは言っても宮城の暑さだし、キビシイのは9月中旬迄。稽古の仕方を工夫して乗り切って行きましょう(笑)。
月曜の海の日、知人の坊さんが僧衣に身を固めてたので、「暑いねーご苦労様」と声をかけたら、「石巻はまだ涼しいですよ」と笑ってましたが。
今夜はI藤君のみ参加。気温が高いので、15分置きに少し長めの休憩を入れる事にした。当道場の休憩は時間が短かった気がする(笑)。
①準備運動 ②基本各種 ここ迄で30分。準備運動から始めて基本迄のメニューは、真夏でも毎日やると体力もついて熱中症予防にもなったりするかも知れない。←搬送されても責任は取らない(笑)。
③防禦練習。
④型の稽古。普段このクラスでは型稽古をせず、外家拳技術や約束組手をやるのだが、ハードになるので夏の間は型稽古と差し替え。
専作伝・心眼流の体術の型と剣術、棒術の復習をし、拉(短棒)術も復習。
⑤I君用・スパーリング時の弱点克服の練習をし、10時に稽古終了。
去年迄は盆中も道場を休みませんでしたが、今年は8月16日は(15日は未定)休みを取ってみようと思います。
7月25日(金) 仙台・套路(型)クラス
今夏一番の暑さとか。なので「余り運動量の多くない事を、チンタラ練習しましょう」と稽古を開始(笑)。
今夜はC葉さん、R枝さん、S木君、K池君、A目さん、T沢ジュニア君他が参加。20時の稽古開始前までは九鬼神流棒術の型を復習。刀とも合わせて練習。
①準備運動 ②基本功をしながら、道場(稽古事)と距離などの雑談を。
③初心者向けの型を単練(一人型)、対錬(2人での組み型)で復習し、型の実戦用法を練習。
④基本功中の3種類の動作を対人で練習し、動作の意味を掴んで貰う。ただ腕を伸ばす動作が攻防動作だったり、同じ動きで掴み、パンチ、蹴りに対応できたり、套路動作とリンクしていて型にそのまま繋がったりする事を学んで貰う。勿論、上手く技を掛けるには要点を守って練習を積む事が必要ではある。
套路をしっかり練習してさえいれば、出来る範囲の事でしかない。・・・築館の老師匠曰く、「型と違う事をワザワザ習わなきゃならないとしたら、最初から型なんて要らないだろが?」である(笑)。
⑤自由時間。各々套路や対錬、武器術などを思い思いに練習。
⑥軽く整理体操をし、今夜は少し早目の10時一寸前に稽古終了。
その後、A目さんは残って槍術などを復習して帰った様子。
基礎的な型(套路・対錬)なぞはサッサと憶えてしまって下さい。型の手順を覚えてしまわないと、いつまで経っても細部を教えられません。“細部”を学べないと云う事は、何年やっても実用はおぼつかない、と云う事です。
対錬など一人では復習できない物は、夜布団に入って寝入る迄の間に頭の中で何度も繰り返す事でも覚えられます。
7月22日(火)
遠藤ショウエン(唐招提寺82世長老)著・『鑑真和上~私の如是我聞』を読む。鑑真さんの伝記かと思って読んだら、地方新聞に連載したエッセイ集だった。
因みに『如是我聞』とは、「ニョゼガモン」(真言宗の『理趣経』では「ジョシガブン」)と読み、「私は(お釈迦さん・又は如来)の話をこのように聞いた(理解した)」という意味であり、仏教の経典は大半この書き出しで始まっている。
7月18・19(金土) 仙台教室
寺の事情で私は道場に出られず。生徒達に稽古をお願いした。
金曜はT沢さん親子、A目さん、I藤君等が入れ替わり道場で稽古したとの事。
と、これだけでは余りに文書量が淋しいので(笑)、ちょっと雑談。
9月の車検を前に、軽自動車を買い換える事になった。今乗っている車の年式は平成11年、走行距離22万キロ。
震災で失った車の代わりに義弟が中古で見つけて来てくれ、本当に役立ってくれた銀玉号だった。
普通に走らせている分には、未だ調子が凄く悪い訳ではないのだが、今回車検を通したとしても「後2年乗れるか?」となると不安要素ばかりだった為、周囲の皆から買い替えを勧められたのである(笑)。
銀玉号は三菱のミニキャブバンだが、使ってみたらこの車は実に便利で使い勝手が良い。見てくれは悪い上にイマドキの軽としては燃費も悪いが、今回も同じ車を買う事にした(笑)。
で、三菱ではもうミニキャブは製造しておらず、スズキ車を利用しているんだそうで、こういう提携は結構あるんだそうだ。
私は「軽自動車はマニュアルでなくばならない」とのコダワリが有る為(無駄に拘ってるのではなく、キチンと理由はあるぞ)当然マニュアルにしたところ、一番下のグレードしか無い上、車色も白と銀の2色しか無いとのハナシ。今回は黒にして『腹黒号』と名付ける気マンマンでいたのだが、それは脆くも崩れ去った。
という訳で、そのうち銀玉2号で走る事になる。色が同じだから見分けが付かんかも知らんが、間違いなく新車なのである。「新車はやっぱイイっすね~」とか何とか褒めなさいよ、生徒諸君!(笑)
7月16日(水) 個人指導・G君
雨なので屋内で稽古。前日より涼しく、稽古しやすい気温。
①九鬼神流棒術型の復習。刀と合わせた稽古も。一寸微妙だった動作を修正。
②専作伝・心眼流。G君も別道場で中伝まで学んだので、その復習と上の型の練習。
③正宗太極拳。套路の中盤以降の順序を再確認。又、太極拳の手の位置について戦法から解説。
④形意拳。五行拳の定歩練習。ついでに形意拳の戦闘練習を幾つか。
⑤八卦掌の実用法を数種復習。
⑥肘打ちを指導。正しい打ち方、間違った打ち方を説明。「当たれば強烈だが当てるのが難しい」と云われる肘打ちも、ちゃんと習えば実用はそう難しくない。肘打ち後のフォローも指導。間合が詰まっているので、失敗すると相手に捕まってしまう危険性がある。そこで(当たっても外れても。効いても効かなくとも)フォロー法を知っていると安全である。
⑦専作伝心眼流の棒術の型を練習。
⑧最後に築館の老先生(心眼流)から教わった口伝を一つ説明し、一時間ほどの稽古は終了。
7月12日(土) 仙台・拳法(打撃)クラス
早朝、福島県沖で地震。結構長く揺れた。「震度がさほどでなくとも、長ゆれの場合は津波の恐れがある」と聞いていたので、起き出して取り合えず地震速報を見る。被災地沿岸部の多くの人が起きていたんじゃなかろうか。
結局は20センチほどの津波で被害は無かったようだが、早朝から起こされて寝不足になった、というのが被害といえば被害か。・・・なんて軽口が叩けるのも、この程度で済んだからではある(笑)。
さて。今夜の参加はI藤君のみ。気温も急に高くなったので、いつもとはメニューを変え、途中に型稽古を入れる事にした。暑さに身体が慣れるまでは気をつけた方が良さそうだ(笑)。
①準備運動・基本功
②基本各種。いずれ彼等が子供クラスなどを持って教える場合の注意を改めて。
③防禦練習。いつもより時間を短か目に。
④専作伝・心眼流の型を復習。素手の型、棒の型、刀の型。
⑤軽意武器術。棍、刀、槍の器械套路を復習。
⑥攻防練習。I君がスパー(打ち合い)時の弱点を克服する為の練習。対処法と、その動きをしっかり身につける為のコンビネーションも。
等を稽古し、10時少し前に消灯。
7月11日(金) 仙台・套路(型)クラス
大半の人が仕事や体調不良などで都合が悪く、Cさんのみ稽古に参加。Cさんは他派の太極拳や武道歴も長いので、今夜は質問に答える形で稽古を進める事になった。
①突き。正しい突き方。
②正宗太極拳。前回練習した套路中3動作について。套路も半分ほど一緒に。
③形意拳。五行拳を定歩で練習。
④専作伝・心眼流。Cさんも昔、別道場で中伝まで習ったので復習。
⑤自分で出来るマッサージ。
で9時半頃に稽古を終了。
7月6日(日) 本のハナシと雑話
山折哲雄編・『藤井日達、わが非暴力』を読む。日蓮宗の坊さんの半生記。一世代前の、真っ直ぐな坊さんの伝記。一心、迷いが無いって凄いな。
本尊さんの縁日に毎月お参りに来るKさん。先月より顔色が悪い。“悪い”なんてものじゃない位、悪い。話を聞いて驚いた。検査をして「何処も悪い所はない」と結果が出ると云うのに、医者からやれ血圧の薬だ、今度は肝臓の薬だ・・・と出されているそうな。薬を飲むと体調が悪く、医師にそれを告げれば、「そういう人もいます」でオシマイだそうだ。薬を減らすとか、変えるとか、止めて見ましょう等の指示すらないと言う。
最近、「検査が病気を作る」だとか「薬が病気を作る」とか言い出されているが、その実例をこの目で見た感がある。
7月5日(土) 仙台・拳法(打撃)基礎クラス
今夜は急用で出られず。I君、O君も参加出来ないとの事なので、申し訳ないが稽古をどうするかはS君に一任した。
スパー時、顔面に突き蹴りを貰った場合、首に湿布を貼るなどしてケアして下さい。その時は大したコトないや、と思っても小さいダメージの蓄積で気付くと痛みが出たりします。又、いつも言ってますが、マウスピースは出来るだけ使って下さい。たったあれだけの物を咥えてるだけで、歯や顎、首への負担がかなり違います。
それと顔面部や頭部への打撃には注意して下さい。パンチドランカーみたいに真っ直ぐ歩けなくなると、寝小便もするそうです。・・・ま、よっぽどでなきゃ、そうはなりませんが(笑)。
7月4日(金) 仙台・套路(型)クラス
C葉さん、S木君、R枝さん、T沢さん親子、M子さんが稽古に参加。久々にS藤さんの姿も見え、元気そうで一安心。
20時までに九鬼神流棒術を復習。
①準備運動。今夜はいつもより簡略型で行なった。その代わりに、体力を使う運動を入れて準備運動とした。
②套路。外家拳や内家拳の短い型、陳式太極拳(老架1・2路)、形意(五行)拳、正宗太極拳などを全員で一緒に練習。
③正宗太極拳中の3つ程の動作について、使用法や身体の使い方などを念頭に置いて練習。
④套路・対錬・手解き類などを各々練習。男性陣は手解きとその応用を。女性陣は太極拳や八卦掌の対錬を練習。対錬型は今週も“何故そう動かなくてはならないのか・守らないとどうなるのか”を詳しく説明。
⑤整理運動。自分で出来るマッサージを行いながら雑談。
10時15分頃、解散。帰り際、女性達が「楽しかった」と言うのが聞こえ、楽しんで貰えたらこちらも嬉しく感じる。
私達が子供の頃に教わった歌の中には、現在変化している物もあるようだ。例えば、最近聞いて衝撃!だったのが(笑)、
♪お寺のおしょさんが カボチャの種をまきました
芽が出て ふくらんで 花が咲いたら じゃんけんぽん♪
が私達が子供の頃。次、現代版。
♪お寺のおしょさんが カボチャの種をまきました
芽が出て ふくらんで 花が咲いたら 枯れちゃって
忍法つかって 空飛んで 東京タワーに ぶつかって
くるくる回って じゃんけんぽん♪
ってな事をマッサージをしながら話したら、図書館勤務のM子さんだけが知っていた。子供相手の手遊び歌などのイベントがあるから、知ってるそうだ。
石巻の私と、仙台のM子さんは同じ歌詞でしたが、宮城も地域によって違うかも知れませんね。アナタの所じゃどうですか?この歌、ご存知ですか?(笑)
これが関西だったら、「通天閣にぶつかって」になるか? それとも「京都タワー」かな? あ、「五重の塔」ってのも有りそうだ(笑)。情報、請う!
7月3日(木)
小池龍之介編著・『超訳・ブッダの言葉』を読んでみた。なるほど、“超訳”かぁ。考えたな(笑)。
この人の本を読むのは2冊目だが、すんなりと受け入れにくい箇所も一部あったりする。が、間違った事を言っているという訳ではない。それはきっと、私とこの人との持った性格の部分なんだろうな、と思う。
寺院再建前に稽古場として頻繁に利用していた或る庭に半年振りで立ってみた。なんと、雑草だらけ。・・・あの3年間はしょっちゅう稽古に使っていたから、草が生える暇が無かったという訳か。半年でこれとは、自然って凄いな(笑)。
私は普段、草むしりは殆どやらない。それには理由が有って、①この世に「雑草」等という呼ばれ方をする植物は存在しないだろう、という事。②今もたまに腰痛が起きるので、草引きには慎重にならざるを得ない事。・・・未だ内家拳を知らなかった修行時代は腰痛で寺の草引きが本当に辛かったなぁ(笑)。③植物に疎い私は、誤って“雑草”以外の草も抜いてしまう危険性が高い事(笑)。である。が、その庭の草は勝手に抜いた。3年もの間稽古をした場所が荒れている感じがして、嫌だったのかも知れない。・・・いやはや、気付くと何箇所も蚊に刺されてた、オマケ付き。
6月28日(土) 仙台・拳法(打撃)基礎クラス
道場へ向かいながら用足し(トイレではない!)をせねばなかったので、余裕を持って早目に出たら道場到着が7時10分。早かった(笑)。お陰で形意兵器や正宗太極拳などで稽古前にアップ出来たので結果オーライ。
今夜は雨。S木君、I藤君が稽古に参加。
①準備体操 ②基本各種 ③防禦練習 ④歩法 ⑤約束組手 ⑥外家拳技術 ⑦スパーリング、で凡そ2時間稽古。
②では生徒諸君が教える立場になった時に省略しても良い物や、難度が高く初心者は混乱し易いので慣れてから教えた方が良い物などを説明。
道場に出て、自身の基本蹴りが雑になっている事に気付いた。トシを取って来ると、どうしても安易な方向に流れてしまい易い。私もそうなのだ。基礎から動作を洗い直してみるか。
⑤は久し振りに全種類を練習。
⑦スパーは勿論楽しく。時に乱雑な大振りで遊んでみたりは常の事(笑)。
スパー後、少し汗が引いてから拉の復習。今夜はナカナカしっくり来ない中伝技(笑)のみを。
10時30頃、道場の明かりを消した。
津波のあの日、午前中にフィリップ・ローソン著、『タントラの世界』という本を読了した所だった。私には示唆に富むとても感動的な内容であり、後日の再読を誓って本を閉じたのだが、他の多くの書籍と一緒に流されてしまった。その後、何とか手に入れたいと探していたが既に絶版。ネットでは倍以上の価格だったりして諦めていた。が、先日とうとう半額で発見。その本が本日届いた。表紙も同じ。何故だか、思わず抱きしめた。
6月27日(金) 仙台・套路(型)クラス
寺院再建後、石巻に転居届けを出し完全に石巻市民になった(以前は住所だけ東松島市民だった)。今回市の胃ガン検診が1500円で、しかも直ぐ目と鼻の先の施設で行なわれるというので行って来た。検診なんざ受けるのは多分7~8年振りだ。ほぼ毎夜浴びる如く酒を飲む私は常に胃腸が不調であり(笑)、一ヵ月後に出るらしい検査結果は何か異常が有るか、それとも想像以上に丈夫なのか、楽しみ至極である。
さて、今夜の稽古にはC葉さん、R枝さん、K池君、T沢ジュニア君、M子さん、A目さん等が参加。
何時も通り準備運動と基本功を行ない、推手系の練習を中心に練習した。推手も多くの方法があり、それらの中から片手で行なう物数種、両手で行なう物数種、組んで行なう物、交手式から相手の攻撃を読む物、離れた位置から突いて来る攻撃を流す物などを今夜は練習。
遅れて来たM子さんが、「道場から賑やかな声が聞こえたので何かな、と思いました」。推手の練習は賑やかになりますね(笑)。それだけ楽しい稽古の一つです。
時折休憩を挟みつつ(足にききますから)9時半まで推手類を練習。
その後、女性陣は太極対錬や八卦対錬を復習。動作の意味や隠された技を解説するので、「知ると楽しい」と喜んで貰えるのが教える側も楽しいです(笑)。男性陣は専作伝・棒術の復習や形意槍などを練習し、10時半頃稽古終了しました。
当会は、他で中国武術や太極拳を学んだ事のある人が長く続く傾向があるようです。生徒さんが言うように恐らく、比べる対象があるからなのでしょうね。
6月24日(火)
ダニエル・キイス著、『五番目のサリー』を読んだ。『ビリー・ミリガン』の様なノンフィクションかと思ったら小説だった(笑)。・・・恥の多い人生を送っている私にも、忘れてしまいたい記憶と云うのが有るけれど(笑)、苦しみながらでも憶えている方が良いのかも知れんね、とか思った本。
6月22日(日) 今日の出来事
神道に伝わる御祓いの方法に“鳴釜様”という物がある。その方法が修験道にも取り入れられている事を知っていた。震災後、石巻に移住した真言宗・醍醐派の若い坊さんが、その鳴釜祈願が出来ると聞いたので、「機会が有ったら勉強させてね」と頼んでいた。その機会が今日、早朝にあった。
依頼者の方の要望で先ずは私が経験したいとお願いしていた鳴釜の御祓いをし、その後に私が御祓いをするという2重祓いという珍しい事になった。普通なら「ナニ?俺の御祓いだけじゃー足りないってか!?」等と文句が出かねないこの出来事、醍醐の坊さんとは飲む機会も多くて「御祓いは何度やっても良いじゃないですか」と言うし(な、良い人だべ?)、依頼者の小父さんにも何時もお世話になっており、つつがなく進行した。
で、その鳴釜。原理的には鳴る様に出来ているのだろうが、厄年の人が米を投じると鳴らない、とか、参列者の誰かが毛皮や骨製品を身につけていると何度試しても鳴らない、釜をトイレに持って行くと音が止まる等の不思議があるそうだ。ちょっと不思議な事って世の中にあるものよのう(笑)。
醍醐のその坊さんも、私が居るからと隠す事無く、真言を唱えて作法を執行してくれたので、同じ真言宗の私には大体やり方を知る事が出来た。が、あの道具を揃えるのは大変だ!し、イベントチックな方法だけに手も(準備費用も)かかる。矢張り出来る人しか出来ない御祓いの一つという事になるだろう。いや、今回本当に良い勉強をした。
夜、鳴釜様に使った湯冷ましを使い、皆で水割りを乾杯!(笑) 互いの祈祷を見て気付いた違いなど話したりと、いや~楽しい時間を過ごした。・・・え?「オマエは酒さえ有りぁ、いつでも楽しいだろうが」ですと? ま、まぁ、反論は出来ませんが(笑)。
6月21日(土) 仙台・拳法(打撃)基礎クラス
S木君、I藤君、O君が稽古に参加した。O君・I藤君は都合で早退するとの事だったので、後半は少し内容を端折った。
①準備運動 ②基本技各種 ③防禦練習 ④外家拳技術類 ⑤歩法 ⑥約束組手 ⑦スパーリング ⑧套路
④の終了時で9時になり、O君は終了。彼は久し振りにこのクラスに出たので、前半1時間でも結構動いた気がするかも知れない(笑)。
⑥は、初心者に教える際に気をつけねばならない点や、上手くなれば変えて良い箇所など説明しながらの練習。又、上手く技を掛ける為の注意点なども。
⑦終了時で9時半。I藤君が終了時刻なので、その後はS君の希望で少林拳の套路と、少林棍を少し指導。9時45分頃、道場の明かりを消しました。
・・・実は私も翌朝、早い用事があったので、S君には申し訳ないけれど今夜は幾分早目に稽古終了させて貰いました。
O澤さんからNHK出版・『にっぽん心の仏像100選㊤』を借りて読んでみた。読んでみて「地蔵菩薩が何故石仏で造られる事が多いのか」など知らない事もあった。ううむ、素人向けの本だべ?などと侮ってはいけない。まだまだ知らない事は沢山ある(笑)。
この頃どうも子供を虐待死させてしまう事件ってのも多い感じがする。つい先日仙台でもあった。まぁ、今のように騒がなかっただけで昔から数はあるのだろう。
子供を育てるってのは親が一緒に成長する事で、子供を中心にして自分(親)の欲望を抑えていかなくちゃならない。今は親がゲームだの携帯だのと、やりたいコト・夢中なコトが多いみたいで(苦笑)子供の世話でそれから手を離されるのが腹立たしいみたいだ。先ず、自分のやりたい事は、子供が要求しているコトよりも重要で緊急か?と問えば良い。大抵、親のやっていること・したいことよりも子供の要求の方が優先順位は上だから。というより、優先順位を上にしなくちゃ親とは云えないし、親になる資格はない。・・・う~ん、まだ酔ってるな(笑)。
6月20日(金) 仙台・套路(型)クラス
R枝さん、T沢さん、M子さん他・・・と少人数での稽古になったので、基礎的な事に時間を割いた。ま、復習ですね(笑)。
①準備体操・基本功類
②対錬。今夜は主に極くシンプルな物を練習。しかし侮るなかれ、武術のコツが入ってるのですぞ。そのコツを教われるか否か、聞いた内容を意識して練習できるか、にかかって来るのです(笑)。ついでに単攻防実戦用法、ヒカ掌変化法、攻防型なども復習。
同じ一つの動作で攻撃も防禦も出来る。攻撃動作かと思っても防禦になるし、防禦しつつ攻撃している形にもなる、という事を再度理解できればOK(笑)。
③後半は各自套路や対錬套路を復習し、10時過ぎに今夜は稽古終了。折角早目に終わったんだから、久し振りに整理マッサージをやると良かったかな?(笑)
梅原猛著・『聖徳太子Ⅲ・東アジアの嵐の中で』を読む。前半は1巻等にあった内容の繰り返しでほんの少し飽きたが(笑)、筆者の想像も入って展開される後半は面白かった。このシリーズは全4冊との事だが、最後の巻は未入手。「ともあれ、慧慈は帰ってしまった。太子はますます孤独になって行くのである」で3巻は終わり。こりゃー急いで続きを買わなきゃあ!(笑)
先日、3歳の女の子に頼まれて小さな絵本の『マッチ売りの少女』を朗読した。途中で涙にむせんで読めなくなった。・・・嗚呼、年々涙脆くなる。泣き虫なだけなら、「あの泣きべそ和尚」で済むんだが、絵本も読めない様では困るな(苦笑)。
6月17日(火) 石巻・個人指導(G君)
稽古開始時、本堂に来客があったので先ずは庭で棒術などを稽古。陽射しは強いが海風が吹くので、その割に苦でもなく。九鬼神流棒術の復習(刀とも合わせて)と、専作伝心眼流の棒術の2本目までを練習。長物は外の方が遠慮なく振り回せて良い。外工が未だ手付かずなので、足元が悪いのが難点(笑)。
本堂内に入り、体術を練習。外の方が余程涼しい感じがする。
形意拳(五行拳)の復習。一緒に打ち方を稽古する。汗だく(笑)。続いて正宗太極拳を中ほどまで一緒に通す。
単・連攻防(型)の実戦用法。
形意拳の実戦用法。
八卦掌の実用法。
太極拳・楼膝ヨウ歩の実用法。
沖錘(突き)練習。
柔術。基本、手解き類などを数種類稽古。
拉。短棒術を何手か練習。
で、1時間半程の練習時間。
終了後、修理に出したバイクが直ったと連絡があったので受け取りに。前に換えて貰ったバッテリーは新品だったが、どうもイマイチな感じなので取り替えてくれたそうで、全体の調整もして貰った。ついでに「バイクにカゴを付けて貰うと幾ら位ですか?」と聞いたところ、「古いので良ければ直ぐ付けてあげるよ」との事でお願いした。今回の費用、全部で5500円。
6月14日(土) 仙台教室・拳法(打撃)基礎クラス
I藤君のみ稽古参加。なので一部彼の希望で内容変更した2時間。
稽古開始前のアップに私が形意武器、彼は正宗太極拳を練習。一時期より大分良くなったので褒めたところ、「套路をやっていると推手も違いますね」と言う。先ずは素晴らしい(笑)。彼もウチに来て大分なる。矢張りこの位の年数は掛かるんだなぁ。
①準備運動 ②基本各種 ③防禦練習。
④套路。老八掌(力の打ち出し方や姿勢を細かく注意)、龍形八卦掌。八卦掌はもう少し細部に気を配って練習する必要がありますね。
⑤専作伝・心眼流の型。体術を稽古。折角Y先生が専作伝の武器術を教えて呉れているのだから、余裕の有る人には体術も学んで貰います。Y先生は後期のお弟子さんなので、私が仙台で習った型と少し違っています。なので私は専作伝を大雑把に教えますので、細部はY先生に修正して貰って下さいね。(Yセンセ、宜しくお願いします)
⑥拉の復習。一緒に一通り習った筈のヒシギ。2人一緒に稽古して初めて「これってこうじゃなかったか!?」等という体たらく(笑)。特に中伝以上の技は一人では再現できない(苦笑)。
⑦スパーリング
⑧タントウ
等で2時間稽古。
梅原猛著・『聖徳太子Ⅱ・憲法17条』を読む。430ページ以上あり、一作目よりもかなり厚い(笑)。17条憲法と冠位12階の構成の解説で分量が増えたんだろうが、文体が平易なのでそれほど手こずる事もなく終了。“聖徳太子”と聞けば1万円札の(今の人は知らんか)、日本仏教の先達で経を講義したの、10人の話を一度に・・・、だのという程度の知識しか持ち合わせておらず、“ああ、なんぞ知らんけど昔のカシコイ人ね”位の印象しかなかったが、ホント、何でも読んでみるもんですわな(笑)。
6月13日(金) 仙台教室・套路(型)クラス
Cさん、R枝さん、K池君、T沢ジュニア君、M子さん、A目さんが稽古参加。梅雨の晴れ間で暑くなる、との事だったけれど、夜はさほどでもなく助かった(笑)。
準備体操と幾つかの基本功をざざっと通し、今夜は対錬を中心に稽古。八卦掌、太極拳、外家拳の物などを何種類か皆で練習。
途中、宴会芸として(?)ニセ発ケイを伝授。皆で大笑いしながら練習。人を飛ばすのは簡単だべ?(笑)
後半は自由時間。套路や対錬の復習、形意拳の攻防などを稽古していた。K君とAさんに五行思想と五行拳の技術について説明したところ、予想以上に感動?していた(笑)。ま、無理やり当て嵌めてるって所はあるから、趣味のお勉強位の心算で(笑)。
10時15分頃、一度稽古終了。
A目さんが形意槍の練習をしていたので、10時半まで付き合って私は道場を出ました。
昨日は一日中雨。長雨が降ると地面が下がった被災地の道路は冠水しがちなので、頼まれていた個人指導は中止に。特に湊地区は汽水域なので、路面に溜まっている水が塩分を含む事も多く、通った車の底が錆びる原因にもなる。
勿論、来客も少ない訳で仕事も暇。読書したり、軽く稽古したりで一日を過ごす。・・・と聞いた(万年ダイエット中の)友人女性、「運動するだなんて凄いね!」。・・・いや、稽古するのは私の仕事(道場)の一環なので全然凄くないんですが・・・むしろ最近は余りにも自手練が少ない程で(苦笑)。
・・・って、考えてみればこんなロートルの稽古不足のオッサンにスパーでやられてるオマエらってなんなんだ?もっと稽古せい!(笑)
6月11日(水) 雑談
ヤフーのホームページ管理画面が変わっていた。上手く使えないので、当面更新はなし。・・・って、誰も読む事が出来ない今ここで、それを書いたって仕方ないんだけども(貴方がこれを読んだ時には、何故1週間以上も更新がされなかったか解ったと思います)。
バイクの調子が又も悪い。原因はバッテリーのようだ。バッテリー、1月(2月?)に交換したばかりなんだけどなぁ。
9日、大学の宗教学関係の研究者3名が、「霊が見えると言った人に対する対処法」等について話を聞きに来た。雑談ついでに2時間ほどお喋りをした。何となくピンと来ない設問もあったので(恐らくそれは実地でやってる側と、研究する側のスタンスが原因じゃないかな?)どの程度、参考になったのかは謎(笑)。 通常、こういった取材のようなモノは一切受け付けないのだけれど、今回はご縁があって何となく開催の運びとなりました(笑)。今回は私にとっても楽しい出会いでしたし。
震災から3年と3ヶ月。午前の地方番組でアナウンサー氏が「公営住宅の引渡しが始まった所、公営住宅の工事が始まった所、宅地造成が始まった所、速度に開きがありますが、誰もが『よくなろう』と思ってやっているんであって、悪くなろうと思って取り組んでる人はいない。もう少し堪えましょう。頑張りましょう」と言った。その言葉を噛みしめて、涙が出た。この氏も気仙沼の出身と聞いている。
6月7日(土) 仙台・拳法(打撃)基礎クラス
S木君のみ稽古に参加。
①準備運動 ②基本各種 ③防禦練習 ④外家拳技術 ⑤彼の希望で、投げの際のバランス。相手の崩し方。相手と自分の関係を約束組手の或る投げ技から。⑥専作伝・心眼流(体術) ⑦スパーリング ⑧正宗太極拳(後半部)などで2時間ほどの稽古。
たまにスパーで打たれてこそ、人は考える。上手く行かない事や失敗が切っ掛けになる(笑)。
今夜の稽古後、S君から一つ質問を受けたが、それは以前から感じていた彼の動きの特徴に関する事だった。疑問を持つ事で上達するのである(笑)。
それにしても震災後は生徒数が減った。新規入会も殆どなくなった。特にこのクラスの少数さはどうだ。そこの人、土曜日一緒にやらんか?(笑)
ところで(前にも書いたかも知れんが)今年になってから土曜クラスを休む場合は連絡を貰う事にした。余りにも人数が減り、折角道場に行っても誰も来ない日も出て来たからだ。今は昔と違い、メールで連絡出来るので簡単である。昔は先生に電話を入れたものだ。止むを得ない事情でも先生に電話を入れて「休みます」と伝えるのはイヤだったもんだ(笑)。 金曜クラスは誰も来ないという事が殆ど無いので「休む時の事前連絡は別に要らないよ」とは言っているが、実際には連絡を呉れる人が多く、“きちんとした人が多いなぁ”と感心するのである。連絡を貰えるというのは有難い。
ヤフーのメーリングリスト終了に伴ない、新たなMLに移行したのだが、どうも以前より書き込みが少なくなった。これは一重に私がPCに向かう時間が激減した事に有る。これではイカーン!と思ったので、一つイタズラ書きをしてみた。 道場生で登録まだの人は是非登録して下さい。
6月6日(金) 仙台・套路(型)クラス
C葉さん、S木君、T沢さん、T沢ジュニア君、A目さんが稽古に参加した。
稽古開始前、九鬼神流棒術を復習。刀と合わせてみるが、全員手順は一通り頭に入った様子。細部は“その気の有る人”は学んで下さい(笑)。
20時、稽古スタート。先ずは準備運動と基本功から。立ち方、動作など基礎的な所が違っている人もいるが、何度か注意したコトなので特に注意せず。それ以上は自主性だと思う。
定歩五行拳や、正しい突きも練習。正しい突き方は教えたので、後は練習するかどうか、それは皆さん次第(笑)。
皆で揃って套路数種。老八掌、正宗太極拳(半分程)、外家拳の型3種類程を通して休憩。 対錬。天の型、攻防型、交手式からの反応訓練など数種。みんな楽しそうで良い(笑)。
套路。各々、型を稽古。今夜は殆どの人が形意拳を練習。T沢さんもそろそろ細かい修正に入って良さそうなので、早速。
最後まで残ったメンバーで形意槍(套路)を練習。現在形意兵器を練習しているのは3人、彼等が五行連環槍まで一通り覚えたら棍、刀、槍を一辺洗い直してから剣に進みましょう。その後、対人での稽古の仕方など教え、最終的には実戦槍の手まで指導予定。
22時15分頃、私も道場を出たけれど、A目さんは残って練習して行った様子。 皆さん今夜もお疲れ様でした。
6月3日(火) お酒がらみの雑談
今日は大変暇な一日で、何時もより早目の時間から夕方の勤行(夕勤)を終えて、知人の店に顔を出した。ビールを頂いている内に、いつもの顔ぶれが集まって自動的に飲み会に移行(笑)。飲んでばかりだ。身体に気をつけんといかんかな・・・そろそろ。とか言いながら、翌晩も飲むんだろうな。どーせ(笑)。
アルコールさえ入っていれば何でも飲む、と思われているワタシ。でも『ハイボール』って実は好きじゃないから飲まないんですが、CMが井川遥に変わったから飲んでみようかと。お綺麗な方ね(笑)。 ほんっと、下らない上にどーでもいい話でスミマセン。
震災後知り合った不動明王マニアの小父さんが、私の事を名前で呼ぶので、その周囲の人達は全員が私を「チュウキョーさん」って呼ぶ。居酒屋の人まで「チュウキョーさん」って言う。それは全然イヤじゃないし、むしろ有難い事なのですが、多分、彼等の殆どが私の苗字を知らない(笑)。