top of page

6月29日(月)  雑談
本日、休みを貰って日帰り温泉して来た。6月になって漸く仕事に余裕が出来て来た。
川渡の板垣旅館。川渡のお湯は何処も良いし、一名1700円程で部屋を借りて10時~15時まで滞在。近頃はこういった日帰り温泉の出来る宿も随分増えた。「一応10~15時になってるけど、何時まで居ても良いよ。・・・流石に夜までってなると困るけど」と言った感じの、放っておかれ感が素敵な旅館(笑)。温泉を満喫。一緒に行った友人がマッサージをしてくれた(この友人がまたマッサージ上手いんだ。玄人はだしって位で)、何とも有難く、贅沢な時間でした。
前回鳴子周辺に行ったのは去年の11月。もう半年以上行ってなかったんだなぁ。今年上半期の終わりに温泉に浸かって身心を緩める事が出来た。また7月からも頑張ろうか(笑)。
 って、今年上半期の最後が『雑談』で終わってしまった。ご勘弁ご勘弁。

 

6月27日(土)  仙台教室・拳法(打撃)基礎クラス
雨天でバイク組は稽古休み(笑)。土砂降りだったからね。
T沢さん、O野さん、私で稽古開始。人数が少ないので、いつもの突き蹴りの基本を標的を正確に打つ練習にした。
O野さんがシンドそうなので、聞いてみると「昨夜のみ過ぎて二日酔いです」と言うので、目が回るような稽古を減らし(笑)、外家拳技術や約束組手の間に套路や対錬を入れたりした。
最後はスパーリングをし、いつもより少し早目に稽古を終了。
次回の稽古は7月3日。暑くなってきますが、楽しく頑張りましょう!

本棚をゴソゴソとひっくり返していると、『世界の宗教と戦争講座~生き方の原理が異なるとなぜ争いを生むのか(井沢元彦)』という本を見つける。・・・おや?これは先日読んだばかりの『井沢元彦の世界宗教講座~生き方の原理がなぜ異なるのか』と題名がすこ~し違うけど、同じ本じゃないか?と思ってペラペラとめくってみると、やっぱり殆ど同じ本。う~む、古書店で勘違いして買っていたようだ。同じ本なら、解り易い所にそう書いといてくれよなぁ(気付かない自分も悪いんだが・笑)
内容の違いにも興味があるし“ま、いいか。同じ本を続けて読んでみるかぁ”と読み出した。こちらの方が少し新しいようで、幾つか書き足しがあった。編集して、より解りやすくなってる、という事かな。
・・・様々な宗教の思想とその人種の考え方など、面白い箇所には変わりがない。25日の『雑談』に述べたように、とても勉強になりますし、皆さんにお勧め出来る一冊では有りますが、宗教を扱っているからとはいえ、これを読んでも精神的な救いや平穏は得られません。楽しいお勉強の本です(笑)。

 

6月26日(金)  仙台教室・套路(型)クラス
夜から雨になった宮城県。今夜はT沢さん、T沢ジュニア君、O原君、S々木さん、O野さん、S木君、見学の方が道場に来た。
①準備体操 ②対錬類。今夜は基礎的な対錬を復習。
③套路。各々型を練習。④柔術と拉術を少々。
で10時15分頃に稽古を終了。

宮城では核廃棄物の最終処分場として加美町が候補に上がっている、とニュースで流れます。住民は反対しています。当然です。
加美町は自然豊かな場所で、野畑の食べ物や鮎が名産です。核廃棄物の実害の程は(まだ現時点では)分かりませんが、処分場なんかが来たら、風評被害で大打撃になります。
「放射線の影響はないから、絶対に大丈夫だ」と言うのなら、是非、大都市東京に作ってはどうでしょうか? なに、「土地が無い」ですと?埋め立てれば良いじゃないですか。
でなきゃ観光地の京都周辺が良いのでは? 京都の端、奈良、和歌山には良さそうな場所が沢山あるじゃないですか。
「そんなことしたら観光客が減る」?
「実害は兎も角、風評被害で食物が売れなくなる」?
・・・それは東北だって同じです。同じ被害にあっても、東北なら良いってんでしょうか。どういうコトなんでしょうかねぇ?(笑)

 

6月25日(木)  雑談
『井沢元彦の世界宗教講座~生き方の原理がなぜ異なるのか』を読む。“信心”といった物から離れて、冷静に(しかも平易に)様々な宗教を俯瞰しているから、宗教嫌いの人にも一つの知識としてオススメ出来る本の一つ。読みたい人が居たら貸しますので、気軽に言って下さい。
(言霊を扱った箇所は少々くどい感じはしました。よっぽど言いたい事が溜まってるのかも知れません(笑))。
ところで。この本の中に一つ間違いがあります。それは「戒名は自分で付けても良い」という箇所です。戒名とは名の通り“戒を授かった名前”=坊さんになった、という意味で貰うものです。戒は当然、師匠から授からねばなりません。という事は、自分で勝手に坊主の名を名乗る事は出来ないという事です。実際、師匠を得て本山から(出家したという)証明書を出して貰えれば、戸籍も僧名に変更可能です。が、自分で勝手に新たな名前をつけて、裁判所に行って「戸籍の名を変えてくれ」と申し出ても却下されます。つまり、自分勝手につけた戒名は誰にも(法律上も)認めて貰えない、という事の証左です。
「戒名を自分で付けるから葬儀は不要」と言う人もいますが、仏式で葬儀をするからこそ戒名が必要な訳ですから、葬儀をしないのであれば戒名も不要なのです。新たな名を貰わず、生前長く付き合ったご自分の名前であの世に行かれれば問題ありません。実際、身寄りがなく市で(葬儀をせず火葬にだけした)火葬にふした場合、その亡くなった方には戒名はありません。遺骨には本名のみ貼られています。それで良いのです。
ですから「戒名を自分で付けても良い」と言うのは間違いで、「戒名を付けずに(戒名を持たずに)あの世に行っても良い」と言うべきです。

・・・ところで、“仏教書”というと“何やら信心バリバリ・信ずれば救われる”的な内容なんじゃないか?と思っている人もきっと多いでしょうが、どっちかと言えば信仰心なんてものは置き去りにされていて、学究的な内容の物の方が多い分野です(新興宗教の本は“先ず信心”バリバリで、信徒以外には敬遠される)。
実は私も、神仏に素直に手を合わせるような信仰心を持ってこの世界(坊さん)に入った訳ではなく、純粋に哲学的な問題と、学究的な部分から入りました。信仰心、という物を素直に持ち始めたのは割合最近の事です。仏教というものは、それ位、信仰心などという物が無くても(いや、無い方が本質が見えるかも)取り組む事が出来る上、人生に活きたりします。

 

6月20日(土)  仙台・拳法(打撃)基礎クラス
今週も稽古開始前にT沢さんとI藤君が来て套路の練習中。I藤君の形意拳を直す。目に見えて良くなったが、意識的に練習を続けないと維持が難しいんだよ、これ(笑)。

今夜は参加者が少なく、他にはS々木さんのみ稽古に参加。
①準備体操 ②基本各種 ③防禦練習 ④外家拳技術 ⑤歩法 ⑥約束組手 ⑦スパーリング
今夜は特に⑥を丁寧に練習。初学では相手の攻撃に対して掛けるようになっている技も、同じ動作で自分から仕掛ける事も出来るし、打撃にだけでなく掴み等にも同じ動きで対応できる事を解説。ま、何でも一歩ずつですが(笑)。
S々木さんはスパーが終わると疲労で突っ伏している。40歳も近くなってこうして、一つでも己を伸ばそうと、正直に頑張っている人が私は好きだし、人として評価する。このクラスは急に年齢層が上がったが、その分、大人になってから自分に甘えず、自分を高める為の努力をしている人達の姿に、私も良い刺激を受けている。

最後に足周りのマッサージ(自分で出来るマッサージ)を久し振りに行ない、10時25分頃に稽古終了。

 

6月19日(金)  仙台・套路(型)クラス
旧約・新約の小説を読んだ勢いで“今しかない!”と小林有方(カトリック司祭)著・『我、世に勝てり~信仰叢書⑤』を読んでみた。言っている事は理解できるし、突き詰めた人の考え方、捉え方は共通してくる部分があるんだなぁ・・・と改めて思いました。でも、ちょっと突っ走り過ぎてて読むのが疲れました。嗚呼シンド(笑)。冷静さがないですね。熱狂的な信徒向けですかね。

さて。今夜の稽古にはS木君、R枝さん、S々木さん、T沢ジュニア君が参加。少人数なので道場を広く使って稽古。
①準備体操は軽く、端折る程度に行ない、②套路。今夜は久々に皆で揃って幾つかの套路を練習。正宗太極拳、形意五行拳、八卦掌(老八掌)、陳氏太極拳老架1路(半分ほど)、少林拳(3種類)で一度休憩。
その後、R枝さんとS々木さんは単攻防を、S木君は南方心眼流を、T沢君は八卦掌を練習。T沢君には身体の動かし方から指導(子供は大人以上に動作が雑になりがちだ)。単攻防の2人には型の動作が身に付くと自動的に出来る応用なども説明。型、という物はそういったスグレモノであるのです(笑)。
その後も型や対錬を中心に稽古し、10時15分頃に道場を後にした。

古い武術は型が少ない気がする。少ない型で、応変を究めるというのか・・・多分、その口伝(型の応用)も有った筈だ。
しかし、教わる方も、そして教える側もレベルが下がってくると、一々の対応を型化するようになる。
だから、型が増える。
ここから導き出せるのは、型が多い事が優秀なのではなく、少ない型の中に、どの位応変の教え(利用)があるか、という点。
型が多いからいい!と思っていると、足をすくわれるかも知れない。ゆめ、お気をつけて(笑)。

 

6月18日(木)  石巻・個人指導(G君)
1時間程の個人稽古。稽古前に彼の膝痛へのアドバイス。
①築館心眼流(28+7) ②心眼流を使う自由一本組手 ③専作伝の棒術・剣術の復習 ④築館・老先生の棒と刀の扱い方練習。

108冊ある仏教マンガも毎回少しずつ彼にレンタル中(笑)。
高級なお酒を何本もご馳走様!

私は比較的最近『相棒』を見始めた、相棒初心者で(笑)、時間に余裕があれば再放送を見ている。再放送は“あや?こないだも同じハナシを見たぞ?”と思ったりする事がままあるのだが、今日の『通報者』は初めて見た。母親が出て行った家で中学生の兄と小学生の妹の話だ。・・・危なかった。酒が入ってたら泣いたな。
ドラマに免疫がないせいか、時々、泣かされている(笑)。
こんな私の周りに居る、人としての優しさを毫も持ち合わせていない悪魔の様な連中に、「ほら、また泣く」。「私より泣き虫なんだから」などと何時も馬鹿にされている。
いつか見てろ!と単純に宣言だけしてみる。

 

6月15日(月)
『小説聖書・新約編』も読み終わる。旧約よりは新約の方に馴染みがあって予備知識が多いから読み易いかも(笑)。所々、感動的な表現があったりしましたよ。持っている材料で、上手に感動的に纏めるなぁ・・・と感心しました。
ところで、日本では宗教の専門家(僧侶や学者)が宗教小説を書くのって余り無いような気がしますね・・・って、私が不勉強で知らないだけだったりして(笑)。

 

6月14日(日)  雑談
夕方、ガキの頃からの“悪い友人”が「釣って来た」と、イイ形の鰈を4枚もくれた。刺身で食べられそうな鰈。折角なので大吟醸を開け(笑)、早速美味しくご馳走になった。

8月末に石巻で、形意剣の講習会を予定している所。今回の練習会は休会中の人や、門下生以外でも参加を認めるつもり。剣の型を普及する目的だからね。正式に決まれば、この『指導日記』でも告知しますよって。
あ、剣(中国剣ね)は自分で用意して下さいね。

とゆー訳で、ほろ酔いで更新する(笑)。

 

6月13日(土)  仙台教室・拳法(打撃)基礎クラス
私が道場に入った時には、何時も通りI藤君とT沢さんが来ており套路の練習中。・・・金土とも仙台道場は夜6時過ぎから使えるので、意識の高い人は先輩と相談してY先生に教わった事や、出来ない事などを自主的に練習して下さい。・・・無論、道場を自由に使えるのは門下生のみですよ(と、断わっておかないとな/苦笑)。

夜8時、稽古開始。今夜はI藤君、T沢さん、O野さん、S々木さん、私で稽古開始。
①準備運動 ②基本各種。早い時間から来ているT沢さんはここで帰宅。毎週お疲れ様です。

③防禦練習 ④外家拳技術 ⑤歩法 ⑥約束組手 ⑦スパーリング ⑧タントウ、三戦(白鶴拳の物)
④外家拳のテクニック練習は、先週に引き続き一つずつをゆっくり。攻防の動作は腕の位置一つが大事であり、正しくないと使えない物になってしまう。正しければ非常に使いやすく、その技術を知らない相手は防禦が出来ない物である。なので、初心の内に出来るだけ正確に身につけておく事が必要である。
⑧今夜の稽古で初めて白鶴拳の三戦を教えてみた。フルコン空手で教わった三戦とは全く違い、私も最初は驚いたものだ(笑)。この“三戦”については多少面白い(?)話があるので、それはいずれ酒を飲んだ時にでも(笑)。
新入生のS々木さん、O野さん共に武道経験者だけあって③防禦練習も⑦スパーリングでも動きが良くなって来た。2人とも今は腕足がぶつかってアザが出来て大変みたいだが、そこも直に越えるので楽しみながら頑張って下さい(笑)。いや、実際2人の年齢を考慮しても凄い進歩だと思いますよ。若い人は逆にここまでついて来られないもの。

で稽古終了は10時20分頃。

 

6月12日(金)  仙台教室・套路(型)クラス
O澤さん、S木君、K池君、T沢ジュニア君、O野さん、S々木さん、M子さんが今夜の稽古に参加。
①準備運動 ②基本功
③対錬。先週の復習で先ずはサイ脚。その後、幾つかシンプルな物を復習。体当り対錬ついでに肘の当て方も。
④套路。各自套路や対錬を練習。
・・・型なんてーものはドンドン進んで上げたいのだが、最初に学んだ物の細部をある程度しっかり覚えてから次に進まないと、結局はダメになる。なので入会後少しの間は基本的な型を繰り返させられるが、そこで飽きずに取り組めるか?が一番最初の試練(笑)。←ま、大概が飽きて辞めるんだけどね。ちゃんと出来てりゃ進むんだから、それは自分の練習不足って事になるんだよね。飽きずに取り組める人が、最後には力を手にするのは何事でも同じですわな。
⑤「64散手を復習したい」との希望にお応えし、今夜は全員で八卦対錬を。
⑥ついでに走圏や実用法の練習もし、10時40分頃に今夜は稽古終了。

 

6月11日(木)  雑談
雨が上がると陽射しの強い日が続く。・・・今週は残念ながら屋外で自分の稽古は殆ど出来なかったが、外で稽古したらあっと言う間に日に焼ける気配がする。毛髪の薄い頭に初夏の日差しは良くシミる(笑)。

ウォルター・ワンゲリン著,『小説・聖書(旧約編)』を読む。出版された当時、随分話題になった本。確かに解りやすくて面白さもあった。この数年、古書店の100円コーナーに置かれる様になったから“その内読むべぇ”と購入しておいた。←定価で買わない貧乏人(笑)。
結局は争いの話。策略部分や裏で動いていた者を明らかにせず“神”の御力、としているだけの事、というのが私の判断。なにが“聖”書なんだかな(笑)。
さて、これから『新約』の方を読むべかね。

 

6月8日(月)  雑談
月初めの月曜だからだろうか、今朝は随分と道路が混雑していたようだ。

仏教を読む・シリーズ②『宇宙観を開く~華厳経(松原哲明著)』を読む。仏教思想を、全く基礎知識のない人相手に解りやすく(且つ短く)説くというのは実に難しく骨の折れる事で、こういった本を書くのもどんなに苦労されているか忍ばれる。
・・・って、今週は『雑談』が多かったな、すまん(笑)。

 

6月6日(土)  仙台教室・拳法(打撃)基礎クラス
昨夜遅くから今朝までは雨だった石巻。久し振りに少し肌寒く感じた本日。身体を動かすには丁度良い。

私が道場に入ると既にI藤君、T沢さん、O野さんが来ていて套路の練習中。折角なのでT沢さんの形意拳を指導。そうこうする内にS々木さんも到着。S々木さんは今夜からこのクラスにも参加。
8時、土曜クラス開始。
①準備運動 ②基本各種 ③防禦練習 ④外家拳技術 ⑤歩法 ⑥約束組手 ⑦スパーリング ⑧タントウ
で10時20分位まで稽古。
②は防禦と手技まで私が解説。蹴りからはI藤君が音頭を。
④は慌てず一つずつゆっくり進んでいる最中。先ずはやり方を憶えて貰う所から。
⑤複雑な歩法(ステップ)の部分を抜き出すと、簡単で初心者にも使いやすい運足になる、という点を説明。
⑥一見すると金曜クラスで練習している套路と無関係な動きだが、自分の得意な拳法、例えば少林拳や八卦掌、形意拳などの技術に容易に応用可能な事を説明(あ、説明したのは私と組んでいたS々木さんにだけか・笑)。
⑦キック道場に通っていた頃から10数年振りのスパーというS々木さんだが、結構動いていた。O野さんも急に動ける様になって驚いた。いい感じ。

この位の人数になると少し賑やか。震災後、このクラスは人数が激減してしまっていたから嬉しい。・・・いつも同じメンバーで練習していると(無論同じ技術でも深めては行くのだが)、何となく刺激が少ないものなので、こうして新しい人が増えてくれるのは稽古が活性化して良い。

先週の『日記』にも述べたが、柔術は痛い。加減されていても痛い。これが打突なら、寸止めや当て止めにすれば技の効果は素人にも解る。けれど関節技はある程度しっかり掛けられないと効果が解りにくいのだ。例えば素人に“痛かろう”と遠慮して軽く関節技を掛けると、“これってホントに効くのかいな?”との印象を与えてしまうので、「女にでも本気で掛ける」と言った人も居た位だ。
ま、私の場合は打撃専門という事もあって、関節を主とする者ではないので、相手の顔色を見ながらちょっとずつ・ちょっとずつ掛けてはいますが(笑)。

 

6月5日(金)  仙台教室・套路(型)クラス
道場に着くと既にS藤さんとS木君が居て交流中(?)。
他にはK池君、R枝さん、S々木さんと見学の方、T沢ジュニア君、M子さん、O野さん等が今夜の稽古に参加。
①準備体操 ②基本功
③対錬。ハイコウ歩と穿掌対錬、サイ脚を。穿掌対錬を利用して見学の方には古い武術の考え方(戦い方)を説明。
④套路。各々套路や対錬を練習。休憩時に、今後各自の上達に必要な練習を説く。必要な練習は当然、人によって違うものである。闇雲にアドバイスしている訳ではないので(当たり前だが・笑)、各自上達の為に参考にして頂きたいもの。
⑤推手。ここで10時になり、稽古終了。
稽古終了した筈が、「あ!たまにヒシギの練習もするか」と思いつき(笑)、
⑥拉を数本練習し、10時10分過ぎに今夜の稽古を終了。

Y先生とお弟子さんのお気遣いのお陰で、今週はナカナカ味わえないような美味い日本酒ばかり飲んだ。最初にご馳走になったのは要冷蔵の栃木県・『旭興』。これは「精白48%以下の純米大吟醸6本分を一本に纏めた」というもの。
もう一本は『鏡山』。以前にもY先生にご馳走になった、これがまた至極の一本。
いつもは一夜で一升飲む男なんだが、大事に大事にご馳走になりました(笑)。いつもお気遣い、本当に有難うございます。感謝し切れないデス。

 

 5月30(土)~31日(日)  Y田先生・大和流柔術合宿
大和道伝承者・Y先生の一泊二日練習会が開催された。
今回は関東、仙台からの参加者を合わせて10名以上の参加となり、とても賑やかに楽しく練習。
初日は棒術(長い棒)の復習という事で、天井の低い施設では練習困難なので「いっそ外で」という事で、当寺院の裏庭で稽古。凄い陽射しで全員日焼け状態(笑)。棒術の他に剣術も練習。老化脳の私はもう全く付いて行けなかったが、若い人達が記憶してくれた様なので、今後少しずつ彼等から教えて貰おう。←人頼みか(笑)。

晩は当然(?)懇親会。もんの凄く武道に詳しい方がいたり、那須合宿でご一緒した方々との再会で大変楽しい時間。話を聞いているだけでも楽しく、初めて知る事があったり、同じ武道流派でも系統が違うと色々違ったりしているのも実に興味深い。
宴会途中、地震で少し揺れたが「酔ってんのかな?」程度な認識(笑)。東京方面はだいぶ揺れたと聞いて驚いたのは翌日。

2日目は体術中心の練習。浅山一伝流と大和流柔術などを中心にご指導頂く。浅山一伝流の無骨な感じが好きになった(笑)。こちらも若い人が記憶してくれたので、脳が老化している私はひと安心(笑)。
稽古中に外人(白人)が通訳の女性を連れて「居合をやっていますか?」と訪ねて来た。何か勘違いしたのかな? ・・・外人はフェンシングでもやってりゃー良いじゃんねぇ、的な発言をしてO澤さんに呆れ返られる(笑)。

昼食は近くの店で、と思ったのに看板を見落として(笑)、少し離れた店に入る事に。10名が座れる席があって良かった。
『石巻名物』という事で、石巻やきそばを注文した人はたった2名(笑)。蕎麦やウドンはない店だったので、私はやむを得ず中華ソバを注文。チャーシューはS木君に食べて貰ったが、久し振りに栄養を摂った感じはした。
1月末からずっと肉・卵を食べていない上、この一週間ほどは魚も口にしていなかったせいか、初日の屋外練習は私一人、目が回って倒れそうになった。身体を動かす者として、肉食をしないなら何か他の補助食品を摂らなければならないな・・・と実に深く反省した合宿となりました。←そこ?反省点は。

Y先生、そして遠くからお出で下さった皆さん、今回も本当に有難うございました。S木君は「武術家が集まってるんだから稽古しないなんて勿体ない!」と大変クソバカな発言をしておりましたが、彼は当道場の恥部でございますので、次回は稽古のない温泉合宿を致しましょう!(←本気か?笑)
Y先生、今回は八寸まで頂戴し、誠に有難うございました。いつも惜しげもなく技をお教え頂ける事、心より感謝しております。
同じ系統の柔術でも、伝承者の技は反撃が出来ない様に出来ているんだなぁ・・・と改めて感じた練習会でした。

ところで、今回は仙台組(つまり当道場)からの参加者が少なかったのが残念。いつもは仙台開催だが、今回は石巻開催だったから?との理由も有るかな。
Y先生達が埼玉からわざわざ来て下さっているのだから、もう少し県内の参加者が多いと嬉しく思うのだが・・・。が、それぞれ事情が有るのは理解できる。例えば土曜が夜勤であれば、土曜の午後や日曜午前に稽古に来るのは余程体力が無い限りは難しいだろう。だから私としては無理を言う心算は毛頭ない。ただ伝承者の技に触れる機会を逃す損失は大きく、大変気の毒だと思うのだ。

 

5月29日(金)  仙台教室・套路(型)クラス
明日からの稽古会に備え、今夜はY先生に教えて頂いた棒術、剣術、体術などを復習。
「稽古会では剣術も練習するかも分からんから、今夜ざらっと復習しまっせ。持参できる人は木刀持参してやー」と皆にメールして道場へ。←相変わらず軽いなぁ(笑)。

さて、今夜は参加者少なく、R枝さん、O野さん、S々木さん、T沢ジュニア君とで稽古。上記の通り、棒術、剣術、柔術を復習。
柔術に興味の無い生徒もいるだろうが、やれば奥深いものだし、身につけて無駄にはならない。・・・加減されても痛いけどね(笑)。
10時に稽古終了。石巻への帰宅途中、雨が降りだし、翌日を心配するもなる様にしかならんので諦めた。

玄侑宗久著・『三昧力』を読む。一つ一つの話が短くて読みやすい本。中には説法の場で引用できそうな箇所もあったり。それにしても暦の事とか、古くからの風習の話などは私自身知らない事も多く、素直に勉強になる。

 

5月27日(水)  雑談
庭で稽古していて蚊に刺された。今年初めてだ・・・そろそろ車中泊でも窓を開けて寝られない季節がやって来たようだ(笑)。

当会のK君が勤務先で太極拳を教え始めた事は述べた。彼は正直で、指導している中で(例えば何か質問を受けた場合に)知らない事は「知らない」と言える人物だから、彼から「会社で指導しても良いか?」と聞かれた時に「ドンドンやれ。教える事は学ぶ事だ」と許可を出してやれた。
知らない事や、曖昧な点を、さも知っているように教えるようでは困る。その当人は困らないだろうが(笑)、その弟子が困る。又、そういうタイプに限って人に教えたくなるようだ(苦笑)。
そういうタイプの人の最大の問題は「知らない、という事を知らない」事だろうと思う。

 

【告知】
埼玉のY先生にお出で頂き、5月30日・31日(土日)の2日間、石巻にて武器術と体術の練習会を行なう予定です。(下記の稽古時間帯は変更になる場合があります)
参加資格は当会門下生であることのみ。参加費用は後程連絡します。
尚、30日の稽古後は懇親会を予定しています。31日は昼食を食べてから解散、という流れになりそうです。

5月30日(土)午後1時~夕方、石巻大日尊・裏庭にて。棒術。悪天候の場合は場所・稽古内容が変更になります。
石巻大日尊/宮城県石巻市湊町1-8-5

5月31日(日)午前9時~昼頃まで(会場は13時まで使用可能)、石巻市大街道・釜会館(2F集会室にて)。体術。
釜会館/宮城県石巻市築山3-6-28

 

5月23日(土)  仙台教室・拳法(打撃)基礎クラス
T沢さん、O野さん、I藤君が稽古に参加。私が道場に着くと既に皆さん套路の練習中。I藤君がO野さんに外家拳の初歩型を教えていたので、私はT沢さんの正宗太極拳を指導。

20時、稽古開始。
①準備運動 ②基本技各種。今夜参加の2名が初心者なので、防禦の動作と突きなどの手技の説明を丁寧にして練習。
③防禦練習 ④外家拳技術 ⑤スパーリング
⑥タントウ
で10時5分に今夜の稽古を終了。気温が上がって暑かったですね(笑)。

 

5月22日(金)  仙台・套路(型)クラス
O野さん、I藤君、S木君、S々木さん、R枝さん、M子さん、T沢ジュニア君が稽古に参加。
準備運動をし、受身の基本を練習。受身ついでに久々、転がったり伏せたりと“武術の基礎運動”をやって皆で大汗をかく(笑)。近々希望者に地ショウ拳の套路を教え始める予定なので、その準備にもなる。・・・震災前は毎月1回練習していた“武術の基礎運動”を再開しようか?と皆に話してみた。が、あれ、トシ取ったからシンドイんだよな(笑)。
その後、騰空脚(跳躍して蹴る技)を数種練習。楽しく動いてくれた様で何より。
後半は套路。ついでに日月弧形剣などで遊んで見せたり。素手の套路が身につけば、簡単に扱える武器も結構あるんですよ。
正宗太極拳の楼膝ヨウ歩の用例を2人一組で練習。・・・こういった練習をすると、太極拳がどの程度身につき理解できているか如実に表れるなぁ。何年かやっていても硬くて力で対応しようとする者がいる。ま、仕方ないんだよな(笑)。
10時35分過ぎに今夜の稽古を終了。遅くまでお疲れ様でした。

一般的に「太極拳」といった場合、太極拳の套路(型)をイメージするでしょう。なので、私もそれに倣って套路を「太極拳」とも表現しているのですが、
しかし、本当の意味では“太極拳”とは“太極拳の套路”の事ではないのです。太極拳の套路というのは、太極拳を身に付ける為の道具の一つに過ぎないのです。
・・・え? 「んなこたぁ知ってるわい」ですか? それはスミマセン(笑)。

 

5月19日(火) 雑談
毎月19日って馬頭観音さんの縁日なんですよ。18日は正観音さんだし。知ってました?(笑)
色々な仏・菩薩の縁日がありますが、いつ・誰が・何の根拠で各縁日を決めたのか?は勉強不足で分かりません。どなたかご存知でしたらご教授下さい。
そういや老師匠から聞いたんですが、心眼流には毎日の神仏菩薩の縁日が記してある巻物があるんだそうですよ。「随分無理やり当てはめてる様だけどな」と仰っていましたが(笑)。

冬の間に食べたミカンの皮をファンヒーターの風であぶって乾かしてた物(これが漢方薬の陳皮)が、未だ結構残ってるんですよ。最初は軽視してたんですけどね、これがお風呂に入れると想像以上に身体が温まるんですよ。冷え性の人も効果を感じる様ですから、今年の冬は良かったら試してみて下さい。

・・・夏は暑くてイヤですけどね(笑)。

 

5月16日(土)  仙台教室・拳法(打撃)基礎クラス
午前中は七ヶ浜で住宅の御祓いに行って来た。今の時期の住宅祓いは多くはないが、住宅や会社などでは毎年決まった月に開催する所がある。
年に一度自宅の神棚や明神をプロに拝んで貰ったり、家相の悪い箇所や改築した所などを息災である様に御祓いするというのも随分廃れて来た。第一、神棚の無い家も増えた。しかし、拝み方も知らず放っておく位なら、最初から神棚とか無くて良いんですよ、ホント(笑)。

今夜の稽古はI藤君、S木君、O野さん。
準備運動。基本各種。防禦練習。外家拳技術。約束組手。スパーリング。柔術の基礎(手解き)などを稽古して10時半頃に終了。
O野さんが「土曜の稽古も楽しい」と喜んで(?)くれているのが何より。

それとT村君が久し振りで顔を出してくれた。雑談の合間に、内家拳を使う感覚、等の武術についても彼から話が出て、今も自分なりに練習していると知って大変嬉しかった。お酒、ご馳走様!(笑)
昨日のN原君といい、事情で道場から離れた人が稽古を細くでも続けてくれている事を知り、嬉しい今週だった。

それにしても、40代の身体の衰えというのは凄い。落ちたのを戻すにも維持にも、30代の時の3倍の努力が要る。痛感(笑)。

 

5月15日(金)  仙台・套路(型)クラス
夕方、N原君が石巻まで訪ねて来て、ついでに武術の話題も。事情で休会している生徒が自分で稽古を続けており、こうして時々質問をしてくれるのは嬉しいものだ。
色々と落ち着く来年になれば道場に戻って来る予定だと言う。再開後は「土曜クラスはキツいので金曜クラスのみ参加したい」との事。年齢や目的で参加クラス(即ち練習)を選択するのは自由だし、大切な事である。“武術なんだから戦う為の練習もせねば”と思い込み、自分をハードな練習へと追い込むのではなく、彼のように柔軟な思考があって良い筈なのだ。人に指導をするような、プロでなければ。

今夜の道場にはC葉さん、K池君、S々木さん、S木君。先週見学に来たO野さんも今夜入会したので皆さん宜しく。
先ずは準備運動と基本功。気温も上がっており、蹴り上げたりすると大分汗をかくようになった。
対錬。シンプルな物を何種類か練習。シンプルな物とは言え、ちゃんと使う為のコツが含まれている。
套路。それぞれ型の練習。
武器術。九鬼神流棒術と専作伝棒術を復習。刀を使う際の口伝も少々(「これを習っただけでも古い武術を学んだカイが有るってもんだべ?」と笑う)。棒ついでに舞華棍の動きと用法も練習し、10時半一寸前に解散。

K池君が、勤めている会社の依頼で太極拳を教え始めている。経験を積むのは良い事である。

 

5月12日(火)  雑談
鈴木秀子著・『9つの性格』という本を読んでみた。他者(そして自分)を理解するヒントになる本。元はエニアグラムなるイスラム教の思想らしいが、この方法論が会社組織等に役立つと多くの企業で云々・・・ってな宣伝っぽい部分が権威付けみたいで、ハナマガリな僕にはちょっとイヤ(笑)。面白いけどね。

アイドルグループ・V6の岡田氏がテレビで「筋トレをしなくなった。筋肉の力じゃなく骨云々」と言っていた、と知人に教えられ、“へぇ、練習を継続してるんだ”と嬉しくなった。会った事もなく、流派も違う(彼は截拳道)けれど、同じ趣味を持ち続けている人が居るというのは何とも嬉しい事である。趣味で腹一杯になる訳でもないのにね(笑)。

久し振りに書店(古書店でない)の格闘技コーナーを覘いてみた。震災後は武術・武道関係の雑誌も読まなくなったので、筆者は殆ど知らない人達だった。技術書というのは、いつの時代も大した内容を載せていないんだな。ま、「数千円で買える本に本当の事を全て書く訳がないよ」とハッキリ言ってた多作の先生も居たからなぁ(笑)。というワケで、本は宣伝物。

 

 5月9日(土)  仙台・拳法(打撃)基礎クラス
T沢さんとI藤君は道場に早く来て套路練習。私も今夜は少し早目に到着できたので、T沢さんの正宗太極拳を指導。
他にS木君と、昨日に引き続き見学のO野さんが稽古に参加。
昨夜は套路練習がなかったので(2週続けて飲み会になってしまった・笑)、今夜は稽古に先立って少し外家拳の初心型とその用例を練習。
その後、手技・足技の基本類から何手かチョイスして皆で行ない、次に外家拳技術を練習(T沢さんはここ迄で早退)。
後半は防禦練習、歩法、約束組手、スパーリング等をし、最後にタントウを軽く行なって10時15分過ぎに今夜の稽古を終了。

 

5月8日(金)  仙台・套路(型)クラス
いきなり雑談だが(笑)、高瀬広居という人が書いた『ブッダの泉』を読んだ。こういう先哲の言葉を引用して解説をつける、というやり方は本を書く、比較的簡単な方法だろう。その証拠にこの手の本は多い。問題は自説に誘導する為に先哲の言葉を利用したりしてしまう、という危険性。これは人前で説法を行なう我々も十分気を引き締めねばならない点である。解り易い本だとは思うので、もしも読みたい人がいれば貸しますよ(笑)。

さて、今夜の稽古について。

道場に来たのはC葉さん、R枝さん、I藤君、S木君、S々木さん、T沢ジュニア君、見学の方。それと南方のT哉君と力先生(!)。私が道場に入ると突然T哉君と力先生が来たので驚いた。今夜は自動的に南方心眼流の練習会になった(中国武術を見に来た見学の方には気の毒したかな?)。
前半1時間ほど稽古をして、「ちょっと休憩」のつもりがそのまま酒盛りに(笑)。力先生の心眼流バナシなどを聞き、それぞれ得る所があったのではないだろうか。

武術とは無関係な話題だが(笑)、最近は私も『水曜歌謡祭』と『ぶっちゃけ寺』は見てる。年を取ったからか、歌番組は何だかとても好きだ。・・・ところで、わたしの周囲では『ぶっちゃけ寺』の視聴者が多いのだが(仏教に興味のある知人が多いから当然なんだが)、実際にあの番組ってどの位の人が見てるものなのかしらね?

 

5月7日(木)  石巻・個人指導(G君)
心眼流中心の稽古。専作伝棒術・剣術、築館伝心眼流、築館伝棒など休憩を挿みながら。
老先生に怒られそうだが(笑)、私も今は心眼流を人と稽古する機会が殆どなくなったので、G君の様に心眼流専科でやってくれる生徒がいるのは有難い。矢張り練習しなければ型を忘れてしまう(笑)。

古い武術は型稽古が中心だが、古い武術は武器術が前提という事を考えれば、まさか真剣で自由攻防を行なうワケにはいかないし(強くなる前に死者が出るわい・笑)、どうしても型で理合を学ぶ練習方式になる。型の無い稽古スタイルは素手前提だから可能であって、でなければ(剣道の様に)非常に制約の多いものになってしまう。
が、型稽古をしないと言われる現代の格闘技には全く型稽古はないのか、と言えば(これは考え方にもよるが)守らねばならぬ基本という物があり、それは或る意味“型”だとも言える。
ついでに、型について以下一寸オハナシを。

【型について】
ボクシングにも打ち方や戦い方などの“型”がある。
書道にも手本がある。茶道や華道にも型がある。
ダンスにも型がある。型の無いダンスでは、余程才能のある者で無ければ、一定レベル以上にはなれないだろう。
流派(型・スタイル)から入って、型を超えるのである。最後には“ただ打つだけ”になる。
宗教と同じだ。ある宗教宗派の決まりごと・方法論から入って、最後には宗教・宗派を超えるのだ。

しかし、最初に型を学ばねば、超える事も出来ない。

 

5月2日(土)  仙台教室・拳法(打撃)基礎クラス
7時からの套路クラスのみ開催。連休中で皆それぞれ用事があり、打撃クラスはお休みした。S木君、T沢さんへの指導有難う!
前夜、皆で沢山飲んだのだから休肝日を設ければ良いのだが、今夜も機会があって思わず飲んでしまった(笑)。

さてと、スペースが空いてしまったので、例によって毎度の雑談を。宗教絡みの話題なので、興味無い人は読み飛ばすように(笑)。
在家主義仏教(新興宗教)は“今ここに自分が在るのは長い先祖の人生の積み重ねだから感謝しよう、感謝の供養を坊主(他人)に頼まず自分でやろう”との発想らしいから、その考え方は悪くないと思う。
だが、その方向性がずれて「先祖供養をしてないから不幸なんだ!先祖供養をしなさい」と走ってしまうのが間違っているし、問題が起きて来るのだ。
また、自分達で供養やるのは良いがその為に(お布施の名を変えた)“会費”を納入させられた上、信者を増やす片棒を担がされてシンドイ思いをしてる位なら、かえって、修行を積んだ坊主に頼んだら良いんじゃなかろうか?(笑)
新興宗教は歴史が浅いのに、あれだけ大組織になっているのは巨額が動いているからであり、その巨額は何処から出ているのか・・・を考えれば分かる事ですね(笑)。

 

5月1日(金)  仙台・套路(型)クラス
道場に着くと久し振りにS藤さんが来ていて、南方のT哉君と会話中。相変わらずお元気そうで何より。

火曜日に発症した腰痛を引きずっていたので(って今度は腰痛かい・・・今年はホント、身体にこたえてるなぁ)、今夜は居合なぞやって皆で遊ぶ事にした。R枝さん、S木君、A目さん、T田君、M子さん、T沢ジュニア君なども道場に来て、皆で刀を振って遊んでいると、極く近所に住んでいるというフルコン空手修行中の男性が見学に来たので、一緒に刀で遊んだ(笑)。

9時過ぎに稽古を終了し、近くのコンビニでお酒を買って“八大武舘20年記念”と“T君の入籍”と、“K池君の誕生日”をお祝い。尤も、当の本人であるK池君は道場に来なかったが、そんな事はお構いなし。飲む口実が有れば良し!というのがウチの道場らしい(笑)。

 

 

 

 

 

4月29日(水) 雑談

正木晃著・『密教的生活のすすめ』を読む。一般の方対象なのだろうが、少し興味を煽っている様に感じられる箇所もある。最終章の『密教で死を考える』は読み応えがあったが。近年、“マンダラ塗り絵”なる物を耳にするようになったが、この人が普及に力を入れているようだ。マンダラ塗り絵つながりで、この本を手に取る人もいると考えれば、興味を煽るような書き方にも納得が行きます。なるほどですね。

夜、ランニングをしていると、学生時代は走るのが嫌いだったのに、必要に迫られて走っているなんて皮肉なもんだなぁ・・・と思ったりする。ま尤も、不真面目な私は飲酒して走っているんだけども。

 

4月25日(土)  仙台・拳法(打撃)基礎クラス
今夜はI藤君とS木君と稽古。
どうも関西に行ってから身体の調子が良くない。今夜は特に動くのがキツかった。

①準備体操 ②基本各種 ③防禦練習 ④外家拳技術 ⑤約束組手 ⑥スパーリング ⑦タントウで2時間の稽古。
③では相手の攻撃をスカすやり方も入れた。このクラスでは、スカす練習は普段は余りしていない。それより先に身につけて欲しい物がある為だが、これから基本の動きに慣れた者同士では稽古に含めるように伝えた。
又、初級反応訓練(防禦練習に含んでいる物)には(これも慣れた者同士の場合は)少し難度の高い方法で行なう様に指導した。道場で説明した通り、こちらの方法で稽古して行くと中国武術特有の戦闘方法に繋ぎ易くなる。
ついで連打の攻防訓練では、手の位置により相手の動きを制限できる事を再度説明し、試して貰った。今後、上達に資すべし。
他にも今夜は稽古方法のレベルをアップする方法を幾つか指導。

マイク・レズニック著、『キリンヤガ』を読む。久々のSF小説。楽しい。なかなかに味わい深い、考えさせられる物語。

 

4月24日(金)  仙台・套路(型)クラス
準備運動、基本功を行なって後、今夜は套路を復習。皆で揃って少林拳、形意拳、八卦掌、正宗太極拳などを通す。心眼流の型はどれを練習するか少し迷ったのだが、稽古開始前にK池君が築館伝の型でサイを練習していた事もあり、築館心眼流にした。当初、心眼流は9時過ぎ位までで終わりにしようと考えていたのだが、皆結構熱心に覚え始めたのでそのまま心眼流を稽古する事にした(笑)。ここまでで小学生のT沢ジュニア君は帰宅。
今夜は心眼流を中心に稽古した。
10時で稽古を一旦終わったが、その後もI藤君は形意槍を、S々木さんとT田君は専作伝棒術の復習を始め、11時少し前に道場を出た。
今夜も賑やかに楽しく稽古が出来たんじゃないかと思う。大人の習い事ですからね、楽しいのが一番ですよ、ホント。

仕事柄たくさんの名前を拝見する機会があり、ひと昔前よりは間違いなく個性的(?)な命名が増えた。中には祖父母が自分の孫の名を「今の人達って変な名前をつけるよねぇ」と恥ずかしそうにする人もある。ま、だけど、子供の幸福を願わない親は居ない筈だし、一所懸命考えて子供の名前をつけているのは間違いないだろう。そこに「恥ずかしい」という必要も無いような気はする。
にしても、今の親御さんは子供に名前をつける事を少し難しく考え過ぎているのかも知れない。個性的じゃなきゃならないとか、インパクトの有る名前じゃなきゃならないとか・・・若しかしたら、そんな時代の風潮が有るのかも知れない(気のせいだったらゴメン)。
命名に悩んだら(余程付けたい名前が有るならそれで良いのだが)、無理して自分で考えるのではなく、祖父母に頼んでみた方が落ち着いた、素敵な名前がつくかも知れませんよ。

 

4月22日(水)  雑談
吉野裕子著・『ダルマの民俗学』を読む。吉野氏の著作は五行や陰陽思想に詳しく、最初は中国武術の関連知識を入れる為にと読み出したのだが、実際には私の本職の方にバッチリ役立つ内容であり、以来数冊を読んでいる。
ま、全てを五行で解説してしまうのは一寸強引なんでないかな?と感じる箇所はあるけれど、それも面白い。

ところで、新造船の海上安全祈祷の為、久々で石巻は新漁港に行って来た。ここはもう随分と前、Fちゃんがヒーローショーをやった場所だ。大きな被害を受けた場所だが、少しずつ震災から復旧しつつある。
で、漁港に新たに弁財天の像が建立されていた。震災前はなかった像である。1面2ヒで剣を持った坐像。面白い。弁財天は元々インドの河川の神で、芸事や弁舌の神にもなっている。
私の寺にあった弁天さんの図像は流されてしまった事だし、今後は時折漁港に拝みに行くかな! 弁天ちゃんは可愛いし(←何処まで本気だ。笑)。
漁港や船で働いている人達は、プロが趣味で拝みに行くんだから感謝して頂きたい、うむ。(とか一方的に言ってるしな) ・・・って、拝むのは自身の芸事向上だったりして(笑)。
という様な、愚にもつかないハナシを読まされた貴方には気の毒でしたな。あ、こりゃもう笑うしかないね。

 

4月18日(土)  仙台・拳法(打撃)基礎クラス
19時50分頃に道場に着くと、今週も既にI藤君とT沢さんが来ており、套路の練習中。
20時から準備運動をして通常の稽古開始。
①基本各種。一つずつポイントを説明しながら丁寧に練習。防禦と手技の動きを。
②移動稽古。今夜は蹴り練習は移動しながら。同じ蹴りを後ろ足で、前足で、ステップを変えて・・・と繰り返す。年寄りにはシンドイわい(笑)。
③連環手技の型と実用法を復習。ついでに古くから有る実戦用の技も幾つか指導。
④形意槍套路の復習。
⑤スパーリング
⑥タントウ
で10時少し前に今夜の稽古終了。

 

4月17日(金)  仙台・套路(型)クラス
昼過ぎに雨が降ってから急に冷えた感のある宮城県。道場もちょっぴり寒かった(笑)。
稽古にはS々木さん、C葉さん、O澤さん、M子さんが参加。
①準備体操と基本功。忍者の訓練話なぞ雑談を交えつつ楽しく。
②基本功で行なう連環技(中国武術式コンビネーション)類を対人で使う練習。身につけば結構これだけでも効果が有りますよ。ついでに上下、肘打ちなどの実戦用法も練習。これは有無を言わせぬ、即実用の技(笑)。
③②の様な練習は楽しいのではありますが、套路も練習せんと身体の使い方が身につきません。と言う訳で各自套路の練習。
④女性陣が棒術のメモを取ったりもし、気付けば10時50分。「電車が無くなる!」と慌てて稽古終了(笑)。

一昔前は「南派拳法(や空手)には発勁は無い」との説があった。(今は流石にそれを信じている人は居なかろう)が、私のところに伝わっている一目で南派拳法と分かる(多分洪家拳系の)虎の型と(白鶴拳系の)鶴の型は、間違いなく発勁練習套路である。

 

4月15日(水)  雑談
講談社現代新書・『論語』を読んでみた。執筆者の貝塚茂樹さんという人は中国好きなのかも、との印象。一昔前の中国文化研究者には中国ラブの人も多いですからね。・・・と言ってる私は中国武術を稽古してますけど、中国文化には興味ありませんけども(笑)。
『論語』の解説書はたくさん有りますが、この本は解り易くてオススメなんじゃないかな。私みたいなクサレ脳ミソにも解ったから(笑)。 ・・・ところで、「『論語』は古くない・古くて新しい・いつの世にも必携の書だ」と良く言われますが、いや、やっぱり古いですよ(笑)。聞く耳もたないですよ、こういう思想には。哀しいかな(笑)。

今夜から始まった歌番組の2時間をスペシャルを見てみました。いや~良かったですよねぇ♪ ←嗚呼、こんなオチにしちゃった。

 

4月11日(土)  仙台・拳法(打撃)基礎クラス
大変申し訳ない事に、事情でI藤君に道場を一任した。彼が居てくれれば基礎的な稽古は心配ないが、それを良い事に私が道場をサボっている、というワケではない(笑)。

日曜昼になって漸く気付いたのだが、高野に行ってから身体の調子が良くない。はっきり何処がおかしい、と言う訳ではなく、身体の調子が狂っている感じだ。調子が悪く午後は寝てしまったので、夜にはランニングをして調子を整えるべく努めてみた。

津波で流された次第や経本、僧衣や仏具などを少しずつ揃え始めた。誰も頼れないので、本当に少しずつだが。購入した行の解説書に「師とは火の様に付き合う。近付き過ぎると火傷をし、離れ過ぎると縁が無くなる」とあり、良い言葉だなと思った。仏教の師といえど人間だから矢張り完璧ではないし、人間性にクセもあるだろう。適度な距離が、学ぶには良い。宗教者ですらそうなのだから、他の芸事となれば尚更だ。

 

4月10日(金)  仙台・套路(型)クラス
日付が10日に変わる頃、石巻に戻って来た。このサイトで何度か話題にした“不動明王の小父さん”を得度させ正式な僧侶にする為の高野山行きだった。取り合えず出家への橋渡しも無事に済み、今年前半の大きな用事が終わって安堵した。
本山(師匠寺)では20年前に一緒だった悪友が偶然来ていたり、現在修行中の方々と遊んで貰ったりした。私は2泊3日で里に下りるけれど、彼等はストレスの多い毎日が続いて行くんだな、なんて事をやけに感じた。

さて、帰宅もし忙しい日々。何度か御祈祷する内に日常が戻って来た(笑)。
心理的(神経的?)な疲労は残っていたが、高野山ボケ(笑)を切り替える為にも道場には行った方が良いな、と考えて今夜も何時も通り道場へ。
K池君、S木君、R枝さん、S々木さん、C葉さんが今夜の稽古に参加。先ずは準備運動。基本功。
基本功中に有る幾つかの動作の使い方を対人で練習。基礎的な用法を知れば基本功を行なう際にも意識が違う筈である。思った以上に皆さん楽しそう(笑)。
続いて八卦掌の用法練習。シンプルな使い方(と言っても馬鹿にしたもんでもない)から始め、変化などを数種類。
心眼流の棒術を復習。
10時からは柔術の基礎を復習し、10時半前に稽古を終了。外は雨。

 

【連絡】
6日夜から数日間不在致します。予定では10日昼迄には石巻に戻ります。行き先は和歌山の本山です。なので緊急の際は携帯に連絡願います(連絡貰っても帰れないですけどね・笑)。
万が一、帰宅が金曜の仙台道場に間に合わなかったら、稽古を皆さんで宜しくお願いします。

ふと気付けば、平成7年4月から始まった当道場は20年なんですね。あっと言う間の20年でした。
何か20年記念の宴会でもやりましょうか。甲冑柔術保存会みたいに“祝・20年”のタオルでも作って。・・・え?要らない? ま、まぁ、そんなコト言わずに(笑)。

 

4月4日(土)  仙台・拳法(打撃)基礎クラス(20時~)&希望者套路練習(19時頃から~)
私が道場に着いた時には既にI藤君、S木君、T沢さんが居て套路の練習中。折角なので、套路を練習していた皆の動作を修正したりして余計なクチを出してみたりした。
20時。①準備運動 ②基本各種。T沢さんはここで稽古終了。
③防禦練習 ④歩法。歩法では足の運びに伴なう体重の位置、手の位置など、実際に使う為に必要な点をアドバイス。これを頭に入れておかないと、ただステップの練習にしかならない。
⑤外家拳技術 ⑥約束組手。約束組手では効果を増す身体の使い方や、動作の修正、変化なども解説。
⑥スパーリング ⑦タントウ
で10時に稽古を終了。

 

4月3日(金)  仙台・套路(型)クラス
S々木さん、C葉さん、T沢ジュニア君、T田君、I藤君が稽古に参加した。
稽古開始前には棒術の復習。
20時、準備運動から稽古開始。基本功を済ませ、シンプルな対錬類を練習。拳法の物だけでなく、柔術の基本も。
攻防型やサイ脚を行ない、休憩。
正宗太極拳(前半部)、陳氏太極拳1路(前半部)、形意拳(五行拳)の套路を練習し、休憩ついでに五行思想と技の関連について余談。
各自で套路練習。少林拳、八卦掌、陳式、棒術など各々練習。
10時から柔術。手解き類、初伝逆投・逆取などをザッと通し、11時少し前に今夜の稽古は解散。

攻防練習(交手式)についてです。
(互いに慣れたら)相手が実際に動くまで待つ必要はありません。相手に迷いが有る場合、相手が躊躇した瞬間に手を押さえてしまって下さい。
この場合、傍から見て一方的に手を押さえてるだけにしか見えないかも知れませんが、交手している両者が意味を解っていれば良いだけの事です。

 

4月1日(水)  個人指導・G君
本日も心眼流を中心に稽古。最初に剣術の復習をし、築館伝の型を練習。
途中、休憩時にはお茶を飲みながら質問を受けて仏教の話をしたり、“在家弟子”についての説明をしたり。・・・在家弟子については(このサイトを読んでいる人の多くは興味が無いとは思いますが)折角なので以下に説明しておきます。

【在家弟子】
私は武術は人に教えて来たけれど、坊さんとして弟子を取るというのは自分には荷が重く適任ではない思い、考えても来なかった。
しかし、この最近、希望の人がいれば、在家弟子としてなら取っても良いのではないか、と思うようになった。それなりに見識も広がった上、経験も積んで自信がついて来たという事なのだろう。
在家弟子というのは、正式な坊さんにはならず、普通の生活(仕事や飲食など)をしながら仏教の教えや読経や作法などを学び、人生に活かして行く方法だ。
無論、正式に得度して僧侶になりたい、との希望がある人には、そこまで橋渡ししてはやれるが、はっきり言って何処かの宗派の僧籍を得れば、毎年本山への上納金やら必要最低限の持ち物などで何かとお金が掛かる。なので、僧侶として仕事をして行くという人にでなければ勧められない(笑)。
在家修行者としては、基礎的な教義を学んで行きながら、読経(経の意味も)や作法を覚え、(これまた希望なら)私と一緒に祈祷や供養が出来る、というレベルまで行けば一般生活をしながら修行をするには充分だと思う。なので、どこまで深めるかは当人次第。
在家弟子となって修行をするに当たり費用は不要だが、最低限必要になる経本や数珠など個人の持ち物に対しての購入費はかかる。が、それは私を通さず個人個人で購入して貰えれば良い(購入の際の相談には乗る)。
ただし、当然どんな人でも弟子(修行者)として受け入れるという訳ではないので、熱意など真剣さを見る為の(そして同時に幾つかの経や作法を覚える為の)修行はして貰う事になる。中途半端な気持ちなら、この段階で脱落すると思われる。
興味があれば、在家弟子修行とはどんな感じで進んで行くのか、話だけでも聞きにどうぞ。

 

 

 

3月28日(土)  仙台・拳法(打撃)基礎クラス
今夜の道場はI藤君1人の参加。という訳で今夜は技の伝授にした。“生徒1人しか来てないのに普段通りの稽古やるのかったり~”等と云う理由ではない(多分)。冗談はさて置き、普段のクラスでは練習しない蹴り、手技等など。相手に当てる為の工夫、威力を出す為に必要な身体の使い方。
今の所、仙台で黒帯研究会クラスを作る余裕がない(笑)。もう1クラス増やされるのは、生徒の側にも負担が大きかろう。
伝統武術の研究会(有段者稽古)は数稽古や体力作りではない。技の正確さ、緻密に修正される動作。それまで学んでいた事の変化、新たな技。まさに伝授の世界なのである。
・・・とカッコつけた所で、習っただけで使える程甘くはなく、結局は努力にかかって来るのだが(笑)。

石原慎太郎・『法華経を生きる』を読んだ。とてもマイペースに展開される本。こんな手前勝手な内容で出版されてしまうってのは、矢張り大人物でネームバリュー有っての事だろう。若しも私がこんな原稿を出版社に送りつけたとしたら鼻で哂われてしまうに違いない(笑)。流石である。

 

3月27日(金)  仙台・套路(型)クラス
随分暖かくなったなぁ。宮城の桜もそろそろだろうか。
C葉さん、O澤さん、S木君、S々木さん、T田君、O原君、K池君、M子さんが稽古に参加。
5月末の練習会では6尺棒の復習をする予定なので、今夜は心眼流の棒術を皆でおさらい。これまで何度か練習していたので、今日の稽古に参加した人達は概ね型の手順は覚えた様だ。入会間もないSさんも今夜の練習で大体覚えた様で一安心。
途中、棒の購入などについての雑談も挿みつつ、10時40分頃に稽古を終了。
その気の有る人は、今後道場開始の30分も前に集まって、お互い忘れないよう稽古する事を勧めておいた。

型の数は少ない。型を覚える事に目的が有るのではない。型がしっかり身につけば、応用や変化が自在に出来る様になる。アタマを捻って絞り出さずとも、言ってみればヒラメキは向こうから、つまり武術の側から来る。

昨晩、知人の店で飲み過ぎた。昼頃まで酒が残っていた気がする(笑)。ま、いつもの事だが。
ところで、長期間の禁酒明けの飲酒後に入浴して亡くなった方の話を聞いた。
実は先だってひと月以上酒を休んだ後、久々に飲酒して入浴したら、風呂上がりに酷い動悸と息切れがし、冷たい床上に暫くひっくり返っていた。その時に“そうか、もう少し年をとっていたらこれで死んでしまうって事があるかも知れんな”と考えた。
飲酒後の入浴もランニングも、慣れていれば大丈夫なんだろうが、長期間の禁酒後は注意が必要なのかも知らん。
尤も、飲酒したら何もしないのが最善なんだろう。やるなら運動後、風呂上がりに酒を飲むべきなんだな。体力の過信は危険だ…と言いつつ飲酒後にランニングしてるのだが。いかんなぁ(笑)。皆さんはお気をつけて。

 

3月21日(土)  仙台・拳法(打撃)基礎クラス
今夜も稽古開始1時間前から套路(自主)練習クラス。私も参加しようと少し早目に家を出たのだが、道路は何となく混雑していて到着が8時ギリギリ(笑)。彼岸で人が動くからなのか?日中も車量が多い気がする。←と言ったら、「“気がする”どころぢゃない。混んでる」と怒られた。んな怒らんでも・・・(涙)

閑話休題。8時から打撃クラス開始。I藤君、S木君、T沢さんが参加。引っ越し作業で身体を痛めたI君がいるので、今夜は全体に動きの激しさを落として軽く、しかしポイントを押さえて練習。身体を痛めていても稽古に出るのは流石なところ。
①準備運動
②基本各種。音頭を取って貰ったS君に少々注意点を。
③防禦練習。強度を落とした分、丁寧に。
④外家拳テクニック
⑤套路。形意拳や正宗太極拳を復習。
⑥ライトスパーリング
⑦タントウ
で2時間の稽古終了。

 

3月20日(金)  仙台・套路(型)クラス
今年初めてストーブを焚かなかった道場。だいぶ暖かくなって来たものだ。そんな今夜は参加者が少な目で、S々木さん、R枝さん、K池君、A目さん、M子さんの5名。人数は少ないが、雑談を挟んだり、指導がつい脱線したり・・・と賑やかな稽古。
①準備運動・基本功
②九鬼神流棒術。荒削りでも、これでほぼ全員が棒の型・刀の型を覚えた様だ。
③「正しい形(姿勢)を取れば筋肉に力を入れなくても強い力が出せる」事を理解して貰う為に突きのフォームを確認。
④初心者向け外家拳の套路。一番最初に習う、最もシンプルな型を復習。先ずは1人型を練習し、次に組んで行なう2人型(これは手順が決まっている)。次に実戦用法。過去にも何度も述べたが、初心者向けの型とはいえ軽視した物ではなく、使い方を習えば大変使い勝手の良い便利な型である。この型は構成から近代に作られた物だろうが、作った人がそこまで意識して居たかは知らない(笑)。
因みに、暫らく前から私は道場で『実戦用法(実戦法)』、『用法例』、『演武用』と区別した表現を使っている(たまに言葉が混雑している可能性は否定できないケド)。『実戦用法』はそのまんま使える物、『用法例』は実際自由に動く相手に対しては工夫の必要な物、『演武用法』は使い方を人に紹介する物、といった具合である。
ここまでで10時。「今夜は基礎型だけでしたね」と笑う。

この後も全員が残り、柔術の稽古。今夜は手解き類を中心に。伝承者Y先生に教えて頂いた技術を中心に、仙台の方法なども織り込んで皆で楽しく。一通り終えると10時35分。一同解散。

 

3月14日(土)  仙台・拳法(打撃)基礎クラス
今夜は参加者全員都合が悪く、道場を休みにした。7時からはT沢さんが来て自主練習をして行ったようだ。・・・と、これだけでは淋しいので(笑)、以下に一つネタを。

私は『気』という言葉を乱用する事、特に武術家がそうする事に対し、否定的立場です。
気とは体を動かすエネルギーの事であるので、その概念自体を否定しているのではありません(本来の“氣”という字は中が米です。つまり氣は食物(米)から多く取るという意味です。この字に変な意味付けをしている人もありますが、それは言ってみれば半分オカルトです)が、武術(の技)的には気の思想は役に立たないのっしゃ。
「気を練れば良い・万事解決だ」とノタマウ人もいますが、そういう人に「気とは何か?」「気を練ると何がどうなって、どう違って来るのか?」と質問すると、他者が納得できるような説明が出来ないようです。説明出来たとしても「それって気の働きなの?」と疑われちゃう理由付けしか出来ない感じです。
実際、気さえ練っていれば(気功)万能であるなら、一番強いのは気功家である筈ですが、気やヨーガの専門家で武術家よりも強い人を私は見たコトがありません。気功の専門家で強い人は、武術もやっています(笑)。(素人相手の「強い」とか「弱い」といった低水準のハナシをしてるのではありませんよ。「ウチの気功の先生、スッゲー強いんだ!」と言う人(生徒)が話にならないくらい弱過ぎたりします)
「気が練られると力が強くなる」とか「少し位押されてもビクともしないのだ」と言う人もおりますが、それは実は姿勢の問題として説明が出来るのです。
気功の際も、ヨーガや座禅や套路を行なう時と一緒で、「正しい姿勢」を指導されます。それは“姿勢”に“力”が有るからであって、“気”というモノではなかったりもするのです。
ゆめ、妄想の世界にお気をつけて(笑)。

 

3月13日(金)  仙台・套路(型)クラス
R枝さん、C葉さん、T沢ジュニア君、S々木さん、T田君が稽古に参加。
①準備体操
②サイ脚(八卦掌の対錬)。型なので、慣れていない人は順序を覚える所から。慣れている人は正確な動きを身につけましょう。
③攻防型
④推手。今夜は単推手を行なって後、推手を利用した防禦練習を体験して貰った。
⑤接触点を利用する防禦を数種類練習。相手のハイキック、ミドルキック、ローキックなどを化す練習。中にはハイレベルな物もあれど、体験しておかない事にはその様な方法が有るという事にも気付けない。
⑥套路
⑦雑談。今夜はストーブを囲み、心眼流の系統や特徴などについて話してみた。ま、酒を飲みながらする様な、気軽な話を。
気付くと11時。慌てて解散(笑)。

推手はやった方が良い。が、推手は練習方法の一つであり、実戦練習ではない。
太極拳を実用(実戦化)しようと思ったら、推手名人である必要は全くない。
推手も決められたルールの中で行なわれる、あくまで練習方式の一であり、私見では推手で勝敗を競うことや、推手を競技(試合)化することに、“戦う太極拳(武術)”としての意味はないと考える。
推手信者(そんなヒト居るのか?)には申し訳ないのだが、推手をしていれば反応力も化も発も身につき、実用化できるというのは全く幻想である。勿論、推手練習の発展として攻防練習に繋ぎ、深めることは出来るが、そこまでの稽古をする教室は殆どない。

 

3月11日(水)  あの日から4年の雑談
アドルフ・ポルトマン著『人間はどこまで動物か』という本を読んだ。人間とサルはなんと違うことか、進化論にちょっと慎重になろうさ~といった内容の本。
随分昔に書かれた本だけれど、問題部分は今も変わらない気がする。

さて、この所、仙台で飲食や買い物をしようとの気持ちが全くなくなっている自分に気付いた。おや?どうしてだ?(笑)
震災後間もなくは、何度か仙台で飲んだりもしたが・・・“そうか、俺は震災に関係ない町で金を使うのがイヤになったんだ”と最近気が付いた。相変わらず、自分の感情に気付くのが遅い男である(笑)。
震災から数年が経ち、被災者が被災地で踏ん張って立ち上がっている姿を見ているから、この石巻で頑張っている被災者を応援したいとの気持ちが強くなったのかも知れない。
そういや震災後暫らく経った頃、仙台では「相変わらず震災の話か、もう聞き飽きたよ」という意見が聞かれたそうだ。・・・そう、震災を食らっていない人には、何一つ失わなかった人達にとっては、実際無関係な出来事なのだ。それが自然だと思う。温度差はあって当然。
しかし、津波を喰らった町は今も荒涼としている。何度も変更され、進まない区画整理には新たな問題も出ている。又、例え商売を再開していても「今は息をつぐのがやっと」という所もある。
今日は、あの3月11日である。
3年経とうが4年だろうが、たとえ10年経とうが・・・殊に、震災で家族を亡くした人は何年経とうと震災の真っ只中に居る。
私は被災者として、どうせ使うなら、被災者の店でお金を使いたいと思っている(笑)。

本日、被災地では、あちらこちらで震災犠牲者の法要が営まれた。私はそういう大きな法要には参加せず、自坊(自分の寺)で供養を行なった。震災後に慰霊碑の建った場所もあり、毎年3月11日はそこで大きな法会も行なわれている。こういう、人の耳目を集める行事には、その集いを何らか利用しようとする、純粋ではない目的の参加者が紛れ込んでいる可能性がある(多くは純然たる供養の気持ちだろうが)。なので、私はそういう法会とは無関係でいる事にしているのだ。
立派な供養碑の有る場所まで出向かずとも、私の住む地区にも亡くなった人がいる。ガキの頃から世話になった近所の豆腐屋さん一家も亡くなった。一緒に遊んだ同級生の母ちゃんも流された。全てが無くなった土地からは住民が激減した。・・・そんな地区にある私の寺では、派手な法会は何一つ出来ない。金襴豪華な、派手な僧衣一つ持ち合わせていない。しかし私は、地元で、自分の寺で供養をするのである。それが本当だと思うから。
実は11日に限らず、ほぼ毎日、私は亡くなった方々の供養をしている。亡くなった方々にどの位届いているか、分からないが。

 

3月7日(土)  仙台・拳法(打撃)基礎クラス
クラス開始前の7時位から、T沢さんとI藤君とが道場に来て套路の練習。私も今夜は7時半頃には道場に入り、指導に回った。
8時から打撃クラス開始。9時頃まではT沢さんも一緒に稽古。
①準備運動。3・11絡みの雑談などしながら。
②基本各種。初心のT沢さんへの解説も含めて、難易度の高い動作には時間をかけた。
③防禦練習
④外家拳技術
⑤歩法
⑥約束組手
⑦約束組手・変化
⑧スパーリング
⑨タントウ
⑩正宗太極拳・単鞭の最速使用法
で10時に稽古終了。

 

3月6日(金)  仙台・套路(型)クラス
今夜は参加者が少なく、前半1時間はS々木さんのみ、後半はT田君も参加の3人での道場になった。
なので、今夜は久々に套路中心の稽古にしたみた。S々木さんは太極拳、T田君は少林拳を、今日は随分覚えた。S々木さんもナカナカ覚えが早い上、動きに雰囲気が出て来た。
後半は柔術。手解きを稽古し、10時15分過ぎに今夜の稽古を終了。

T田君は少林拳を中心とした外家拳を練習しているのだが、今順序を学んでいた套路を覚えたので、次回からはこれまでの套路をざっくり復習して後、地ショウ(走+尚)拳を教えてみようと思っている。というのも震災後、ゴロゴロ転がる拳法を練習できる場所が減って(そして私も年とってしんどくなって来たし)、自然と練習しなくなった地ショウ拳を忘れてしまいそうだからだ(笑)。誰かが記憶してくれれば安心だ。・・・というワケで、他に一緒に学びたい人は遠慮なく申し出て下さい。用法は少しずつ時間をかけて教えますので、とりあえず型の順序を憶える所から。

 

2月28日(土)  仙台教室・拳法(打撃)基礎クラス
このクラスに席を置く生徒が全員、今夜は都合が悪くて道場に来られないとの事なので、稽古を休みにした。
毎日何だか慌ただしいので、私もゆっくり過ごさせて貰いました。

 

2月27日(金)  仙台・套路(型)クラス
S木君、O澤さん、S々木さん、T沢ジュニア君、C葉さん、O君、M子さん、I藤君が稽古に参加。
①早く来た人から、外家拳の馬歩、弓歩など数種類の立ち方と、その応用法を練習。ついでに一寸荒い用法も指導。
②準備運動をサッと済ませ(「これだけでも結構準備運動になりますよ」というやり方をした)、今夜は幾つかの対錬型を練習。攻防型(1種)、天型を練習し(覚えられない人は復習不足なので、家で練習して下さい)、八卦掌の禽拿対打。
③正宗太極拳の推手。一寸複雑なのに、皆さん手順をすんなり覚えたみたいで驚いた(笑)。
④サイ脚。
⑤バックハンドブローを掴まれてしまった際の対処法を(対錬にも出て来る物とは違うやり方で)、先ずは各自で考えて試して貰う。結構解答も出て来たので、より掛けやすくするコツなどを説明。最後に皆から出て来なかった対処法を一つ指導。
⑥柔術。基礎的な技や初伝技を数本練習。技が掛かると痛いのが楽しそう(笑)。
⑦套路。型の時間。正宗太極拳や陳氏太極拳、八卦掌、形意拳などを夫々練習。
ここまでで10時10分。
稽古の最後に、「武術が身につくと、こ~んなコトが出来ちゃいますよ」的な紹介をされている動作を幾つか題材に皆で遊んだ。私の場合は最初に種明かしからしちゃうので、大笑いになる。説明の順序を変えるだけで、知らない人はドビックリ!して商売になる(笑)。
ってな感じで10時40分頃に今夜の稽古は終了。遅くまでお疲れ様でした!

太極拳歴の長いO澤さんは震災後、ご亭主の仕事の都合で仙台に来ただけなので、いずれそう遠くない内に関東に帰る事になる。なので1つでも2つでも覚えて行って貰いたい、というのが私の正直な気持ちだ。当会で教えている太極拳套路の用法、例えば単鞭や楼膝ヨウ歩にしろ一般的な教室では学ぶ事が出来ない、恐らく見る事すら出来ないだろうから。
この所、套路よりも用法や応用に時間を割いているのは、そういった理由でもある。

あ、そうそう。以前も述べましたが、道場ではヌンチャクや三節棍などは一寸動作を紹介する程度が限界で、稽古中で練習する余裕がありません(笑)ので、希望者は個人的に習いに来て下さいよ。

 

2月26日(木)  今週の雑談②
小林信也著・『古伝空手の発想』という本を読む。或る著名空手家の弟子が書いた本。この著者はもう、弟子を超えて信者といって良いでしょうね(笑)。
記述に間違いがないよう師匠のチェックも受けたとの事ですが、もしも私なら弟子がこれ程“先生バンザイ!”な文章を書いたら、「もう少し冷静に書け」と直させるでしょうね。いってしまえば宣伝本です。
型(武術に限らず)を含めた昔の教授法が軽視されて来た昨今、その意味付けや、本文中で使われている“統一体”といった表現は解り易そうです。

 

2月24日(土)  雑談
『旧約聖書・詩篇(岩波文庫版)』を読んだ。気の毒な歴史が、こういう思考を生んだのだろう。が、矢張り違和感は感じる。自分達を義人とし、対立側を悪として呪いの言葉を吐く詩ばかりなのは読んでいてウンザリして来る。
中にはナカナカ良いぢゃないか、と思えるモノもある。しかし、「この世の全てに神は偏在する」という所まで行きながら、信仰を別とする者を“悪”として憎み、神にその死を願うというのがコヤツらの限界だ(笑)。
はっきり言ってツマラン。私には詩そのものよりも注釈の方が面白かった(笑)。

 

2月21日(土)  仙台・拳法(打撃)基礎クラス
この土日、県内の或る寺院で一泊二日の修験道修行があるというので、参加させて頂く事にした。仕事の都合で2日目(日曜)は朝の部迄しか参加できなかったのが非常に残念。
・・・といった理由で土曜は不在した為、道場はI藤君にお願いした。私が更なる修行をして心身のレベルが上がれば、皆にもきっと何か素敵な還元があるので、道場を休んでもご勘弁ご勘弁!(素敵な還元なんてな~んにも無くても責任は追えません。どころか、私が相変わらず駄坊主のままでも責任は追えません。すまんな、ハハン)
されはさて置き、私もそれなりの経験を積んで、この年齢になりますとね、(身体を鍛えておくのは無論の事)技を揮うには最後には“心身一如”だと実感を持って思うようになりましたよ。一つ超えるには、多分それが必要です。昔の武人が最終的に座禅や阿弥陀信仰など仏教世界に入って行ったのも、そういった理由だったのではないでしょうか。古い武術の奥や別伝に密教系の行が導入されていたりする意味も、その辺に有る様な気がします。今の我々は武術をやっていたとしても、刀や武器で本当に命懸けの戦いをする訳ではないから、そこに気付くのが昔の人よりも遅いのかも知れないな・・・なんて考えたりしてみました。

私は今夜の道場に出ていないので解らないんですが(笑)、7時からは套路練習。8時から打撃練習です、土曜日は(笑)。皆さん宜しく。

 

2月20日(金)  仙台・套路(型)クラス
K池君、S々木さん、R枝さん、C葉さんが稽古に参加。人数が少ないので、今夜は気軽に武器術など練習。
①九鬼神流棒術。1人型を稽古した後、木刀と合わせた型を練習。短い型だが、受け方など結構大切な要素を盛り込める型だなぁ、と改めて感心。
②木刀(日本刀)対棒、素手対木刀、という組み合わせで築館の老師匠に教わった技を数種類練習。
③後半は套路練習。太極拳や形意拳など。套路の技の使い方を説明したり、突き(パンチ)と身体の使い方、相手と対した時の視点、肘の正しい当て方など、多少套路から脱線しつつ解説。車の運転を例えに出したりもし、かえって解りにくかったりして(笑)。
といった感じの稽古は10時過ぎに終了。気楽に身体を動かしました。

以下は道場と無関係な近況なので、“関係ない”と思う人は読み飛ばして下さい(笑)。
今夜で酒を休んで一ヶ月であった。アル中の私は普段ならば一週間の禁酒も辛いのだが、何故か今回はスンナリ休めてしまい“酒が欲しい”とすら思わなかった。有り得ない(笑)。
酒を飲まないのは身体にも勉強にも良い事ずくめなのだが、一つ困った事もある。酒を飲まなくなって10日位から肉が食べられなくなった事だ(見た目からしてキモチワルイのだ)。以前から肉食が出来なくなる事は時々あったのだが、飲酒ついでに口にすればそのまま食べられる様になっていた。この頃では卵も敬遠気味になって来ているが、魚は未だ美味しいと思える。ちょっと不自由な状況だ。・・・とはいえ焦って肉を食えるようにならねば!とも思わず、“なるようになるさ”と構えている。食えんもんは仕方がない。
座ってばかりいる坊さんなら肉を食わなくても良いんだが、拳法家でもある私は、身体が持たなくなった時には酒を飲んで肉を口にしてみる心算だ(笑)。
・・・戒に徐々に沿って来るのか(住職はそう言う)、坊主ってのも不自由な生き方だ(笑)。

 

2月14日(土)  仙台教室・拳法(打撃)基礎クラス
7時からT沢さんとI藤君、S木君とで套路の練習。私が道場に入ったのは7時40分頃。
行きの車内ラジオでバレンタインデーの話題を取り上げており、そんなコトはアタマにもなかった!事に気付き、何事にもトキメキのなくなった己の年齢を知る(笑)。そんなイベントはもう遥か過去のもので、誕生日をはじめ全てのイベントに心ときめくコトもない。・・・チョコレートを貰ったお返しが大変だ、というのを聞いたが、貰った時に「俺はお返しはしないからね」と断わっとくと(そして本当にお返しはしない)、2年位で誰からもチョコレートなんて来なくなる。毎年煩わしい気持ちで一杯のお父さん方、やってみれ。効果覿面だから(色んな意味で)。

さて、駄話はどうあれ(って、このサイトに駄話以外があるのかよ)、8時稽古開始。T沢さんも折角来ているので、クラスの半分ほどのメニューに参加して貰った。
①準備体操 ②基本各種 ③防禦練習 ④外家拳技術
ここまでは何時もと同じ稽古。
⑤歩法。基本の歩法を組み合わせて、連続攻撃に対処。とある複雑な歩法も基本的な足捌きに分けられる事を説明。
⑥約束組手。何時もと違い今夜は変化を中心に。基本の動作形が失敗した(技が掛からなかった)時の変化を練習。動きに八卦掌の套路の技を使ったりもし、“使い方”のヒントにして貰った。
⑦大和流柔術の復習。I藤君が一寸怪我をしたので、スパーリングの代わりに柔術。
等で10時20分頃に稽古終了。

T沢父氏が仕事事情で金曜クラスに参加出来ないので、お試しで(笑)土曜クラス開始前に套路の練習時間を作ってみる事にした。I藤君やS木君が(早めに道場に来れる時は)指導を快諾してくれたし、私も可能な日には参加する心算である。先輩諸君や私の都合が悪い時は自主練になってはしまうが。
今の所、稽古時間は1時間ほどと短いが、曜日の都合で道場に来られなかった人がいれば問い合わせあれ。仲間に入れますよ(笑)。

 

2月13日(金)  仙台・套路(型)クラス
O原君、C葉さん、S木君、T沢ジュニア君、R枝さん、T田君、M子さん、A目さん、S々木さん(本日入会)と見学の方。・・・いやぁ、これだけ参加者が多いと賑やかで良いやね。震災前に戻ったみたいだわ(笑)。
①今夜は少し寒いので、準備運動、基本功の後、身体を温める為にもシンプルな対錬や截脚を練習。
②推手を練習。今夜は太極拳練習者が多かったので、何種類かの推手を練習。推手練習の意味、そこから得られる物を説明し、実際の練習へ。推手も久し振りだったので、何となく動きに違和感がある感じ。太極拳中心に練習している方々は、もう少し頻繁に練習すると良いかな(笑)。ついでに推手からの投げも一つ練習。
③八卦掌の用法例を数種練習。太極拳との戦い方の違いを感じて貰う。
④後半は套路。今夜は八卦組と陳式組とに分かれて練習。途中、套路の動作の用法を稽古しながら。
10時半で稽古は一旦終了。その後も武器術の復習などをする人達が残り、10時50分頃道場を後にした。(A目さんはその後も残って稽古して行った模様)

今の私は以前と違って、他武道と並習しようとする人を生徒にとらない。並習してまで何かを得ようとする意志は素晴らしいし評価するが、そこには大きな壁がある。
ウエイトトレーニングをして筋力をつける方法と、各パーツの力を抜いて全身を一致させようとする方法とでは、両者がどれほど異なるかは素人にも明らかだろう。並習は無理があり、結局は時間と費用の無駄になる。無論これは優劣を言っているのではない。違いを言っているのだ。
私自身、両方やってみたし、色々な人達に教えてみた事もある。その経験から言っているのである。

 

2月12日(木) 雑談
『瞑想のすすめ~東洋と西洋の総合』。キリスト教司祭で、座禅も学んだ門脇佳吉という異色の著者の本。しっかりと座禅をして来たからこその見方といい、キリスト教・禅宗双方の視点といい、大変勉強になった。ただ、この方はキリスト教者としては異端児なんじゃなかろうか?(笑)一般的キリスト教徒には理解して貰い難いんじゃないだろうか。
さて、仏教も宗派は分かれてはいるが、禅宗も我々密教も違いはない。方法論(テクニック)が少し異なるだけだ。要するに、あとはどのやり方が自分に合うか、それだけである。
これもナカナカ読みごたえのあった本でした。座禅や瞑想といったものに興味のある人にオススメの本。

そういや、ふと思い出したんだが(本の話とは全然無関係よ)、昔は何処の家にも竹で編んだようなザルがあって、子供の頃にそいつを頭に被ったりすると、ばあちゃんに「そんなコトすっとザル頭になっぞ!」と叱られたもんだ。“ザル頭”ってのは、「入った事がザーザー漏れる」って意味だそうだ。ま、昔の事だから、何か衛生面からの理由があってそんな風に言ったのかも知れないケド。
・・・って、あたしゃあ、ザルをかぶろうがかぶらなかろうが結局ザルアタマなんですけどね(笑)。

 

2月7日(土)  仙台教室・拳法(打撃)基礎クラス
I藤君とS木君が稽古に参加。
①準備体操 ②基本各種 ③防禦練習 ④外家拳テクニック ⑤歩法 ⑥約束組手 ⑦スパーリング
ここまでは何時もと同じ稽古内容。
この後、以前日曜クラスで練習していた反応訓練を(久し振りに)行い、稽古の締めに形意槍の套路を復習して、10時10分に今夜の稽古を終了。
今夜の②はS木君に前に出て貰った。技の名称や流れなどに未だ問題があるな(笑)。
I君のスパーを見ていると、一つの課題点が未だ直っていない。ここが直れば全く変わって来るんだが・・・今後、何度でも修正してやらねば。

全く関係ないハナシだが、付き合いの長い何人かが最近仏教について質問して来たり、「葬儀社から色んな宗派のパンフレットを持ち帰って読んだ」などと聞くと、仏教関係者として素直に嬉しくなる。以前は宗教思想にも哲学にも全く興味を示さなかった人が、興味を持って学ぶようになるのは嬉しい。クサレ坊主の私だが、少しは良い感化が出来ているのだろうか?(笑)
信仰する事と、仏教を学び・活かす事は違っていて良い。信仰なんか、しなくても良い(笑)。是非、学び活かして欲しい。宗教哲学の中には、沢山の宝が埋まっている。
因みに、葬儀の席では、よく僧侶が死後の裁判の話をする。が、これらはあくまで「そう言われてるよ」という伝承話であって、一般の人が興味を持ちやすく、且つ、手がかりとして解りやすい話をしているだけである。仏教というのは、そういった死後世界だとか、輪廻だとか業といった事から脱出する思想だ、というのが本来の所である。

 

2月6日(金)  仙台・套路(型)クラス
稽古開始前の時間を使い、九鬼神流棒術を復習。刀とも合わせて、1人型の動きの意味を。
①準備運動
②基本功
③対錬。今夜はシンプルな物を練習。見学の方が居たので、少し詳し目に解説。格闘技を経験した方なので、現代格闘技の動きと古い武術の動き、発想の違いも説明し、理解に供して頂いた。
④正宗太極拳の楼膝ヨウ歩の実用例を練習。今夜は3種類の方法とその変化を練習。
⑤④の身体の動きを護身術に活かす。ついでに幾つか、護身で役立つ技を。
⑥套路。各々型を練習。
⑦武器術の動作紹介。
等で稽古終了は10時半頃。今夜はK池君、O澤さん、C葉さん、S木君、T田君と見学の方で練習。
古い武術は素手の動きも武器のそれと共通している、という事を楽しんで頂けた様子(笑)。

 

1月31日(土)  仙台教室・拳法(打撃)基礎クラス
I藤君とS木君が稽古に参加。
①準備運動 ②基本各種 ③防禦練習 ④外家拳技術 ⑤歩法 ⑥約束組手 ⑦スパーリングで2時間稽古。
2人とも慣れたので④は左右逆動作も練習。間違ったりもして大笑い。
⑤も組み合わせから約束組手っぽく稽古。
⑥I藤君は動作を変化させて練習。その際の注意点も。S君は基本通りの動きで練習して貰い、それは何故か?を説明。
スパーの後、形意拳の棍と刀の套路を復習し、10時15分頃に今夜の稽古終了。

 

1月30日(金)  仙台教室・套路(型)クラス
大雪。皆と相談をし、今夜の道場は休みにした。天候にゃ敵わんわ(笑)。

余談を一つ。
被災地に遊びに来たら、是非、被災地の店で飲食して下さい。小さな額であったとしても、それが協力になります。
今ある被災地の店には、大別して以下の3種があります。
①震災後、他所から来て商売を始めた店(人)。例・県外→被災地
②規制がかかり再建不能の被災場所から建築可能な地区に移転して商売再開した店(人)。例・南浜町→蛇田地区
③元の場所で再建している店(人)。例・大街道、立町、湊、渡波・・・など
(④被災者が②か③の形で新たに商売を立ち上げた店(人))
で、出来れば②か③、④の店を使ってあげて下さい(笑)。

 

1月27日(火)
鈴木大拙著・『日本的霊性』を読む。いやはや・・・年末から忙しくて一冊読むのに随分かかってしまった。内容が良いので、噛みしめつつ読んだのもあるけど。因みに、ここで使われている「霊性」という言葉は、幽霊などというオカルトなモノではないのでご安心を(笑)。
万葉集を引き合いに出して古来の宗教観から論じ(万葉集は未だ取引の神頼みに止まり幼稚である。これは現代人も同じで宗教的とは言えない。これを宗教的と言う者は、本当の宗教の無い人だ、宗教は現世利益からは生まれぬ!とか遠慮なしに言っちゃうんだから)、最後には浄土教系の妙好人を取り上げて『日本的霊性』を語る本。イキオイがあって面白かった。かなり自信がなきゃ、言えないような部分もあったりして(笑)。
読んだ私は矢張り、行き着く所は浄土系も禅も密教もない、同じ仏教だなぁとの感を強くした。
「南無阿弥陀仏が南無阿弥陀仏を行する」を、この数年ようやく“実感”を伴なって解って来た私には、本書が何を伝えたいのかが解り易かった。・・・きっと昔なら頭の中(理屈)でこね回して“解った”だろうと思う(笑)。己の実体験も理論化出来るまでは時間がかかる。
解説にもあるように、宗教に関する限り、当人の宗教的体験(覚りの経験)があらねばならない。概念では太刀打ち出来ない所が厳然とあるのが事実だ。
年譜を見て、この著者も『隻手の音声』の公案を授かったのか、と思った。私もこの公案を禅寺出身の方に与えて貰い、頭を悩ませた。これは突き抜けるまで7年程かかった。・・・とか、エラそうに言った所で、あたしゃ駄坊主ですがね(笑)。

 

1月24日(土)  仙台・拳法(打撃)基礎クラス
I藤君、S木君が稽古に参加。I藤君が用事で9時迄しか道場に居られない、との事なので一部メニューを変更。
①準備運動
②基本各種。今夜はS木君が担当。
③防禦練習
④スパーリング
ここで前半1時間。I藤君に年末の審査会の免状を渡し、彼は早退。
後半。S木君が龍形八卦掌の套路を練習していたので、動作をチェックし、先に進む事に。今夜で套路一通りは一応覚えた。1時間で良くあれだけ覚えたものだ。
套路でお腹一杯(笑)。「忘れない様にしなくては」という事で、10時に今夜の稽古は終了。

年が明けましたので、連絡なく半年以上休んでいる人の(預かりっぱなしの)月謝袋は処分しました。ご理解の程。

 

1月23日(金)  仙台・套路(型)クラス
R枝さん、O君、T沢ジュニア君、M子さん、T田君が稽古に参加。
今夜は準備運動を短か目にして、その分套路に時間を使った。稽古した套路は以下の通り。
外家拳の比較的短い套路類を7種類程。陳氏太極拳老架1・2路。正宗太極拳。形意五行拳(※)。八卦掌2種。
(※)五行拳を夫々数種の打ち方で練習。この打ち方(錬法)が重要なのではなく、これらを行なう事で身体の使い方の理解が早まる。例えば日本人は脱力が苦手で、どうしても肩や胸が力んでしまう(力んでいる事に気付けない人すら多い)が、これら錬法を(意識的に)行なうとかなり助けになる筈である。今夜行なった物の他にも未だ数種有るが、これは少し難しいので割愛。
ここまでで9時15分。小休止。T沢ジュニア君は迎えが来て、ここで帰宅。毎週遅くまでお疲れさま。

後半。先ずは老八掌に出て来る蹴りを、実際に相手を立てて用法の練習。その後、パートナーに標的を持って貰い、蹴りの正確さや威力を試して貰った。
標的を蹴るのが皆楽しそうなので、ついでに他の蹴りも練習。横蹴り、後ろ蹴り、回し蹴り、後ろ回し蹴りなど。土曜クラスに参加している人には慣れた動作だが、このクラスのみ参加の人には余り経験がないかも知れない。「自分の足って思ったより短い!」事に気付いた人も案外いた筈(笑)。
標的を持つ事に慣れていない人が多く見受けられたので、標的を持つ側にも技術が必要な事を理解して貰う為にも、コンビネーションも練習。何やら皆さんこれも楽しかった様子(笑)。
他にも、蹴りから足取りへ、太極拳の人向きに同じ動きから野馬分ソウへの動き、朴歩進肘を当てる要点、低い蹴りの防禦から反撃、などの動作(技)も賑やかに練習し、今夜の道場は10時25分頃に終了。

 

1月21日(水)
お世話になっている不動明王の小父さん、同じ真言宗の坊さん夫婦との新年会。参加者は6名程で大きくもなく小さくもない飲み会となり、話も様々花が咲いた。実に楽しかった。
震災で多くのものをなくしもしたが、震災があったからこそ、こういう尊い人間関係も作る事が出来た。人の縁とは、何が契機になるか分からない。

 

1月18日(日)  個人指導・G君
G君の個人指導は今年1回目。
①築館伝・心眼流の28本を復習。
②専作伝の棒術、剣術と素手の型の手の位置など練習。
で一旦休憩。お茶を飲みながら彼の質問に答える形で、「多くの仏(仏像)同士の関係」、「天台宗と真言宗・最澄と空海の事と、他宗の成立。理趣経の意味」や、彼が読んだ量子力学と仏教思想との話など。
④築館伝・28本の組取。
等で1時間半程の稽古。

本堂での個人稽古は、仏教や思想の話にも及ぶので楽しい。

 

1月17日(土)  仙台教室・拳法(打撃)基礎クラス
いつも通りの時間に出たが、松島、利府から路面凍結状態で大渋滞。利府に入ってからは車は全く進まず。稽古開始時間になった時点で、未だ半分も来ていない。事故も起きていた模様。やむを得ず生徒に電話をし、引き返す事にした。そんな訳で申し訳なくも、今夜はI藤君とS木君に道場をお願いした。
帰路もスリップしたりでなかなかヘビィな路面状況だったが、東松島や石巻に入ると路面に雪も殆どなし。ううむ。
という訳で道場へ行けず、残念な今夜(笑)。

ところで、スパーリングであれ試合であれ、相手がある程度稽古していて真剣であれば、一つも打たれずに済むという事はない。打たれて当たり前である。“ならば、どうするか?”を考えなければ上達はない。

 

1月16日(金)  仙台・套路(型)クラス
C葉さん、S木君、T沢ジュニア君、A目さん、I藤君、T田君が稽古に参加。
稽古開始前に専作伝心眼流を復習。
①準備運動、基本功。正宗太極拳の体動と混雑すると困るので何時もは並行して行なわない陳式の体動も練習。
②陳式太極拳老架1路。一動作ずつ丁寧に。
③套路練習。各々套路や対錬を。I藤君の形意拳が良くなった。弟子が上手くなると教える側にも良い刺激になる。
今夜は稽古が少し長引き、11時に終了。時折雑談も挿みながらの賑やかな3時間。

先日放送された『ぶっちゃけ寺』、私の周囲でも「見た?面白かったよ」という人が多かった。私も行の話など、懐かしい気持ちで見た。
番組内で芸人さん(?)が「1万人の般若心経」と言っていたのを聞き大笑いしたが、(番組でも言っていた様に)宗派仏教の日本仏教界には全宗派共通の経がない。夫々教義や、中心に据えた経典があるからなのだが、そこを越えた共通の経を作るのも今後の仏教普及には必要なのかも知れない。矢張り一般的に普及度の高い経といえば心経か観音経だと思われるが、長さや覚え易さを考慮すれば心経となるだろう。そこを全ての宗派が集って読める共通の経としたら、何と素敵だろう・・・なんて、一寸夢見た(笑)。

 

1月9日(金)  仙台・套路(型)クラス
平成27年最初の道場。O澤さん、C葉さん、I藤君が稽古に参加。
稽古開始前時間に九鬼神流棒術の型を復習。埼玉のY先生に習った物と、仙台のT先生から習った物とを両方。ついでに棒術の実戦用法を2つばかり練習。
①準備運動、基本功。年が明け、「いよいよ冬本番の寒さだなぁ」と感じるが、一通り終わる頃には身体も温まった。
②正宗太極拳。套路を揃って通し、ロウ膝ヨウ歩の際の体重配分、野馬分ソウの正しい爪先の向きを用法を元に説明、湾弓射虎の実戦用法、観月の用法を解説しつつ、正しい動作の理解の助けにして貰った。
③推手。正宗太極拳の物を復習。
④基本功に入っている連環手法を対人で練習。無論コツも。
⑤八卦掌実用法。今夜は穿掌にしぼって稽古。先ずは一歩一穿から開始し、一気に打ち取るテクニックまで指導。
⑥老八掌套路。
ここ迄で10時過ぎ。一度稽古終了。
I藤君が残って築館心眼流を復習していたので付き合い、10時30頃今夜の稽古を終了。
人数は少なかったが、なかなか充実した稽古内容だったのではなかろうか(笑)。

さて、個人的な今年の目標。
①以前サイトに掲載していた『指導日記』の余話部分を削り、再掲載する。
②毎月一度、築館の老師匠宅に心眼流を学びに行く。
③門人達との個人的な指導や酒席を増やす。

 

1月1日~3日の雑談
31日夜から雪になり石巻も積もった為か、毎年深夜に参詣に来る方が殆ど来なかった。その代わり(なのか?)一日、日中の来客数は多く、祈願数は最高記録に近いかも知れない。翌二日のカレンダーは仏滅の三隣亡(笑)なので祈願者は少ないと予測したが、これがオオハズレ(笑)。
さて、毎年恒例の新年3日の夜迄断食だが、毎回やはり感じ方が異なる。少し体重が増えていると楽なようだ。今年は去年以上に楽で、手の震え等も出ず、砂糖水や喉飴の出番もなかった。二日も自然に力が入った読経が出来た(声は嗄れたが)。が、その晩勧められて入浴したら少し具合が悪くなった。若い頃の完全断食四日目の入浴後に倒れた経験から、断食中の入浴は危ないのは解っているので気を付けているのだが、未だ二日目だし大丈夫かな?と考えたのだった。3日目に入浴したら危なかったかな(笑)。
新年の断食は別に誰に命じられてるのでもない、最近言われているデトックス効果を狙った(笑)長寿や健康目的でやっているのでもない。一年で最も忙しい三日間に、少しは骨身を削るつもりで他人の為に拝むと自分に課しているだけの事。
この記録も“自分も短期断食をしてみよう”と考える人の参考になれば、と書いている。
3日目は声に力が入らず、腹筋をギリギリと使っての読経となった。ま、そんなもんだろう(笑)。
忙しさではかなりハードな三が日になった。今年も乗り越えた。

断食中は眠気に襲われる事もある。体力を温存する働きなのかも知れない。空腹感等で夜も熟睡出来ないから、その分眠い可能性もある。何もせず寝たり起きたりする、休日を利用しての三日間位の断食なら結構楽であるが、仕事や稽古等で身体を通常の生活通りに使いながらだと結構キツいかも知れない。(とはいえ通常の生活を送りながらでないと身体的にはともかく、精神的にはキツいかも知れない)
人によっても違う筈なので、最初は丸一日や二日間位から試してみるのが良いでしょうね(笑)。

という訳で、新年早々どーでも良い様な話題だらけだが、今年も宜しく。

 

bottom of page