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皆さま、今年も一年有難うございました。そして道場もお疲れ様でした。
来年も各々目標を持って楽しく取り組んで参りましょう。
ところで、この指導日記やブログを読んで下さる方もおられますが、誤字や脱字等に気付いた時には言って下さいな。
ブログなど時々読み返して誤字(打ち間違え)に気付き、
「これじゃー意味が通じなかったべ!」と青くなる事がございます(笑)。
読んで意味が通じない箇所があれば遠慮なく教えて下さい。その方が親切ってモンですから。
宜しく。

 

12月28日(土) 仙台教室・武器クラス&打撃(拳法)基礎クラス
今夜の武器術クラス、打撃クラス共にS木君とのマンツーマンになったので、武器クラスの開始を7時半に遅らせ(なんせ長時間道場にいると寒いし)ヒシギなどの復習。中伝技の復習にも入りました。


その後、20時からは打撃クラスのメニューを変更し、套路の練習を。S君はこの所、殆ど套路の練習クラスに参加出来てないので、この機会にじっくりと復習。

21時半頃、Y田さんがお酒を持って年末の挨拶に来てくれました。わざわざ有難うございます。

 

 

離れて打ち合うタイプの打撃中心だと套路練習には意味がない様に感じますが、レベルが上がってくると套路の重要性を実感する様になります。
なので「套路と実戦練習は車の両輪だ」と言われます。
私も若い頃は「型には興味が無い。打撃だけやりたい」と言う人も道場に受け入れましたが(何せ昔は自分が強くなる為に色んなタイプの人と練習したいと思ってましたので)、今は型と並行してやらない人は受け入れなくなりました。実用練習だけやりたければ、伝統武術に来る必要が無いじゃありませんか(笑)。

 

ところで、当会では基礎段階として習う套路は結構多いのです。基礎的な段階に時間をかける、という理由は勿論ありますが、矢張り篩い落としの意味も否めません。
太極拳などは套路が長いので一通り憶えるだけでも時間がかかります。続かないタイプの人は憶え切る前に脱落します。
これとは別に、套路はなかなか教えて貰えず、基本功と套路中の数動作ばかり反復させられる会もあります。これもその動作で身につくモノが重要だからというだけでなく、篩い落しも兼ねています。
当会の『学ぶ順序』は前にも何処かで書きましたから、ここで繰り返しませんが(深める為に結構システマチックになってますよ←自画自賛)、当会の基礎段階の套路を一通り憶えるまでには1年半~2年(最も早かった人で1年程)といった所でしょうか。尤も、自己練習しない方だと5年やっても憶えられなかったりしますが。
因みに、後者でも矢張り基本功と抜き出し動作で1~2年かかります。
芸事は武術に限らず身に付くまで時間のかかるものです。人生の潤いの1つとして楽しんで取り組んで行かれると良いと思います。
(即戦目的の場合はこれとは別の練習方法があります)

 

12月27日(金) 仙台教室・套路(型)クラス
H田さん、T田さん、T橋さんが稽古に参加。
今年最終週の道場なので準備体操等ははっしょって套路を中心に復習する事にし、正宗太極拳、形意(五行)拳、八卦(老八)掌、単・連攻防、専作伝心眼流(所伝)、九鬼神流棒術(東京伝)を皆で行なって終了。

 

★形意拳や正宗太極拳は後ろ足に体重を掛けた三体式で行なわれます。
が、(私の経験上)最初はやや極端なぐらい体重移動をした方が良いと思われます。
初心者は体重がどっちの足にかかっているか?すら自覚出来ていない場合があり、
又、体重と重心は少し違っており、それを知るにも最初はしっかり体重移動する方法で練習する価値があります。
そして最初は体重をぶっつけて行く方が単純明快に威力も出せますしね(笑)。
ま、そこで終わっちゃ形意拳じゃないですけどね。

12月21日(土) 仙台・武器クラス&打撃基礎クラス
武器術のクラス【18時~20時】
K池君とマンツーマン。形意拳の剣と刀の套路の復習をし、ヒシギの初伝技の復習。
ヒシギの初伝技は60本ほど。半分は復習出来たでしょうか。

 

打撃(拳法)基礎クラス【20時~】
H田さん、T田さんが参加。稽古開始直前にA子さんがお土産を持って来てくれ、2人で練習を始めて貰いました。
基本技も2人でやって貰い、どの程度覚えているか?のチェックとしました。途中途中で正しい動き、より良い動作となるように説明を入れました。
防禦練習を行ない、外家拳の技術から数種チョイスして練習。まだ2人のレベルには少し難しい技術(上の段階)も練習して貰いました。
柔術の初伝から逆投を選び、10本復習。
ただ連攻するのではなく、そこに掴みや押さえなどを入れ優位に運ぶ、という事も少々練習し、スパーリングをして10時20分頃に終了。
 

 

 

12月20日(金) 仙台・套路クラス
O山ご夫妻、H田さん、T橋さん、T田さん、N原君が参加。
①準備体操 ②基本功 ③シンプルな対練類 ④套路 ⑤柔術(手解き、肘逆、体捌き)⑥推手 ⑦攻防型
等で2時間半の稽古。
③は単純で鍛錬色の強い物や、一連の型になっている物など数種類。套路と同じで一通り手順を覚えてから掘り下げて行くので、先ずは大雑把に動作を覚えちゃって下さい。
⑤の肘逆では柔術でのやり方、八卦掌のやり方、太極拳のやり方などとも比較して。
⑥は平円単推手のみ。
⑦は2種類。
合間合間には基礎的練習や対練で身に付いた技術や力を実際にどの様に利用するか?も実演。ま、この類いの解説は毎度の事。

12月14日(土) 仙台・武器クラス&打撃基礎クラス
武器術のクラス【午後6~8時】
メンバーの都合が悪く、今夜の稽古はお休み。また来週!(笑)

 

打撃(拳法)基礎クラス【午後8時~】
T田さんとH田さんが参加。
①準備体操 ②基本各種 ③沖錘のチェック ④防禦練習 ⑤約束組手 ⑥蹴りの応用 ⑦スパーリング ⑧フェイント練習
で2時間の稽古。
③は正しい体の使い方と力の出し方の練習。時間をかけて丁寧に。
⑤は無駄のない動きを。
⑥は正しい足の角度の説明ついでに(つまり脱線)。
今夜は基本的な事に時間を遣いました。
 

★幾度となく述べていますが、
打撃の”基本”は、体軸を崩さずに行なう様にします。突きも蹴りも上体を倒さず行なう事で、正しい身体の使い方や読まれ難い動きを身につけます。
頭を斜めに倒して打ったり蹴ったりするのはスパーや試合では有効なので、“基本”が出来た上で状況に応じて使い分ける様にします。
基礎段階で習う技というのは、実用技術として考えれば当然難点があります。
基礎がしっかり身に着き、その上の技術を学べばこそ、状況に応じて自由に応変できる訳です。
こんな当然のコトが理解できないと、伝統武術からはな~んにも汲み取れないのです。

 

 

12月13日(金) 仙台・套路クラス
T橋さん、Y田さん、H田さん、T村君、K池君、T田さんが参加。
①準備体操 ②基礎的な対練 ③套路 ④太極拳の自由攻防練習 ⑤柔術などで10時過ぎまで稽古。

 

③では専作伝の組取も。又、太極対練を練習する組があったので、ついでに④も教えてみました。④の練習は力んだり、無闇に速度が上がったりすると意味がなくなってしまうので、ある程度長くやっている人向けなのですが、試しに全員でやってみました。

 

⑤は手解を。基本の手解きは11本あり、東京伝と仙台伝では一部違うので両方やりました。・・・そういやこの手解き、昔仙台のT先生が「この11本は俺が設定した」と言ったのですが、大和道皆伝者のY先生も同じ本数・内容だったので不思議に思い聞いてみますと、「K先生が作ったんですよ」との事。T先生は正直が取り得の方でしたので、恐らく私が何かと聞き間違えたのでしょう。

 

今夜も楽しく稽古出来たのではないかと思います。
お疲れ様でした。

 

 

★形意拳や八卦掌には、弓歩だとか馬歩といったハッキリした立ち方がありません。
これは移動する事に力と戦闘法を求めたからです。余り詳しく書くと言葉だけで真似する人が出て来るので、実伝のみで(笑)。

 

12月7日(土) 仙台・武器クラス&打撃基礎クラス
今夜の武器クラスはお休み。稽古は20時からの打撃クラスのみ。
参加者はH田さんと、久し振りの平成I藤君の2人。
①準備体操 ②基本各種 ③防禦練習・攻防練習 ④外家拳技術 ⑤歩法 ⑥約束組手 ⑦スパーリング ⑧整理体操
で2時間の稽古。
今夜は覚悟したよりも寒くなく、助かりました(笑)。

 

★寺に篭っているような仕事をしていると曜日感覚がなくなるのですが、毎週道場があるお陰で曜日の感覚が回復できます。
にしても1週間って早いねぇ・・・先週の道場が終わったと思ったら、もう今週の道場なんだもんねぇ。

 

12月6日(金) 仙台・套路クラス
T村君、H田さん、O山夫妻、S木さん、Y田さん、T橋さん、T田さんが稽古に参加。
①準備体操 ②基本功 ③基礎的な対練を行ない、截脚中に出て来る”前足での斜めの金的蹴り”を上手く出来ない人も居たので、標的を持ち対人で練習。
④套路 ⑤手解き ⑥推手 ⑦対人での走圏 ⑧八卦掌用例 ⑨地趟拳の中から一動作抜き出して身体作り ⑩簡単な整理体操
で10時過ぎに今夜は終了。
皆さん寒い中お疲れ様でした。

 

★毎年同じ事を言ってますが、冬季は道路事情で道場まで行けない時があります(この2年ほどはなかったかな)。
その様な場合は、門下の皆さんで稽古をして頂く事になりますので、教え合いながら楽しく稽古をして下さい。

今年の道場は28日(土)が稽古納めなので、その日は土曜クラスに籍を置いていない方の参加も自由です(無論門下生のみです)。
令和2年の道場は1月10日(金)からとなります。

 

本の話 12月7日
『ブッダ 悪魔との対話~サンユッタ・二カーヤⅡ』中村元訳(岩波文庫版)再読。
西洋宗教では悪魔は自己の外に存在する。仏教では悪魔は自身の内にある。それが基本。
 

11月30日(土) 仙台・武器クラス&打撃基礎クラス
1コマ目/武器術クラス
K池君とS木君が参加し、ヒシギの復習を中心に行ないました。

2コマ目/打撃(拳法)基礎クラス
S木君、H田さん、T田さんが参加し、しっかり稽古しました。
①準備体操 ②基本各種 ③防禦練習・攻防練習 ④歩法 ⑤約束組手 ⑦柔術 ⑧スパーリング ⑨整理体操
で10時過ぎに終了。
⑦では初伝の逆取を復習。柔術の稽古は久し振りでした。

稽古後には審査をし、11時半に今夜の道場を〆。

 

 

11月29日(金) 仙台・套路クラス
今期初めて、今朝は風呂場の窓が凍結しました(開かない、という事)。愈々冬ですね。

今夜の稽古は4人でスタート。第5金曜は“武器で遊ぶ日”と決めているので、準備運動などマジメな事は一切しない(笑)。
先ずは県北心眼流の棒術や刀の扱い方を練習(勿論口伝部は外して教えていますが、武器を手にするのに慣れるには良い練習でしょう)。

お次はナイフ術。基礎の基礎から始め、テクニックやナイフスパー、素手対ナイフなど賑やかに稽古。
ここで稽古しているナイフはあくまで基礎的な技術ですが、途中途中で素手技術(中国武術)との共通性を説明したりし、理解を深めて貰いました。

いつも3時間ほど掛かってしまう内容なので、今回は棒と刀はサラッと通し、10時15分頃には一通りの内容は練習できましたが、皆さんが楽しそうなので10時半まで稽古を伸ばして終了(笑)。
メンバーもぼちぼち集まり、最終的には私を入れて7人の今夜でした。

第5金曜にしか“遊ばない”のですが、楽しいですよ。最初は戸惑っている人も、すぐに楽しそうになります。
今回出られなかった方も次回は是非どうぞ。・・・あ、次の第5金曜は、もう来年か。一年、早いなぁ(笑)。

11月23日(土) 仙台・武器クラス&打撃基礎クラス
1コマ目の武器術のクラスは参加者の仕事の都合でS木君の自主練習になってしまいました。申し訳ない。
けれど広い場所を利用して稽古が出来たようなので何よりです。

 

2コマ目の打撃基礎クラスはS君とマンツーマン。
マンツーマンなので審査としました。お疲れ様でした。

 

 

11月22日(金) 仙台・套路クラス
今夜は参加者が少なく、T橋さん、S木さん、M子さんの3人。この所人数が多かったので、私を含め4人しか居ないと道場が広い感じがしますね(笑)。
稽古開始前にT橋さんと打撃試合について諸々。

 

20時からは準備体操と基本功を行なって、シンプルな対練を。
その後、套路(型)の練習。
最後のほうは稽古というよりは修行の事やら何やらの雑談。
10時15分頃に道場を出ました。
ストーブはつけましたが結構冷えましたね。風邪ひかないように気をつけて下さい。

11月16日 仙台・武器クラス&打撃基礎クラス
1コマ目/6~8時・武器術のクラス
私が道場に着いた時にはK池君とS木君とで形意兵器の練習中。
その後、神道流の刀を練習し、今夜からヒシギの復習に入った。取りあえずは初伝技を記憶する事を目標(笑)。
にしても武器術をやると、夫々が持ってる動きのクセってのが如実に現われますな。まこと「武器で素手が上達する」です。

 

2コマ目/8時~・打撃(拳法)基礎クラス
S木君、H田さん、T田さんが参加。
準備体操、基本各種、攻防練習、外家拳技術、歩法、約束組手、スパーリングで2時間の稽古。
外家拳の技術や、約束組手では技のコツは勿論、変化や仕掛けなども合わせて解説。

 

★スパーリングは実戦とは別物です。あくまで練習の一環です。
これが私ら若い頃の“自由組手”ですとケンカと変わらず、かなり強打しましたし、何でもありでした。相手の悶絶は毎回でしたし、骨折も少なくありませんでした。
当会のスパーリングは今も制約がかなり少ない方ですが、それでも本気で打たない、髪を掴まない、目を突き・払いはしない、組みや寝技で噛み付いたりしない(点穴はOK)、そして死や大怪我に繋がる様な技は遣わない、等の決まりはあります。決まりというか、皆、自然にそれは守っている感じです。
又、スパーリングが出来ない人、体力的な問題や怪我の後遺症などがある人の場合、スパーの時間は目ならしの様な身体に負担の掛からない攻防練習を行ないます。
武術は弱者が強くなれる手段であり、スパーは研鑽の手段です。先輩が後輩を一方的に倒し、耐えられない人は辞めていく・・・といったモノとは違う、と今のワタクシは考えています。

 

 

 

11月15日 仙台・套路クラス
道場に着くとキックボクシングもやっているT橋さんが一寸練習していたので、身につけておくと有利な蹴り方も幾つか説明。
20時から準備体操、基本功各種、基礎的な対練類を行ない、套路練習。
柔術の手解き類、基本の投げ数種と、推手を少し。
最後に軽く整理体操をし、10時25分頃に終了。
今夜の稽古に参加したのはT橋さん、H田さん、T村君、O山夫妻、Y田さん、T田さんでした。
覚悟したよりは寒くなかったですね(笑)。

 

推手は自分がしたい様にする事ではありません。もっと心の耳を澄ませましょう。相手が何を考えているかさえ解る様にしましょう。
手解きや柔術の稽古では、慣れた人達は予定調和の稽古ではなく、しっかり押さえ抵抗する様にしましょう。後輩に押さえ切られたからと言って恥ずかしくはありません。上手く行かないからこそ工夫するのです。出来ると思っていて実戦で使えない事こそ、恐ろしいのです。

 

★このクラスは型(套路)練習が中心なので、老若男女それぞれの目的・体力に合わせて無理せず武術に取り組めます。
型は、武術として高みを目指す人にも、健康目的の人にも、趣味を増やしたい人にも、瞑想の手段にしたい人にも役立ちます。
伝統的な武術は型をテキストとし武術を伝えて行きます。初学者が型を憶えたら、次は正しい身体の使い方を覚える為の練習になり、次には使う為のコツが口伝という形で型に盛り込まれて行きます。(蛇足ですが盛り込むのは師です)
そして(これが大切なのですが)型は、武術としての追及していない(要するに腕力の強さを求めていない)人でも、武術として用を為すように正しく練習する事で、他の効果も高まります。なので「俺は強さを求めてないから」とテキトーな運動にしてヨシ、とするのではなく、求められる所を身に付けるように致しましょう。
 

 

 

本の話 11月12日/永井荷風・『墨東綺譚』
有名な本ですが、これまた初めて読みました。この頃、古い小説を読んでいるのは“目覚めたから”ではなく、単に仏教系で読むべき本が手許から消えたからです。
昔読んだ本を読むか、書店を眺めるか・・・ま、再読は必要な本も沢山あります。
さて、この本。小説書きの日常の中に、その小説家が書く小説が挿まっておりまして、“へー面白いなぁ”と思いつつ読みました。
本編の後には、この話を書いた頃の時代風景もありまして、そんな時代を知らない私には興味深い(まるで年寄りから聞く様な)話でした。
あ、『墨』にはサンズイが付いているのですが、私のPCにはその漢字が出なかったのでご容赦を。

 

11月9日(土) 仙台・武器クラス&打撃基礎クラス
武器のクラスは休みになったので、今夜の道場は20時の打撃クラスから。
参加者はT田さんとH田さん。
①準備体操 ②基本各種 ③反応訓練(を利用した動きのある練習も) ④防禦練習
⑤外家拳技術(の中から鞭手を取り出して実用法なども) ⑥約束組手(崩しての投げの変化を3種類)
⑦スパーリング
で2時間一寸の道場。

★一昨日、急に何でも良いから焼き魚が食べたくなりました。買おうかと思いましたが、“欲しいと思ってると結構手に入るからなぁ”と我慢した所、本日「朝に釣ったばかりだから」とドンコを貰いました。
いや~美味しくご馳走になりました。

 

 

11月8日(金) 仙台・套路クラス
先週見学したO山さんがご夫婦で入会。皆さんこれから宜しくお願いします。
T村君、H田さん、K池君、Y田さん、T橋さん、S木さん、T田さんが稽古に参加。
この位の人数がいると賑やかで良いですね(笑)。
①準備体操 ②基本功 ③套路練習 ④基礎的な対練 ⑤手解き
などで2時間一寸の道場。
いやぁ今夜は少し冷えましたよね。お疲れ様でした。

 

本の話題 11月5日
アイスキュロス・『縛られたプロメーテウス』(岩波版)
上映されていた(らしい)劇の台本。神話の大まかな内容は知っているから問題なく読めたけれど、全く予備知識がなければ少し手こずるかも知れない。薄っぺらい本なんだけど。
でもこの内容ってさ、権力者に対する当てこすりって面はないの? なんかそっちが気になったんだけど(笑)。

11月3日(日) 石巻・個人指導(Hさんご家族)
いつも通り、夕方5時から稽古をスタート。
準備体操、基本功、突き蹴りの基本、攻防練習、神道流(刀)の復習、単攻防の1人型と組型、老八掌の復習・・・等で1時間半程の稽古。
日本刀の扱いに慣れる為の練習も2つばかりやりました。
稽古後は揃って飲みに出かけ、賑やかに歓談。

 

 

11月2日(土) 仙台・武器クラス&打撃基礎クラス
1コマ目/武器術のクラス
K池君とマンツーマン。前回の稽古でやり損ねた(時間の都合)形意剣の套路を復習。
神道流の刀も通して終了。
次回からはヒシギの初伝技の復習に入る予定。

 

2コマ目/拳法(打撃)基礎クラス
H田さんとマンツーマン。概ね規定通りのメニューで稽古。
①準備体操 ②基本・各種 ③防禦練習・反応訓練 ④外家拳技術 ⑤歩法 ⑥約束組手 ⑦単・連攻防型の復習
で2時間。
⑦で復習した単・連攻防は基礎的な型だから・・・とおざなりにし易いけれど、しっかり動ける様にしようとすれば、そう簡単でもないのですよ(笑)。案外他の皆さんも出来ている様にして細部が不正確だったりするので、何度でも初心に戻って洗い直すと良いですよ。何事も上手い人ほど基礎を大事にしているものです。

 

 

11月1日(金) 仙台・套路クラス
H田さん、T橋さん、T村君、K池君、Y田さん、T田さん他で稽古。
準備運動と基本功を行ない、基礎的な対練を数種類。その後套路練習、手解き等で2時間の道場。
とまぁ、メニューだけ並べればあっさりしたものですが(笑)、参加者も多く、賑やかに稽古しました。

 

 

読んだのよ(本の話) 小〇〇〇・『△△△ら□□□□ー(上下)』
昔、何かで「面白いSF小説」として紹介されてたから買っておいた(無論100円)。
上巻を読み始めて間もなく、くどいベッドシーン描写があり、ウンザリしてぶん投げたんで、その後暫く放置状態で進まなかった。
たくよ、エロが書きてぇんならハナっからポルノ小説書きやがれ。腐れ作家が。死にやがれってんだ(あ、もう死んでるのか?)。
ゴホン。
なんかね、題材は悪くないけど、もー少し話が何とかならなかったんだべか?というのが読後感。
それとね、自分の中で解決のついてないーーーって、もういいや。
楽しめるかな?と思ったんだけど、疲れた。
珍しく批判的な感想なので、いちお伏字と致しましたわよ(笑)。
・・・あ、私は好きになれなかった、というだけでお好きな方も居られると思います。好みの問題ですからね。当然。

 

 

【余談】
ここの所、墓地や葬儀に対する質問を受ける事が増えました。切実な問題になって来ている、という事なのだろうと思います。
墓地の選択について、一寸述べてみます。
跡継ぎが居り、お金に余裕のある方は寺院に墓地を持つ(つまり檀家になる)方法で良いと思います。お金は掛かるけど、一番安心・確実です。
でも、これだと、お寺に(というかその寺の坊さんに対して)不満が起きた時にも、我慢するしかない、という事になります。
なので、寺とのトラブルを避けたい、必要以上の護持会費(寺への集金)や修繕費等を出したくないと考える方は、誰でも買える墓地を選ぶと宜しいでしょう。
その手の墓地は、例えば石巻なら市営だけでなく、日和山やしらさぎ台(これらは会社運営)、門脇の築山墓地(ここは地域の管理)等があります。
この手の墓地は特定寺院の墓地ではないので、葬儀や供養をその都度、自分が好きな寺(坊さん)に頼めるという利点もあります。
「家の墓地なんて要らないわ」という人や、跡取りのいない人、いても負担を掛けたくない人、経済的に余裕のない人は散骨や共同墓地、という手段もあります。
兎に角、遺骨は「ただそこらに捨てる」という訳には行きません。←捕まるよ(笑)。
なので何かの方法が必要なのですが、色々考えてみれば、きっと自分に一番合った方法が見つかる筈です。
ここに挙げたのは、あくまで一例です。色々と相談に乗れるので、何でも聞いて下さい。
あ、「何でも聞いてくれ」と言ってもですね、全く知らない方にアドバイスなんか出来やしないんで、知り合いだけね(笑)。

10月26日(土) 仙台・武器クラス&打撃基礎クラス
今夜の武器クラスはお休みなので、20時からの打撃クラスから道場開始。
稽古に参加したのはT田さん。
①準備体操 ②基本各種 ③攻防練習 ④外家拳技術 ⑤歩法 ⑥約束組手 ⑦型(専作心眼初伝) ⑧タントウ
などで2時間の稽古。
マンツーマンなので、一つ一つ丁寧に。質問に答えたりしながら稽古しました。

 

★道場玄関にある紺色の傘。あれ、多分俺のだ(笑)。
同じ様な傘が1本、しばらく前から家にない。

 

 

10月25日(金) 仙台・套路クラス
警報が出たほどの大雨でしたが、H田さん、T村君、Sさん、T橋さん、T田さんが稽古に来ました。
稽古開始前に来ていた人と専作伝心眼流の初伝7本を復習。
20時から準備体操と基本功をし、先ずは揃って正宗太極拳(第1十字手迄)。
その後、各自套路の練習。
後半は基礎的な対練類。八卦掌の截脚で手こずっている人も多かったので、動作の説明もしながら重点的に練習。

「道路が冠水する前に帰りましょう!」と、10時15分頃に道場を出ました。けど、あちこち冠水はしてました。
今年の台風・大水被害は酷いものがありますよね(>_<)

 

 

10月23日(水) 石巻・個人指導
仙台教室のH田さんが個人指導を受けに来ました。
「講習会に合わせてヌンチャクを買ったのに、仕事で参加出来なかったから」
と、ヌンチャクの扱い方を習いに来ました。
これですよ。
この熱心さですよ。
芸事を志す者、こうでなくっちゃあいけません。
・・・とは言え、平日は仕事・休日は家の用事で「遠方まで習いに出るって無理だわっ!」
というのが普通でありまして、習いに来られるのは幸運な人だというのはよっく解っております(笑)。

 

稽古後は一緒に食事に(いや、飲みに)行きました。
11月3日(日)石巻のH川さんご家族の稽古後、一緒に“激辛パスタ”を食べに参ります。
参加したい方、是非ご一緒にどうぞ(もちろん辛い物以外も頼めますよ)。

 

 

本のはなし 10月22日
井伏鱒二/『山椒魚』(新潮文庫版)を初めてちゃんと読みましたよ、あたしゃ。
12篇からなる短編集。
こういった派手なストーリー展開がなく、心情の流れだけで展開される小説って、現代の人気はどうなのでしょうか。
因みに、あたしは嫌いじゃないです。読みごたえもあるし。
何となくね、つげ義春さんの漫画を思い出しました。←つげ漫画は大学時代からファン。
・・・短編集って、最近一気に読めない(読まないよーにしてる)のよ。話が混ざると困るから(笑)。
若い頃は続けて読んでも内容が混雑しなかったような気がするんだけどなぁ。

10月20日(日) 石巻・令和元年講習会
今回は“ヌンチャクの基礎”を練習しました。楽しんで頂けたでしょうか?
今回の講習会に向けてヌンチャクを購入した人もいましたし、去年の講習会ではトンファーを扱ったので、トンファーを持っている人も少なくありません。
なので暫くは毎年交代でトンファーとヌンチャクを練習するのも良いかも知れないな、と考えました。

当初10名を越える参加予定でしたが、最終的に9人になりました。
今回、会場が狭かったので丁度良い人数だったかも知れません。
参加された皆さま、お疲れ様でした。

 

 

10月19日(土) 仙台・武器クラス&打撃基礎クラス
1コマ目/武器術クラス【6~8時】
K池君との稽古。神道流(刀)の復習と、形意4大兵器の復習。

2コマ目/拳法(打撃)基礎クラス【8時~】
前半部はK池君も混じってT田さん、私と大和道の初伝逆取・投げ・合気の30本を仙台伝・東京伝と織り交ぜて練習。約1時間。
後半は九鬼神流棒術の一人型(東京伝)を復習し、太極拳についての質問を受けて、
最後に目ならし程度の軽いスパーリング。タントウを流して今夜の稽古は終了。
明日の講習会もあるので、今夜の稽古は軽め・早目の終了としました。

 

 

10月18日(金) 仙台・套路クラス
夕方には仙台の一部で避難準備・勧告の出た雨の宮城県。
当然道場に来る人は少なく、T村君とT田さんの2人。
準備体操と基本功の後、正宗太極拳の套路をじっくり復習する事にしました。
最後に推手とそれを活かす稽古をし、雨が強くなる前に今夜は終了。

 

★T田さんが、「明日の道場には誰か来ますか?」と聞きます。
そうなんです。T田さんは大人の忖度が出来過ぎちゃう人なので、“自分一人だけなら仙台まで来なくても・・・”と気を遣って下さるのです。
なので「月謝払ってるんですから、1人でもやりますよ」と返事をして、明晩も稽古をする事にしました。
道場には、仕事の都合、家の事情、時には先週の様に天候により、来たくても来られない時があります。来られる時は稽古しようではありませんか。

 

 

本の話題
10月14日/講談社学術文庫版『正法眼蔵・行持㊤』を読んだ。
禅宗の書籍に触れる度、その清厳さに打たれます。ちょっと特殊だよね(笑)。
道元さんの書いた本文よりも、語句の注釈や解説の方が遥かに大量の本。それほど難解だという事でございましょうね。
・・・なんだか一冊の本を読んだのって久々な感じがします。無駄な用に振り回されていたのかしら?(笑)

10月12日(土) 仙台・武器クラス&打撃基礎クラス
台風の影響が出そうなので、「今夜は休みます」と連絡のなかった人にもメールをし、休みとしました。
仙台道場への行きは大丈夫そうですが、帰り時間が問題ありそうでしたからね。
車のワタシであれば、帰れなければ高台の飲み屋で飲んで寝てしまう、という方法もありますが、公共交通機関を利用している人はそうも行かんでしょ?(笑)
そういう訳で、皆さま、また来週です。

あちこちで浸水以外があるようです。被害に遭うと、その後が大変です。本当に大変なのは、これからです。乗り切って頂きたい、と思います。

★私の道場では拳種(拳法の種類)によって立ち方を変えます。
体重の位置や股関節の処理など、その流派に適した(その流派で求められている)物にします。
違うものを練習する事で、理解できることがあります。
違っているものを混ぜこぜにしない様に注意する事が大切だ、と考えています。

 

 

10月11日(金) 仙台・套路クラス
T橋さん、S木さん、T村君、K池君、Y田さん、T田さんが稽古に参加。
①準備体操 ②基本功 ③対練 ④套路 ⑤単攻防(1人型と実戦用法)で2時間ほどの道場。
途中、初学者向けに拳の作り方と部位鍛錬の話なども。
この位の人数がいると熱気がありますね(笑)。

 

★ルールによって変わる技(動き)があります。
例えば、金的攻撃が禁止だと、後ろ蹴りは横に膝を向けて蹴るようになります。
これは
①下から擦り上がる様に蹴ると、金的に当たってしまい反則を取られる危険がある。
②金的を蹴られる心配がないので、股を開いて蹴っても大丈夫。
といった理由であります。
我々の場合は、スパーリングでもかなり積極的に金的を狙うので、そこは関係有りません(笑)。

 

10月5日(土) 仙台・武器クラス&打撃基礎クラス
武器術のクラス/18時~20時
S木君と神道流(刀)を復習し、形意四大兵器を一通りおさらい。

打撃(拳法)基礎クラス/20時~
普段殆ど套路クラスに参加出来ないS君とマンツーマンになったので、メニューを大幅に変更し套路を中心に練習した。
端的に強くなるのなら打撃が必要で、それだけやっていれば良いが、将来、いつか何処かの時点で質的な上達を望むなら、套路(型)は絶対に必要である。それ程に、型から学び、身につけるモノは多い。
・・・おっと勘違いない様に。1人で行なう型だけずっとやっていて、ある日ある時“質的な変化(転換)”が起こって達人になる、なんてー事は夢物語である。変化が起こる為にはそれに見合った材料がいる。

 

10月4日(金) 仙台・套路クラス
T村君、T橋さん、T田さんが稽古に参加。
①準備体操 ②基本功 ③基礎的な対練 ④套路 ⑤跳躍技法(騰空腿) ⑥整理体操
で2時間の稽古。
②③は種類が結構あります。道場に出てしっかり覚えて下さい。
⑤は若い内にドンドン練習して下さい。
あ、そうそう。途中ちょっとヌンチャクもいじりました(笑)。T村君の「馴染むと武器が生き物の様になる」という話から、武器と扱うニンゲンの関係についても話してみました。
雨の中道場に来た皆さん、お疲れ様でした。

★道場の連絡用に使っているML(メーリングリスト)があり、正式入会後3ヶ月~半年経過の時点で招待しますが、
使用中のMLは今年中にサービス終了するので、新しいMLに越してから招待します。
最近入会された方、宜しくお願いします。

【連絡】 八大武舘・令和元年練習会
10月20日(日)石巻市で今年の練習会&懇親会を行ないます。
練習会のみの参加、懇親会のみの参加も可能です。両方参加は尚更歓迎です(笑)。
今回はヌンチャクを中心に練習します。会場スペースの都合で基礎的な扱いが中心になるので、初心の方もどうぞ。
日時/10月20日(第3日曜)午後1時半~4時半
場所/石巻市総合福祉会館みなと荘(湊こども園と同じ建物)3階・講座室
費用/月謝納入している方は無料(払いたければ払ってくれて構いませんよ)

懇親会/午後5時から。会場・費用等は問い合わせ下さい。

注1・日が近くなってからの申し込みは人数の都合で断わる場合があります。希望者はお早めに。
注2・ヌンチャクの貸し出しは可能です。早目に申し出て下さい。又、事前にヌンチャクを購入する方は相談に乗ります。
注3・会場の住所や地図が必要の方は申し出て下さい。(石巻駅から徒歩15分。私の寺から徒歩5分です)
注4・「ついでに朱印書いて欲しい」「本堂拝ませて欲しい」という方は12時30分頃には当院に着いて下さい。
 

 

9月28日(土) 仙台・武器クラス&打撃基礎クラス
メンバーの都合がつかず、今週の土曜も休みになりました。
休みになると身体は楽ですが(仙台まで出ずに済むだけでも楽ですよね)身体を動かさないというのも、つまらないモノですかね(笑)。

 

9月27日(金) 仙台・套路クラス
Sさん、T橋さん、K池君が道場に。
準備体操と基本功を済ませ、今夜は套路練習から。
「なかなか憶えられない」という人もありますが、同じ事を100回やれば憶えられます!という位の心算で取り組めば憶えられます(ややこしいな)。
後半は基礎的な対錬類、手解き、推手などで2時間の稽古。

★身体を動かすに良い季節になりました。皆さんの日々の練習も捗ると思います。
套路などの怪しい(動作が曖昧な)所をそのままにせず、道場で質問して下さい。
例えば太極拳。一通り憶えて暫く経つと、後半部や中間部などの動作が不正確になる人が多いようです。
この様な箇所を曖昧なまま放っておかないで下さい。
一つ一つ正確に。これが未来の貴方の実力に直結します。

9月22日(日) 石巻・個人指導(Hさんご家族)
準備体操、基本功、基本技(防禦・手技・足技)、歩法+攻防(1人動作と対人練習)、三穿掌、単攻防(一人型と組型)、神道流(刀)の復習、老八掌(套路)。
10月20日の練習会に向け、ヌンチャクの基礎的扱いも3手程やりました。
 

 

9月21日(土) 仙台・武器術クラス&打撃基礎クラス
メンバーが集まらず、今夜の道場はお休み。

★“構えと戦略”があり、流派によって異なります。
(中国の)少林拳の坊さんが手を下げて構えるのも仕掛けでして、彼等はそれを用いる速度があるのです。
誰でも顔を殴って来ます。初心者は顔の前に手を出して構えましょう。

 

9月20日(金) 仙台・套路クラス
稽古開始時間に誰も来なかったので、自分の稽古をお気楽に開始。
8時40分頃、N原君が来たので「何がやりたい?」と聞くと「套路を一通り見てくれ」との事で、八卦掌を一緒にやっていると、
T田さん、Y田さん、M子さん、T橋さんが徐々に到着。
皆で一緒に形意拳や正宗太極拳を通し、その後は各自套路や対練の練習。
後半は攻防型(弐)、正宗太極拳と八卦掌を理解する為の用法などをちょいと行ない、10時45分頃に稽古終了。
今夜は遅くなった。お疲れ様でした。

 

★歳を取るほど、鍛錬は増やさなくてはならない。
若い頃は力とスピードで誤魔化せるが。
おあつらえ向きに、歳を取るほど内容の細かい所に意識が行き届くようになる。
50を目前にして思う。
歳を取ってからが、本当の鍛錬になり得るのだ、と。

9月14日(土) 仙台・打撃(拳法)基礎クラス
寺周辺の道路で大工事(未だに復興工事だぞ)。車は軒並み通行止め。仕事の依頼は断るしかなかった今日一日。
って、これって営業妨害じゃねぇのか? 貴様等軒並み殺していいのか?(ーー゛)

 

参加者の都合が合わず、武器術のクラスは休み。なので稽古は20時の打撃クラスから開始。
今夜はT田さんのみ道場に来ました。
“打撃クラス”なんだが、マンツーマンで、それも生徒が若くはなく(失礼!)その上、打撃格闘技経験者である場合、稽古内容を大きく変更したりします。
今夜は、外家拳の技術の稽古と、約束組手(これ一見現代武道の動きですが、ちょっと変えると内家拳に直結する様に作ってあります)。
それとヌンチャクの基礎的な扱いを練習しました。
最後に初伝逆取(東京伝)を復習し、今夜の稽古は10時頃に終えました。

 

 

★数週間前から足の甲が妙に痛む。脚の側面から力がかかったり、体重のかかり方によって鋭い痛みを感じる。
部位鍛錬で少し痛めたのかも知れない。痛み方が骨に異常がある時のモノと似ているのだが、当然、病院なんざ行く心算はない。
ベキベキ言った肩も痛むし、なんだこりゃ、ワシもヤキが回ったか。あん?

 

 

9月13日(金) 仙台・套路(型)クラス
Sさん、T橋さん、K池君が稽古に参加。


準備体操と基本功を終え、基礎的な対練を練習中に南方のT哉君が顔を出した。
先週日曜の演武会のパンフや記念誌、配布のウチワなどをわざわざ届けに来てくれたのだ。
最初「うちわを作った」と聞いた時には"何故に?ウチワ”と思ったが、あの日は暑かったので見学者の役に立ったかも。
ついでに演武会の総括や録画を見せてくれたので、稽古の指導は池君にお願いした。
・・・ここ最近、道場への来客で私が指導できない日が何度かあったが、何年も通っている弟子のほうが初心者への指導は間違いなく丁寧なので、かえって良いのかも知れない(笑)。
そんなこんなの道場は10時に終了。SさんもT橋さんも遠方からの道場通い、お疲れ様です。

 

そうそう。今回、演武出場のお礼として各団体に謝礼金が出ました(何度も演武会に出たけど初めてだ)。
会場までの足代や衣装等の準備で出費が嵩んだ筈なので、K池君とS木君に半ぷんこにして渡そうと思ったのですが、K君には、
「要りません。それ以上に勉強になりました。いい経験を積ませて頂きました」と辞退されました。
ですので、10月の懇親会費(酒代)に足します。2人に感謝して下さい。

 

 

★あくまでアタクシゴトですが、今日は大変充実した1日でした。余りの充実振りに夕勤(夕方のお勤め)が済んでからは、何やらすっかり1日が終わった気がしました。
でもしかし、まだ道場が残っております。終わった気になるのは早い!のでした。
先週と比べて随分涼しくなったし、今夜も楽しく身体を動かそう!と出発した今夜でした。

9月8日(日) 甲冑柔術保存会・創立35周年記念演武会
仙台ジャズフェスと重なった本日。演武会の客入りはどんな感じだったでしょうか?
本尊さんの縁日で参詣の方が多く、私は演武会に行けませんでしたが、ま、そつなく済ませてくれただろうと思っております(笑)。
今回の演武者はK池君とS木君。ナレーションはS木嫁にやって貰いました。ご苦労様でした。

 

当会で演武した神道流の刀ですが、パンフに載ったらしい“伝系”の記載が(若しかして)違ってるかも知れません。←見てない。
何せ、その辺の記述は保存会側に一任しちゃったので(笑)。
この型を我々に教えて下さったのは埼玉のY先生ですが、その上が違うかも知れません。なんせワタクシ、伝系など気にもしない性質で。
気になるヒトは勝手に調べて下さい。わはは。

※今後の演武内容について書いたのですが、長文になってしまったので、別所に掲載します(笑)。

 

9月7日(土) 仙台・武器クラス&打撃基礎クラス
1コマ目の『武器クラス』には、K池君のみ道場に来て、明日の演武会準備をして帰りました。
演武会の事だけでなく、他の事もちょいと話せて良かったです(笑)。

2コマ目の『打撃(拳法)基礎クラス』には、久し振りで平成I藤君が来ました。
①準備体操 ②基本各種 ③防禦練習・攻防訓練 ④外家拳技術 ⑤歩法 ⑥約束組手 ⑦スパーリング ⑧タントウ

メニューの合間に棒や単・連攻防、専作伝の型などもチェックしました。
五行拳の段階練習法を1つ進め、その連法がどの様な力を生むかを体感しても貰いました。

★H田さんの金沢土産で頂いた『金箔入りコーヒー』、飲み始めました。金箔入りでジュミョーが延びそうです(笑)。
どうも有難う。

 

9月6日(金) 仙台・套路クラス
T村君、T橋さん、Sさん、T田さんが稽古に参加。
①準備体操 ②基本功 ③基礎的な対練 ④套路 ⑤手解き(柔術)⑥推手(平円単推のみ)
で2時間の稽古。
「ある程度覚えたら後輩に教えると整理が出来る(理解が深まり上手くなる)」と良く言いまして、③や④、⑤は一部初心者への指導を任せてみました。
やっぱり彼ら、俺より教え方が丁寧だ(笑)。

 

★パンチは腕の伸縮で打つのが一般的ですが、これを腕の伸縮ではなく身体の力で打つ、(誤解を恐れず言えば)腕に身体の力を伝えるのが武術です。
こういった事を身につけるにも、基本や套路があるのです。
具体的には道場でいつも説明してますので、良く練習して下さい。
勿論、練度によって変わって行きます。上達すると、更に先がある。これも楽しい所です。

8月31日(土) 仙台・武器クラス&打撃基礎クラス
1コマ目/武器術のクラス【午後6~8時】
18時から集まってK池君とS木君とで演武会のダシモノを練習。
本番前に2人で合わせられる機会は今日が最後らしく、しっかり練習して行った様でした。


 

2コマ目/打撃(拳法)基礎クラス【午後8時~】
S木君とT田さんが参加。気温も高く、S君は2時間前から動いているので、稽古内容を軽めに変更。休憩も比較的頻繁に取りながら。
①準備体操 ②基本各種(一部省略した) ③防禦練習・攻防練習 ④約束組手
⑤柔術(初伝合気10本) ⑥スパーリング

休憩時間を利用して、
ⅰ肩甲骨を動かして打つ方法を練習。これは前面の筋肉に意識がある人が、背中側の筋肉を使える様になる為の効果も有ると思われる(経験上)。
そのついでに、ⅱ肩の動きを使った攻防のテクニックを。これは危険度が高く(非常にかわし辛く直撃してしまう)封印した技術なので、仙台教室でやって見せたのは恐らく初めて。
その又ついでに、ⅲ掴まれた手を利用して崩す方法を。普段練習している柔術の方法とは少しく異なる。
ⅳ相手の攻めを空かしてこちらが入れる。刀を使って練習。柔らかく。これが拳法にも繋がる。
④中には同じ動きを利用して、シンプルで速い動作も。入る位置が重要。速いだけに実戦向き。
他にも雑談など色々と。
10時に稽古終了。
 

 

8月30日(金) 仙台・套路(型)クラス
第5週の金曜は『武器で遊ぶ夜』。
いつも真面目に通っている生徒さん達に、たまには難しい事は忘れて遊んで貰おうという日(笑)。
築館老師匠伝・心眼流の日本刀や棒術と、ナイフの扱い等で楽しい夜を過ごします。←ホントに楽しいのか?は当人次第。

老師匠伝の技術は、目録免許以上を貰っていないと伝授不能の口伝部は略しています。
又、土曜日の“武器術クラス”とは練習内容が別です。←当たり前ださね。

そんな今夜の道場に来たのはT村君、H田さん、Sさん、T橋さん、T田さんでした。
9時になった頃、南方心眼流のT哉君が顔を出して8日の演武会の事と、新たに購入したという掛け軸を持って来ました。
今回の掛け軸も少々問題ありで、私が魂抜き等まず拝んでから、という事になりました。
前回の甲冑もそうですが、怪しい物は見て分かります。・・・って、『指導日記』で述べても場違いだな。
その内に別の所で書いてみます。その気になれば(笑)。

 

読んでみた
8月28日 中江兆民『三酔人経綸問答』
3人が飲みながら天下国家を語る内容。明治時代って凄いね(笑)。
最後の訳注がまた興味深かったですねぇ。知らない言葉って、いっぱい。だわ。

8月25日(日) 石巻・個人指導(Hさんご家族)
ひと月振り程の練習なので、復習を中心に。
①準備体操 ②基本功 ③突き蹴り防禦の基本 ④ステップ(歩法)と攻防の動き
⑤神道流 ⑥単攻防(一人型・二人型) ⑦八卦(老八)掌 ⑧自分で行なう整理マッサージ
など。
途中、休憩を兼ねて、代々の墓地を今後どうするか等の相談を受けたりしました。解決策が提示できた様で何よりです(笑)。

 

8月24日(土) 仙台・武器クラス&打撃基礎クラス
20時開始の“打撃(拳法)基礎クラス”にはH田さんとT田さんが参加。

準備体操を済ませ、基本技を練習しているとA子さんが訪ねて来ました。実に久し振りです。
話があったので、その間、防禦練習や外家拳技術の稽古はHさんT田さんにお願いする事になりました。
他に実用的練習やスパーリング、柔術などを行ない、10時30過ぎに稽古を終了。

今夜は武器術クラスはお休み。

★A子さん曰く、「先生の携帯にメールしたら返信が来なかったので、何か気分を害したかと心配しました」。
いえいえ、私、もう何年も前に携帯電話を持つのを止めたんですよ、ってな話もしました。
サイトで「携帯やめたぞ」と書いただけで、誰にも連絡せずに急に手放したので、他のどなたかにもご迷惑をかけたかも知れません。
ごめりんこ。←古いぞ。
が、ですね、わたくし、そこまでムツカシイヒトぢゃないんで、気分を害してどうの・・・とか考える必要はありません。
つか、本当に気分を害したら文句言いますから、安心を(笑)。

 

8月23日(金) 仙台・套路クラス
K池君、T村君、H田さん、Y田さん、T田さんが稽古に参加。
①準備体操 ②基本功 ③基礎的な対錬類 ④套路 ⑤推手
等で10時半頃まで。

③は皆さんそろそろ手順は憶えて来たでしょうか。
④最初に揃って正宗太極拳(第1十字手までを細かく)、形意拳(五行拳を詳しく)、専作伝(初伝7本)を行ない、その後各自で練習。対錬を練習する人も。
套路の練習時間はある意味自由時間でして、その人のレベルや目的に応じ、夫々バラバラの練習をしています。こういうのが中国武術らしくて良いものです(笑)。
⑤推手系の練習を数種類。楽しく行ないました。

 

本の話題
8月21日 三井英光著『曼荼羅の講和』高野山出版社
手帳ぐらいの小冊子。恐らくこれ高野山の大師教会で祈祷師養成のテキストになってるんじゃないかな。
これを読む限りでは祈祷師(僧侶より位が下)も結構しっかりした教義教育を受けている感じがしますね。
…教わった内容を理解し、憶えてられるかは又別の問題とは思いますが。

8月17日(土) 仙台・武器クラス&打撃基礎クラス
1コマ目/武器術のクラス【18~20時】
K池君とS木君が演武会へ向けて日本刀の型を練習。
なんせ中国武術修業者が扱う日本刀なので、問題点は山積ですが、それなりに仕上がっては来ています(笑)。

2コマ目/打撃(拳法)基礎クラス【20時~】
S木君、H田さんが参加。気温が高いので基礎的な事をゆっくり丁寧に復習しました。
①準備体操 ②基本各種 ③防禦練習 ④受けの稽古(基本) ⑤約束組手 ⑥柔術(初伝逆投10本) ⑦整理体操


⑤の約束組手でS君が何だか張り切ってる動いているので、“久々で動くのに随分力が入ってるなぁ”と思ってたら(注意もした)足首を痛めてしまい、後半30分は見学した。このクラスの動きは少し負荷が強いので、暫く稽古に出ていないのに急に張り切って動くと怪我をする場合もあります(殆どが自爆)。なので、最近休みの多い人が出る場合はご注意を。


 

★基本の突きなど、基本技の練習は、1回1回をリセットして丁寧に行ないます。
ルーティンにならない事が肝要です。
五行拳などの取り組み方も同じです。
一つ一つの動作を丁寧にせず、ガンガン数をこなすのは“運動”にはなりますが、武技を深める事にはならんもんです。

 

必要なのは力ではなく、集中です。
確かにそれは実闘の中で発揮するのは難しい。
それだけに追求する魅力がある訳です。

 

8月16日(金) 仙台・套路クラス
先月見学に来たT橋さんが入会。本日道場に来られなかった皆さんも、これから宜しくお願いします。
H田さん、T橋さん、T村君、Sさん、T田さん、N原君が今夜の稽古に参加。
①準備体操 ②基本功 ③基礎的な対錬類 ④套路(型) ⑤柔術の基本的な受身と手解き
等で10時10分頃に稽古を終了。

④の時間帯には対錬を復習する人も。どんどんやって下さい。
今夜は③を一通り通すのに思ったより時間が掛かりましたかね。

★当会の太極拳は要求が細かいのが特長です。同系の太極拳を練習していた人が一様に「細かいですね」と感想を漏らします。
流麗で踊るような太極拳、というのは気血の流れには良いので健身の効果はありますが、武術としての効果はありません。
先ずは大まかに套路の順序を憶えて、それからが本当の練習です。

【連絡】

①南方心眼流・夏の懇親会
8月11日/午後2時から伝承館にて稽古。4時からお祓い。
5時半から肉屋食堂にて懇親会。

 

②甲冑柔術保存会・演武会
9月8日/午後1時から。南方町武道伝承館にて。
演武会終了後、懇親会が予定されております。

 

③八大武舘・ヌンチャク練習会
今回は基礎的な扱いを中心に練習。10月20日/午後1時半~4時半。石巻市みなと荘にて。
「石巻に行くついでに御朱印が欲しい」方は1時前には当院にいらして下さい。

 

 

8月10日(土) 仙台・武器クラス&打撃基礎クラス
今夜の道場は参加者の都合で急遽お休み。お盆など、連休前後には人が集まらない、ちゅう事が往々にしてあります。
 

★練習用の居合い刀や飾り刀では、人は殺せないけれど、
南方の心眼流の使い方をすれば、模造刀でも人を殺傷出来ます。
(と思うよ。でも、俺も殺したこたぁないから断言は出来ないよ/笑)
南方心眼流の刀の使い方は、ナマクラ刀や折れた刀でも相手を倒せるようになっているのが、面白い所であります。

 

 

8月9日(金) 仙台・套路クラス
先月末に見学に来たSさんが入会し、今夜はマンツーマンのスタート。
足の動かし方など、基礎中の基礎を練習。
9時過ぎにT田さんも来て、正宗太極拳や形意拳を改めて練習。套路で五月蝿く(?)要求される動きが“正しい力”を使う為に必要なので、丁寧に練習して下さい。
套路も憶えて慣れて来た頃に雑になって来るものなので、そこで正確に・正確に・取り組めるかが数年後の実力を分けます。いや、ホントに。

 

★今夜は参加者が少ない夜でしたが、入会したSさんともこれから顔を合わせると思うので、皆さん宜しくです。
「仕事事情で隔週でしか道場に通えない」との事ですが、それは余り心配する必要はありません。
同じ様な状況を気に掛けて新しい事を始められない人も少なくないと思うので、読者に向けてアドバイス↓
私がまだ仙台道場を作る前。石巻道場にも「一週交代で夜勤が入るので、各週でしか通えない」生徒は何人かいました。
でも、自主練習をしっかりしていた生徒は上達しました。(自主練習してない人は何年経ってもダメでしたよ)
月に2回程しか道場に来られなくても、習った事を家でしっかり復習していれば、3年程で基礎的段階は終わる筈。
なので、先ずはそこを目指して頑張ってみて下さい。

 

 

読んでみた 8月10日 三愛新書・教養講演集49『人間と文化』
もう何年前か忘れたが、出先の古書店で見つけた本。
目次に精神医学や仏教の項目があったから購入したんだと思う(忘れた)。
リコー三愛グループで出版しているシリーズ本だそうな。各専門家を呼んで講演して貰い、その内容を書籍化する。
凄いよね、ひとつの会社で人を呼んで講演して、本にするってんだから。資金力万歳!ってカンジ?(笑)
一般向けの講演ということもあって誠に平易で且つポイントは押さえてあって、取っ掛かりに良いんじゃないでしょうか。

8月3日(土) 仙台・武器クラス&打撃基礎クラス
今夜の道場は自主練習日。
今月は土曜が5週あるので休みにしても良いのでしょうが、K君とTさんはちゃんと道場に来て稽古した様です。
偉い!
自主練習日は進度に関係なく何をやっても良い時です。先輩から色々学べるお得な日ですからね、時々こういう機会を作るのは良いのかも知れません。
 

★日本刀の専門家によれば、やはり肩に力が入ってガチガチだと駄目だそうです。
初心者が功を欲張って重い木刀を振ると、肩の力みに繋がっちゃって使い物にならない剣術家になっちゃうらしいです。
うん、この辺なんでも同じですね。でも、誰もがやってしまいがちな間違いでもありますよね。

 

 

8月2日(金) 仙台・套路クラス
本日も暑い一日でした。
Y田さん、H田さん、K池君、T田さんが参加。
①準備体操 ②基本功 ③基礎的な対錬 ④套路 ⑤柔術 で2時間の稽古。
その後、Y田さんの希望で昇級審査。
皆さん、暑い中お疲れ様でした。ではまた来週!

K君とTさんとで64散手を練習していたので、悪い例、つまりこーすると失敗するのよ、
という動作をやってみせてた所をYさんが写真を撮ってくれました。さて、どんな風に写っている事やら(笑)。

 

 

8月3日・本のはなし
相変わらず個人の備忘録的などーでも良い話なので、読み飛ばして下さいよ。
クレッチュマーの『天才の心理学』を読む。
この人、性格と体格を結びつけた人で、心理学を齧った人なら誰でも知ってる有名人なの(笑)。
で、この本は世に影響を与えた様な大天才は精神障害を持っている、事を研究した本。
もっと現代風な訳をしたら、若い人達にも食いつく人っているんじゃないかしらね。
でも、こんな内容を今書いたとしたら、あちこちから「差別だ!」みたいな、突き上げを食いそうだから、
読者数が少なくて丁度いいのかもね(笑)。

7月27日(土) 仙台・武器術クラス&打撃基礎クラス
1コマ目/武器術のクラス(18~20時)
K池君とS木君とで神道流の刀を復習しました。少し馴染んで来た様に見えます(笑)。

2コマ目/打撃(拳法)基礎クラス(20時~)
参加者はS木君とH田さん。暑いので小まめに休憩を入れましたが、脱線は少なく(笑)メニューは基本通りで。
①準備体操 ②基本各種 ③防禦練習・反応訓練 ④外家拳技術
⑤歩法 ⑥約束組手 ⑦柔術(初伝合気10本) ⑧スパーリング
で2時間の稽古。
 

★自由組手。今はスパーリングとも言われまして、練習の重要な部分になっています。
私が若い頃の自由組手はかなりハードでした。かなり強度が強く、歯が折れたり骨折したりは普通でした。
しかしその分、少ない技をどの様に叩き込むか、という得意手が身に付きやすいものでした。
今は軽いもの、ホントに軽く当てる程度のスパーリングが多くなりました。これは怪我が少ない上、恐怖感が少ないので気弱な人にも取り組みやすい、という利点があります。
しかし、技のバリエーションも増え、テクニックは上手くなりますが、心身の一寸した動きで誘い得意手で倒す、という実闘の理合みたいなもの、気迫の問題などは、幾らか身に付きにくいのではないか、という感じが致します。
この問題の解決の為に、強度の違うスパーを交互に行なう、というのも手ですし、スパーは軽く・技(用法)の練習は本気で、という解決策もあります。
皆さんも自身の工夫で取り組んでみて下さい。

 

7月26日(金) 仙台・套路クラス
昨日辺りからぐっと気温が上がった宮城。海と川の近い石巻では、朝からもの凄い霧。
そんな中で汗だくの稽古。
①準備体操 ②基本功 ③基礎的な対錬類 ④套路
⑤九鬼神流棒術 ⑥推手(平円単推のみ) ⑦攻防型(1種)で2時間の稽古。
今夜はH田さんと体験の方のみでした。

 

★一部の八極拳で衝捶(冲捶)を打つ時に、前に出していた左手と右手とを出し換えて打ちますが、それを見て、
「あんな大きい動作じゃ使えねえよ。威力は出たとしても」というのは、一面的な見方です。
あれは戦闘方法(使い方)の表現です。←こんなこた秘密でも何でもないんで言っちゃいますが(笑)。
この様に使い方と力の打ち出し方がひとつになっている、というのが古い武術の特徴でもあります。
(これは日本の心眼流でも同じ構造です)
「構えの様で構えでない」というのも、同様の意味を持ちます。

【連絡】
8月3日(土)の仙台道場は“自主練習日”とします。
その日は“リボーン・ナンチャラ”いうイベントの開始日であり、石巻市総合体育館に若者に人気の歌手が来ます。
その為、大渋滞が予想されており、「石巻在住者は家から出ないほうが良い」などと噂されています(笑)。
去年の同イベントは市の中心部からずれた、現在公園化されている沿岸部(旧南浜町)での開催でしたが、それでも時間帯によって大渋滞したそうです。
今回はほぼ街の中心部です。大きな声じゃ言えんけど、全く迷惑なこっちゃ!←言ってんじゃん。
ちゅう訳で、私は寺から出ません(笑)。いえ、出られません。
道場はいつも通り使えますから、皆さんで集まって稽古して下さい。宜しくね。

 

7月21日(日) 石巻・個人指導(Hさんご家族の場合)
八卦掌の套路を憶え終わり次第、攻防の練習に動きをつけようと思っているので、先ずは復習を中心に。
①準備体操 ②基本功 ③基本技 ④防禦の練習(攻撃に対する受け) ⑤単攻防(独・対)
⑥刀(神道流並伝) ⑦八卦掌套路(老八掌) ⑧整理体操(自分で行なうマッサージ)
で1時間半程の稽古。

 

★選挙でしたね(笑)。
「税収は上がってるんだ」って言うけど、税収は消費税で上がってるんだもの。当然だよね。日々買う物から取るんだもの。
消費税って、生産力のない子供からも取るのよね。
「上げなきゃいけないんだ」って言うけどさ、消費税導入して、少しずつ上げて、上げて、でも、私らの生活は全然良くなってる感じってしない。どころか、先行きに全く明るさも見えない。
前にも言ったんだけどさ、やっぱり外国みたいに会社のプール金にかけるべきだわよ。したら「税金で取られるよりは」って設備投資や研究開発費に回すと思うもの。そしたらお金は回るでしょ。
・・・ま、「結局は大勢が変わらない状況でも、投票をした!という事で庶民のガス抜きを狙うのが選挙だ」との穿った意見もありますしね。だとしたら、踊らされてるだけ、ってコトでしょうか(笑)。
 

 

 

7月20日(土) 仙台・①武器クラス/②打撃基礎クラス
武器術のクラス/午後6~8時
K池君とS木君とが参加。主に神道流の刀を稽古していた様子。

★このクラスは基本的な徒手套路を憶えた方にオススメしています。一通りの型を憶えると、内容を深めて行く練習に入りますが、これが結構時間がかかります。
ある程度上手くなるまでは次の套路や対錬に進まないので、その間に武器術に手を付け始めると余裕もあり、又、飽きずに武術に取り組めると考えます。

打撃(拳法)基礎クラス/午後8時~
S木君、H田さん、T田さんが稽古参加。
武器クラスの稽古がちょいと押してしまったので、基本技を幾らか端折った。
①準備体操 ②基本 ③攻防練習 ④外家拳技術 ⑤歩法 ⑥約束組手 ⑦柔術(初伝逆取10本/東京伝)⑧スパーリング
④の稽古時にT田さんが道場到着し準備体操から始めたので、ついでに金曜クラスで行なっている基本功を少し詳しく説明し、練習して貰いました。身体の使い方の開発に基本功は有効です。

10時半前に今夜の稽古を終了。また来週。お疲れ様でした。

 

 

7月19日(金) 仙台・套路クラス
蒸し暑かった1日。
H田さん、T村君、Y田さん他が稽古に参加。
①準備体操 ②基本功 ③基礎的な対錬 ④套路 ⑤推手 ⑥柔術
などで2時間。
②の基礎的な対錬類では、初学の内に習う対錬が怪しい人がいると気付いたので(笑)毎週やる事にしました。
⑤様々な種類(練習法)がある中、平円単推手を中心に。
⑥手解きを練習。

★演劇関係で遠くへ出かけていたH田さんから、コーヒーをお土産に頂戴。いつも有難うございます。
ところで。H田さんは今回、演劇で受賞したそうですよ。

 

読んだ
7月19日 笹本駿二著『ベルリンの壁 崩れる』
こういう“少し前の出来事”について読んでみるのも案外面白い。
なんせその当時は若い事もあって“あら、そうなの”程度でしかなかったからね(笑)。

7月13日(土) 仙台・武器クラス&打撃基礎クラス
「7月も半ばってのに毎日寒い。東松島じゃ市放送で『農作物の管理に注意を』って流れたんだぞ」
と言った昨日とは変わり、今日は1日暑かった。
道場でもかなり汗をかきました。が、翌朝はまた肌寒い気温。一部では「不作」の心配も出てるとか。
“令和の大不作”とか、洒落んならんぞ。

さて、20時~打撃(拳法)基礎クラス
平成I君とマンツーマン。いつも通りのメニューの中に、套路なども少し入れました。
①準備体操 ②基本各種 ③防禦練習 ④外家拳技術 ⑤套路(正宗と単・連攻防)
⑥歩法 ⑦約束組手 ⑧柔術(初伝逆投10本) ⑨スパーリング 等で10時まで稽古。
ついでに昨晩のクラスで教えた“太極拳的・蹴りの対処”もちょいとやりました。

近年の仙台教室では素直な人が多いからか(笑)、一様にフェイントが上手くないのです。
実演して見せても、使わないのです。いい機会なので今夜のスパーでは幾つか喰らって貰いました。
スパーや試合形式ではフェイントは大変有効です。スパーを中断する位効いたのですから、是非モノにして下さいね。
(これに関連する話は又今度します)

★稽古中、ふと思い出しました。
約束組手では金的に当てる代わりに足に当てたりします。稽古相手の金的をホントに蹴っちゃう訳には行かないからです(笑)。
当然です。
しかし、金的攻撃のない流儀の人にこれを練習させると、最初に「危ないので金的の代わりに近いココを軽く蹴って下さい」と説明しているにも係わらず、「ココを蹴るなら違う蹴り方をした方が良いんじゃないか?」などと言う人が居たりします。
これを聞いた時に「説明が理解出来てないの?」とアタマを疑ったりしましたけど、違うんですね。急所攻撃の概念が皆無だから、説明が頭に入らないんですね。そう、思い込みから自由になれないって事ですね。
なので悪意があっての事ではないのよね。・・・でも、こういうタイプの人は他流で習うだけ無駄です。だってアタシ、2度は説明しないもの(笑)。

※因みに『武器術クラス』は参加者が居なかったので休み。

 

7月12日(金) 仙台・套路クラス
今夜の参加者はT村君、Y田さん、T田さん、M子さん。
稽古開始時間前にT村君がヌンチャクを振っていたので、動作を少し修正。


いつも通り20時から稽古開始。
①準備体操 ②基本功 ③対錬(シンプルな物を数種類) ④套路(正宗一部、単・連攻防、専作初伝)
⑤套路(各自練習) ⑥太極拳での蹴りへの対処(2例)
などで2時間の道場。


⑤は用法(使い方)等も交えて少々細かく指導。“もう少しで出来そうだ”って方には少し厳しめに接しますから、めげずに乗り切って下さいよ!
⑥は遊びのようにして楽しくやりました。この2例の技は、今まで道場で教えた事はない筈です。

 

 

★道場で使っているMLも今年中で終了だそうですが、代わりになるサービスが見つかるまではそのまま使用します。
ML内の掲示板もまだ使用します(使用しています)。

ところでこのアタクシも最近じゃあすっかり“セッキョークサイ爺さん”になりまして、MLやブログなどに、道場や芸事への取り組みに対する注意などを縷々書いておりますが、特定個人に対しての指摘などではない場合が殆どなので、余り勘繰らない様にして下さい。あくまで一般論です。
ま、書かれてある内容を”我が身の事”として考えられる、というのは、その人の高い能力の1つだとは思いますけども。
特定の誰かに言いたい事があれば直接言いますし、直接言う事の出来ないケースは、それが誰かが具体的に判る書き方をしようと思いますので(笑)。

 

 

本のハナシ
7月10日/レ・ファニュ『吸血鬼カーミラ』(創元推理文庫版)を読んでみました。
表題作を含め7話からなる短編集。
こういった古い怪談を怖がれるか否か、というのは想像力次第って気がします。

7月12日/小林よしのり『“個と公”論』を読んでみたよ。
一時期バクハツ的に注目を集めてた人ですけど、今もそんな感じは続いてるのでしょうか。
でもホント、凄いですよね。自分が描いた漫画に、アチコチから異論が起こって、
それに反論する本を出す。そして、それを読む人がいる。大したものです。
アタシなんざ何万語喋ったってダレも聞きゃしないし、エイキョーも与えませんよ(笑)。

7月6日(土) 仙台教室・武器クラス&打撃基礎クラス
1コマ目/武器術のクラス(午後6~8時)
K池君とマンツーマンでの稽古。神道流の刀を復習。日本の刀も楽しいですよね。ま、中国武術家なんで日本刀の掘り下げ方は甘いですが(笑)。
あ、私の道場での日本刀はあくまで“参考として”教えて頂き、稽古しているので、日本刀専門で学びたいって方はそっち(日本刀教室)に行って下さいよ。お門違い、ってヤツなので(笑)。

2コマ目/打撃(拳法)基礎クラス
武器の練習を少し長引かせたので、8時20分頃から打撃クラス開始。今夜の参加はT田さんとN原君。
①準備体操をし、②基本技を幾つか選んで練習し、③外家拳の技術を練習。
④合間に套路も。今夜は形意拳の三体式やヘキを中心に、力の出し方や使う際に必要な動きを指導。
⑤打撃での位置取りを反復練習。⑥防禦練習。目慣らしを兼ねて。⑦柔術。初伝・逆投10本。
⑧整理体操をし、10時に稽古を終了。

 

 

7月5日(金) 仙台教室・套路クラス
昼間、何という事もない動作で、肩から板が割れる様な音がし(音の大きさも鳴ってる時間も長かった)、時間を経るごとに脱力感が強くなり、湿布を貼って道場へ出た。
「にしたってほんの何でもない動作なのに」・・・と思い起こしてみると、そういや昔、2人分の体重を乗せて肩から落ち、その後暫く激痛でシャツの脱ぎ着さえ出来なかったが、その古傷かも知れん。靱帯が伸びたってヤツでしょうね、恐らく。
そういう訳で、道場では様子をみながら動く事にします。宜しく。

演武会(9月)の相談で南方心眼流のT哉君が今夜の道場に来たので、稽古指導はT村君にお願いした。まさか客人をほったらかして(しかも演武の調整に来てくれるってのに)私が指導している訳にもいくめぇ、というカンジ(笑)。
T哉君が来るまでは正宗太極拳や形意拳をT村君に指導し、O原さんには老八掌の套路順序の復習を。
私とT哉君が(雑談も含め)話している間、生徒さん自身で套路や対錬などを練習して貰いました。
道場は10時頃に終えました。T村君、どうも有難う。助かりました。
 

 

 

≪連絡≫
★7月末に審査会です。希望者は申し出て下さい。
・・・これは当会に限った話ではなく、どの会派でも級や段は持っている方が有利です。
現代は“闘って証明する”事が不可能になって来ています。許されるのは公式な試合のみになりました。
道場で「生意気な見学者をスパーで半殺す」なんてぇ事は許されない時代です。クソ、昔みたいにやっちまいてえぞ。面倒クセエな、全くよ。
ゴホン。・・・危ないですよ、挑発しておいて「訴えたり」されるから(笑)。
そんな“証明の難しい”時代なので、実は下手な先生とか、実は弱い先生とか、ちゃんと習ってない先生というのも出現します。
そうではない事の(マトモな先生である)証明となるのは免状なので、審査は受けた方が良いのです。
(※例外は公式の大会で上位に入ったというキャリアと賞状でしょうか)
なんでも最後には資格です。
電気に詳しくても資格がなければ電線には触れません。
病気に詳しくても医師免許がなければ診断できません。
坊さんでさえ托鉢するには托鉢免許がいるのです。←いや、その前に正式な僧侶資格が必要となります。
武術の場合は、師や流派から発行される段級と指導許可状です。(既にブログで書いた様に紙の免状ではなく物で証されている場合もあります)
昔「級や段なんてぇのは師範・会派の小遣い稼ぎでしかない。無意味」と言った人がいましたが、それは嘘でっせ。
いや、中にはそーゆう師範もいるかも知れませんが、普通は”必要だから授けてる”物です。

例えば、何十年もソロバンをやっていると言う人がいて、その人が指導資格はおろか級も段も持っていないとしたら、アナタはその人に月謝を払ってソロバンを習うだろうか。

 

 

本の話
7月1日 マイクル・クライトン『アンドロメダ病原体』
名作の1つに挙げられるSF小説。
どき・どきしながら読みました。

7月5日 『仏教布教大系第7巻~話材教材集・日本霊蹟案内』
昭和51年印刷の本。前半が「布教に使えるネタ集」みたいなモノで、後半が「有名寺の沿革」等の内容。
前半は「イマドキ、こんな話、誰も聞いてくれねーさ」な古い物。その上(昔の教説風に)誠に偉そうな文体。こりゃよっぽど咀嚼せな使えんわい。いや、最初から使う心算はなかったけれど。
後半は自分に関係のある寺の解説のみ目を通しました。ワタシ、元々が「〇寺は〇宗」とか「伝説・沿革」といった物に興味がないので。こういうのは、調べる必要がある時に引っ張り出せば良い本ですね

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